門馬から早池峰山へ

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 9時間30分
  • 22km
注意情報
河原の坊コースは2016年5月26日の大雨によって登山道の一部が崩落し通行止めになっています。復旧の見通しは未定。
また平津戸コースは登山者向けの整備は一切行われない森林組合の作業道で、危険個所が多いため通行禁止になりました

コースガイド

早池峰山北面の門馬コースは、コメツガやヒノキアスナロ、オオシラビソの深い森に抱かれた静寂のコースです。
テクニック度
岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
9時間30分
歩行距離
22km
最大高低差
1,412m
水場
五合目、九合目 他
トイレ
早池峰山頂難小屋 他
 早池峰山の小田越コースは、登山者が集中して週末には山頂まで行列が続きます。それに対して北面の門馬コースは盛岡から宮古行きの急行バスが運行され、交通の便が良いにもかかわらず登山者が少なくて、静かな山旅が楽しめます。
 国道106号の門馬トンネルから500m東進し、右手の閉伊川にかかる橋を渡って林道を4.5km進むと、10台の駐車スペースがある握沢登山口に着きます。登山口のゲートをくぐり、広い作業道を300mほど進んで左折し登山道に入ります。少し登ると握沢右岸に伸びる古い森林軌道跡の平坦な道が続きます。支沢の落ち込む箇所すべてに鉄製の橋が架けられていますが、一部橋が崩壊して高巻きする箇所もあります。木洩れ日が差し込む沢沿いにはミズナラ・カツラ・ヒノキアスナロの巨木林が続き、早池峰山北面の自然度の高さを感じさせてくれます。
 やがて丸太橋を左岸に渡り、神額に早池峰神社と掲げられた鳥居が建つ五合目・垢離取場に着きます。ここから本格的な登りが始まり、六合目の平津戸コース分岐を通過します。平津戸コースは自治体の整備が行われず危険なため通行禁止になりました。そこから鬱蒼としたヒノキアスナロとコメツガの原生林に入り、七合目を過ぎるとさらに傾斜が増します。そしてコメツガの純林を越えれば、石仏が祀られた八合目です。九合目の水場は盛夏に涸れることもあるので期待しない方が良いでしょう。ハイマツ帯まで標高を上げると、右手に累々と黒い岩場を見せる山頂部が見えてきて、主稜線の門馬分岐に着けば早池峰山山頂は目前です。
 なお場所は分かりにくいのですが、山頂の西側に開慶水と呼ばれる水が溜まった小さな池(穴)があります。この穴の水はどんなに暑くても涸れることなく、また大雨が降っても溢れることがないそうです。しかし穴の中に手を入れたり、水を飲んだりするとすぐに水は涸れてしまうので、その時は修験者に頼んで祈願してもらえば、立ちどころに水が湧きだすため、別名「早地(はやち)の泉」と呼ばれ、それが早池峰山の山名の由来になったとされています。山頂の展望を楽しんだら往路を戻ります。深い森の逍遥を楽しめるコースなので、もっと多くの人に利用されても良いと感じます。
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