有峰口・折立から薬師岳へ

コース難易度
中級
  • 1泊2日
  • 15時間51分
  • 20km

コースガイド

3000mに近い山だが、岩場や鎖場などは無く北アルプス入門として初心者も楽しめるコースです。
テクニック度
岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
1泊2日
歩行時間
15時間51分
歩行距離
20km
最大高低差
1,576m
水場
太郎平小屋
トイレ
太郎平小屋
 登山口は折立、キャンプ場のみで、宿泊施設は有峰まで行かないとありません。ミズナラの巨木の脇から登山道が始まります。入り口すぐに十三重の塔(愛知大慰霊碑)があります。安全登山を祈願し足を進めましょう。太郎坂はブナ・シラカバの樹林帯で急登。木の幹や根は滑りやすいので注意しましょう。やがて針葉樹林に変わると、「大好き薬師岳」と書かれたアラレちゃんの看板が現れます。この辺りから勾配が緩くなり三角点に到着。三角点にはベンチがあり富山平野・有峰湖が見えます。五光岩ベンチまでは草原と針葉樹が交互に現れ、いつしか広大な草原の登りと変わります。途中にはコバイケイソウ・イワイチョウ・ニッコウキスゲの群生地があります。ベンチまでたどり着くと、遠くに薬師岳、立山連峰に剱岳も見えます。ここからは歩きやすい石畳・木道が続きます。歩道脇にはイワカガミ・チングルマなどのお花畑があり、緩やかなアップダウンをへて太郎平小屋に着きます。太郎平小屋にはシーズン中は山岳警備隊が常駐しています。
 太郎平小屋からキャンプ場・水場・トイレのある薬師峠へ下り、ここからは樹林帯の急な登りが始まります。樹林帯が終わると遅くまで残る小雪渓があります。雪渓の残るガレ場、沢道のスリップには注意。薬師平までには大きなケルンがあります。薬師平からは登りが続きます。ここからは展望の良い道が続き、稜線の反対側に回り込むとまもなくで薬師岳山荘に着きます。薬師岳山荘からの展望は抜群で、黒部源流方面には見事な圏谷群が望めます。雄大な眺めを楽しみながら、つづら折りのガレ斜面を登ります。やがて東南綾分岐にでます。ケルンと石が積まれた避難小屋があるが、小屋は使えません。さらに稜線を進むと薬師如来が祀られた祠のある薬師岳山頂に着きます。祠には銅剣など数々の修験の宝具が見られます。山頂からは水晶岳や赤牛岳、山裾に沿って流れる黒部川が見えます。
 帰路は往路をたどります。薬師岳は山岳信仰の対象であり、阿弥陀浄土としての立山(雄山)に対し、薬師岳はその名の通り薬師如来の浄土として信仰を集めていたそうです。明徳元(1390)年麓の有峰村の職人ミザの松が薬師如来に導かれて登頂、開山したと伝えられています。以来、有峰村との関係は深く、有峰ダム完成により水没したかつての有峰集落の住民らは、毎年旧暦6月5日に15歳から60歳までの男性は総出で登拝していたそうです。
太郎兵衛平から望む薬師岳
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