桟敷ヶ岳

コース難易度
初級
  • 5時間10分

コースガイド

テクニック度
山行日数
歩行時間
5時間10分
歩行距離
最大高低差
水場
トイレ
 王位継承争いに敗れ、北山に隠棲した惟喬親王(844〜897年)が山頂付近に桟敷を作り、都を眺めて懐かしんだという伝説から、桟敷ヶ岳という名前が付けられたといわれています。
雲ケ畑岩屋橋バス停前の橋を渡り、林道を30分ほど登ると、岩屋不動の駐車場に着きます。ゴールデンウィークの頃には、この岩屋不動周辺でシャクナゲの花が見事に咲き誇ります。
 駐車場脇から登山道に入り、沢沿いを登っていくと、六体地蔵のある薬師峠に出ます。ここはかつて、雲ヶ畑と大森を結ぶ生活道でありました。ここで右に曲がり、稜線に沿って北へ進みます。
 岩茸山付近からは美しい自然林となり、広くゆるやかな尾根道が続く気持ちのよい区間になります。途中、登山道から少し離れた場所に、大きな岩がたくさんあるガレ場のような地形があります。「都ながめの岩」と昔から呼ばれている岩の正確な位置は不明ですが、この場所がその候補のひとつかもしれません。
 送電線鉄塔付近は樹木が伐採され、ササ原が広がっており、東の花背峠方面や西の周山方面の展望が開けています。ここからは、巡視路をたどって下山するルートもあります。
 ひとつ鞍部を越えて少し登ると、桟敷ヶ岳の山頂に着きます。山頂からは、北東に位置する石仏峠方面の展望が開けています。
 杉林の中にある急な坂道を下っていくと、約45分で林道に出ます。そこからは祖父谷川沿いの林道をどんどん下っていけば、出発点である雲ケ畑岩屋橋バス停に戻ることができます。
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