【奈良県】の登山コースガイド

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岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
42件
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検索結果42件中  41-42件
  • 千早本道から金剛山山頂を経て文殊尾を下る

    千早本道から金剛山山頂を経て文殊尾を下る

    千早本道は、登山道起点の辻堂から山上の金剛山転法輪寺に至るまでに13の石仏があり、一三仏信仰の対象となっています。登山道へは、金剛山登山口バス停から少し下った交差点を右折するのが一般的ですが、千早本道の起点となる辻堂は、そこを左折して坂を約7〜8分下った千早交差点にあります。 時間に余裕があれば、金剛登山口バス停の先にある長い石段を上り、楠木正成ゆかりの千早城跡を巡って歴史に思いを馳せながら千早本道に合流するのもよいでしょう。 全般に階段や手すりの整備された歩きやすい道ですので、石仏や合目表示を高さの目安に、息が上がらないようゆっくりしたペースで登るのがバテないコツです。五合目の、のろし台跡にはトイレやベンチがあるので、木陰で汗をぬぐい、ゆっくりと休みましょう。 その後、緩やかな傾斜地や階段が続きますが、夏はヤマボウシ、新緑と紅葉には美しいブナの樹など自然に癒されながら、高度を上げます。八合目の分岐は、景観の優れた新道(右)にとるほうがよいでしょう。北側(左)の道は寒くなると凍結の恐れがあるので注意が必要です。 金剛山山上には食堂や売店、トイレのほか、登山回数を記録する金剛錬成会の押印所や登拝回数掲示板が設けられています。広い山頂広場では、六甲の山並みや遠く淡路島などが一望できます。また、ライブカメラが一定時間ごとに撮影する静止画はホームページに掲載されています。疲れた体を休めたら、転法輪寺と最高峰の葛木岳(立入禁止)を神域とする葛木神社に立ち寄って心も休めましょう。 帰路は、葛木神社へ参った急坂を戻り、突き当たりを左に取ります。ほどなく「楠木正成も智略を授かり、入学や進学、勝利への道等にご利益がある」とされる岩屋文殊のある三叉路があり、文殊尾はその先を下ります。登山道はよく踏まれており、ブナ林の木漏れ日が気持ち良い広い尾根の稜線です。ところどころ木の根が出ているので、足を引っかけないように注意しましょう。大きなベンチがある広い分岐を左へ進むと、杉やヒノキの植林帯を縫う階段。右の尾根道に進むとその先にも分岐があり、左は百ヶ辻を経てロープウェイ前バス停に着きますが、右に進むとバス停より少し離れた馬場谷方面に下り、初心者には不向きです。 冬でも手軽に登れますが、凍結する箇所があるのでチェーンスパイクやアイゼンをお忘れなく。
    千早本道は、登山道起点の辻堂から山上の金剛山転法輪寺に至るまでに13の石仏があり、一三仏信仰の対象となっています。登山道へは、金剛山登山口バス停から少し下った交差点を右折するのが一般的ですが、千早本道の起点となる辻堂は、そこを左折して坂を約7〜8分下った千早交差点にあります。 時間に余裕があれば、金剛登山口バス停の先にある長い石段を上り、楠木正成ゆかりの千早城跡を巡って歴史に思いを馳せながら千早本道に合流するのもよいでしょう。 全般に階段や手すりの整備された歩きやすい道ですので、石仏や合目表示を高さの目安に、息が上がらないようゆっくりしたペースで登るのがバテないコツです。五合目の、のろし台跡にはトイレやベンチがあるので、木陰で汗をぬぐい、ゆっくりと休みましょう。 その後、緩やかな傾斜地や階段が続きますが、夏はヤマボウシ、新緑と紅葉には美しいブナの樹など自然に癒されながら、高度を上げます。八合目の分岐は、景観の優れた新道(右)にとるほうがよいでしょう。北側(左)の道は寒くなると凍結の恐れがあるので注意が必要です。 金剛山山上には食堂や売店、トイレのほか、登山回数を記録する金剛錬成会の押印所や登拝回数掲示板が設けられています。広い山頂広場では、六甲の山並みや遠く淡路島などが一望できます。また、ライブカメラが一定時間ごとに撮影する静止画はホームページに掲載されています。疲れた体を休めたら、転法輪寺と最高峰の葛木岳(立入禁止)を神域とする葛木神社に立ち寄って心も休めましょう。 帰路は、葛木神社へ参った急坂を戻り、突き当たりを左に取ります。ほどなく「楠木正成も智略を授かり、入学や進学、勝利への道等にご利益がある」とされる岩屋文殊のある三叉路があり、文殊尾はその先を下ります。登山道はよく踏まれており、ブナ林の木漏れ日が気持ち良い広い尾根の稜線です。ところどころ木の根が出ているので、足を引っかけないように注意しましょう。大きなベンチがある広い分岐を左へ進むと、杉やヒノキの植林帯を縫う階段。右の尾根道に進むとその先にも分岐があり、左は百ヶ辻を経てロープウェイ前バス停に着きますが、右に進むとバス停より少し離れた馬場谷方面に下り、初心者には不向きです。 冬でも手軽に登れますが、凍結する箇所があるのでチェーンスパイクやアイゼンをお忘れなく。
  • 天ヶ滝道から伏見峠を経て金剛山へ

    天ヶ滝道から伏見峠を経て金剛山へ

    五條方面から金剛山に登る場合、最もよく歩かれているのが、天ヶ滝道から伏見峠を経由するコースです。天ヶ滝道はほとんどが尾根道で、標識もよく整備されています。JR北宇智駅または奈良交通住川バス停から、金剛の山並みを仰ぎ見ながら里の道路を1時間余り進んでいくと、10台余り停められる駐車場のある登山口にやってきます。傾斜が緩やかなため、あまり意識しませんが、北宇智駅から約200m登っており、標高は370mです。 登山口からは傾斜が少しきつい階段や道が続きますが、しばらく進むと傾斜は緩くなります。スギやヒノキの植林帯の中を徐々に標高を上げていくと、ベンチが設置された天ヶ滝への分岐にさしかかります。分岐には「0.1Km 天ヶ滝(行き止り)」の標識があり、細い道を5分ほど下れば、天ヶ滝に到着します。天ヶ滝は落差約17mで滝壺は小さいですが、2段になっているところが特徴です。時間に余裕があれば、寄り道してもいいでしょう。 天ヶ滝への分岐を出発後、尾根をはずれて山腹をトラバースして進み、やがて右側に木々の間から少しだけ視界が開けるところがあります。ここからは音羽三山や高見山が遠望できるとともに、奈良盆地南部が俯瞰できます。天ヶ滝道で唯一、眺望を楽しめる場所で、登山の疲れを癒してくれます。 さらに進むと、登山道の踊り場とも言える平坦な中ノ平に到着します。ここにはベンチがあり、登山口とダイヤモンドトレールとが交わる地点のほぼ中間に位置するため、休憩にちょうどいい場所です。 中ノ平から延々と続く植林帯をひたすら登っていくと、右斜面下の方に水場が見えます。この水場が新欽明水で、約5mの階段を下ると湧水を引いた水が流れ出ていて、コップが備えてあります。冷水で喉を潤したり、顔を洗ったりしてひと息つきましょう。新欽明水から山腹をトラバースして進むと、上の方が明るくなり稜線が見えてきます。ダイヤモンドトレールに合流したら、伏見峠を経てほどなくちはや園地、その後起伏のない山上をゆっくり散策しながら約40分~50分で山頂広場に到着です。 下りは縦横無尽にあるルートを選べます。ダイヤモンドトレールを伏見峠方面に進み、天ヶ滝道と谷を挟んで並行している石寺跡道は、中級者以上におすすめです。尚、大辯財天から南下する道は荒れている箇所がありわかりにくいので、遠回りでも県道261号(西佐味中之線)まで出るのが無難です。
    五條方面から金剛山に登る場合、最もよく歩かれているのが、天ヶ滝道から伏見峠を経由するコースです。天ヶ滝道はほとんどが尾根道で、標識もよく整備されています。JR北宇智駅または奈良交通住川バス停から、金剛の山並みを仰ぎ見ながら里の道路を1時間余り進んでいくと、10台余り停められる駐車場のある登山口にやってきます。傾斜が緩やかなため、あまり意識しませんが、北宇智駅から約200m登っており、標高は370mです。 登山口からは傾斜が少しきつい階段や道が続きますが、しばらく進むと傾斜は緩くなります。スギやヒノキの植林帯の中を徐々に標高を上げていくと、ベンチが設置された天ヶ滝への分岐にさしかかります。分岐には「0.1Km 天ヶ滝(行き止り)」の標識があり、細い道を5分ほど下れば、天ヶ滝に到着します。天ヶ滝は落差約17mで滝壺は小さいですが、2段になっているところが特徴です。時間に余裕があれば、寄り道してもいいでしょう。 天ヶ滝への分岐を出発後、尾根をはずれて山腹をトラバースして進み、やがて右側に木々の間から少しだけ視界が開けるところがあります。ここからは音羽三山や高見山が遠望できるとともに、奈良盆地南部が俯瞰できます。天ヶ滝道で唯一、眺望を楽しめる場所で、登山の疲れを癒してくれます。 さらに進むと、登山道の踊り場とも言える平坦な中ノ平に到着します。ここにはベンチがあり、登山口とダイヤモンドトレールとが交わる地点のほぼ中間に位置するため、休憩にちょうどいい場所です。 中ノ平から延々と続く植林帯をひたすら登っていくと、右斜面下の方に水場が見えます。この水場が新欽明水で、約5mの階段を下ると湧水を引いた水が流れ出ていて、コップが備えてあります。冷水で喉を潤したり、顔を洗ったりしてひと息つきましょう。新欽明水から山腹をトラバースして進むと、上の方が明るくなり稜線が見えてきます。ダイヤモンドトレールに合流したら、伏見峠を経てほどなくちはや園地、その後起伏のない山上をゆっくり散策しながら約40分~50分で山頂広場に到着です。 下りは縦横無尽にあるルートを選べます。ダイヤモンドトレールを伏見峠方面に進み、天ヶ滝道と谷を挟んで並行している石寺跡道は、中級者以上におすすめです。尚、大辯財天から南下する道は荒れている箇所がありわかりにくいので、遠回りでも県道261号(西佐味中之線)まで出るのが無難です。