日本全国の山

関東平野の北側にある足尾山地の低山で、眺望がよいのが特徴です。またJR両毛線や東武線が山麓を走り、バス路線やタクシーも多く、公共交通機関の便がよいエリアです。地元の人々に愛され、登山道はよく整備されています。足利市では数年前に大きな山火事が起こったため、火気厳禁とされています。低山とはいえ、急峻な岩場もあり事前に難易度を調べたほうがよいでしょう。

小野子山、子持山は榛名山の北側に位置する山です。西から十二ヶ岳、中ノ岳、小野子山と並び、小野子三山と呼ばれています。 　その東にそびえる子持山の鋭い三角錐の山容は、関越自動車からよく見えます。長い年月をかけて浸食された古い火山で、鋭く尖った獅子岩（大黒岩）と呼ばれる尖った岩もあります。

富岡市から望むと鹿や猫の耳のような双耳峰の山容は､隣の四ッ又山と共に興味をそそり､西上州を代表する人気の高い山です。登山口からは急登が続き､展望とスリルのあふれる岩峰は充実感があり西上州の山の縮図ともいえます。春にはアカヤシオ､秋には紅葉が素晴らしい反面､滑落死亡事故も発生しています。

角落火山群とも呼ばれるとても古い火山群の中心の山で、三角錐の特徴的な山容をしています。山頂部に見られる岩塊は当時の溶岩だそうです。山名の由来は、平安時代の武将碓氷貞光に角を切り落とされた鬼が逃げ込んだという伝説から角落山と呼ばれるようになったといわれています。山頂には神社が祭られていて、5月下旬頃の新緑に映えるヤマツツジが鮮やかです。山体崩壊が激しく切り立った岩場や深く刻まれた沢が入り組み、登山コース上には危険箇所も多いです。ここでは女坂コースを一般的な登山コースとしてお勧めします。また東隣にある雨坊主山も登山コースの崩壊が激しい山ですが、落葉広葉樹の深い森におおわれた落ち着きのある尾根歩きは、ベテランの山好きの方には外せないコースです。