浅間隠温泉郷から浅間隠山を経て霧積温泉へ

コース難易度
上級
  • 日帰り
  • 8時間40分
  • 18.3km

コースガイド

浅間隠温泉郷と霧積温泉の二つの温泉地を結んで、浅間隠山から鼻曲山へと縦走する変化に富んだロングコース
テクニック度
岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
8時間40分
歩行距離
18.3km
最大高低差
1,017m
水場
なし
トイレ
二度上峠(簡易)
 二度上峠から往復するコースは、ファミリーも楽しめる人気コースになっていますが、今回のコースは秘湯ともいえる二つの温泉地を入下山地にして、1日で縦走する山旅感溢れる篤志家向きコースです。登山スタート地の浅間隠温泉郷には、温川温泉、鳩の湯温泉、薬師温泉の3つの温泉があり、前泊地としてお薦めです。さて登山口は、浅間隠温泉郷のある清水集落から車道を30分、さらに森林管理署小屋の手前のゲートから温川の左岸沿いの林道歩きを約50分です。登山口の広場は10台ほどの駐車スペースがあり、ここまで一般車も通行可です。立派な標柱が立っている登山口から車両進入禁止看板のある沢沿いの林道を歩き始めます。すぐに温川の沢を渡りますが増水時は注意が必要です。この先分岐点等には案内標識があるので迷うことはないですが、やがて沢に出て渡渉したり河原の中を歩きます。大雨後の増水時は注意が必要です。また迷いやすいので、目印のテープや踏み跡などを見失わないようにしましょう。
 最後に沢の右岸に渡って、カラマツの森のなだらかな小道を進むといよいよ山頂へと続く尾根道です。左の沢に切れ落ちた急斜面を巻きながら痩せ尾根に上がるとシャクナゲ尾根です。左上方に浅間隠山が間近に見えてきます。やがて道がなだらかになると鞍部に出ますが、ここから滑りやすい急坂をもうひと頑張りで浅間隠山山頂です。二度上峠への下山路は山頂部をそのまま通り過ぎて反対側の笹原の気持ち良い尾根道を降りていきます。急な下り坂にさしかかるとショートカットしている踏み跡が錯綜していて、どれが正しい登山道か不明瞭な区間がありますが、二度上峠登山口までしっかり踏まれているので迷うことはないです。県道54号の登山口に飛び出したら、右方向へ二度上峠まで約20分の車道歩きです。登山口の駐車場には簡易トイレがあります。二度上峠から鼻曲山への登山道入り口は数台の駐車スペースがある小さな広場からです。氷妻山まで緩やかなアップダウンが続きます。途中の獅子岩に立ち寄れば、展望が楽しめます。氷妻山から急坂の下りとその登り返しを頑張って国境平からの道と合わされば、鼻曲山の西のピーク小天狗山頂はすぐそこです。霧積温泉へはいったん東のピークの大天狗山頂へ。山名標柱はこちらに立っています。霧積温泉への古い案内標識を頼りに滑りやすい急坂を下りながら15分ほど進むと旧碓氷峠への道との分岐がある鼻曲峠です。倒れかけた古い案内標識にしたがって左に進みます。天狗坂の急坂は一部ロープの張られた危険箇所があるので注意が必要です。平坦な森の中の笹原の道を進むと、登山道崩落箇所があるので、必ず迂回路を歩きます。ブナやミズナラの気持ち良い尾根道からやがて右の斜面に下る道になると角落山方面との分岐に出ます。霧積温泉金湯館の前の林道までもうひと頑張りです。
浅間隠山頂から浅間山の眺め。
林道終点にある浅間隠山登山口。
沢を横断してシャクナゲ尾根へ
浅間隠山頂付近から鼻曲山へと続く稜線。
剣ヶ峰から眺める浅間隠山から氷妻山稜線。
十六曲峠手前の落葉広葉樹の気持ち良い尾根道
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