椹島から赤石岳・荒川岳周遊

コース難易度
中級
  • 3泊4日
  • 21時間5分
  • 23.6km

コースガイド

赤石岳から荒川岳と大きな山をめぐる、展望とお花畑の山旅を満喫できる南アルプス南部の銀座コース
テクニック度
岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
3泊4日
歩行時間
21時間5分
歩行距離
23.6km
最大高低差
2,021m
水場
荒川小屋 千枚小屋
トイレ
各小屋
 赤石岳から荒川岳をめぐるコースは、展望やお花畑を満喫できて南アルプスの良い所取りですが、危険箇所も随所にあります。危険箇所を安全な登り方向で通過し、さらにお花畑を目の高さで楽しむには、良く歩かれる反時計回りではなく時計回りの本コースをお勧めします。また縦走を楽しむには山中3泊が体力的にも良いでしょう。なお反時計回り2泊の登山者の北沢源頭での事故が多発しています。
 椹島登山基地から赤石小屋までは、展望のない樹林帯の登りが続き、特にボッカ返しの標識から上は大岩の急登になるので、注意してください。赤石小屋は小さな展望台のある小屋で、聖岳と眼前に大迫力の赤石岳山頂部、そして荒川三山の展望を楽しむ事ができます。なお赤石小屋は水場が無く、小屋の無料給水を利用します。
 富士見平で展望を満喫した後は、注意箇所が多くなります。ラクダの背のトラバースは無数の桟道と岩場のヘツリが、北沢源頭からは滑りやすいお花畑の中の急登が続きます。赤石岳山頂部は広大で、山頂標識周辺のみならず避難小屋の先のピークからの大展望を楽しんでください。小赤石岳から大聖寺平間は、荒川三山をバランス良く見る事のできる数少ない区間です。荒川小屋はダケカンバに囲まれた水の豊富な山中のオアシスで、ここの通過時刻でその日の先の行動の最終判断をします。翌日の山旅を満喫する意味で荒川小屋泊がベストです。なお、時間に余裕があって中岳避難小屋まで行けた場合、長丁場ですが、翌日二軒小屋経由で椹島まで下る事が可能です。一般登山者が千枚小屋まで行くには、午前中早めに荒川小屋を通過することが必須です。
 荒川小屋からが本コースのハイライト。前岳カールのお花畑は南アルプス最大と言われ、ハクサンイチゲやシナノキンバイの中を行く登山道では、蝶になった錯覚に陥るでしょう。お花畑は丸山から千枚岳間にもあり、こちらは花の種類の多さが特徴です。また、荒川三山は主脈から東に張り出た尾根筋なので、南アルプスの南部・北部の両方向の山々の展望を楽しむ事ができます。ただしこの区間は危険箇所が連続します。特に荒川東岳、千枚岳への登りの悪場は、気を引き締めてかかる必要があります。
 千枚小屋から二軒小屋ロッヂ(休業中)間は急降下の連続ですが、落ち葉が敷き詰められた登山道は、椹島より膝への負担の少ないルートです。二軒小屋ロッヂは休業中で、テント泊も含めトイレや水場も使用できない状況です。二軒小屋から椹島まではトラックが行き交う中の、3時間強の林道歩きです。
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