【大阪府】の登山コースガイド

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検索結果28件中  1-20件
  • 能勢電鉄妙見口駅から妙見山へ

    能勢電鉄妙見口駅から妙見山へ

    能勢電鉄妙見口駅改札を出て右へ進み、国道に出て信号を渡ります。保育園の前を通り、道なりに田畑の中を進み、道標を左へ。橋を渡ると、林道が始まります。右手にトーテムポールと「大阪みどりの百選」の標柱が現れ、青いフェンスが終わると堰堤の上の広場に到着。卵や角のオブジェをすぎると、幾度も渡渉を繰り返します。岩場の谷を進み傾斜がなだらかになると県道に出ます。県道を左へ進むと左手に入る登山道が現れ、これより急登です。車道を渡り石段、木の根が多い登りを上がると石の鳥居に到着。砂利道に出て右折すると大阪自然環状道の看板があり、左手が妙見山上です。山頂は本堂を過ぎ山門を越え、信徒会館星嶺を過ぎた左手の小高いところにあります。 下りは陣馬、鳥居を過ぎると正面に大きな駐車場があり、その奥に上杉尾根の取付きがあります。里山の雑木林の中を楽しみながら進むと南方向の景色が開ける場所があります。里山の気持ちのいい道です。終盤の疲れが出る頃にガレているところがあるので注意を。信号を渡り、もと来た集落を下って妙見口駅に到着です。
    能勢電鉄妙見口駅改札を出て右へ進み、国道に出て信号を渡ります。保育園の前を通り、道なりに田畑の中を進み、道標を左へ。橋を渡ると、林道が始まります。右手にトーテムポールと「大阪みどりの百選」の標柱が現れ、青いフェンスが終わると堰堤の上の広場に到着。卵や角のオブジェをすぎると、幾度も渡渉を繰り返します。岩場の谷を進み傾斜がなだらかになると県道に出ます。県道を左へ進むと左手に入る登山道が現れ、これより急登です。車道を渡り石段、木の根が多い登りを上がると石の鳥居に到着。砂利道に出て右折すると大阪自然環状道の看板があり、左手が妙見山上です。山頂は本堂を過ぎ山門を越え、信徒会館星嶺を過ぎた左手の小高いところにあります。 下りは陣馬、鳥居を過ぎると正面に大きな駐車場があり、その奥に上杉尾根の取付きがあります。里山の雑木林の中を楽しみながら進むと南方向の景色が開ける場所があります。里山の気持ちのいい道です。終盤の疲れが出る頃にガレているところがあるので注意を。信号を渡り、もと来た集落を下って妙見口駅に到着です。
  • 能勢電鉄妙見口駅から大堂越を経て妙見山へ

    能勢電鉄妙見口駅から大堂越を経て妙見山へ

    能勢電鉄妙見口駅改札を出て左へ、旧妙見の森ケーブル黒川駅跡の左の道へ入ります。橋を渡り、沢を越えて長い登りを終えると砂防堰堤に到着。しばらくすると右手に「台場クヌギ」の森が現れます。地域の名産品「菊炭」を作るための切り株から細い幹が出たクヌギです。(※先の道中に炭焼き窯の跡があります)次に針葉樹の谷間を登ります。杉林を登りきった鞍部が大堂越です。南東方向の木の根が露出したジグザクの急登を進みます。林道のヘアピンカーブに合流、左手登り方向へ進みます。旧リフト妙見山駅跡を経てすぐ左手の階段を上がり妙見山上へ向かいます。能勢妙見山ブナ林は北摂に残る唯一の林で、200本以上のブナがお寺の境内に広がっていて、ブナ守の会の皆さんが保全活動をされています。信徒会館星嶺の前を通り左手の坂の上に山頂三角点があります。 下山は山上駐車場の南端に取り付きのある上杉尾根を使います。下り始めと後半に急斜面もありますが、展望の良い場所もあるので、休憩をとりつつ丁寧に下ります。石灯篭や茶屋跡の看板などがあり、歴史を感じることができます。国道を渡り妙見口駅へ戻ります。
    能勢電鉄妙見口駅改札を出て左へ、旧妙見の森ケーブル黒川駅跡の左の道へ入ります。橋を渡り、沢を越えて長い登りを終えると砂防堰堤に到着。しばらくすると右手に「台場クヌギ」の森が現れます。地域の名産品「菊炭」を作るための切り株から細い幹が出たクヌギです。(※先の道中に炭焼き窯の跡があります)次に針葉樹の谷間を登ります。杉林を登りきった鞍部が大堂越です。南東方向の木の根が露出したジグザクの急登を進みます。林道のヘアピンカーブに合流、左手登り方向へ進みます。旧リフト妙見山駅跡を経てすぐ左手の階段を上がり妙見山上へ向かいます。能勢妙見山ブナ林は北摂に残る唯一の林で、200本以上のブナがお寺の境内に広がっていて、ブナ守の会の皆さんが保全活動をされています。信徒会館星嶺の前を通り左手の坂の上に山頂三角点があります。 下山は山上駐車場の南端に取り付きのある上杉尾根を使います。下り始めと後半に急斜面もありますが、展望の良い場所もあるので、休憩をとりつつ丁寧に下ります。石灯篭や茶屋跡の看板などがあり、歴史を感じることができます。国道を渡り妙見口駅へ戻ります。
  • 森上バス停から三草山へ

    森上バス停から三草山へ

    森上バス停から少し南へ戻り、長谷川沿いを西へ進みます。三草山登山口・棚田駐車場(有料)の右手の坂道を登ると慈眼寺があります。慈眼寺を右へ、丁字の分岐を左にしばらく農地間の舗装路を登ります。峠に至るといよいよ山道に。稜線に出るとオートバイ止めの杭がありここを西へ。急な斜面が始まると山頂は間もなくです。三草山からは川西方面が望め、広くて休憩に適しています。 山頂から西へ15分ほど下るとサイノカミ峠に到着。峠には能勢路最古の年号が刻まれた道標、庚申塔があり、南に下れば屏風岩、西へ進めば滝王山です。地図上では六叉路のように見えますが、降りてきた道の右手から二つ目を下ります。日本の棚田百選「長谷の棚田」を眺め山里の風景を楽しみながら森上バス停に戻ります。バスの待ち時間がある際は道の駅 能勢(くりの郷)に立ち寄り、平野口よりバス乗車にて能勢電鉄山下駅を目指すのも良いでしょう。
    森上バス停から少し南へ戻り、長谷川沿いを西へ進みます。三草山登山口・棚田駐車場(有料)の右手の坂道を登ると慈眼寺があります。慈眼寺を右へ、丁字の分岐を左にしばらく農地間の舗装路を登ります。峠に至るといよいよ山道に。稜線に出るとオートバイ止めの杭がありここを西へ。急な斜面が始まると山頂は間もなくです。三草山からは川西方面が望め、広くて休憩に適しています。 山頂から西へ15分ほど下るとサイノカミ峠に到着。峠には能勢路最古の年号が刻まれた道標、庚申塔があり、南に下れば屏風岩、西へ進めば滝王山です。地図上では六叉路のように見えますが、降りてきた道の右手から二つ目を下ります。日本の棚田百選「長谷の棚田」を眺め山里の風景を楽しみながら森上バス停に戻ります。バスの待ち時間がある際は道の駅 能勢(くりの郷)に立ち寄り、平野口よりバス乗車にて能勢電鉄山下駅を目指すのも良いでしょう。
  • 能勢温泉から剣尾山へ

    能勢温泉から剣尾山へ

    バスの場合は森上バス停で下車、浮峠を経て金谷橋へ。玉泉寺の横を通りキャンプ場を左手に見ながら登っていくとトイレがあります。ここからが登山道です。階段を進んでいくと巨岩が現れ、大日如来が祀られています。奈良時代に役行者が開いたとされる行者山は道中に行場が現れ、中にはボルトが打たれている岩もあります。岩場を上り切ったところが行者山の山頂です。ここからは雑木林の中の整備された登山道を進みます。六地蔵で右手から道が合流。月峯寺跡を過ぎ急坂を登ると剣尾山の山頂です。三角点はなく大きな岩が点在していて、天気が良ければ大阪平野、京都・亀岡方面が望めます。 山頂からは進路を北にとり、京都府との境界で二又の分岐を左手へ進み、30分ほどで横尾山です。山頂をさらに西へ、鹿除けのネット沿いに尾根を下り、21世紀の森へ(この森は近年整備されていないので、道迷いに注意)。下りきると、能勢温泉に至ります。マイカーの場合は能勢温泉のハイカー用有料駐車場を事前に申し出て利用するのがよいでしょう。
    バスの場合は森上バス停で下車、浮峠を経て金谷橋へ。玉泉寺の横を通りキャンプ場を左手に見ながら登っていくとトイレがあります。ここからが登山道です。階段を進んでいくと巨岩が現れ、大日如来が祀られています。奈良時代に役行者が開いたとされる行者山は道中に行場が現れ、中にはボルトが打たれている岩もあります。岩場を上り切ったところが行者山の山頂です。ここからは雑木林の中の整備された登山道を進みます。六地蔵で右手から道が合流。月峯寺跡を過ぎ急坂を登ると剣尾山の山頂です。三角点はなく大きな岩が点在していて、天気が良ければ大阪平野、京都・亀岡方面が望めます。 山頂からは進路を北にとり、京都府との境界で二又の分岐を左手へ進み、30分ほどで横尾山です。山頂をさらに西へ、鹿除けのネット沿いに尾根を下り、21世紀の森へ(この森は近年整備されていないので、道迷いに注意)。下りきると、能勢温泉に至ります。マイカーの場合は能勢温泉のハイカー用有料駐車場を事前に申し出て利用するのがよいでしょう。
  • 箕面公園

    箕面公園

    箕面駅から北に滝道を進みます。もみじの天ぷらの有名店や箕面温泉スパーガーデンの前を通り、一の橋を渡った階段から山道へ進み、桜広場へ。広場から50mほどで左手に谷沿いを上がる道があり、しばらくは急な登りです。2つ目の分岐をハート広場方面へ左折、トラバースしながら鞍部を越えると休憩にも好適なハート広場に到着。南へ林道を進むとわくわく展望台へ。ガーランドが下げられており撮影スポットとしても人気です。展望台をあとにD23の標識を北西方向に進み、六個山山頂へ。小道が多いので方角を確認しつつ「緊急ポイント」の看板を目印に進みます。六個山は別名松尾山。大阪の市街地が一望できる山頂です。 山頂からは南へ。下りも小道が多数あるので確認しながらオルタナの森・Minoh(青少年教学の森野外活動センター)を目指します。カフェもあり休憩に最適です。オルタナの森からは舗装路歩き。長い坂を下り切ると府道9号です。左折して道沿いを進み、箕面7丁目交差点を左へ、信号を右折し箕面駅に到着。駅の2階にあるアウトドアショップ「UNITE」で山の情報やギアを見るのもよいでしょう。
    箕面駅から北に滝道を進みます。もみじの天ぷらの有名店や箕面温泉スパーガーデンの前を通り、一の橋を渡った階段から山道へ進み、桜広場へ。広場から50mほどで左手に谷沿いを上がる道があり、しばらくは急な登りです。2つ目の分岐をハート広場方面へ左折、トラバースしながら鞍部を越えると休憩にも好適なハート広場に到着。南へ林道を進むとわくわく展望台へ。ガーランドが下げられており撮影スポットとしても人気です。展望台をあとにD23の標識を北西方向に進み、六個山山頂へ。小道が多いので方角を確認しつつ「緊急ポイント」の看板を目印に進みます。六個山は別名松尾山。大阪の市街地が一望できる山頂です。 山頂からは南へ。下りも小道が多数あるので確認しながらオルタナの森・Minoh(青少年教学の森野外活動センター)を目指します。カフェもあり休憩に最適です。オルタナの森からは舗装路歩き。長い坂を下り切ると府道9号です。左折して道沿いを進み、箕面7丁目交差点を左へ、信号を右折し箕面駅に到着。駅の2階にあるアウトドアショップ「UNITE」で山の情報やギアを見るのもよいでしょう。
  • 塚脇バス停から三好山へ

    塚脇バス停から三好山へ

    JR高槻駅北側市バス「51循環 塚脇」乗車、塚脇バス停で下車し摂津峡方面へ。信号を右折、川沿いの道をすぐ左折します。千念院を右に入り、しばらく進むと右手に林道の登り口があります。緩やかな登りの先に左に大きくカーブする合流点を西へ、柵沿いを進みます。開けたところからは高槻の市街地から交野山までが見渡せます。三好山山頂は摂津・丹波の守護・細川高国により築かれた山城跡です。 先の合流点まで戻り、北の山道を下ります。集落に出て左へ。慶住院を過ぎ左へ下る細い道を進むと摂津峡に出ます。売店跡の角に東海自然歩道の分岐があります。摂津峡は日本三大奇景の一つ・耶馬渓になぞらえて「摂津耶馬渓」とも謳われる北摂の景勝地。季節には桜や紅葉が美しい渓谷歩きが楽しめます。川から離れると舗装道となり摂津峡公園です。この先の美人湯祥風苑もおすすめです。そのまま道なりに進んで塚脇バス停へと戻ります。マイカーの場合は芥川緑地の駐車場が便利です。 ※三好山は私有地です。マナーを守って散策をお願いします。
    JR高槻駅北側市バス「51循環 塚脇」乗車、塚脇バス停で下車し摂津峡方面へ。信号を右折、川沿いの道をすぐ左折します。千念院を右に入り、しばらく進むと右手に林道の登り口があります。緩やかな登りの先に左に大きくカーブする合流点を西へ、柵沿いを進みます。開けたところからは高槻の市街地から交野山までが見渡せます。三好山山頂は摂津・丹波の守護・細川高国により築かれた山城跡です。 先の合流点まで戻り、北の山道を下ります。集落に出て左へ。慶住院を過ぎ左へ下る細い道を進むと摂津峡に出ます。売店跡の角に東海自然歩道の分岐があります。摂津峡は日本三大奇景の一つ・耶馬渓になぞらえて「摂津耶馬渓」とも謳われる北摂の景勝地。季節には桜や紅葉が美しい渓谷歩きが楽しめます。川から離れると舗装道となり摂津峡公園です。この先の美人湯祥風苑もおすすめです。そのまま道なりに進んで塚脇バス停へと戻ります。マイカーの場合は芥川緑地の駐車場が便利です。 ※三好山は私有地です。マナーを守って散策をお願いします。
  • 神峰山口バス停からポンポン山へ

    神峰山口バス停からポンポン山へ

    神峰山口バス停すぐの信号を渡った集落の中に道標があります。獣害防止柵の扉を開けて進むと、高速下に山門が現れ神峯山寺に到着します。ここから本山寺までは、長いアスファルトの道をひたすら進みます(道中「東海自然歩道は舗装路をすすみます」と書いてあり、自然歩道とはなんぞや?と自問自答…)。 本山寺の山門で道は二手に分かれます。右は登山道、左は本山寺を経ます。本コースの山道歩きはここから、天狗杉を過ぎると針葉樹の中を抜けて進みます。ここからポンポン山までの道は歩きやすく森を楽しみながら進みましょう。山頂を足で踏み鳴らせばポンポンと音がしたことから名付けられたユニークな名前のポンポン山。東側の展望が開けています。山頂からは東へ進み、大原野森林公園への分岐の後、すぐに釈迦岳と東海自然歩道の分岐があります。ここを左、東海自然歩道を進みます。下り終えると車道に出ます。右折して善峯寺へ下山したあたりから、阪急バスで東向日駅へ出られます。冬季は善峯寺からのバスは運休のため、もう20分先へ下った小塩バス停から乗車します。
    神峰山口バス停すぐの信号を渡った集落の中に道標があります。獣害防止柵の扉を開けて進むと、高速下に山門が現れ神峯山寺に到着します。ここから本山寺までは、長いアスファルトの道をひたすら進みます(道中「東海自然歩道は舗装路をすすみます」と書いてあり、自然歩道とはなんぞや?と自問自答…)。 本山寺の山門で道は二手に分かれます。右は登山道、左は本山寺を経ます。本コースの山道歩きはここから、天狗杉を過ぎると針葉樹の中を抜けて進みます。ここからポンポン山までの道は歩きやすく森を楽しみながら進みましょう。山頂を足で踏み鳴らせばポンポンと音がしたことから名付けられたユニークな名前のポンポン山。東側の展望が開けています。山頂からは東へ進み、大原野森林公園への分岐の後、すぐに釈迦岳と東海自然歩道の分岐があります。ここを左、東海自然歩道を進みます。下り終えると車道に出ます。右折して善峯寺へ下山したあたりから、阪急バスで東向日駅へ出られます。冬季は善峯寺からのバスは運休のため、もう20分先へ下った小塩バス停から乗車します。
  • 太閤道

    太閤道

    JR高槻駅、阪急高槻市駅より東へ進み安満遺跡公園を目指します。これから歩く山を一望しながら、公園内の展示館を過ぎて車道を北へ進みJRの線路をくぐります。突き当たりを左へ、名神高速を北へくぐり次の信号を右、緑水会病院の裏手から山道が始まります。三好大明神から金龍寺跡まではしっかりした登りが続きます。白馬岩、坐禅石を経て金龍寺跡(天台宗の古刹だったが昭和58年にハイカーの失火で全焼)に到着。新緑の緑、秋は紅葉が美しい場所です。分岐点を左に進むと、なだらかな稜線が気持ち良いです。みはらし台という展望スポットもあります。コースの上を高圧線が2度交差、細かい分岐が沢山あるので迷わぬよう注意。舗装路と合流した先の小屋前のベンチから三川合流点を望むことができます。その先で四ツ辻を右手へ、若山神社方面に進み、ゴルフ場のフェンス沿いの道を進みます。若山神社(北側に公衆トイレあり)から駅まで舗装路を歩き、役場の前を経て、線路沿いに進めばJR島本駅です。踏切を渡り右手に進めば楠公父子訣別之所と言われる桜井駅跡があります。南へ5分ほど進めば阪急水無瀬駅も利用できます。
    JR高槻駅、阪急高槻市駅より東へ進み安満遺跡公園を目指します。これから歩く山を一望しながら、公園内の展示館を過ぎて車道を北へ進みJRの線路をくぐります。突き当たりを左へ、名神高速を北へくぐり次の信号を右、緑水会病院の裏手から山道が始まります。三好大明神から金龍寺跡まではしっかりした登りが続きます。白馬岩、坐禅石を経て金龍寺跡(天台宗の古刹だったが昭和58年にハイカーの失火で全焼)に到着。新緑の緑、秋は紅葉が美しい場所です。分岐点を左に進むと、なだらかな稜線が気持ち良いです。みはらし台という展望スポットもあります。コースの上を高圧線が2度交差、細かい分岐が沢山あるので迷わぬよう注意。舗装路と合流した先の小屋前のベンチから三川合流点を望むことができます。その先で四ツ辻を右手へ、若山神社方面に進み、ゴルフ場のフェンス沿いの道を進みます。若山神社(北側に公衆トイレあり)から駅まで舗装路を歩き、役場の前を経て、線路沿いに進めばJR島本駅です。踏切を渡り右手に進めば楠公父子訣別之所と言われる桜井駅跡があります。南へ5分ほど進めば阪急水無瀬駅も利用できます。
  • 阪急大山崎駅から天王山へ

    阪急大山崎駅から天王山へ

    JR山崎駅からは線路沿いを東へ、阪急大山崎駅からは駅前のコンビ二左手を北へ進み、踏切を渡って宝積寺を目指します。宝積寺からはしばらく登りです。酒解神社の鳥居の前に山崎合戦の地碑があり、三川合流が望めます。十七烈士の墓を経て酒解神社、もうひと登りで天王山山頂に到着。太閤秀吉が山崎合戦の直後に築城した山崎城は天下統一の出発点になった城とされています。 山頂を後に北西に進みます。のんびり歩きやすい道が続きます。小倉神社分岐を右へ向かいますが、この先は急な下りが小倉神社まで続きます。急がず丁寧に下りましょう。小倉神社より住宅街を抜け、バス通りを20分ほど進むと阪急西山天王山駅に到着です。
    JR山崎駅からは線路沿いを東へ、阪急大山崎駅からは駅前のコンビ二左手を北へ進み、踏切を渡って宝積寺を目指します。宝積寺からはしばらく登りです。酒解神社の鳥居の前に山崎合戦の地碑があり、三川合流が望めます。十七烈士の墓を経て酒解神社、もうひと登りで天王山山頂に到着。太閤秀吉が山崎合戦の直後に築城した山崎城は天下統一の出発点になった城とされています。 山頂を後に北西に進みます。のんびり歩きやすい道が続きます。小倉神社分岐を右へ向かいますが、この先は急な下りが小倉神社まで続きます。急がず丁寧に下りましょう。小倉神社より住宅街を抜け、バス通りを20分ほど進むと阪急西山天王山駅に到着です。
  • るり渓温泉から深山へ

    るり渓温泉から深山へ

    るり渓の奥、山深く遠いことで深山と呼ばれます。奥るり渓バス停から園部能勢線を西へ、アスファルト道を登ります。登山口は、土ヶ畑交差点、るり渓山郷の駅の右手にあります。雑木林の森に癒されながら進みますが、粘度質の土道のため、ズルッと滑りやすい箇所もあるので注意が必要です。1kmほど進むと稜線に出ます。ススキ野原になっていて景色がよく、亀岡方面が見渡せます。緩やかな起伏を楽しみなら歩いていくと車道と合流、目の前にレーダー雨量観測所があります。通用口を過ぎ、その奥にある深山神社が深山山頂です。山頂は展望がよく、大阪方面、篠山方面、京都方面が見渡せます。 深山山頂からは来た道を奥るり渓バス停に戻り、京都るり渓温泉for REST RESORTの温泉に入りサッパリして家路につきましょう。
    るり渓の奥、山深く遠いことで深山と呼ばれます。奥るり渓バス停から園部能勢線を西へ、アスファルト道を登ります。登山口は、土ヶ畑交差点、るり渓山郷の駅の右手にあります。雑木林の森に癒されながら進みますが、粘度質の土道のため、ズルッと滑りやすい箇所もあるので注意が必要です。1kmほど進むと稜線に出ます。ススキ野原になっていて景色がよく、亀岡方面が見渡せます。緩やかな起伏を楽しみなら歩いていくと車道と合流、目の前にレーダー雨量観測所があります。通用口を過ぎ、その奥にある深山神社が深山山頂です。山頂は展望がよく、大阪方面、篠山方面、京都方面が見渡せます。 深山山頂からは来た道を奥るり渓バス停に戻り、京都るり渓温泉for REST RESORTの温泉に入りサッパリして家路につきましょう。
  • 能勢電鉄平野駅から舎羅林山へ

    能勢電鉄平野駅から舎羅林山へ

    能勢電鉄平野駅の改札を出て右手の階段を降ります。病院を右手に坂道を進むと通称・オランダ坂と呼ばれる急な坂の両脇に住宅が並びます。坂道の階段を登り切ると山道に変わります。山道はゆるやかに高度を上げながら大きく右回りのカーブを描きます。プレートの案内図がある分岐が現れ、ここを左手に進みます。しばらくすると鉄塔の下に至り、鉄塔から5分ほどで舎羅林山山頂に到着。山上展望広場からは北方面に北摂の山々がよく見えるので、時間があれば山座を調べてみるのも良いでしょう。 山頂からは南に進路をとります。道中左手はゴルフ場へと入ってしまうので進入禁止の看板に注意しながら進んでください。歩きやすいなだらかな下りを進んでいくと高圧線をくぐります。やがて、まっすぐ下る道と右手に曲がる分岐が出てきます。右手に進み山裾に降りると集落に至ります。ここからは舗装路歩き。能勢電鉄の踏切を越えて右手に進むと能勢電鉄多田駅に到着です。
    能勢電鉄平野駅の改札を出て右手の階段を降ります。病院を右手に坂道を進むと通称・オランダ坂と呼ばれる急な坂の両脇に住宅が並びます。坂道の階段を登り切ると山道に変わります。山道はゆるやかに高度を上げながら大きく右回りのカーブを描きます。プレートの案内図がある分岐が現れ、ここを左手に進みます。しばらくすると鉄塔の下に至り、鉄塔から5分ほどで舎羅林山山頂に到着。山上展望広場からは北方面に北摂の山々がよく見えるので、時間があれば山座を調べてみるのも良いでしょう。 山頂からは南に進路をとります。道中左手はゴルフ場へと入ってしまうので進入禁止の看板に注意しながら進んでください。歩きやすいなだらかな下りを進んでいくと高圧線をくぐります。やがて、まっすぐ下る道と右手に曲がる分岐が出てきます。右手に進み山裾に降りると集落に至ります。ここからは舗装路歩き。能勢電鉄の踏切を越えて右手に進むと能勢電鉄多田駅に到着です。
  • 忍頂寺~大原野(南春日町バス停)

    忍頂寺~大原野(南春日町バス停)

    忍頂寺バス停より忍頂寺交差点を東に向かい、竜王山を目指します。宝池寺に着くと山頂まではあと少し。竜王山山頂にある木造の大きな展望台からは大阪平野が一望できます。 下山は南へ下り、車作の集落の中は、道標に注意しながら車作大橋を目指します。ここから東海自然歩道が2手に分かれます。北側は竜仙の滝を経て萩谷に至る道(武士自然歩道で紹介)。ここは一般コースと呼ばれる南側の道を進みます。萩谷総合公園まで舗装路を1時間ほど進み、白滝、摂津峡とアスファルトの道を歩き、原立石バス停から右手の道を進んで神峯山寺を目指します。ここから本山寺まではアスファルトの長い登りです。ポンポン山を経て、釈迦岳への分岐を左へ下り、車道に出て左折、突き当たりを右へ。間もなく左手に入る山道から、金蔵寺を経て集落を下り、南春日町を目指します。南春日町バス停からバスで阪急東向日駅へ向かうことができます(本数が少ないので、15分ほど北東に歩き、洛西ニュータウンからバスで阪急洛西口駅、JR桂川駅にも向かえます)。
    忍頂寺バス停より忍頂寺交差点を東に向かい、竜王山を目指します。宝池寺に着くと山頂まではあと少し。竜王山山頂にある木造の大きな展望台からは大阪平野が一望できます。 下山は南へ下り、車作の集落の中は、道標に注意しながら車作大橋を目指します。ここから東海自然歩道が2手に分かれます。北側は竜仙の滝を経て萩谷に至る道(武士自然歩道で紹介)。ここは一般コースと呼ばれる南側の道を進みます。萩谷総合公園まで舗装路を1時間ほど進み、白滝、摂津峡とアスファルトの道を歩き、原立石バス停から右手の道を進んで神峯山寺を目指します。ここから本山寺まではアスファルトの長い登りです。ポンポン山を経て、釈迦岳への分岐を左へ下り、車道に出て左折、突き当たりを右へ。間もなく左手に入る山道から、金蔵寺を経て集落を下り、南春日町を目指します。南春日町バス停からバスで阪急東向日駅へ向かうことができます(本数が少ないので、15分ほど北東に歩き、洛西ニュータウンからバスで阪急洛西口駅、JR桂川駅にも向かえます)。
  • 京阪私市駅から生駒山へ

    京阪私市駅から生駒山へ

    京阪私市駅最寄りの、私市水辺プラザから遊歩道を歩きます。星の里いわふねを川沿いに通過し、徐々に自然を感じながら歩みを進めると、府民の森ほしだの木道に入ります。ほどなくトイレや案内所のあるピトンの小屋と、右手には「なみはや国体」の公式競技場として使用された、高さ16.5mの大きなクライミングウォールが出現します。体験用ウォールもあるので、時間に余裕があれば試してみましょう。 道なりに坂道を登ると、前方に「星のブランコ」という吊橋が見えてきます。鳥のさえずりや立夏の風、鮮やかに山を彩る紅葉など、季節ごとに移りゆく風景に心を奪われることでしょう。 やまびこ広場に入り、管理道を南へ進むと、眼下にはまぶしく光る御影石が並ぶ飯盛霊園が広がります。墓地内の脇を通過して国道163号へ。下田原西交差点で信号を渡り、国道を離れ住宅地へ入り、進むこと約5分、戎公園バス停前の小さな橋を渡って川沿いを道なりに進み、ビオトープ原田の里山ゲートを潜ると、再び山道が始まります。堂尾池沿いにしばらく進むと自動車道に出ます。歩道を北西へ3分ほど進んだところにある信号のない横断歩道を渡ります。ここは見落としやすいうえ、比較的交通量が多いので、注意して横断してください。 ここから府民の森むろいけ園地に入ります。自然林に囲まれた遊歩道が張り巡らされ、目的に応じたルートが楽しめます。この園地を西に抜ければ飯盛山経由でJR四条畷駅へ、野崎観音経由でJR野崎駅へ行くことも可能です。どちらも園地から約1時間です。 むろいけ園地を後にして、細い山道を抜けると阪奈道路に出ます。歩道橋を渡り、田園を眺めながら道路を進むと再び山道へ入ります。ゴルフ場の脇を通りすぎて、燈籠ゲート(石の灯籠)から府民の森くさか園地に入ります。歩きやすい管理道を登るとくさかコース合流点で南側からくさかハイキングコースと合流します。ここから近鉄石切駅まで約50分で下山可能です。このコースは、春先になると白くて愛らしいこぶしの花がハイカーを出迎えてくれます。 管理道をさらに進むと、府民の森ぬかた園地に入ります。興法寺との分岐が辻子谷コースとの出合です。この園には関西屈指のあじさい園があり、6月中頃から幻の紫陽花や七段花などが見頃を迎えます。ぜひカメラを持って訪れてください。あじさいプロムナード最上位の通路から生駒縦走歩道を外れ、あじさい新道経由で山頂へ向かいます。摂河泉コースと合流後、信貴生駒スカイラインのトンネルを潜り急登を上り詰めれば、電波塔とその向こうに生駒山頂遊園地が現れます。生駒山山頂の三角点はミニSLの敷地内にあります。
    京阪私市駅最寄りの、私市水辺プラザから遊歩道を歩きます。星の里いわふねを川沿いに通過し、徐々に自然を感じながら歩みを進めると、府民の森ほしだの木道に入ります。ほどなくトイレや案内所のあるピトンの小屋と、右手には「なみはや国体」の公式競技場として使用された、高さ16.5mの大きなクライミングウォールが出現します。体験用ウォールもあるので、時間に余裕があれば試してみましょう。 道なりに坂道を登ると、前方に「星のブランコ」という吊橋が見えてきます。鳥のさえずりや立夏の風、鮮やかに山を彩る紅葉など、季節ごとに移りゆく風景に心を奪われることでしょう。 やまびこ広場に入り、管理道を南へ進むと、眼下にはまぶしく光る御影石が並ぶ飯盛霊園が広がります。墓地内の脇を通過して国道163号へ。下田原西交差点で信号を渡り、国道を離れ住宅地へ入り、進むこと約5分、戎公園バス停前の小さな橋を渡って川沿いを道なりに進み、ビオトープ原田の里山ゲートを潜ると、再び山道が始まります。堂尾池沿いにしばらく進むと自動車道に出ます。歩道を北西へ3分ほど進んだところにある信号のない横断歩道を渡ります。ここは見落としやすいうえ、比較的交通量が多いので、注意して横断してください。 ここから府民の森むろいけ園地に入ります。自然林に囲まれた遊歩道が張り巡らされ、目的に応じたルートが楽しめます。この園地を西に抜ければ飯盛山経由でJR四条畷駅へ、野崎観音経由でJR野崎駅へ行くことも可能です。どちらも園地から約1時間です。 むろいけ園地を後にして、細い山道を抜けると阪奈道路に出ます。歩道橋を渡り、田園を眺めながら道路を進むと再び山道へ入ります。ゴルフ場の脇を通りすぎて、燈籠ゲート(石の灯籠)から府民の森くさか園地に入ります。歩きやすい管理道を登るとくさかコース合流点で南側からくさかハイキングコースと合流します。ここから近鉄石切駅まで約50分で下山可能です。このコースは、春先になると白くて愛らしいこぶしの花がハイカーを出迎えてくれます。 管理道をさらに進むと、府民の森ぬかた園地に入ります。興法寺との分岐が辻子谷コースとの出合です。この園には関西屈指のあじさい園があり、6月中頃から幻の紫陽花や七段花などが見頃を迎えます。ぜひカメラを持って訪れてください。あじさいプロムナード最上位の通路から生駒縦走歩道を外れ、あじさい新道経由で山頂へ向かいます。摂河泉コースと合流後、信貴生駒スカイラインのトンネルを潜り急登を上り詰めれば、電波塔とその向こうに生駒山頂遊園地が現れます。生駒山山頂の三角点はミニSLの敷地内にあります。
  • 生駒山から暗峠へ

    生駒山から暗峠へ

    電波塔のある南口から生駒山上遊園地を抜け、右側の摂河泉コース入口へ進みましょう。急な階段に注意してあじさい新道との分岐を見送り、ほどなく生駒縦走歩道と合流します。やや薄暗い別石十三仏前をフェンス沿いに進み、ぬかた園地の木のゲート脇を通り抜けます。そこから500mほどでコンクリートに○模様が書かれた国道308号と合流します。 国道とは思えないほどの急勾配ながら、暗峠の最高地は大阪府と奈良県の県境であり、峠付近の美しくも威厳がある石畳からは、ここが古来からどの時代も変わらず極めて重要な峠であることを感じずにはいられません。ちなみに、この峠から北向きにも山道があり、急登を詰めると奈良と大阪の市街地が一望できる絶景のパノラマ駐車場に出合います。
    電波塔のある南口から生駒山上遊園地を抜け、右側の摂河泉コース入口へ進みましょう。急な階段に注意してあじさい新道との分岐を見送り、ほどなく生駒縦走歩道と合流します。やや薄暗い別石十三仏前をフェンス沿いに進み、ぬかた園地の木のゲート脇を通り抜けます。そこから500mほどでコンクリートに○模様が書かれた国道308号と合流します。 国道とは思えないほどの急勾配ながら、暗峠の最高地は大阪府と奈良県の県境であり、峠付近の美しくも威厳がある石畳からは、ここが古来からどの時代も変わらず極めて重要な峠であることを感じずにはいられません。ちなみに、この峠から北向きにも山道があり、急登を詰めると奈良と大阪の市街地が一望できる絶景のパノラマ駐車場に出合います。
  • 暗峠から高安山を経て信貴山へ

    暗峠から高安山を経て信貴山へ

    暗峠から南へ向かい、府民の森なるかわ園地へ入ります。坂道を登って視界が開けると、ぼくらの広場です。大阪平野を一望でき、近くには森のレストハウスやトイレがあります。再び生駒縦走歩道へ入ると、ほどなく鳴川峠です。信貴生駒スカイラインに並走して階段を進みます。ここから小刻みにアップダウンが続きます。 急坂を登り切ると、鐘の鳴る展望台に出ます。右の階段を下り、分岐をさらに右に進みます。赤い高架橋を渡り、スカイライン沿いに進めば、左手側のこんもりとした最高点に十三塚の石標が確認できます。ほどなく十三峠でみずのみコースとの出合です。スカイラインの下をくぐり、近鉄高安山駅へ向かう道中の右手側に、高安山山頂登り口があります。高安山霊園脇を通り、恩智峠を経て信貴山のどか村に到着します。一般道から外周を回り、開運橋を渡れば信貴山朝護孫子寺です。山城跡のある山頂を目指すもよし、ご本堂へお参りして戒壇巡りで心願成就するのもよいでしょう。
    暗峠から南へ向かい、府民の森なるかわ園地へ入ります。坂道を登って視界が開けると、ぼくらの広場です。大阪平野を一望でき、近くには森のレストハウスやトイレがあります。再び生駒縦走歩道へ入ると、ほどなく鳴川峠です。信貴生駒スカイラインに並走して階段を進みます。ここから小刻みにアップダウンが続きます。 急坂を登り切ると、鐘の鳴る展望台に出ます。右の階段を下り、分岐をさらに右に進みます。赤い高架橋を渡り、スカイライン沿いに進めば、左手側のこんもりとした最高点に十三塚の石標が確認できます。ほどなく十三峠でみずのみコースとの出合です。スカイラインの下をくぐり、近鉄高安山駅へ向かう道中の右手側に、高安山山頂登り口があります。高安山霊園脇を通り、恩智峠を経て信貴山のどか村に到着します。一般道から外周を回り、開運橋を渡れば信貴山朝護孫子寺です。山城跡のある山頂を目指すもよし、ご本堂へお参りして戒壇巡りで心願成就するのもよいでしょう。
  • 屯鶴峯から大和葛城山、金剛山へ

    屯鶴峯から大和葛城山、金剛山へ

    近鉄南大阪線二上山駅から北方向への車道をたどり、穴虫峠から起点碑のある屯鶴峯入口に出ます。奈良県指定の天然記念物、火山活動に起因する凝灰岩の奇岩群があり、風光明媚な名勝として知られています。 ダイトレ北入口は、さらに府道を進んだ道標が目印。左手に二上山・雄岳を眺めながら雑木林のアップダウンを繰り返し、万葉の森からの舗装路に合流すると、鞍部の馬ノ背を経てひと登りで、遠く近畿最高峰・大峰山脈まで見渡せる二上山・雌岳に到達します。 目指す大和葛城山、金剛山を遠望しつつ、岩屋峠から竹内峠に下り立ちます。国道を横断し舗装された林道を経ての人工林、春にはヤマザクラが散見される登山道を、分岐に注意しながら進むと平石峠、登山道脇には葛城第二十四経塚があり、役行者と不動明王が鎮座しています。左に奈良盆地、右に大阪平野を垣間見ながら、長い木段をいくつか喘ぎ登ると岩橋山山頂に出ます。展望のない地味な山頂ですが、奈良県側からは存在感のある容姿です。 木段を激下りし、十字路となる岩橋峠を過ぎると快適な登山道となり、着実に高度を稼いでゆきます。長かったルートも自然林に包まれるようになると、大和葛城山の山腹となります。北尾根への分岐を過ぎても連続の木段が容赦しませんが、弘川寺分岐に達すると急登は終わります。山頂部の無線中継所、キャンプ場、葛城ロープウェイのルートが合流し、一気に賑やかになります。白樺食堂脇から笹の斜面を登ると、ダイトレで随一の展望を誇る大和葛城山山頂です。 大阪都心のビル群や六甲山、明石海峡大橋の左手には淡路島、東には室生山群や高見山の尖峰、大峰山脈などの絶景が広がり、ゆっくりと眺望を楽しみたいところです。春は山肌を紅く染めるツツジ園、秋には揺らぐススキを愛でることができます。自然研究路は約4kmに渡り、ブナやミズナラの小道、カタクリやイカリソウの群落、樹木のトンネルなど、季節ごとの草花や野鳥に親しむことができます。金剛山より標高は低いものの、金剛山頂は奈良県に属しており、大阪府最高峰はこの大和葛城山となります。 大和葛城山から水越峠へは急な下り。特に登山口に近い石段では、スリップに注意してください。水越峠から続くガンドガコバ林道は傾斜があり、脚に負担がかかります。金剛の水でひと息入れましょう。屋根のあるカヤンボ休憩所からは、樹林帯のキツイ登りが待っています。越えてきた大和葛城山を振り返りつつ最後の木段を登りきり、郵便道と合流すると、すぐに金剛山の一の鳥居です。右に行けば最高地点の葛木神社と賑わう金剛山山頂広場、左に参道を進むと子どもたちの歓声が上がるちはや園地に至ります。
    近鉄南大阪線二上山駅から北方向への車道をたどり、穴虫峠から起点碑のある屯鶴峯入口に出ます。奈良県指定の天然記念物、火山活動に起因する凝灰岩の奇岩群があり、風光明媚な名勝として知られています。 ダイトレ北入口は、さらに府道を進んだ道標が目印。左手に二上山・雄岳を眺めながら雑木林のアップダウンを繰り返し、万葉の森からの舗装路に合流すると、鞍部の馬ノ背を経てひと登りで、遠く近畿最高峰・大峰山脈まで見渡せる二上山・雌岳に到達します。 目指す大和葛城山、金剛山を遠望しつつ、岩屋峠から竹内峠に下り立ちます。国道を横断し舗装された林道を経ての人工林、春にはヤマザクラが散見される登山道を、分岐に注意しながら進むと平石峠、登山道脇には葛城第二十四経塚があり、役行者と不動明王が鎮座しています。左に奈良盆地、右に大阪平野を垣間見ながら、長い木段をいくつか喘ぎ登ると岩橋山山頂に出ます。展望のない地味な山頂ですが、奈良県側からは存在感のある容姿です。 木段を激下りし、十字路となる岩橋峠を過ぎると快適な登山道となり、着実に高度を稼いでゆきます。長かったルートも自然林に包まれるようになると、大和葛城山の山腹となります。北尾根への分岐を過ぎても連続の木段が容赦しませんが、弘川寺分岐に達すると急登は終わります。山頂部の無線中継所、キャンプ場、葛城ロープウェイのルートが合流し、一気に賑やかになります。白樺食堂脇から笹の斜面を登ると、ダイトレで随一の展望を誇る大和葛城山山頂です。 大阪都心のビル群や六甲山、明石海峡大橋の左手には淡路島、東には室生山群や高見山の尖峰、大峰山脈などの絶景が広がり、ゆっくりと眺望を楽しみたいところです。春は山肌を紅く染めるツツジ園、秋には揺らぐススキを愛でることができます。自然研究路は約4kmに渡り、ブナやミズナラの小道、カタクリやイカリソウの群落、樹木のトンネルなど、季節ごとの草花や野鳥に親しむことができます。金剛山より標高は低いものの、金剛山頂は奈良県に属しており、大阪府最高峰はこの大和葛城山となります。 大和葛城山から水越峠へは急な下り。特に登山口に近い石段では、スリップに注意してください。水越峠から続くガンドガコバ林道は傾斜があり、脚に負担がかかります。金剛の水でひと息入れましょう。屋根のあるカヤンボ休憩所からは、樹林帯のキツイ登りが待っています。越えてきた大和葛城山を振り返りつつ最後の木段を登りきり、郵便道と合流すると、すぐに金剛山の一の鳥居です。右に行けば最高地点の葛木神社と賑わう金剛山山頂広場、左に参道を進むと子どもたちの歓声が上がるちはや園地に至ります。
  • 金剛山から紀見峠へ

    金剛山から紀見峠へ

    起点となるちはや園地には、大きな広場や東屋があり、休憩や食事場所に適しています。園内にある「ちはや星と自然のミュージアム」では、さまざまな観察会が催されているほか「金剛山キャンプ場」では、バンガローやテント泊も可能です。 少し歩けば念仏坂、伏見道への分岐にもなる伏見峠。さらに進んで天ヶ滝道への分岐をやり過ごし、歩きやすい尾根を進むと、まもなく府下の山岳会が安全登山を祈念するために建立した地蔵祠に到着します。目の前の急な木の階段を下りると、すぐにロープウェイ前バス停に向かう道と久留野道への分岐、久留野峠に到着です。この先、急登の階段を一気に登り、再び尾根に出てササの草原を行けば、中葛城山の標識はすぐそこ。茂った木に眺望は遮られますが、息を整えるにはありがたい山頂です。しばらくは快適な尾根歩きが続きますが、高谷山を巻くとすぐに南に進路が変わり、丸太の階段が出現します。この階段を下りればすぐに千早峠です。ここにはベンチもあり、「天誅組行軍」の説明看板があるので、往時に思いを馳せながらゆっくり休むのも一興です。ここから池の川谷林道経由で府道705号線に出るルートもありますので、体力や天候に応じて、エスケープするのも良いでしょう。歩を進めること40分程で大阪50山の一つ「神福山」への標識が現れます。神福山経由でダイトレルートに戻っても10分もかかりません。神福山山頂は広く笹尾神社の小さな祠が祀られています。木々の間からの眺望を楽しみながら進んで行くと、行者杉に着きます。行者杉にはお堂と屋根のついた休憩所があり、少し広めの平地には、椅子にできる丸太が数個転がっています。春には山桜が疲れを癒やしてくれます。千早赤阪村と五條側への分岐にもなっていますが、どちらに行くにしてもバスの本数が少ないので、事前に時間を確認してください。さらに西進し、杉尾峠を過ぎると「タンボ山」の標識があります。山頂へは100mほど西にあるベンチ近くの赤テープが目印ですが、登る人は少なそうです。 次に目指すのは、小さな祠がある西ノ行者。南海高野線天見駅への分岐を通り過ぎ、行く手に立ちはだかる長い階段を下りきって道なりに進むと、「山ノ神」の看板が出てきます。北側の広めの登山道を行けば、国道371号と交わる紀見峠に出ます。ここにはきれいなトイレがありますが、手洗い用の水が出ないので注意してください。南側の細い道を取ると、すぐに小さな祠が見えます。南海高野線紀見峠駅へはこの道の方が近道ですが、民家の間を通るので配慮が必要です。続けて岩湧山を目指す場合は、北側の広い道を取りましょう。
    起点となるちはや園地には、大きな広場や東屋があり、休憩や食事場所に適しています。園内にある「ちはや星と自然のミュージアム」では、さまざまな観察会が催されているほか「金剛山キャンプ場」では、バンガローやテント泊も可能です。 少し歩けば念仏坂、伏見道への分岐にもなる伏見峠。さらに進んで天ヶ滝道への分岐をやり過ごし、歩きやすい尾根を進むと、まもなく府下の山岳会が安全登山を祈念するために建立した地蔵祠に到着します。目の前の急な木の階段を下りると、すぐにロープウェイ前バス停に向かう道と久留野道への分岐、久留野峠に到着です。この先、急登の階段を一気に登り、再び尾根に出てササの草原を行けば、中葛城山の標識はすぐそこ。茂った木に眺望は遮られますが、息を整えるにはありがたい山頂です。しばらくは快適な尾根歩きが続きますが、高谷山を巻くとすぐに南に進路が変わり、丸太の階段が出現します。この階段を下りればすぐに千早峠です。ここにはベンチもあり、「天誅組行軍」の説明看板があるので、往時に思いを馳せながらゆっくり休むのも一興です。ここから池の川谷林道経由で府道705号線に出るルートもありますので、体力や天候に応じて、エスケープするのも良いでしょう。歩を進めること40分程で大阪50山の一つ「神福山」への標識が現れます。神福山経由でダイトレルートに戻っても10分もかかりません。神福山山頂は広く笹尾神社の小さな祠が祀られています。木々の間からの眺望を楽しみながら進んで行くと、行者杉に着きます。行者杉にはお堂と屋根のついた休憩所があり、少し広めの平地には、椅子にできる丸太が数個転がっています。春には山桜が疲れを癒やしてくれます。千早赤阪村と五條側への分岐にもなっていますが、どちらに行くにしてもバスの本数が少ないので、事前に時間を確認してください。さらに西進し、杉尾峠を過ぎると「タンボ山」の標識があります。山頂へは100mほど西にあるベンチ近くの赤テープが目印ですが、登る人は少なそうです。 次に目指すのは、小さな祠がある西ノ行者。南海高野線天見駅への分岐を通り過ぎ、行く手に立ちはだかる長い階段を下りきって道なりに進むと、「山ノ神」の看板が出てきます。北側の広めの登山道を行けば、国道371号と交わる紀見峠に出ます。ここにはきれいなトイレがありますが、手洗い用の水が出ないので注意してください。南側の細い道を取ると、すぐに小さな祠が見えます。南海高野線紀見峠駅へはこの道の方が近道ですが、民家の間を通るので配慮が必要です。続けて岩湧山を目指す場合は、北側の広い道を取りましょう。
  • 紀見峠から槇尾山へ

    紀見峠から槇尾山へ

    かつて峠越えの人で賑わった紀見峠。九度山で隠棲していた真田幸村は、1614(慶長19)年にこの峠を越えて大阪城入城を果たしました。 岩湧山へは南海高野線紀見峠駅から根古川沿いの越ケ滝に入るルートもありますが、ダイヤモンドトレールは峠沿いの登山口が起点となります。アップダウンを繰り返しながらひっそりとしたボ谷ノ池を過ぎ、道標を確認しつつ、長い急登を経て岩湧山三合目へ進み、越ヶ滝からのルートと合流します。この先はしばらく道なりに進みます。右手に根古峰の分岐がありますが、ルートから外れるので訪れる人は少ない不遇の山です。 阿弥陀山前分岐へは自然林のルートもありますが、林道ルートは南葛城山方面への分岐があり、注意が必要です。沼地のある広場から登山道に戻り、錦明水の小さな流れで喉を潤して蛇行しながら北斜面を進めば五ツ辻に出ます。さらに岩湧寺に至るいわわきの道を分け、樹林帯を登っていくと岩湧の森(岩湧寺)からきゅうざかの道(兼松新道)の合流点があり、少し下ったトイレを過ぎると一気に展望が広がる岩湧山山頂です。大阪平野や淡路島、大峰山や高野山が望め、西に伸びる和泉山脈も手に取るように眺められます。また秋には、山頂一帯が黄金色のススキの穂で染め上げられます。山頂からは、左手に和泉山脈最高峰の南葛城山を眺めながら西斜面を下り、人工林の中の整備された登山道を歩きます。次第に高度を下げていき、カキザコで右折れして林道を横切ると、いったん滝畑ダムサイトに降り立ちます。週末にはバーベキューを楽しむ人で賑わうこの場所にはトイレや売店もあり、南海高野線河内長野駅前へ向かうバスも利用できます。 槇尾山へは石川に架かる橋を渡って民家の間を抜け、標識に注意しながら石段を上がって登山道に入ります。ここから先は昨今の大雨による倒木被害が大きいため、足元に注意しましょう。ボテ峠と、沢に絡むようにして番屋峠を過ぎると、追分からは遺構を垣間見ながら槇尾山、西国三十三所第四番札所の施福寺に登り詰めます。ダイヤモンドトレール起点碑を確認したら、越えてきた山々を振り返り、下山します。本堂脇から足場の良い参道を仁王門へ進み、さらに舗装路を下ると槇尾山バス停です。 槇尾山バス停からは乗り継ぎで南海本線泉大津駅、JR阪和線和泉府中駅、南海泉北線和泉中央駅へ通じていますが、本数が少ないので、紀見峠とつなぐ場合は逆ルートにして、帰路に紀見峠駅からの電車を利用するのが便利です。
    かつて峠越えの人で賑わった紀見峠。九度山で隠棲していた真田幸村は、1614(慶長19)年にこの峠を越えて大阪城入城を果たしました。 岩湧山へは南海高野線紀見峠駅から根古川沿いの越ケ滝に入るルートもありますが、ダイヤモンドトレールは峠沿いの登山口が起点となります。アップダウンを繰り返しながらひっそりとしたボ谷ノ池を過ぎ、道標を確認しつつ、長い急登を経て岩湧山三合目へ進み、越ヶ滝からのルートと合流します。この先はしばらく道なりに進みます。右手に根古峰の分岐がありますが、ルートから外れるので訪れる人は少ない不遇の山です。 阿弥陀山前分岐へは自然林のルートもありますが、林道ルートは南葛城山方面への分岐があり、注意が必要です。沼地のある広場から登山道に戻り、錦明水の小さな流れで喉を潤して蛇行しながら北斜面を進めば五ツ辻に出ます。さらに岩湧寺に至るいわわきの道を分け、樹林帯を登っていくと岩湧の森(岩湧寺)からきゅうざかの道(兼松新道)の合流点があり、少し下ったトイレを過ぎると一気に展望が広がる岩湧山山頂です。大阪平野や淡路島、大峰山や高野山が望め、西に伸びる和泉山脈も手に取るように眺められます。また秋には、山頂一帯が黄金色のススキの穂で染め上げられます。山頂からは、左手に和泉山脈最高峰の南葛城山を眺めながら西斜面を下り、人工林の中の整備された登山道を歩きます。次第に高度を下げていき、カキザコで右折れして林道を横切ると、いったん滝畑ダムサイトに降り立ちます。週末にはバーベキューを楽しむ人で賑わうこの場所にはトイレや売店もあり、南海高野線河内長野駅前へ向かうバスも利用できます。 槇尾山へは石川に架かる橋を渡って民家の間を抜け、標識に注意しながら石段を上がって登山道に入ります。ここから先は昨今の大雨による倒木被害が大きいため、足元に注意しましょう。ボテ峠と、沢に絡むようにして番屋峠を過ぎると、追分からは遺構を垣間見ながら槇尾山、西国三十三所第四番札所の施福寺に登り詰めます。ダイヤモンドトレール起点碑を確認したら、越えてきた山々を振り返り、下山します。本堂脇から足場の良い参道を仁王門へ進み、さらに舗装路を下ると槇尾山バス停です。 槇尾山バス停からは乗り継ぎで南海本線泉大津駅、JR阪和線和泉府中駅、南海泉北線和泉中央駅へ通じていますが、本数が少ないので、紀見峠とつなぐ場合は逆ルートにして、帰路に紀見峠駅からの電車を利用するのが便利です。
  • 二上山駅から雄岳・雌岳を経て、当麻寺駅へ

    二上山駅から雄岳・雌岳を経て、当麻寺駅へ

    近鉄・二上山駅から登山口の上ノ池横登山口へ向かいます。途中には、見事な枝垂れ桜で華やぐ専称寺があり、花季には立ち寄ってみるのも良いでしょう。 登山口のフェンスをくぐると二つの池の畔の静かな登山道を進みます。川のせせらぎも楽しんだら案内板を左に進み急傾斜の階段を登れば6合目の展望スポット、奈良盆地の中に若草山を探してみましょう。二上山神社口の分岐から急傾斜のカーブを登ると細い鉄階段はコース上の良いアクセント、やがて大津皇女の墓、葛城二上神社、葛城第二十六経塚の先には木立の中の広場が雄岳山頂(517m)です。 雄岳からの階段状の登山道からは、春には山肌に咲く桜が愛でられます。鞍部の馬ノ背にはベンチとトイレがあり一息ついたら急階段を登って雌岳(474m)へ。日時計がある山頂広場はこのエリア随一の展望スポット、遠く大峰山まで見渡すことができ、ハイカー恰好の憩いの場として賑わっています。 雌岳から南の登山道を下るとダイヤモンドドレールと交差する岩屋峠です。少し下ると奈良時代に造られた石窟寺院・岩屋があり、石窟中央部の三重の石塔などが圧倒されるスケールに悠久の歴史を感じます。 岩屋峠からは水場のある植林道を下り祐泉寺から舗装路を進み当麻寺へ。弥勒仏、本堂、東塔、西塔、当麻曼荼羅厨子などの国宝指定物がある静かな古刹を詣でて近鉄・当麻寺駅へと向かいます。 【當麻寺に伝わる中将姫(ちゅうじょうひめ)の伝説】 天平時代(8世紀)、藤原南家の藤原豊成の娘・中将姫は美貌と才能に恵まれるが故に、父の後妻に妬まれ命を狙われ続けますが、極楽浄土へ召されることのみ祈り写経や読経を続けました。16才の時、二上山に沈む夕陽に阿弥陀如来を感得した姫は、現世の浄土を求めて都を離れ、観音さまに導かれるように西方浄土の入り口とされていた當麻寺にて出家し尼(法如)となりました。仏行に励んで、徳によって仏の助力を得て、極楽浄土の光景を蓮糸を染めて一晩で織りあげました。これが国宝・當麻曼荼羅と伝えられています。その輝きに心を救われた法如は、人々に現世浄土の教えを説き続け、29才の春、阿弥陀如来を始めとする二十五菩薩が来迎され不思議にもその身のまま極楽浄土へ旅立たれたとされています。
    近鉄・二上山駅から登山口の上ノ池横登山口へ向かいます。途中には、見事な枝垂れ桜で華やぐ専称寺があり、花季には立ち寄ってみるのも良いでしょう。 登山口のフェンスをくぐると二つの池の畔の静かな登山道を進みます。川のせせらぎも楽しんだら案内板を左に進み急傾斜の階段を登れば6合目の展望スポット、奈良盆地の中に若草山を探してみましょう。二上山神社口の分岐から急傾斜のカーブを登ると細い鉄階段はコース上の良いアクセント、やがて大津皇女の墓、葛城二上神社、葛城第二十六経塚の先には木立の中の広場が雄岳山頂(517m)です。 雄岳からの階段状の登山道からは、春には山肌に咲く桜が愛でられます。鞍部の馬ノ背にはベンチとトイレがあり一息ついたら急階段を登って雌岳(474m)へ。日時計がある山頂広場はこのエリア随一の展望スポット、遠く大峰山まで見渡すことができ、ハイカー恰好の憩いの場として賑わっています。 雌岳から南の登山道を下るとダイヤモンドドレールと交差する岩屋峠です。少し下ると奈良時代に造られた石窟寺院・岩屋があり、石窟中央部の三重の石塔などが圧倒されるスケールに悠久の歴史を感じます。 岩屋峠からは水場のある植林道を下り祐泉寺から舗装路を進み当麻寺へ。弥勒仏、本堂、東塔、西塔、当麻曼荼羅厨子などの国宝指定物がある静かな古刹を詣でて近鉄・当麻寺駅へと向かいます。 【當麻寺に伝わる中将姫(ちゅうじょうひめ)の伝説】 天平時代(8世紀)、藤原南家の藤原豊成の娘・中将姫は美貌と才能に恵まれるが故に、父の後妻に妬まれ命を狙われ続けますが、極楽浄土へ召されることのみ祈り写経や読経を続けました。16才の時、二上山に沈む夕陽に阿弥陀如来を感得した姫は、現世の浄土を求めて都を離れ、観音さまに導かれるように西方浄土の入り口とされていた當麻寺にて出家し尼(法如)となりました。仏行に励んで、徳によって仏の助力を得て、極楽浄土の光景を蓮糸を染めて一晩で織りあげました。これが国宝・當麻曼荼羅と伝えられています。その輝きに心を救われた法如は、人々に現世浄土の教えを説き続け、29才の春、阿弥陀如来を始めとする二十五菩薩が来迎され不思議にもその身のまま極楽浄土へ旅立たれたとされています。
  • 千早本道から金剛山山頂を経て文殊尾を下る

    千早本道から金剛山山頂を経て文殊尾を下る

    千早本道は、登山道起点の辻堂から山上の金剛山転法輪寺に至るまでに13の石仏があり、一三仏信仰の対象となっています。登山道へは、金剛山登山口バス停から少し下った交差点を右折するのが一般的ですが、千早本道の起点となる辻堂は、そこを左折して坂を約7〜8分下った千早交差点にあります。 時間に余裕があれば、金剛登山口バス停の先にある長い石段を上り、楠木正成ゆかりの千早城跡を巡って歴史に思いを馳せながら千早本道に合流するのもよいでしょう。 全般に階段や手すりの整備された歩きやすい道ですので、石仏や合目表示を高さの目安に、息が上がらないようゆっくりしたペースで登るのがバテないコツです。五合目の、のろし台跡にはトイレやベンチがあるので、木陰で汗をぬぐい、ゆっくりと休みましょう。 その後、緩やかな傾斜地や階段が続きますが、夏はヤマボウシ、新緑と紅葉には美しいブナの樹など自然に癒されながら、高度を上げます。八合目の分岐は、景観の優れた新道(右)にとるほうがよいでしょう。北側(左)の道は寒くなると凍結の恐れがあるので注意が必要です。 金剛山山上には食堂や売店、トイレのほか、登山回数を記録する金剛錬成会の押印所や登拝回数掲示板が設けられています。広い山頂広場では、六甲の山並みや遠く淡路島などが一望できます。また、ライブカメラが一定時間ごとに撮影する静止画はホームページに掲載されています。疲れた体を休めたら、転法輪寺と最高峰の葛木岳(立入禁止)を神域とする葛木神社に立ち寄って心も休めましょう。 帰路は、葛木神社へ参った急坂を戻り、突き当たりを左に取ります。ほどなく「楠木正成も智略を授かり、入学や進学、勝利への道等にご利益がある」とされる岩屋文殊のある三叉路があり、文殊尾はその先を下ります。登山道はよく踏まれており、ブナ林の木漏れ日が気持ち良い広い尾根の稜線です。ところどころ木の根が出ているので、足を引っかけないように注意しましょう。大きなベンチがある広い分岐を左へ進むと、杉やヒノキの植林帯を縫う階段。右の尾根道に進むとその先にも分岐があり、左は百ヶ辻を経てロープウェイ前バス停に着きますが、右に進むとバス停より少し離れた馬場谷方面に下り、初心者には不向きです。 冬でも手軽に登れますが、凍結する箇所があるのでチェーンスパイクやアイゼンをお忘れなく。
    千早本道は、登山道起点の辻堂から山上の金剛山転法輪寺に至るまでに13の石仏があり、一三仏信仰の対象となっています。登山道へは、金剛山登山口バス停から少し下った交差点を右折するのが一般的ですが、千早本道の起点となる辻堂は、そこを左折して坂を約7〜8分下った千早交差点にあります。 時間に余裕があれば、金剛登山口バス停の先にある長い石段を上り、楠木正成ゆかりの千早城跡を巡って歴史に思いを馳せながら千早本道に合流するのもよいでしょう。 全般に階段や手すりの整備された歩きやすい道ですので、石仏や合目表示を高さの目安に、息が上がらないようゆっくりしたペースで登るのがバテないコツです。五合目の、のろし台跡にはトイレやベンチがあるので、木陰で汗をぬぐい、ゆっくりと休みましょう。 その後、緩やかな傾斜地や階段が続きますが、夏はヤマボウシ、新緑と紅葉には美しいブナの樹など自然に癒されながら、高度を上げます。八合目の分岐は、景観の優れた新道(右)にとるほうがよいでしょう。北側(左)の道は寒くなると凍結の恐れがあるので注意が必要です。 金剛山山上には食堂や売店、トイレのほか、登山回数を記録する金剛錬成会の押印所や登拝回数掲示板が設けられています。広い山頂広場では、六甲の山並みや遠く淡路島などが一望できます。また、ライブカメラが一定時間ごとに撮影する静止画はホームページに掲載されています。疲れた体を休めたら、転法輪寺と最高峰の葛木岳(立入禁止)を神域とする葛木神社に立ち寄って心も休めましょう。 帰路は、葛木神社へ参った急坂を戻り、突き当たりを左に取ります。ほどなく「楠木正成も智略を授かり、入学や進学、勝利への道等にご利益がある」とされる岩屋文殊のある三叉路があり、文殊尾はその先を下ります。登山道はよく踏まれており、ブナ林の木漏れ日が気持ち良い広い尾根の稜線です。ところどころ木の根が出ているので、足を引っかけないように注意しましょう。大きなベンチがある広い分岐を左へ進むと、杉やヒノキの植林帯を縫う階段。右の尾根道に進むとその先にも分岐があり、左は百ヶ辻を経てロープウェイ前バス停に着きますが、右に進むとバス停より少し離れた馬場谷方面に下り、初心者には不向きです。 冬でも手軽に登れますが、凍結する箇所があるのでチェーンスパイクやアイゼンをお忘れなく。