登山で靴下選びを間違えると、靴ずれや蒸れ、足裏の痛みにつながることがあります。初めて登山用靴下を選ぶなら、登山靴の履き口より長い丈で、中厚手のウール混ソックスを基準にすると選びやすいでしょう。
ただし、適した丈や厚みは、使用する登山靴や季節、歩行時間によって変わります。夏の低山では薄手で速乾性の高いタイプ、長時間の登山や寒い季節にはクッション性や保温性を備えたタイプが向いています。
この記事では、登山用靴下の必要性や失敗しにくい選び方を解説し、ダーンタフやスマートウールなどのおすすめブランドを紹介します。登山スタイルに合った一足を選び、足元のトラブルを防ぎながら快適に歩きましょう。
目次
登山用靴下が必要な理由 日常用靴下との違い
登山用靴下は、長時間の歩行を想定して、クッション性や速乾性、フィット感を高めた靴下です。
短時間の軽いハイキングであれば日常用の靴下で歩ける場合もありますが、長時間の登山では汗や摩擦、足裏への衝撃が積み重なります。特に綿を多く含む靴下は、ぬれると乾きにくく、蒸れや足の冷えにつながることがあります。
登山用靴下には、主に次のような機能があります。
| 機能 | 主な役割 | 登山で期待できること |
| クッション性 | 足裏やかかとへの衝撃を和らげる | 長時間歩いたときの負担を抑えやすい |
| フィット性 | 靴の中でのずれやシワを抑える | 摩擦による靴ずれやマメを防ぎやすい |
| 吸湿・速乾性 | 汗を吸収して乾かす | 蒸れや濡れによる不快感を抑えやすい |
| 保温性 | 足を冷えから守る | 寒い季節や標高の高い山で役立つ |
| サポート性 | 土踏まずや足首にフィットする | 歩行中のずれや疲れを抑えやすい |
登山中の足のトラブルは靴下選びも確認しよう
登山中に次のようなトラブルが起きる場合は、登山靴だけでなく靴下が合っているかも確認しましょう。
・ 下山中に足裏やかかとが痛くなる
・ 靴ずれやマメができる
・ 靴の中が蒸れて不快に感じる
・ かかとが浮いたり、靴下がずれたりする
・ 足先や甲が圧迫される
靴下が大きすぎると、余った生地やシワが摩擦の原因になります。反対に、小さすぎたり厚すぎたりすると、足指や甲が圧迫されることがあります。
ただし、足のトラブルは、登山靴のサイズや靴ひもの締め方、歩き方なども関係します。靴下だけで解決しようとせず、登山靴との組み合わせを確認することが大切です。
日常用靴下と登山用靴下の違い

| 項目 | 日常用靴下 | 登山用靴下 |
| 想定する用途 | 日常生活や短時間の歩行 | 長時間の歩行や起伏のある道 |
| クッション性 | 薄手のものが多い | 足裏やかかとに厚みを持たせたものが多い |
| フィット感 | 日常での履きやすさを重視 | 歩行中のずれやシワを抑える設計 |
| 乾きやすさ | 素材によっては乾きにくい | ウールや化学繊維を使った速乾性の高いものが多い |
| 厚みの選択肢 | 用途による違いが少ない | 薄手、中厚手、厚手から選べる |
登山用靴下を選ぶ際は、価格やブランドだけでなく、使用する登山靴、季節、歩行時間に合っているかを確認しましょう。
登山で失敗しない靴下の選び方 5つの基準とシーン別の判断軸

登山用靴下は、丈や厚み、素材だけでなく、使用する登山靴との相性も考えて選ぶことが大切です。
初めて選ぶ場合は、次の順番で確認すると自分に合う靴下を絞り込みやすくなります。
1. 登山靴の履き口に合う丈を選ぶ
2. 靴のフィット感に合う厚みを選ぶ
3. 季節や発汗量に合う素材を選ぶ
4. かかとや足指のフィット感を確認する
5. 必要に応じてクッションやサポート機能を選ぶ
迷った場合は、登山靴の履き口より長い丈で、中厚手のウール混ソックスを基準にすると選びやすいでしょう。
登山用靴下の選び方① 丈は登山靴の履き口に合わせる
靴下の丈は、登山靴の履き口よりも高い位置まで覆えるものを選ぶのが基本です。
丈が短すぎると、靴の履き口が足首に直接触れ、擦れや違和感につながることがあります。丈の名称はブランドによって異なるため、「ミドル丈」「クルー丈」といった表記だけでなく、実際の長さも確認しましょう。
| 丈の種類 | 特徴 | 合わせやすい靴や用途 |
| アンクル丈 | くるぶし付近までの短い丈 | トレイルランニングやローカットシューズ |
| ショート丈 | くるぶしより少し上まで覆う | ローカットシューズや軽いハイキング |
| ミドル丈・クルー丈 | すねの下部まで覆う | ローカットからミドルカットの登山靴 |
| ロング丈 | ふくらはぎ付近まで覆う | ハイカットの登山靴や寒い季節 |
一般的な日帰り登山では、ミドル丈やクルー丈が合わせやすいでしょう。ただし、最も重要なのは、靴の履き口と足の間に靴下の生地があることです。
登山用靴下の選び方② 厚みは登山靴とのフィット感で選ぶ
靴下の厚みは、歩行時間や荷物の重さだけでなく、登山靴内の余裕も考えて選びます。
厚手の靴下はクッション性や保温性を得やすい一方、靴の中が窮屈になることがあります。反対に、薄すぎる靴下では靴内に余裕が生まれ、かかとが浮いたり足が前後に動いたりすることがあります。
| 厚み | 特徴 | 向いている登山 |
| 薄手 | 通気性が高く、靴の中で圧迫感が出にくい | 夏の低山、軽いハイキング、トレイルランニング |
| 中厚手 | 通気性、保温性、クッション性のバランスがよい | 春から秋の日帰り登山、小屋泊 |
| 厚手 | 保温性とクッション性に優れる | 長時間の登山、重い荷物を背負う登山、寒い季節 |
初めて登山用靴下を購入する場合は、中厚手を基準にすると幅広い登山に使いやすくなります。
ただし、すでに登山靴を持っている場合は、靴内の余裕を確認して厚みを選びましょう。登山靴を新しく購入する場合は、実際に使用する厚みの靴下を履いて試着することが大切です。
登山用靴下の選び方③ 素材は季節と発汗量で選ぶ
登山用靴下には、ウール、化学繊維、両方を組み合わせた混紡素材があります。
それぞれ得意な機能が異なるため、季節だけでなく、汗のかきやすさや乾きやすさも考えて選びましょう。
| 素材 | 主な特徴 | 向いている条件 |
| ウール | 保温性と調湿性があり、においが気になりにくい | 春、秋、寒い季節、小屋泊 |
| 化学繊維 | 速乾性や耐久性に優れ、軽量なモデルが多い | 夏の低山、運動量の多い登山、トレイルランニング |
| 混紡素材 | ウールの快適性と化学繊維の耐久性を備える | 季節を問わず幅広い登山 |
迷った場合は、メリノウールと化学繊維を組み合わせたウール混タイプが選びやすいでしょう。
夏にウール混ソックスを使う場合は、厚手ではなく薄手から中厚手を選びます。気温が高い低山や汗を多くかく人は、速乾性を重視した化学繊維タイプも候補です。
綿を多く使用した日常用の靴下は、汗や雨でぬれると乾きにくいため、長時間歩く登山にはあまり向いていません。
登山用靴下の選び方④ サイズとフィット感を確認する
登山用靴下は、大きすぎても小さすぎても足のトラブルにつながります。購入時は、次の点を確認しましょう。
✓ かかとの位置が合っている
✓ 歩いてもかかとがずれにくい
✓ つま先に余分な生地がたまらない
✓ 足指が強く圧迫されていない
✓ 足裏や甲に大きなシワができない
✓ 履き口がきつすぎない
サイズが大きいと、生地の余りやシワが摩擦の原因になります。小さすぎると足指が圧迫され、爪や指先に負担がかかることがあります。
サイズ表記だけで決めず、可能であれば登山靴と一緒に履いて確認しましょう。5本指ソックスは指の長さや形によってフィット感が異なるため、初めは短時間の歩行で試すのがおすすめです。
登山用靴下の選び方⑤ 必要な機能を選ぶ
丈、厚み、素材、サイズが決まったら、最後に必要な付加機能を確認します。
登山用靴下に見られる主な機能は次のとおりです。
・ 足裏やかかとのクッション
・ 土踏まずを支えるアーチサポート
・ 甲部分のメッシュ構造
・ かかとやつま先の補強
・ 足首や甲のずれを抑えるサポート
・ 指同士の擦れを抑える5本指構造
クッションが厚ければ必ず歩きやすくなるわけではありません。厚すぎると登山靴が窮屈になるため、靴との相性を優先しましょう。アーチサポートや着圧も、強ければよいとは限りません。締め付けが気になる場合は、サポートが控えめなモデルを選びます。
シーン別で選ぶ登山用靴下の目安
最後に、登山シーン別の選び方をまとめます。
| 登山シーン | 丈の目安 | 厚みの目安 | 素材の目安 |
| 春・秋の日帰り登山 | ミドル丈・クルー丈 | 中厚手 | ウール混 |
| 夏の低山 | ショート丈・ミドル丈 | 薄手 | 化学繊維または薄手のウール混 |
| 長時間の日帰り登山・小屋泊 | ミドル丈・クルー丈 | 中厚手 | ウール混 |
| 縦走や重い荷物を背負う登山 | ミドル丈・ロング丈 | 中厚手・厚手 | ウール混 |
| 寒い季節や標高の高い山 | ロング丈 | 厚手 | ウール混 |
| トレイルランニング | アンクル丈・ショート丈 | 薄手・中厚手 | 化学繊維 |
初めての一足として幅広く使いたい場合は、登山靴の履き口を覆える丈で、中厚手のウール混ソックスが基本です。ただし、厚みを変えると登山靴のフィット感も変わります。用途だけで決めず、実際に使用する登山靴と組み合わせて選びましょう。
登山におすすめの靴下ブランド 機能性と快適性で選ぶ厳選6選
登山向けの靴下選びに迷ったときは、まず信頼できるブランドから絞り込むのがコツ。ここでは定番&注目のブランド6社をご紹介していきます。
ダーンタフ(Darn Tough)
耐久性とフィット感を重視する人におすすめ
ダーンタフは、アメリカ・バーモント州で靴下を製造するブランドです。メリノウールを高密度に編み込んだ登山用靴下は、耐久性とフィット感に優れています。
足に沿ってフィットしやすく、靴の中でずれにくいのも特徴です。長時間の登山で靴ずれや足の蒸れが気になる人に向いています。
代表モデル:ハイカー マイクロクルー ミッドウェイト クッション #1466
ダーンタフで最初の一足を選ぶなら、「ハイカー マイクロクルー ミッドウェイト クッション #1466」が候補です。
中厚手のミッドウェイトモデルで、足裏に適度なクッションが配置されています。丈はふくらはぎの中央付近まであるマイクロクルー丈のため、ローカットからミドルカットの登山靴まで合わせやすいのが特徴です。
メリノウールを61%使用しており、保温性と調湿性を備えながら、ナイロンを組み合わせることで耐久性も高めています。春から秋の日帰り登山や小屋泊、長時間のハイキングなど、幅広い場面で使いやすい一足です。
特徴
・中厚手でクッション性と歩きやすさのバランスがよい
・メリノウール混で蒸れやにおいを抑えやすい
・足にフィットしやすく、靴の中でずれにくい
・春から秋を中心に幅広い登山で使いやすい
・通常使用で穴が開いた場合に対応する生涯保証がある
こんな人におすすめ
・初めてダーンタフの靴下を購入する人
・日帰り登山から小屋泊まで幅広く使いたい人
・耐久性が高く、長く使える靴下を探している人
・靴の中でのずれや足裏への衝撃を抑えたい人
アイスブレーカー(icebreaker)
メリノウールの快適性を重視する人におすすめ
アイスブレーカーは、メリノウールを使ったアウトドアウェアを展開するニュージーランド発のブランドです。
登山用靴下にもメリノウールを使用したモデルが多く、保温性や調湿性に優れています。汗をかいても蒸れやにおいが気になりにくいため、日帰り登山だけでなく、小屋泊や連日の山歩きにも使いやすいブランドです。
代表モデル:メリノ ハイク クルー ミディアム
アイスブレーカーの代表モデルとして紹介したいのが、「メリノ ハイク クルー ミディアム」です。
中厚手のクルー丈ソックスで、足裏には衝撃を和らげるクッションを備えています。甲側は厚くなりすぎない構造で、クッション性と通気性のバランスを取りやすいのが特徴です。
登山靴の履き口を覆いやすい丈があり、春から秋の日帰り登山やハイキング、小屋泊などに幅広く合わせられます。メリノウールの履き心地を重視しながら、厚すぎない登山用靴下を探している人に適しています。
特徴
・メリノウールを使用し、保温性と調湿性に優れている
・汗をかいても蒸れやにおいが気になりにくい
・足裏にクッション性があり、歩行時の衝撃を和らげやすい
・クルー丈で登山靴の履き口に干渉しにくい
・日帰り登山から小屋泊まで使いやすい中厚手モデル
こんな人におすすめ
・メリノウールの自然な履き心地を重視する人
・足の蒸れやにおいが気になる人
・日帰り登山と小屋泊の両方で使いたい人
・厚手すぎない、汎用性の高い靴下を探している人
ファイントラック(finetrack)
蒸れにくさと耐久性を重視する人におすすめ
ファイントラックは、登山者の声をもとに機能的なウェアや装備を開発している国内アウトドアブランドです。
登山用靴下では、ウールと化学繊維を組み合わせた独自素材を採用し、保温性だけでなく、ドライ感や耐久性にも配慮しています。長時間歩いたときの蒸れや、靴下のへたりが気になる人に向いています。
代表モデル:メリノスピンソックスアルパインレギュラー FSU0411
ファイントラックの代表モデルとして紹介したいのが、「メリノスピンソックスアルパインレギュラー FSU0411」です。
オールシーズンの登山に対応する厚手のソックスで、保温性とクッション性を備えています。素材にはウール55%のほか、ナイロンやポリエステルを使用。ウールの調湿性を活かしながら、耐摩耗性や乾きやすさにも配慮されています。
足首から足裏まで適度な厚みがあり、長時間歩く日帰り登山や小屋泊、荷物が重くなる縦走登山などに適しています。登山靴にゆとりが少ない場合は窮屈になることがあるため、実際に使用する靴下を履いてフィット感を確認しましょう。
特徴
・オールシーズンの登山に対応する厚手モデル
・ウールと化学繊維を組み合わせ、保温性とドライ感を両立
・かかと部分の耐摩耗性に配慮されている
・長時間履いてもへたりにくく、フィット感を保ちやすい
・国内ブランドの日本製ソックス
こんな人におすすめ
・長時間の登山で足の蒸れが気になる人
・クッション性のある厚手ソックスを探している人
・日帰り登山から縦走まで幅広く使いたい人
・耐久性やフィット感を重視する人
スマートウール(Smartwool)
厚みの選びやすさとフィット感を重視する人におすすめ
スマートウールは、メリノウールを使用した靴下やウェアを展開するアウトドアブランドです。
登山用靴下は、薄手から厚手までクッション量の異なるモデルがそろっており、季節や歩行時間、使用する登山靴に合わせて選びやすいのが特徴です。足に沿うフィット感と、メリノウールによる調湿性を重視する人に向いています。
代表モデル:ハイク ライトクッション クルー
スマートウールの代表モデルとして紹介したいのが、「ハイク ライトクッション クルー」です。
クルー丈の薄手寄りのモデルで、つま先から足裏、かかとにかけて適度なクッションが配置されています。足全体を厚く覆うタイプではないため、登山靴の中で圧迫感が出にくく、軽快に歩きたい日帰り登山に使いやすい一足です。
素材にはメリノウールを使用しており、汗をかいたときの蒸れやにおいを抑えやすいのも特徴です。春から秋の日帰り登山や低山ハイキング、比較的荷物の軽い山歩きに向いています。
特徴
・薄手寄りのライトクッションモデル
・つま先から足裏、かかとにクッションを配置
・メリノウール混で蒸れやにおいが気になりにくい
・クルー丈で登山靴の履き口を覆いやすい
・厚手ソックスでは窮屈に感じやすい登山靴にも合わせやすい
こんな人におすすめ
・春から秋の日帰り登山で使いたい人
・厚手すぎない登山用靴下を探している人
・クッション性と通気性のバランスを重視する人
・登山靴の中で足が圧迫されるのを避けたい人
・低山ハイキングから軽めの登山まで幅広く使いたい人
モンベル(mont-bell)
用途や厚みを比較しながら選びたい人におすすめ
モンベルは、登山用品からウェアまで幅広く展開する国内アウトドアブランドです。
登山用靴下は、素材や厚み、丈の異なるモデルがそろっており、季節や使用する登山靴に合わせて選びやすいのが特徴です。薄手から厚手、通常タイプから5本指タイプまで選択肢があるため、登山スタイルに合った一足を探しやすいでしょう。
代表モデル:メリノウール トレッキング ソックス Men’s #1118421
モンベルの代表モデルとして紹介したいのが、「メリノウール トレッキング ソックス Men’s #1118421」です。
厚手の総パイル仕様で、足全体にクッション性があります。軽登山靴から重登山靴まで合わせやすく、日帰り登山から小屋泊、荷物を背負って長時間歩く登山まで幅広く使えるモデルです。
素材にはウール58%を使用し、保温性と吸放湿性を備えています。ナイロンやポリエステルも組み合わせており、摩擦が生じやすい部分の耐久性にも配慮されています。
厚手のため、登山靴に余裕が少ない場合は足先や甲が窮屈になることがあります。購入前には、実際に使用する靴下を履いた状態で登山靴のフィット感を確認しましょう。
特徴
・厚手の総パイル仕様でクッション性が高い
・メリノウール混で保温性と吸放湿性を備えている
・軽登山靴から重登山靴まで合わせやすい
・かかとの形に沿う立体的なパターンを採用
・足全体にフィットしやすく、ずり下がりにくい
・摩擦が生じやすい部分を補強している
こんな人におすすめ
・厚手でクッション性のある靴下を探している人
・日帰り登山から小屋泊まで幅広く使いたい人
・国内ブランドの登山用靴下を選びたい人
・素材や厚みを比較しながら選びたい人
・軽登山靴や重登山靴に合わせる靴下を探している人
インジンジ(Injinji)
足指の蒸れや指同士の擦れが気になる人におすすめ
インジンジは、5本指ソックスを中心に展開するブランドです。
足の指を1本ずつ包み込む構造により、指同士が直接擦れにくく、指の間の汗も吸収しやすいのが特徴です。足指の蒸れや擦れが気になる人や、一般的な形の靴下では指先に違和感が出やすい人に向いています。
代表モデル:トレイル ミッドウェイト クルー 213170
インジンジの代表モデルとして紹介したいのが、「トレイル ミッドウェイト クルー 213170」です。
未舗装路や岩場での使用を想定した5本指ソックスで、足裏にはクッション性のあるパイル編みを採用しています。中厚手のミッドウェイトモデルのため、薄手タイプより足裏への衝撃を和らげやすく、日帰り登山やトレイルランニングに使いやすい一足です。素材には速乾性のあるクールマックスを使用。甲側には通気性を高めるメッシュ構造があり、汗をかいたときの蒸れを抑えやすくなっています。
クルー丈で登山靴の履き口を覆いやすく、履き口は砂や小石が入りにくい構造です。足指を独立して動かしやすい一方、5本指ソックスに慣れていない人は、初めに短時間の歩行でフィット感を確認しましょう。
特徴
・足指を1本ずつ包む5本指構造
・指同士の擦れや指の間の蒸れを抑えやすい
・足裏にクッション性のあるパイル編みを採用
・クールマックス混で汗を乾かしやすい
・甲側のメッシュ構造により通気性を確保
・クルー丈で登山靴の履き口を覆いやすい
こんな人におすすめ
・靴ずれしやすい
・足指の間に汗をかきやすい人
・指同士の擦れやマメが気になる人
・5本指ソックスで足指を動かしやすくしたい人
・日帰り登山やトレイルランニングに使いたい人
・ウールを使用しない登山用靴下を探している人
登山用靴下のよくある疑問を解決 失敗を防ぐQ&A集

Q. 普通の靴下でも登山できますか?
A. 短時間の軽いハイキングであれば、日常用の靴下で歩ける場合もあります。ただし、長時間歩く登山では、速乾性やクッション性を備えた登山用靴下がおすすめです。
綿を多く含む日常用の靴下は、汗や雨でぬれると乾きにくく、蒸れや靴ずれにつながることがあります。登山用靴下には、ウールや化学繊維を使用したモデルを選びましょう。
Q. 登山用靴下は厚手なら厚手ほどよいですか?
A. 厚手であれば必ず快適になるわけではありません。
厚手の靴下は保温性とクッション性に優れていますが、登山靴の中が窮屈になることがあります。足先や甲が圧迫される場合は、厚みが合っていません。一般的な日帰り登山では中厚手を基準にし、夏の低山では薄手、寒い季節や長時間の登山では厚手を検討しましょう。最終的には、使用する登山靴とのフィット感を優先してください。
Q. 登山靴を試着するときは靴下を持参したほうがよいですか?
A. 普段登山で使用する靴下を持参するのがおすすめです。
靴下の厚みが変わると、登山靴の中の余裕やかかとの収まり方も変わります。薄手の靴下で登山靴を選び、実際の登山で厚手の靴下を履くと、足先や甲が窮屈になることがあります。
反対に、試着時より薄い靴下を履くと、靴の中で足が動きやすくなる場合があります。購入予定の靴下が決まっている場合は、その靴下を履いた状態で登山靴を試着しましょう。
Q. 登山用靴下は2枚履きしたほうがよいですか?
A. 一般的な日帰り登山では、必ずしも2枚履きする必要はありません。自分の足と登山靴に合う登山用靴下を1枚履く方法が基本です。
ただし、薄手のインナーソックスと吸汗性のある靴下を重ね、汗による濡れや摩擦を抑える方法もあります。ファイントラックでは、撥水性のあるインナーソックスを外側の吸汗性ソックスと組み合わせる使い方を案内しています。
2枚履きすると靴の中が窮屈になることもあるため、初めて試す場合は短時間の歩行でフィット感を確認してください。
Q. 5本指ソックスと通常タイプはどちらがおすすめですか?
A. 足指の蒸れや指同士の擦れが気になる人には、5本指ソックスが選択肢になります。指を1本ずつ包むため、指の間の汗を吸収しやすく、指同士が直接擦れにくいのが特徴です。
一方で、足指の長さや形によっては、生地が余ったり指の間に違和感が出たりすることがあります。通常タイプのほうが着脱しやすく、初めて登山用靴下を選ぶ人にも取り入れやすいでしょう。
どちらが優れているかではなく、履いたときにシワや圧迫感がなく、登山靴の中でずれにくいものを選ぶことが大切です。
Q. 日帰り登山でも予備の靴下は必要ですか?
A. 雨が予想される日や、沢沿いを歩くコース、汗を多くかく季節には、予備の靴下があると安心です。
靴下がぬれたまま長時間歩くと、足がふやけて摩擦が起きやすくなります。予備を持つ場合は、防水性のある袋に入れてザックの中でぬれないようにしましょう。
晴天時の短い低山ハイキングでは必須ではありませんが、長時間の登山や小屋泊では予備を1足用意しておくと使いやすいでしょう。
Q. 登山用靴下の買い替え時期はいつですか?
A.
使用回数だけで判断せず、靴下の状態を確認して買い替えましょう。次のような変化が見られたら、交換を検討する目安です。
・かかとやつま先の生地が薄くなった
・穴が開いたり、糸がほつれたりしている
・足裏のクッションがつぶれている
・履いているうちにずれやすくなった
・伸びて足にフィットしなくなった
・洗ってもにおいが残りやすくなった
特に、かかとやつま先が薄くなった靴下は、摩擦や衝撃を抑える機能が低下しています。登山前に状態を確認し、不安がある場合は新しい靴下へ交換しましょう。
登山靴に合った丈と厚みの靴下を選ぼう

登山用靴下は、長時間の歩行による足裏への衝撃や、汗による蒸れ、靴の中での摩擦を抑えるための装備です。
初めて選ぶ場合は、登山靴の履き口より長い丈で、中厚手のウール混ソックスを基準にすると選びやすいでしょう。夏の低山では薄手で速乾性の高いタイプ、寒い季節や長時間の登山では、クッション性と保温性のあるタイプが候補になります。
ただし、厚手の靴下が必ず快適とは限りません。靴下の厚みが変わると、登山靴の中の余裕やかかとの収まり方も変わります。実際に使う登山靴と合わせ、足指の圧迫やかかとのずれがないかを確認してください。
ブランドごとに素材やクッション量、丈が異なるため、この記事で紹介した代表モデルも参考にしながら、自分の登山スタイルに合う一足を選びましょう。
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