「山と高原地図」シリーズは創刊から60周年を迎えました

1965年の創刊以来、多くの登山者に愛用され、日本全国の主要な山域を網羅する地図として発展してきました。これまでの60年間、時代の変化に合わせて改訂を重ねながら、登山者の安全で快適な登山を支えてきました。
この節目を迎えられたのも、皆さまのご愛顧とご支援のおかげです。
本当にありがとうございます。
山と高原地図の「これまで」

1965年に創刊された『山と高原地図』は、日本の登山文化とともに歩んできました。当時の登山地図はまだ一般的ではなく、登山者は国土地理院の地形図や地元の案内に頼るのが主流でした。そんな中、「より実用的で登山者に寄り添った地図を」という想いから、『山と高原地図』シリーズが誕生しました。
当時の地図は紙の質や印刷技術も現在のものとは異なりましたが、山岳地帯の詳細な情報やルート案内を掲載することで、多くの登山者に支持されました。その後、時代の変化とともに地図の改良が進み、スマートフォンアプリで地図が利用可能になるなど、デジタル化にも対応しています。
また、地図の精度向上だけでなく、登山道の変化や新たなルートの開拓など、常に最新の情報を反映するために現地での調査を重ねてきました。登山の安全を第一に考え、地形やルートの難易度、危険箇所の明記など、登山者が安心して活用できる地図づくりに努めています。
山と高原地図の「これから」

長年ご愛用いただいている方も、最近登山を始めた方も、皆様の声が私たちの地図づくりの原動力です。「この地図があったから安心して登れた」「登山計画を立てるのに役立った」などのご感想をいただくたびに、より良い地図を提供し続ける使命を強く感じています。
これからも、登山者皆さまの安全と快適な山旅を支える信頼できる登山地図をお届けしてまいります。
これからの山と高原地図にどうぞご期待ください。
2025年3月
山と高原地図編集部 一同
著者からのお祝いコメント
(1)利尻・羅臼 著者:渡辺敏哉(まるぜん観光)
この度は60周年、誠におめでとうございます。長い間多くの方々に愛され続けているのは、各エリアの担当者および編集スタッフのサポートがあってからこそと思っております。ガイド作業中に山でこの地図を手に取っている方を見かけると、心から嬉しく思っています。ますますのご繁栄を祈念しております。
(1)利尻・羅臼 著者:滝澤大徳
「山と高原地図」60周年おめでとうございます。知床連山、羅臼岳、斜里岳、阿寒の山々の魅力を地図に反映する仕事を先人から引き継ぎ、携わることができたことは私にとって無上の喜びです。山に登ると、多くの登山者が休憩中や山小屋で山と高原地図を広げ、これまで通ってきた道を、これから登る山頂を、楽しそうに、そして真剣に眺めているのに出会います。これからも登山者が安全に山の素晴らしさを味わえるよう、貢献していきたいと思います。
(2)ニセコ・羊蹄山 著者:日下哉
山と高原地図創刊60周年おめでとうございます。私が12歳の時に創刊されたことに驚くとともに、感慨深いものがあります。「山地図」は、この間数社で企画・出版されてきましたが、今日では、昭文社「山と高原地図」が唯一となってしまいました。これは「山と高原地図」が日本の登山文化の一翼を担ってきた証だといえます。「山と高原地図」が70年、80年、100年と続くことを祈念いたします。60年間の「出版山域」一覧の年表を作りましょう!
(3)大雪山 著者:土栄拓真
山と高原地図創刊60周年おめでとうございます。 私が初めて山と高原地図を購入したのは今から26年前の1999年度版大雪山でした。初めて大雪山を訪れる私にとって、地図に記載された正確で豊富な情報は心強い味方となるものでした。 その後も登山の相棒として常に携帯し、”破れにくい紙”と定評のある地図が擦り切れるまで使いたおし、そのたび買い替えて使い続けてきました。 長らくお世話になってきた山と高原地図に、現在調査・執筆として関われていることはとても名誉なことです。今後、70周年・80周年とさらに歴史を積み重ねていくことになると思いますが、より良い地図となるよう微力ながら取り組んでいきたいと思います。
(3)大雪山 著者:小田克大
創刊60周年、誠におめでとうございます。 長年にわたり、登山者にとって貴重な地図を作成してきたことは、登山の安全と楽しみを支える大きな役割を果たしてきたと思います。豊かな自然と厳しい環境が広がる北海道の山々を、安全に楽しんで山登りできるように次の60年もさらなる発展をお祈り申し上げます。
(4)八甲田・岩木山 著者:日本山岳会青森支部
60周年おめでとうございます。60年前は小学生でした。そんなに古くからあったとは驚きです。最近は山行中はスマホのアプリを利用することも多いですが、紙の地図の利点もあります。山行計画を立てる時や下山後の振り返りには全体が把握できて便利です。耐水性があるのもいいですね。これからもお世話になります。
(5)岩手山・八幡平 著者:大友晃
山と高原地図の創刊60周年おめでとうございます。2025年は、私が岩手山・秋田駒ヶ岳エリアを担当させていただいてから、ちょうど10年にもなります。登山アプリ隆盛の昨今ですが、山頂で山と高原地図を広げている登山者を見かけると嬉しくなります。地図を広げることで、登る山や周囲の山々の全体像がわかり、次の山への意欲がわいたり、山の楽しみが深まります。一人でも多くの登山者が山と高原地図を広げ、活用することを願って病みません。
(6)栗駒・早池峰 著者:曽根田卓
山と高原地図の発行60周年おめでとうございます。 私が幼いころからずっと継続して地図を出版されていた事に頭が下がります。 エアリアマップと呼ばれていた頃からずっと活用しておりました。 当時の著者は山岳界のお歴々ばかりで、憧れていましたが、今、自分が地図の仕事に関わっている事が信じられません。今後もより正確な情報を提供するよう頑張りたいと思います。
(7)蔵王 著者:石沢孝浩
山と高原地図創刊60周年大変おめでとうございます。山と高原地図は、安全に登山を楽しむための重要なアイテムです。この地図のおかげで遭難を防止できた方も沢山いらっしゃることでしょう。これからも登山地図のベストセラーとして登山者に安全に繋がる情報を提供し続けてください。昭文社様のますますのご発展を祈念してお祝い申し上げます。
(8)鳥海山・月山 著者:斎藤政広
山と高原地図60周年お祝い申し上げます。思い起こせば幾多のドラマがあり、変遷があり、世代をまたいでつながれてきたこの事業に携われたことに、希有な共感と連帯を感じずにはいられません。お会いすることもなく、南北に長いこの列島の山々に散らばるように、歩き歩き歩くことが大好きな、山人、地図人に、乾杯。支えてくれた、編集部のみなさんに感謝です。
(9)朝日連峰 著者:鈴木真一郎
大学で登山を始めた時から愛用していました。当時は山の情報を知る主たる手段が山と高原地図でした。地図を眺めているだけで情景が浮かび、登っている気分に浸れます。今でもどこかの山に出掛けようと思った時には必ず購入します。スマホで様々なアプリを使用して登山する時代になりましたが、紙媒体の本地図は必携です。紙面の作りも魅力あるものに進化しています。多くの登山者にお勧めしたいです!末長く刊行されることを祈念いたします!
(10)飯豊山 著者:井上邦彦
私が縁あって「飯豊山」の担当をさせていただいたのは1988年版からです。当時のガイドブックや登山地図で毎年発行されるというものはなく、最新の情報を入手できる山と高原地図は画期的でした。 先日、これからの登山道の維持管理を模索していくうえで、各登山道がいつ頃できてどのように管理されてきたか調べることになりました。 そこで改めて手元にある地図を片端からめくって、時系列に書き出してみたところ、さまざまなことが浮かび上がってきました。 山と高原地図は山の変遷を知るうえで貴重な歴史資料という一面も持っているようです。
(11)磐梯・吾妻 著者:会津山岳会
「山と高原地図」60周年記念、誠におめでとうございます。幾星霜を重ね、登山者、ハイカーの拠りどころとして今まで来られた事、感謝に堪えません。今後とも最新の登山道の情報提供をよろしくお願いいたします。「山と高原地図」の益々のご発展を祈念、申し上げます。
(12)那須・塩原 著者:津波克明
山と高原地図60周年、誠におめでとうございます。半世紀を超える出版物のシリーズは「素晴らしい」のひとことです。それはひとえに、昭文社の歴代編集者たちの、企画力と編集力の鋭意な努力であり、また地図とペンとカメラを持って、汗水たらして山路を調査されてきた執筆者たちの、共同作業の賜物と思っております。日本の登山文化を支えている「山と高原地図」に拍手・応援、そして永遠に出版されることを願っております。
(13)日光、(14)尾瀬 著者:安類智仁
山と高原地図60周年おめでとうございます! 私は大学生でワンゲルに入って、以来、山と高原地図を使っていますが、まさか、執筆を携われて感慨深いです。尾瀬や日光は、まさに「自分を育ててくれた」場所です! これからも執筆だけでなく、ユーザーとして使い続けていきたいと思います~♪
(13)日光、(14)尾瀬 著者:坂上修司
山と高原地図60周年おめでとうございます。 私自身も登山を始めた時から愛用してたのが山と高原地図でした。 山に登りに行く度に地図とにらめっこ。 今ではその山と高原地図の仕事に関わらせてもらっている事を誇りに思っております。 山と高原地図のますますご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
(15)越後三山 著者:越後三山岳友会
山と高原地図創刊60周年おめでとうございます。地図全面改訂にあたり調査執筆があり、臨時総会を開き決定受諾。7月から10月末までに15座35コースを踏破し原稿を提出。白地図に踏査内容を五色で下書き後清書しました。冊子原稿は踏査者がそのコースを書きましたが、多くの会員が苦しみました。提出した原稿はきれいとお褒めの言葉を頂き嬉しかった‥21年前の良き想い出です。最後に御社のご発展とスタッフ皆さまのご健勝をお祈りしお祝いといたします。
(16)谷川岳、(20)赤城・皇海・筑波 著者:髙橋 修
山と高原地図60周年おめでとうございます。となると私と同い年なんですね。私が初めて手にした山と高原地図は、40年以上前の北岳・甲斐駒でした。どんどん進化している山と高原地図ですが、あの匂いは変わりません。スマホアプリも道迷いには有効です。でも充電しなくても見ることができ、大きく山の全体像が掴める紙の地図が、必携なのも変わりません。
(17)志賀高原、(19)浅間山 著者:木村正臣
創刊60周年、誠におめでとうございます。昭和から平成、そして令和という長きに渡って登山者の安全を守る道標としての役割、大変ご苦労さまでした。書棚の奥にあった谷川岳(1988年刊)の古い地図を広げると、登山を始めた20代の頃の山への熱い思いや、様々な山行が思い出されます。今は著者として重い責任も感じつつ、これからも登山者の心強い道しるべとして共に歩んでいきましょう。よろしくお願いします。
(18)妙高・戸隠・雨飾 著者:中野豊和
山と高原地図創刊60周年、おめでとうございます。これも地図を購入して頂いているユーザーの皆さんと編集作業を担当して頂いている皆さんのおかげです。私が調査執筆に関わっているのは60年の歴史の中の10年余りでしかありませんが、次の60年に向けて引き継いでいけるように、良い仕事をしていきたいと思います。私がベースとする妙高、戸隠、雨飾エリアをより深く知るきっかけとなった山と高原地図がより多くのみなさんの手に届くことを願っています。
(21)西上州・妙義 著者:田中雅史
60周年、おめでとうございます。私も年齢は来年で60歳。山と高原地図と同じ年で、共に生きていく感じです。スマホ全盛の時代ですが、紙地図も登山に必要な「インフラ」として発展できれば幸です。
(22)筑波山・加波山、(31)丹沢 著者:大野 久
先ずは、山と高原地図60周年誠におめでとうございます。私事で恐縮ですが、私の登山人生も2024年で丁度40年になりました。2005年度版の「丹沢」から調査執筆を担当して、2025年度版で20年になります。自宅に現存する最古の山と高原地図は、1988年度版の「丹沢」でした。初めて登った山が丹沢の名峰「塔岳」でした。それからは、山と高原地図と共に関東圏を中心に山に通いました。山と高原地図が強い味方でした。そんな登山者の強い味方を作る側になり、常に自分が山に登り始めた頃の初心に戻り調査を続けています。
(23)奥武蔵・秩父 著者:奥武蔵研究会
創刊60周年、誠におめでとうございます。山と高原地図は、初心者からベテランまで幅広いニーズに対応するまさに登山者必携の地図ではないかと思います。また、毎年新刊を発行し常に新しい情報を掲載することにより、利用者の利便性のみならず安全登山にも寄与しているのではないでしょうか。今後も末永く発展され、登山者の皆様から愛され続けます様、心からご祈念申し上げます。
(25)奥多摩 著者:西川敏明
還暦おめでとうございます。「山と高原地図」が、これからも多くの登山者の良きナビゲーターであり続けますように!
(27)雲取山・両神山 著者:天野一郎
60年ものロングセラーは、登山·ハイキングの世界では、雑誌「山渓」競える貴重な存在です。地図の大きさも、解説案内の冊子も一貫性があり、すばらしいです。私は1979年版より担当させていただき関わりは自分の登山生活の一部どころか半分以上を占めてきました。近年、先進的に手がけているWebサイトやアプリ、QRコードなどの活用はさらに工夫して充実をはかってほしいと思います。
(27)雲取山・両神山 著者:中尾千恵
このたびは創刊60周年おめでとうございます。はじめて山へ登ったとき、地図を持っていなくてスマホも圏外でとても不安な気持ちになったのを覚えています。そのあとすぐに地図を買いました。もちろん「山と高原地図」です。それからずっと山と高原地図はいつも登山のよきパートナーでした。最近はデジタル化など地図にも大きな変化がみられますが、これらにも対応して山と高原地図がますます進化してゆくのを楽しみにしております。
(28)金峰山・甲武信 著者:温井一郎
半世紀以上も愛されている、山と高原地図の一部ではありますが執筆に携わる事が出来、大変光栄です。これからも100周年、その先に向けて続く事を望んでいます。
(29)高尾・陣馬 著者:安富芳森
山と高原地図 60周年おめでとうございます。登山で使うGPSなど無い頃から、この地図の制作に関わらせていただき、私も「高尾·陣馬」とともに成長?させてもらえました。改めて今の地図を眺めていると地図に載せていないこれまで歩いたバリエーション的な尾根や沢のルートも含めて、私のひとつでとつの足跡が浮かび上がってきます。「高屋・陣馬」には、私をここまで育てていただき感謝いたします。
(30)三浦・房総、(32)箱根 著者:中田真二(エスティ―エフ)
自分が初めて山と高原地図に出会ったのは学生時代です。それまでは山仲間と共有して作った2万5千図を利用していましたが、初めて山と高原地図を手に入れた時は驚きました。自分たちが作った地図よりもはるかに正確で情報量が多かったからです。その地図作りに関わらせていただいていることは光栄です。まだまだ、開拓できるエリアはあると思います。自分が知りたいのは広島、岡山、山口、島根辺りの小さな山の情報です。
(35)八ヶ岳 著者:上田剛
“山と高原地図創刊60周年おめでとうございます。
私は大学のクラブで登山を始め、山と高原地図にほその時からお世話になっています。かれこれ40年のおつきあいです。
その地図に今私が関っているとは、本当に驚きであり、感慨深いものです。これだけ長い間多くの方に支持されているのは、常に最新の情報が盛り込まれていること、スマホからも同じ地図を見られるという利便性も追求されていることが大きいと思います。
これからも山と高原地図を多くの方に利用していただけるよう、私も精一杯調査・執筆を続けたいと思います。”
(37)白馬岳 著者:高久正雄
60周年おめでとうございます。あっという間の60年でしょうが、編集の皆様の努力によるものだと思います。初版の地図の再販はできないでしょうか?ぜひ見たいですね。私事ですが、終戦直後中学生の時に初めて三ツ峠に登りました。その時明け方霧が晴れるにつれて、小鳥のさえずりや少しずつ姿を見せた富士山の姿に山の虜になったのを覚えています。その頃山の計画は1/5万の白黒の地図で、等高線の色合いで山の行程を想像して計画していました。白馬は2枚の地図が必要で、つなぎ合わせ使用したことは今でも楽しい思い出です。今では1枚の地図となり、あらゆる情報も容易に取得できる良い時代になりました。
(38)鹿島槍・五竜岳 著者:古瀬恵一
おめでとうございます! 登山地図業界のトップランナーとして歩まれた60年ですから、なお素晴らしい。微力(謙遜でなく)ながらお手伝いしてきた一人として嬉しく思います。これからのご発展を祈っております。
(39)剱・立山 著者:佐伯知彦
この度は創刊60周年 おめでとう御座います。 いつも頼りになる『山と高原地図』コレから宜しくお願い致します。
(40)槍ヶ岳・穂高岳 著者:三宅岳
赤いちゃんちゃんこ! 還暦おめでとうございます! 私事ですが、一足早く2024年夏に還暦の扉を開けました。その前後、ひどい腰痛で山と高原地図の調査に影響があったことは、ここだけの話にしておきましょう。 生身の小生とは一味違い、貴殿は、まだまだ年ごとに進化を重ねる、伸び盛りの還暦と存じます。 小生も、痛い腰をグッと伸ばして山に向かう所存です。 お互いさらなるステージに向かって歩きましょう。
(41)乗鞍高原 著者:二村幸孝
奇しくも60年前の「乗鞍岳」の地図は地元山岳会の大先輩、岡本胡伊治氏が執筆者でした。当時の山と高原地図を垣間見るとモノクロ写真に写る山容は今と変わらない。地図に描かれた登山道は今は失われ廃道となった道もあり、古い道をたどってみたい欲求に駆られる。 いつまでも変わらない山の姿とそれら山々を愛でる人々の手助けとなってきた「山と高原シリーズ」はこれからも多くの登山者を楽しませていくことでしょう。
(42)御嶽山 著者:市川典司
60周年、お祝い申しあげます。 「山と高原地図」との出会いは、中学時代に遡ります。あまり高い山が近くにない場所に生まれた自分は、この地図を見て、憧れの3000m級の山々に思いを馳せたものです。その地図の制作に携われることは、とても光栄であり、身が引き締まる思いです。これからもどうぞ宜しくお願い致します。
(43)木曽駒・空木岳 著者:菊池善之
60周年おめでとうございます。登山者としてもお世話になってきましたが、これからも多くの登山者のために末永く出版され続けることを願っています。
(44)北岳・甲斐駒 著者:三森克人
60周年おめでとうございます。学生時代から使っている「山と高原地図」。ユポ紙は当時目新しく雨の中でも使えるととても感心しました。以来四十有余年、今もプランニング段階から欠かせないアイテムです。調査執筆には25年前から関わっています。登山者がこの地図を確認している姿を見るたびに、少しの嬉しさと同時に身の引き締まる思いです。これからも「山と高原地図」が登山の必須アイテムであり続けていくよう願っています。
(45)塩見・赤石・聖岳 著者:岸田明
山と高原地図60周年おめでとうございます。この60年山と高原地区の安全登山に果した役割は大きいと思います。近年全てがデジタル·スマフォ化される中で、広げて見る事のできる紙版の地図の有効性は重要だと思います。ただネット情報が溢れ、それを鵜吞みにした無知・無謀登山者の遭難が後が絶たない中、我々執筆者がいかに正確な情報を発信しそれを送り届けられるのか、深く考えたいと思います。
(45)塩見・赤石・聖岳 著者:掛川義孝
60周年おめでとうございます。山で自分が携わった地図を広げている登山者を見かけますとこの伝統と権威がある山地図作成に関われて本当に光栄に思います。私も来年還暦を迎えます。ひと廻りして生まれ変わったような新たな気持ちで地図の作成作業に向き合いたいと思っています。
(46)白山 著者:栂典雅
60周年、おめでとうございます。 ぼくが「山と高原地図(白山)」に携わってから、かれこれ45年になるかと思います。その間の登山をめぐる様々な状況変化の中でも、スマホ用アプリの登場・浸透は特筆すべきものでしょう。しかし、広範囲を即、見られ、電池切れの心配も不要な紙媒体地図は健在。それを60年の長きにわたり発刊してきた貴社に敬意と祝意を表するとともに、その一端に関わらせて戴いたことに感謝申し上げます。
(47)御在所・霊仙・伊吹 著者:草川啓三
60周年おめでとうございます。私も「伊吹・鈴鹿」を担当して30年になりました。山と高原地図の仕事をさせていただいて、鈴鹿山系に深く関わり多くの楽しみを知ることになり、幸せな山の人生を送ることが出来ました。ありがとうございました。
(48)比良山系 著者:北村仁司
山と高原地図創刊60周年、おめでとうございます。山と高原地図は、学生時代や、高校山岳部の38年間の顧問生活を通して、ずっと手元にある存在で、一緒に多くの山をともにしてきました。そんな山と高原地図の調査執筆者として、関わるようになり大変嬉しく思います。まだ調査を始めて2年目の新米ですが、少しでも山の魅力を伝え、山岳遭難防止に約にたてればと思っています。
(49)京都北山 著者:梶山正
60年間、登山地図出版の継続、おめでとうございます。現在、私は65歳です。高校山岳部に入部して登山を始めたのが15歳なので、50年間登山を続けています。高校生の時から、山へ行くときは25000分の1地形図と常に「山と高原地図」も持って歩きました。これからも日本中の「山と高原地図」のお世話になります。よろしくお願いします。
(50)北摂・京都西山、(51)六甲・摩耶 著者:浅野晴良
60周年おめでとうございます!山と高原地図も還暦、僕は赤松師匠が還暦を迎えたころに踏査に携わりました。それでも20年程なので、まだまだですね… いつまでも山を楽しむ方々にとってなくてはならない必需品の「山と高原地図」となりますように踏査に励みたいと思います。山と高原地図、昭文社の益々の発展に微力ながらお力添えさせていただければと存じます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(52)金剛・葛城 著者:大阪府山岳連盟
創刊60周年おめでとうございます。 時とともに登山地図の役割は変遷していくでしょうが、長年積み上げた踏査の足跡は、安全への願いの歴史に他なりません。 より一層、登山者への安全登山に役立つ地図として発展されることをお祈りいたします。
(53)高野山・熊野古道 著者:児嶋弘幸
『山と高原地図』創刊60周年、おめでとうございます。 山登りを始めた頃の私にとっては、『山と高原地図』が山に登る際のバイブル的な存在でした。丈夫な筈の地図がボロボロになるまで、活躍してくれました。最近はGPSが普及し、紙の存在が薄れつつありますが、地図読みの面白さを教えてくれたのも『山と高原地図』でした。『山と高原地図』が今後も、次の70周年、そして100周年へと続いていくことを願っています。
(54)大峰山脈、(55)大台ヶ原 著者:吉岡章
山と高原地図創刊60周年の御祝いを申し上げます。私の担当エリアは「大峰山脈」「大台ヶ原」の2冊ですが、このガイドを手がけて44年の歳月が経ちますが、登山者の高齢化(私も含めて)が進み、道迷い、岩場からの転落事故など、毎年数件報告されています。毎年の改定版では、特に注意を促すような要素を目立たせるなど、読者の皆様の使い勝手がより良くなるように見直しを図って参ります。大峰山脈の奥駆通が2004年7月に世界遺産登録され、20年の歳月が経ちますが、近年では海外からの登山者も奥駆通で時折見かけるようになりました。
(58)石鎚・四国剣山 著者:松本智広
山と高原地図60周年おめでとうございます。 雨に濡れても破れない地図 毎年情報が更新される地図 登山を楽しむには昭文社の山と高原地図がイイ。 僕の登山歴より長い…。 そんな60年。目指せ100年!
(59)福岡の山々 著者:重藤秀世
山と高原地図の60周年、おめでとうございます。全国にわたって多くの山々をカバーしガイド地図を提供してこられた業績に敬意を表します。登山者にとって親しみやすい地図情報は、何より心強いものです。ますますの発展を期待いたします。
(60)阿蘇・九重 著者:安東桂三
私の手元にある一番古い御社(昭文社)の地図は、「 エアリアマップ 山と高原地図 M00071 山 / 温泉 九重山群 飯田高 原・九重高原」です。 発行年は、 1971 年 6 月 。 調査執筆は、折元秀穂氏。 地図は、紙で出来ています。 今から、53年も前のガイドブックです。 私が、高校一年の時に使っていました。 折元さんは、当時、九州を代表とする登山家で、 いくつかのガイド本を執筆し、また、 山 岳会を主宰する有名な方でした。 高 校生の私は、あまり遠くの山には行けず、 たまにしか九重山群に行くことがなかった。 でも、その山行には、この地図は重宝していました。 折元さんは、あとがきに「地図がなければ山に登れない。 そんなことはご存じの大勢の登山者が地図を持たずに山に登ってい る。……」と書かれ、地図の有用性を述べているのが、 彼の主張を読み取ることが出来ました。 その後、地図は、 雨 に濡れても破れない素材に変わったと記憶します。 その素材は、雨には強いが、次第にボロボロになったと思います。 現在では、その雨に強い素材の地図は、ボロボロで、 手 許にはありません。 あるとき、山の先輩から(梅木秀徳氏 日本山岳会東九州支部の3代目支部長)、 地図を書かないかと言われたのが、 2000 年。 2001 年版の「阿蘇・九重」から、調査・ 執筆をするようになって、来年の 2025 年版で、 25 年も務めて きました。 文 字離れの世の中ですが、必要なものは継続が必要と思う。 多くの登山愛好家が、簡単に多くのことを発信している。 また、それをスマホなどで利用する登山愛好家も多い。 でも、しっかりしたデータに基ずく地図は、 いつまでも必要と思う。 それを担う昭文社は、大変な仕事ですが、継続を願います。 山 と高原地図創刊 60 周年は、記念すべき歴史。 70 周年、 80 周 年、 90 周年、一世紀と続くように願います。
(62)霧島・開聞岳 著者:しゃくなげ会
山と高原地図60周年をお迎えとのこと本当におめでとうございます。健康志向と自然を求め中高年者の登山人口が増加をしています。しかしながら一方で、思わぬ山岳遭難が多発しているのも事実で、中でも一番多いのが道迷いかと思われます。スマートフォンのバッテリー切れで登山地図GPSアプリが使用できず、正しいルートへの復帰が出来なくなります。昭文社の皆様方が粉骨砕身なされたたまものが山と高原地図です。これからも御社の増々のご発展をお祈り致します。
(63)屋久島 著者:渡邊太郎
山と高原地図発売60周年おめでとうございます。僕がどこかの山に行く際はまず本屋さんで購入しにいった登山地図。山行の前は地図を見ながら現地の山を想像してワクワクさせて貰い、下山後は地図をみながら出会った景色、人、食べた食事なども思い出させてくれる思い出が詰まった地図になります。これからもそんなアイテムであり続けて欲しいです。

登山道、コースタイム情報、コースの見どころ、山小屋や水場など登山者に必須の情報がすべて掲載!