椹島から聖岳・赤石岳周遊

コース難易度
中級
  • 3泊4日
  • 24時間40分
  • 30.6km
注意情報
※コース上の兎岳避難小屋は建物の傷みが激しく、快適に過ごすのは困難です。水場、トイレもなく無人なので緊急時の利用と考えましょう。また国立公園内ですのでテント泊は禁止されています。一方赤石岳避難小屋は、シーズン中は管理人が常駐しており、また朝夕の周囲の山々の眺めが素晴らしく一泊する価値が十分にあります。

コースガイド

変化に富んだ聖岳への登り、アップダウン連続の百間洞への縦走、広大な百間平と大ゴーロ帯を抜ける南ア随一のハードコース
テクニック度
岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
3泊4日
歩行時間
24時間40分
歩行距離
30.6km
最大高低差
2,001m
水場
聖平、百間洞
トイレ
各小屋
 聖岳から赤石岳周遊は、荒川岳〜三伏峠間に次いで登山者の少ないコースです。山小屋間の距離が長く、ハードさにおいて南アルプス南部随一です。しかし南アルプス南部のスケール感を味わうには最高で、コースの変化にも富んでいます。
 椹島からスタートします。聖沢登山口から聖平小屋間はほかの南アルプス登山道と異なる長いトラバースコースで、大雨被害の残る聖沢吊橋までと、乗越から岩頭滝見台間の2箇所は、沢やガレ場の横断に注意が必要です。途中ヘリコプターによる救助用のレスキューポイントがあります。岩頭滝見台からの展望は一服の清涼水で、二条の滝が流れ落ちる聖岳の山容を見た時、誰もが南アルプスのスケールの大きさを実感するに違いありません。
 2日目がこのコースの核心部です。展望ポイントは列挙しきれません。小聖岳から見上げた聖岳、聖岳山頂で初めて見る大山容の赤石岳、兎岳山頂の360度のパノラマ、中盛丸山からの百間平を前景とした赤石岳、聖岳の展望が特に素晴らしいです。ただ危険な所もあります、まずは小聖岳手前の森林限界から前聖岳山頂まではガレの縁や滑りやすい砂礫の大斜面です。聖岳から兎岳間は最もハードで、ガレの縁や岩場の急降下、そして赤色チャートの岩盤の聖兎のコルからは長いゴーロ帯の急勾配の登り返しがあります。さらに兎岳から中盛丸山間はアップダウンが激しく、特に中盛丸山の山頂への登りはザレた急勾配です。最後のピーク大沢岳は、標柱から先は崖縁の登山道で崩壊が進行しており、加えて百間洞への下りは硬い石のゴーロ帯で非常に歩き難いので、手前の百間洞下降点に荷物をデポして往復する事をお勧めします。宿泊地となる百間洞山の家は水の豊かなナナカマドの林の中にあり、雛壇のキャンプサイトは居心地が良く、聖岳を眺めながら何日も滞在したくなる場所です。
 3日目は2日日と全く違った味わいの山旅になります。聖岳と常に対話しながら広大な百間平の漫歩、この世と思えぬ大ゴーロ帯の赤石岳へのトラバースの登り、赤石岳避難小屋奥のピークを含む赤石岳山頂部の数々のビューポイントを思い切り楽しんでください。赤石岳山頂からの下りは椹島から赤石岳・荒川岳周遊(コースガイド)を参照下さい。なお、赤石小屋までは気の抜けない急下降と切り立ったトラバースが続きます。赤石小屋は水場が無いので、北沢源頭で取水します。赤石小屋から先は樹林帯を下り椹島に着きます。
小聖岳から見る聖岳。
聖岳から見る荒川岳の稜線に埋まった赤石岳。
岩頭滝見台からみる二条の滝
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