鳥倉登山口から塩見岳へ
コース難易度
中級
- 2泊3日
- 14時間0分
- 18.7km
コースガイド
登山口の高度が高く、南アルプス南部の特徴である針葉樹の深い森、お花畑、富士山の展望をコンパクトに満喫できるコース

テクニック度 |
難易度の目安 難易度の目安
テクニック度
|
山行日数 |
2泊3日 |
歩行時間 |
14時間0分 |
歩行距離 |
18.7km |
最大高低差 |
1,257m |
水場 |
三伏峠 |
トイレ |
三伏峠、塩見小屋 |
塩見岳はアルペン的なその凛とした姿から、多くの登山者を魅了して止まない山です。しかし鳥倉登山口から三伏峠まではガレ場や桟道の多いトラバース、塩見小屋から上部では岩稜帯の急登があり、危険度の高い山である事を念頭に入山してください。
鳥倉登山口の広場で登山バスを下車し、手入れされた植林帯を登って行きます。登山道には三伏峠までの距離を示した1/10毎の標識があるので、以降のペース配分の参考になります。尾根筋を歩いた後、右方向にトラバースしながら登って行きます。豊口山間のコルからは北斜面の美しい針葉樹林のトラバース道になり、第2のコルに到着します。再び北面のトラバースを続けて行くと道幅が狭くなり、また桟道も数多く出てくるので、注意して歩きます。塩川ルート分岐を過ぎると、左手はるか遠くに仙丈ヶ岳が見えるポイントに着きます。三伏峠で荷物を降ろし、三伏山に登って明日の塩見岳へのルートの確認と、小河内岳へのルートにあるお花畑を散策しましょう。お花畑はボランティアの設置した防鹿柵によって、植生が復活しつつあります。なお三伏峠側からの塩見岳は早朝は逆光になるので、写真撮影は昼前から夕方までがお勧めです。
三伏山から、灌木帯の尾根筋を下ります。本谷山はハイマツに囲まれた小さな山頂で、やや傾いた塩見岳を確認することができます。立ち枯れの森を通り抜け、しばらく下って、苔と深い針葉樹の美しい森を通りなだらかな道を行くと、権右衛門沢の源頭です。荒れた樹林帯の道を登り塩見新道の分岐を過ぎ森林限界に出れば、塩見岳が天狗岩と共に双耳峰の様に、登山者を圧するが如くそびえています。岩場を注意して登り、肩に出て左の窪地に下ると塩見小屋です。この先は岩稜帯のクサリ場で両手を使うので、ストックは置いて行きます。再び登山道に戻ると天狗岩への急登が眼前に迫ります。一歩ずつゆっくり天狗岩に登り、最後は岩場をトラバースして塩見岳本峰とのコルに降ります。この先は完全な岩場登りになり、場所によってはザレているのでさらに注意が必要で、山頂部までクサリ場の連続です。右に左にジグザグに岩場を登りきり、やや平坦になれば塩見岳西峰はすぐです。ここから東峰とその左に見える富士山の姿、そして西に広がる伊那谷への空間の広がりは、全ての疲れを忘れさせてくれるでしょう。三角点は西峰にありますが、標高の高い東峰からは美しい三角形の山頂を持つ蝙蝠岳を見る事ができます。
鳥倉登山口へは同じ道を戻ります。時間に余裕があれば塩見岳の最高のビューポイント、烏帽子岳を往復するのも良いでしょう。
鳥倉登山口の広場で登山バスを下車し、手入れされた植林帯を登って行きます。登山道には三伏峠までの距離を示した1/10毎の標識があるので、以降のペース配分の参考になります。尾根筋を歩いた後、右方向にトラバースしながら登って行きます。豊口山間のコルからは北斜面の美しい針葉樹林のトラバース道になり、第2のコルに到着します。再び北面のトラバースを続けて行くと道幅が狭くなり、また桟道も数多く出てくるので、注意して歩きます。塩川ルート分岐を過ぎると、左手はるか遠くに仙丈ヶ岳が見えるポイントに着きます。三伏峠で荷物を降ろし、三伏山に登って明日の塩見岳へのルートの確認と、小河内岳へのルートにあるお花畑を散策しましょう。お花畑はボランティアの設置した防鹿柵によって、植生が復活しつつあります。なお三伏峠側からの塩見岳は早朝は逆光になるので、写真撮影は昼前から夕方までがお勧めです。
三伏山から、灌木帯の尾根筋を下ります。本谷山はハイマツに囲まれた小さな山頂で、やや傾いた塩見岳を確認することができます。立ち枯れの森を通り抜け、しばらく下って、苔と深い針葉樹の美しい森を通りなだらかな道を行くと、権右衛門沢の源頭です。荒れた樹林帯の道を登り塩見新道の分岐を過ぎ森林限界に出れば、塩見岳が天狗岩と共に双耳峰の様に、登山者を圧するが如くそびえています。岩場を注意して登り、肩に出て左の窪地に下ると塩見小屋です。この先は岩稜帯のクサリ場で両手を使うので、ストックは置いて行きます。再び登山道に戻ると天狗岩への急登が眼前に迫ります。一歩ずつゆっくり天狗岩に登り、最後は岩場をトラバースして塩見岳本峰とのコルに降ります。この先は完全な岩場登りになり、場所によってはザレているのでさらに注意が必要で、山頂部までクサリ場の連続です。右に左にジグザグに岩場を登りきり、やや平坦になれば塩見岳西峰はすぐです。ここから東峰とその左に見える富士山の姿、そして西に広がる伊那谷への空間の広がりは、全ての疲れを忘れさせてくれるでしょう。三角点は西峰にありますが、標高の高い東峰からは美しい三角形の山頂を持つ蝙蝠岳を見る事ができます。
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掲載書籍
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塩見・赤石・聖岳 2025