大菩薩嶺登山ガイド 上日川峠から雷岩と山頂を往復する日帰りコース
日本百名山のひとつ、大菩薩嶺(だいぼさつれい)は、爽やかな樹林帯や歩きごたえのある岩場、雷岩付近からの雄大な眺望を楽しめる標高2,057メートルの山です。
この記事では、上日川峠から福ちゃん荘と唐松尾根を経て大菩薩嶺山頂へ向かい、同じ道を戻る登山コースを紹介します。実際に歩いた体験をもとに、コースの特徴や見どころ、アクセス、服装・持ち物、天候の変化に備えるポイントをまとめました。
下山後に立ち寄れる日帰り温泉や、前泊・後泊に使いやすい宿泊施設も紹介するので、余裕のある登山計画を立てる際の参考にしてください。
目次
大菩薩嶺の魅力と見どころ

大菩薩嶺(だいぼさつれい)は、山梨県甲州市の北東部に位置する標高2,057メートルの山で、日本百名山のひとつです。山頂は樹林に囲まれており展望はほとんどありませんが、手前の雷岩付近では視界が開け、晴れた日には富士山や大菩薩湖、甲州盆地、南アルプスの山々を望めます。
上日川峠からの登山道は比較的よく整備され、途中には山小屋やトイレもあります。登山口の標高が高いため山頂までの標高差は比較的小さいものの、唐松尾根には急な登りや岩場があるため、登山靴と雨具を用意し、時間に余裕を持って歩きましょう。
大菩薩嶺の見どころ

山頂近くの雷岩(かみなりいわ)は、大菩薩嶺を代表する展望スポット。天気が良ければ、富士山や大菩薩湖(上日川ダム)、甲州盆地、さらに南アルプスの山々まで一望できます。
雷岩から大菩薩峠へ続く稜線は、視界が開けた大菩薩嶺を代表する展望区間です。ただし、今回紹介するコースではこの稜線へ進まず、大菩薩嶺山頂から雷岩へ戻り、唐松尾根を下ります。
登山に適した時期は、上日川峠までの道路やバスを利用しやすい春から秋です。新緑の時期や、唐松尾根のカラマツが色づく秋には、季節ごとの景観を楽しめます。冬は積雪や凍結に加えて道路の冬季閉鎖もあるため、初心者向けの時期とはいえません。
大菩薩嶺の登山口 上日川峠へのアクセス

今回の登山コースの起点となる上日川峠(かみひかわとうげ)へは、車またはJR甲斐大和駅からの路線バスでアクセスできます。上日川峠へ向かう道路は舗装されていますが、道幅が狭く、急カーブが続く区間もあるため、車で訪れる場合は対向車や路面状況に注意してください。
車でアクセスする場合

第1駐車場
中央自動車道の勝沼ICまたは大月ICから国道20号で甲斐大和方面へ進み、県道218号大菩薩初鹿野線を通って上日川峠へ向かいます。県道は道幅の狭い場所や急カーブが多いため、時間に余裕を持って走行しましょう。
上日川峠へ通じる道路は、例年12月中旬から4月中旬ごろまで冬季閉鎖されます。降雨や工事による通行規制が行われる場合もあるため、出発前に山梨県の道路規制情報を確認してください。

第2駐車場
上日川峠周辺には、第1~第4駐車場を合わせて300台以上を収容できる無料駐車場があります。週末や紅葉シーズンは早い時間から混雑するため、余裕を持って到着するのがおすすめです。満車の場合は、現地の案内に従って利用できる駐車場へ移動してください。
なお、第4駐車場周辺に整備されていた「大菩薩峠自然観察歩道」は、老朽化のため2025年10月末で閉鎖されました。上日川峠と第4駐車場を結ぶ登山道・遊歩道の一部は引き続き利用できますが、現地の案内を確認して通行しましょう。
公共交通機関でアクセスする場合

JR中央本線の甲斐大和駅から、栄和交通の「大菩薩上日川峠線」を利用します。上日川峠までの所要時間は約40分、運賃は片道1,020円が目安です。
2026年は4月18日から12月13日までの土・日・祝日と一部の平日に運行されます。運行日に限り平日は3便、土日祝日は5便ありますが、毎日運行しているわけではありません。運行日や時刻、運賃が変更される場合があるため、往路と復路の時刻を事前に確認してください。
塩山駅からは「大菩薩峠登山口」方面への路線バスも運行されていますが、終点となる登山口は今回利用する上日川峠とは異なります。今回のコースを歩く場合は、甲斐大和駅から上日川峠へ向かうバスを利用してください。
大菩薩嶺の登山コース 上日川峠から唐松尾根を往復

今回歩くのは、上日川峠から福ちゃん荘を経て、唐松尾根を登る往復コースです。雷岩を経由して大菩薩嶺の山頂へ向かい、下山は同じ道を戻ります。分岐が少なく道順は比較的わかりやすいものの、雷岩の手前には急登や岩の多い区間があります。
コースの特徴
唐松尾根は比較的歩きやすい登山道ですが、雷岩の手前では急登と岩の多い区間が続きます。体力に不安がある場合は、こまめに休憩を取りながら無理のないペースで登りましょう。
道中では樹林帯から展望の開けた場所へと景色が変化し、雷岩からは天候に恵まれれば富士山や甲州の山並みを望めます。下山時は、滑りやすい土や浮石に注意し、登り以上に慎重に歩きましょう。
タイムスケジュール
上日川峠(1,585m) →【30分】→ 福ちゃん荘・唐松尾根分岐(1,720m) →【1時間40分】→ 雷岩(2,040m) →【10分】→ 大菩薩嶺(2,057m・休憩20分) →【10分】→ 雷岩分岐(2,040m) →【1時間】→ 福ちゃん荘・唐松尾根分岐(1,720m) →【40分】→ 上日川峠(1,585m)
コースデータ
難易度:ふつう(急登・岩の多い区間あり)
歩行距離:約5.3km
歩行時間:約4時間10分
行程時間:約4時間30分(山頂休憩20分を含む)
標高差:約472m
トイレ:上日川峠、福ちゃん荘付近
登山者:比較的多い
登山記録メモ(7月上旬の例)
時期:7月上旬
当日の天候:晴れのち時々雨
当日の気温:最高25℃/最低20℃
体感:標高約1,585mの上日川峠は平地より涼しく、風が吹くと肌寒さを感じる場面もありました。薄手の防風着やレインウェアなど、体温を調整できる上着を用意しておくと安心です。
ロッヂ長兵衛で登山前の準備

上日川峠にある「ロッヂ長兵衛」は、大菩薩嶺登山の出発前に立ち寄れる山小屋です。訪問時には飲み物や軽食、登山グッズなどが販売されており、出発前の準備や休憩に利用できました。
訪問時にはトレッキングポールのレンタルがあり、Tシャツやステッカーなどのオリジナルグッズも販売されていました。レンタル品や商品の取り扱い状況は変わる場合があるため、利用したい場合は事前に確認しておくと安心です。

また、ロッヂ近くの第2駐車場手前にはトイレも設置されています。出発前に利用しておくと安心です。
上日川峠から福ちゃん荘へ 樹林帯を歩く

準備が整ったら、ロッヂ長兵衛の右手にある登山道から出発します。まずは中継地点の山小屋「福ちゃん荘」を目指しましょう。所要時間の目安は約30分です。

ロッヂ長兵衛から少し進むと、「大菩薩嶺(登山道)」と書かれた道標があります。舗装路との分岐で案内に従い、左側の登山道へ進みます。樹林帯に入ると、登山らしい静かな雰囲気に変わります。

緩やかな登りが続き、周囲には草木が広がります。比較的見通しのよい道ですが、湿った地面や木の根は滑りやすいため、足元を確認しながら進みましょう。

やがて岩の交じる登りが現れます。ここを登りきると、休憩や装備の確認ができる福ちゃん荘に到着です。
福ちゃん荘で休憩 トイレと分岐を確認

登山開始から約30分で、山小屋「福ちゃん荘」に到着します。訪問時には飲み物や軽食が販売されており、登山途中の休憩に利用できました。
甲州ほうとうや馬刺しをはじめ、おしるこ、みそおでん、もつ煮込み、コーヒーなどのメニューも案内されていました。食事を下山時に楽しみたい場合は、登りの際に注文方法や提供時間を確認しておきましょう。

標高は1,720メートル。スタート地点の上日川峠から、ここまで約140メートル登ってきたことになります。山頂まではさらに330メートルほど。ここで一息ついてから、後半の登りに備えましょう。

福ちゃん荘のすぐ先には唐松尾根との分岐があり、その手前に公衆トイレがあります。この先、大菩薩嶺山頂までの往復ルート上にトイレはないため、出発前に利用しておくと安心です。

分岐を左へ進むと、唐松尾根を経て雷岩・大菩薩嶺へ向かいます。右は大菩薩峠方面へ続く道です。今回は左の唐松尾根へ進み、雷岩を目指します。ここから傾斜が増すため、無理のないペースで登りましょう。
唐松尾根を登る 雷岩手前の急登に注意

歩き始めると、木々の間から遠くの山並みが見えます。登るにつれて視界が開けていくのも、唐松尾根の魅力です。
登り坂と緩やかな道を繰り返しながら高度を上げ、中盤以降は岩の多い区間に入ります。脚への負担も増すため、無理のないペースで歩きましょう。

岩が目立ち始めると、足元が不安定になります。浮石を避け、安定した足場を選びながら進みましょう。トレッキングポールを使う場合は、岩の隙間に先端を挟まないよう注意し、必要に応じて手を使える状態にしておくと安心です。

傾斜が増す終盤は、脚への負担が大きくなります。登山道を塞がない安全な場所で休憩を取り、自分のペースを守って登りましょう。

途中で振り返ると、登ってきた道の向こうに景色が広がっていました。この日は雲に隠れて富士山は見えませんでしたが、眼下には大菩薩湖(上日川ダム)を望めました。
雷岩から大菩薩嶺山頂へ

前方に雷岩が見えてきました。空には厚い雲が広がり、雨の気配もあります。天候の変化に注意しながら、雷岩まで慎重に登ります。

この日は福ちゃん荘から約1時間半で、標高約2,040mの雷岩に到着しました。視界が開け、ここまで登ってきた達成感を味わえる場所です。

道標の近くで記念写真を撮り、少し休憩してから大菩薩嶺山頂へ向かいます。雷岩から山頂までは約10分。緩やかな樹林帯を進みます。雷岩周辺は開けているため、天候が崩れそうな場合は長時間の滞在を避けましょう。

登山道には丸太が敷かれ、進行方向が分かりやすくなっています。

やがて前方に山頂標識が見え、大菩薩嶺山頂に到着します。
大菩薩嶺山頂は樹林に囲まれた静かな場所

この日は登山開始から約2時間半で、標高2,057mの大菩薩嶺山頂に到着しました。山頂は木々に囲まれており、展望はほとんどありません。眺望を楽しむなら、山頂手前の雷岩がおすすめです。
展望はありませんが、樹林に囲まれた静かな雰囲気の中で、登頂の達成感を味わえます。

記念撮影の後は、「ヤマチズ」アプリで歩いてきたルートや所要時間を確認します。20分ほど休憩し、来た道を雷岩方面へ戻って下山します。
同じルートで上日川峠へ下山

山頂から戻り、再び雷岩に到着しました。登りのときより景色は霞んでいましたが、眼下には大菩薩湖(上日川ダム)と福ちゃん荘の屋根が見えました。
唐松尾根を福ちゃん荘へ下っている途中で、雷鳴が聞こえました。雷鳴が聞こえたら、雷岩や尾根上などの開けた場所にとどまらず、安全を確認しながら標高を下げます。雨が強まる前に着用できるよう、レインウェアは取り出しやすい場所に入れておきましょう。

岩の多い区間を下っていると、雨が降り始めました。濡れた岩や土は滑りやすくなります。天候が悪化しても走ったり急いだりせず、安定した足場を選びながら慎重に下りましょう。

この日は、ぬかるんだ土に足を取られて転倒しました。樹林帯では雨が止んだ後も、ぬかるみや木の根が滑りやすい状態が続きます。歩幅を小さくし、足裏全体を置くようにして慎重に下りましょう。

やがてロッヂ長兵衛が見え、上日川峠に到着しました。これで往復コースは終了です。
大菩薩嶺登山の服装と持ち物

大菩薩嶺は標高2,000mを超え、夏でも風や雨によって体感温度が下がることがあります。出発前に天気予報を確認し、気温の変化や雨に対応できる服装と、日帰り登山に必要な装備を準備しましょう。ここでは、主に無雪期の日帰り登山を想定した服装と持ち物を紹介します。
無雪期の日帰り登山に適した服装例

標高2,000mを超える大菩薩嶺では、夏でも風が吹いたり雨に濡れたりすると冷えを感じます。汗を乾かしやすいベースレイヤーに、防寒着やレインウェアを重ねて体温を調整できるようにしましょう。
・吸汗速乾性のあるベースレイヤー
・速乾性のあるシャツ
・薄手のフリースなどの防寒着
・レインウェア
・動きやすい登山パンツ
・登山用靴下
・履き慣れた登山靴
・帽子
日帰り登山の持ち物チェックリスト

以下は、無雪期の日帰り登山を想定した装備例です。登山道が整備されていても、天候の変化や道迷い、予定より下山が遅れる場合に備えて準備しましょう。積雪や凍結がある時期には、別途冬山装備が必要です。
基本装備
・登山地図または登山地図アプリ
・スマートフォン
・飲み物(1L以上を目安に、気温や体質に応じて調整)
・行動食・非常食
・レインウェア
・防寒着
・ヘッドライトと予備電池
・モバイルバッテリー
・救急セット・常備薬
・エマージェンシーシート
・ホイッスル
・携帯トイレ、ティッシュ、ゴミ袋
・現金・身分証明書
状況に応じて用意したいもの
・タオル、手ぬぐい
・トレッキングポール
・グローブ
・サングラス
・日焼け止め
・虫よけ
・クマ鈴
大菩薩嶺登山の行動食例
今回の登山では、おにぎり、ビスケット、チョコレートを行動食として持参しました。休憩時にはおにぎりでエネルギーを補給し、歩行中に小腹が空いたときは、手軽に食べられるビスケットやチョコレートを活用しました。
行動食は予定する行動時間に必要な量に加え、下山が遅れた場合に備える予備も用意しましょう。非常食は通常の行動食と分け、最後まで残しておくと安心です。
大菩薩嶺登山後に立ち寄りたい日帰り温泉
大菩薩嶺から下山した後は、日帰り温泉で汗を流してから帰るのもおすすめです。登山口から立ち寄りやすい温泉と、夕食や個室休憩も楽しめる温泉宿から、移動手段や下山後の予定に合った施設を選びましょう。
登山口から立ち寄りやすい「大菩薩の湯」

大菩薩嶺の西側の麓にある「甲州市交流保養センター 大菩薩の湯」は、1,000万年以上前の地層が育んだ高アルカリ性の名湯。筋肉痛や関節痛の緩和、冷え性改善、美肌効果など、疲労回復が期待できます。
さまざまなお風呂を楽しめるほか、地元産の新鮮な食材が並ぶ土産物直売コーナーも充実。下山後も大菩薩嶺の大自然に包まれながら、ゆったりと過ごせます。
温泉と夕食をゆっくり楽しめる「石和びゅーほてる」
下山後に温泉だけでなく、夕食や個室での休憩も楽しみたい場合は、石和温泉の「石和びゅーほてる」がおすすめです。大菩薩嶺の麓からは離れますが、車で石和方面へ向かう人に利用しやすい温泉宿です。
日帰りプランには、温泉入浴、和食会席の夕食、和室の控え室が含まれています。利用時間は15:00~21:00で、最大6時間滞在可能です。内風呂と露天風呂のほか、姉妹館の温泉を巡る湯めぐりサービスも利用できます。
大菩薩嶺登山の前後に泊まりたい宿
朝早くから余裕を持って登りたい場合や、下山後に移動を急がずゆっくり過ごしたい場合は、周辺の宿に泊まる方法もあります。バス沿線の宿、駅から歩ける温泉旅館、温泉と料理をゆっくり楽しめる宿から、予定や予算に合った施設を選びましょう。
登山バス沿線の鉱泉宿「嵯峨塩館」
「嵯峨塩館」は、嵯峨塩渓谷にたたずむ鉱泉宿です。甲斐大和駅と上日川峠を結ぶ季節運行バスの「嵯峨塩鉱泉」停留所を利用できるため、公共交通機関で前泊したい人に向いています。
館内には内風呂や露天風呂があり、夕食では山菜や川魚、自家菜園の野菜などを使った郷土料理を楽しめます。翌朝にバスで上日川峠へ向かう場合は、宿泊日と登山日の運行時刻を確認してから予約しましょう。
塩山駅から歩いて泊まれる「中村屋旅館」
「中村屋旅館」は、JR塩山駅北口から徒歩約10分の塩山温泉にある旅館です。駅から歩いて移動できるため、公共交通機関を利用する人や、登山前後に甲州市内へ宿泊したい人に向いています。
館内には天然大理石や木曽ひのきを使った温泉浴場があります。素泊まりや食事付きなど複数の宿泊プランがあり、予定や予算に合わせて選べます。
前泊して上日川峠へ向かう場合は、塩山駅からJR中央本線で甲斐大和駅へ移動し、季節運行の上日川峠行きバスに乗り換えます。早朝の電車とバスの接続を事前に確認しておきましょう。
温泉と料理をゆっくり楽しめる「笛吹川温泉 坐忘」
「笛吹川温泉 坐忘」は、甲州市塩山にある温泉旅館です。登山後に温泉や料理を楽しみ、慌ただしく帰宅せずゆっくり過ごしたい人に向いています。
館内には大浴場、露天風呂、サウナがあり、露天風呂付きの客室も用意されています。夕食では季節の食材を使った茶料理を楽しめるため、登山とあわせて温泉旅行を満喫したい場合にも候補となります。
JR塩山駅からは車で約10分です。予約制の無料送迎を利用する場合は、対応時間や乗車場所を事前に宿へ確認してください。
大菩薩嶺登山後に立ち寄りたいグルメスポット
大菩薩嶺の周辺には、山梨名物のほうとうや地元の食材を使った料理を味わえる飲食店があります。登山後の空腹を満たせるよう、下山時刻や帰りの交通手段に合わせて立ち寄りやすいお店を選びましょう。
ほうとうと馬刺しを味わえる「おの屋」

「おの屋」は、甲州名物のほうとうや馬刺しをはじめ、そばや天ぷらなどを味わえる食事処です。大菩薩嶺の麓にあり、下山後に郷土料理を楽しみたい人に向いています。
メニューや料金は変更される場合があります。営業時間が昼と夜に分かれているため、下山時刻に合わせて営業状況を確認してから立ち寄りましょう。
古民家で郷土料理を楽しめる「完熟屋 本店」

「完熟屋 本店」は、農場直営の郷土料理店です。築約120年の古民家を改装した店内で、自家製味噌を使ったほうとうや、農場の野菜、甲斐サーモン、とりもつ煮などを味わえます。
JR塩山駅から徒歩で立ち寄れるため、公共交通機関で登山した人の食事にも便利です。平日と土日祝日では営業時間が異なるため、下山時刻に合わせて営業状況を確認しておきましょう。
アクセス:R塩山駅南口から徒歩約8分/中央自動車道勝沼ICから車で約12分
営業時間:平日11:30~15:00、17:00~20:00、土日祝日11:00~20:00
休業日: 水曜(祝日の場合は営業)
公式HPはこちら
手打ちほうとうを味わえる「勝沼観光センター専果園」

「勝沼観光センター専果園」は、観光農園と食事処を併設した施設です。園内の「頑固おやじの手打ちほうとう」では、野菜を使った手打ちほうとうを味わえます。過去には「B級ほうとうグランプリ」で優勝した実績があり、天候に恵まれれば、ぶどう棚の下に設けられた屋外席でも食事ができます。
7月下旬から10月中旬ごろには、桃狩りやぶどう狩りも楽しめます。果物狩りは食べ放題ではなく、収穫した分を量り売りで購入する方式です。開催時期や収穫できる品種は生育状況によって変わるため、来園前に公式サイトで確認しましょう。
アクセス:JR勝沼ぶどう郷駅から徒歩約25分/中央自動車道勝沼ICから車で約5分
専果園の営業時間:8:30~18:00
ほうとう店の営業時間:平日11:00~18:00、土日祝日10:30~18:00
木曜日(祝日は営業)
果物狩りの時期:7月下旬~10月中旬ごろ
※ほうとうは売り切れ次第終了。7月中旬から10月下旬は無休予定ですが、最新の営業情報をご確認ください。
公式HPはこちら
大菩薩嶺登山に関するよくある質問

大菩薩嶺への登山を計画するときに気になりやすい、初心者向けの難易度やコースタイム、適した季節、服装・装備、アクセス方法などをまとめました。出発前の登山計画や持ち物の確認に役立ててください。
Q. 大菩薩嶺は登山初心者でも登れますか?
A. 上日川峠から登るコースは登山道が比較的よく整備され、標高差も抑えられるため、無雪期であれば初心者も挑戦しやすいコースです。
ただし、唐松尾根には急な登りや岩場があり、雨天時や下山時は滑りやすくなります。登山靴やレインウェアなどの基本装備を用意し、時間に余裕のある計画を立てましょう。積雪や凍結がある時期は難易度が上がります。
Q. 大菩薩嶺の登山時間はどれくらいですか?
A. 上日川峠から唐松尾根を通って大菩薩嶺を往復するコースの標準的な所要時間は、休憩を除いて約4時間30分です。
食事や写真撮影、雷岩での休憩時間を含めると、5~6時間程度を見込んでおくと余裕を持って行動できます。日帰り可能なコースですが、天候の変化や下山の遅れに備えて早めに出発しましょう。
Q. 大菩薩嶺の見どころはどこですか?
A. 見どころは、大菩薩嶺山頂の手前にある雷岩周辺です。晴れていれば、富士山や大菩薩湖、甲府盆地、南アルプスの山々を望めます。
大菩薩嶺の山頂は樹林に囲まれており、眺望はほとんどありません。景色を楽しみたい場合は、雷岩で休憩時間を取るのがおすすめです。
Q. 大菩薩嶺登山にはどのような服装や装備が必要ですか?
A. 吸湿速乾性のあるウェアと登山パンツ、登山靴を基本に、体温を調整できる防寒着を用意しましょう。標高2,000mを超えるため、夏でも風が吹くと肌寒く感じることがあります。
レインウェア、水分、行動食、地図、ヘッドライト、モバイルバッテリー、救急セットも必要です。登山前には天気予報と登山道の状況を確認してください。
Q. 大菩薩嶺はどの季節に登るのがおすすめですか?
A. 新緑を楽しめる5~6月と、紅葉が見頃を迎える10~11月が特におすすめです。夏は比較的涼しく歩けますが、午後は雷雨が発生することがあるため、早出・早着を心がけましょう。
冬は積雪や路面凍結に加え、登山口へ通じる道路の冬季閉鎖が行われる場合があります。冬山装備や経験が必要になるため、初心者は無雪期に計画するのが安心です。
Q. 大菩薩嶺の登山口へはどのようにアクセスできますか?
A. 今回紹介したコースの登山口は上日川峠です。車の場合は中央自動車道の勝沼ICまたは大月IC方面から向かい、上日川峠周辺の無料駐車場を利用できます。週末や紅葉シーズンは混雑するため、早朝の到着がおすすめです。
公共交通機関では、JR甲斐大和駅から上日川峠へ向かう路線バスを利用できます。運行期間や本数が限られるため、往路だけでなく帰りの時刻も事前に確認しましょう。
なお、JR塩山駅から発着するバスの「大菩薩峠登山口」は上日川峠とは別の登山口です。乗車する路線と登山コースを間違えないよう注意してください。
Q. 大菩薩嶺登山で注意すべきポイントはありますか?
A. 唐松尾根には急登や岩場があり、雨天時は土や木の根が滑りやすくなります。特に下山時は転倒しないよう、足場を確認しながらゆっくり歩きましょう。
福ちゃん荘付近から山頂までの間にはトイレがないため、出発前に済ませておくことも大切です。天候が悪化した場合や予定より時間がかかっている場合は、無理に山頂を目指さず、早めに引き返してください。
大菩薩嶺登山は無理のない計画と十分な装備で楽しもう

大菩薩嶺は、上日川峠から比較的短い時間で標高2,000m級の山歩きに挑戦できる日本百名山です。唐松尾根には急登や岩場がありますが、雷岩周辺では富士山や大菩薩湖、南アルプスを望む雄大な景色を楽しめます。
安全に登るためには、天気予報と登山道の状況を確認し、登山靴やレインウェア、行動食などの基本装備を整えることが大切です。時間に余裕を持って出発し、天候が悪化した場合は無理をせず引き返しましょう。
下山後は日帰り温泉で疲れを癒やしたり、甲州名物のほうとうを味わったり、周辺の宿に泊まってゆっくり過ごしたりするのもおすすめです。
登山当日は、現在地や登山ルートを確認できる登山地図アプリ「ヤマチズ」も活用し、余裕のある計画で大菩薩嶺登山を楽しんでください。
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