「山と高原地図」シリーズは創刊から60周年を迎えました

1965年の創刊以来、多くの登山者に愛用され、日本全国の主要な山域を網羅する地図として発展してきました。これまでの60年間、時代の変化に合わせて改訂を重ねながら、登山者の安全で快適な登山を支えてきました。
この節目を迎えられたのも、皆さまのご愛顧とご支援のおかげです。
本当にありがとうございます。
山と高原地図の「これまで」

1965年に創刊された『山と高原地図』は、日本の登山文化とともに歩んできました。当時の登山地図はまだ一般的ではなく、登山者は国土地理院の地形図や地元の案内に頼るのが主流でした。そんな中、「より実用的で登山者に寄り添った地図を」という想いから、『山と高原地図』シリーズが誕生しました。
当時の地図は紙の質や印刷技術も現在のものとは異なりましたが、山岳地帯の詳細な情報やルート案内を掲載することで、多くの登山者に支持されました。その後、時代の変化とともに地図の改良が進み、スマートフォンアプリで地図が利用可能になるなど、デジタル化にも対応しています。
また、地図の精度向上だけでなく、登山道の変化や新たなルートの開拓など、常に最新の情報を反映するために現地での調査を重ねてきました。登山の安全を第一に考え、地形やルートの難易度、危険箇所の明記など、登山者が安心して活用できる地図づくりに努めています。
山と高原地図の「これから」

長年ご愛用いただいている方も、最近登山を始めた方も、皆様の声が私たちの地図づくりの原動力です。「この地図があったから安心して登れた」「登山計画を立てるのに役立った」などのご感想をいただくたびに、より良い地図を提供し続ける使命を強く感じています。
これからも、登山者皆さまの安全と快適な山旅を支える信頼できる登山地図をお届けしてまいります。
これからの山と高原地図にどうぞご期待ください。

登山道、コースタイム情報、コースの見どころ、山小屋や水場など登山者に必須の情報がすべて掲載!