面河から石鎚山頂へ(石鎚裏参道)
コース難易度
上級
- 1泊2日
- 9時間10分
- 18.4km
注意情報
2024年11月現在、鶴ヶ背橋に通行止めの看板あり。下熊渕手前で歩道崩落。通行の際は最新の情報を確認すること。
問合せ先 : 久万高原町まちづくり戦略課 TEL 0892-21-1111
問合せ先 : 久万高原町まちづくり戦略課 TEL 0892-21-1111
コースガイド
面河の名勝をぬけ仁淀川源流をめざす。石鎚山の静かな奥座敷。原生林と笹原の裏参道ルート。

テクニック度 |
難易度の目安 難易度の目安
テクニック度
|
山行日数 |
1泊2日 |
歩行時間 |
9時間10分 |
歩行距離 |
18.4km |
最大高低差 |
1,322m |
水場 |
霧ヶ迫など |
トイレ |
面河茶屋など |
裏参道となる面河コースは文字通り古くからの登拝路であり石鎚スカイラインが開通するまでは久万・面河からのメインルートとして使われていました。距離があり、体力勝負の急登ありと敬遠されがちなルートですが、石鎚本来の太古からの自然が残されており、登山口に至る面河渓谷は四国で有数の紅葉の名勝地です。
面河バス停から歩き始め、1500万年前の天狗岳火砕流の堆積物が侵食されてできた渓谷は白い河原に変わります。そこが渓泉亭・面河茶屋で登山起点となります。ここから面河渓を遡り、巨大な亀腹岩から鶴ヶ背橋、蓬莱渓、紅葉河原、下熊渕、上熊渕を過ぎると面河登山口に到着します。鳥居をくぐり抜け石段を登り始めるとツガとカエデの森の中を進むジグザグの登りが霧ヶ迫へと続きます。ここが登山道中の最初の水場です。この水場から道が斜面に直登しており倒木もあり近年道迷いがここで多く発生しています。周囲を確認して登りましょう。原生林を尾根沿いに進み、石鎚の南尖峰・幕岩がここから木立の間から見え、石鎚の懐深い場所を歩いていることを実感させられます。面河山近くになるとブナの林立する尾根となり、やがて通年利用できる収容人数10名ほどの愛大石鎚小屋に到着します。バイオトイレもあるので一息入れるのにいい場所です。テントを張ることのできるテラスもあります。この辺りから御来光の滝のルートに下ったり、面河渓谷の最奥部に入ることもできますが、それらは熟達者向けのルートなので安易に入らないように。
石鎚弥山へは西ノ冠岳からの沢筋が何本か続きます。この広大なササの斜面が高知へと流れる仁淀川の源流になります。全長124kmのこの川は近年「仁淀ブルー」の名で有名となり水質は2010年全国一になりました。所々近年の豪雨による崩壊がありロープが所々張られていますが結びや材質に問題があるのでそれに頼って登らないようにして下さい。シコクシラベの林に入ると面河乗越も近くなり合流点手前にはシラベの水場があり、ここから45分も歩けば石鎚弥山に立つことができます。
帰りは往路を戻りますが、石鎚山頂頂上山荘もしくは愛大小屋に泊まり、夜空一面に広がる星を楽しむのもおすすめです。
面河渓は昭和8年に国指定の史跡名勝天然記念物、昭和30年に石鎚国定公園に指定されています。秋の紅葉時期に関門の山岳博物館から虎ヶ滝の遊歩道の散策がオススメです。ここには深く切れた渓谷、紅葉を映えさせる白い河原、清冽な青い水はまさに石鎚を代表する景色があります。
面河バス停から歩き始め、1500万年前の天狗岳火砕流の堆積物が侵食されてできた渓谷は白い河原に変わります。そこが渓泉亭・面河茶屋で登山起点となります。ここから面河渓を遡り、巨大な亀腹岩から鶴ヶ背橋、蓬莱渓、紅葉河原、下熊渕、上熊渕を過ぎると面河登山口に到着します。鳥居をくぐり抜け石段を登り始めるとツガとカエデの森の中を進むジグザグの登りが霧ヶ迫へと続きます。ここが登山道中の最初の水場です。この水場から道が斜面に直登しており倒木もあり近年道迷いがここで多く発生しています。周囲を確認して登りましょう。原生林を尾根沿いに進み、石鎚の南尖峰・幕岩がここから木立の間から見え、石鎚の懐深い場所を歩いていることを実感させられます。面河山近くになるとブナの林立する尾根となり、やがて通年利用できる収容人数10名ほどの愛大石鎚小屋に到着します。バイオトイレもあるので一息入れるのにいい場所です。テントを張ることのできるテラスもあります。この辺りから御来光の滝のルートに下ったり、面河渓谷の最奥部に入ることもできますが、それらは熟達者向けのルートなので安易に入らないように。
石鎚弥山へは西ノ冠岳からの沢筋が何本か続きます。この広大なササの斜面が高知へと流れる仁淀川の源流になります。全長124kmのこの川は近年「仁淀ブルー」の名で有名となり水質は2010年全国一になりました。所々近年の豪雨による崩壊がありロープが所々張られていますが結びや材質に問題があるのでそれに頼って登らないようにして下さい。シコクシラベの林に入ると面河乗越も近くなり合流点手前にはシラベの水場があり、ここから45分も歩けば石鎚弥山に立つことができます。
帰りは往路を戻りますが、石鎚山頂頂上山荘もしくは愛大小屋に泊まり、夜空一面に広がる星を楽しむのもおすすめです。
面河渓は昭和8年に国指定の史跡名勝天然記念物、昭和30年に石鎚国定公園に指定されています。秋の紅葉時期に関門の山岳博物館から虎ヶ滝の遊歩道の散策がオススメです。ここには深く切れた渓谷、紅葉を映えさせる白い河原、清冽な青い水はまさに石鎚を代表する景色があります。
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