登山用ヘルメットのおすすめブランド5選 必要な場面と選び方を解説

登山用ヘルメットは、岩場や鎖場、落石の可能性があるルートで頭部を守るための重要な安全装備です。すべての登山で必ず必要というわけではありませんが、北アルプスや南アルプスの岩稜帯、ヘルメット着用が推奨されている山域では、持参を検討したい装備です。

選ぶときは、軽さやデザインだけでなく、安全基準、フィット感、通気性、ヘッドランプの取り付けやすさも確認することが大切です。長時間かぶる装備だからこそ、自分の頭に合い、登山中にずれにくいものを選びましょう。

この記事では、登山用ヘルメットが必要な場面、選び方、おすすめブランド5選を紹介します。

2025年6月23日 更新

登山用ヘルメットが必要な場面・不要な場面

登山用ヘルメットは、すべての山で必ず必要な装備ではありません。低山ハイキングや整備された登山道では使わないこともありますが、岩場や鎖場、落石の可能性があるルートでは、頭部を守るために重要な装備になります。

特に、岩稜帯を歩く山、落石が起こりやすい沢沿いやガレ場、ヘルメット着用が推奨されている山域では、持参を検討しましょう。まずは、どのような登山で必要になりやすいのかを整理しておくことが大切です。

項目 必要になりやすい場面 不要なことが多い場面
登山道の状態 岩場、鎖場、ガレ場、落石の可能性があるルート よく整備された低山、木道中心のハイキングコース
山域・ルート 北アルプス・南アルプスなどの岩稜帯、ヘルメット推奨山域 危険箇所が少ない里山、観光ハイキング向けのコース
行動内容 鎖場通過、岩場の登下降、沢沿いの通過、落石が起こりやすい場所 舗装路や林道歩き、危険箇所の少ない短時間の山歩き
天候・状況 雨上がり、残雪期、落石が起こりやすい季節や時間帯 安定した天候で、落石や滑落のリスクが低いコース
判断の目安 ルート情報でヘルメット着用が推奨されている場合は持参する 一般的な低山ハイキングでは必須でない場合もある

岩場・鎖場・落石の可能性があるルートでは必要

登山用ヘルメットが特に必要になるのは、岩場や鎖場、落石の可能性があるルートです。上部から石が落ちてくる可能性がある場所や、足を滑らせたときに頭をぶつけるおそれがある場所では、ヘルメットが頭部を守る役割を果たします。

北アルプスや南アルプスなどの岩稜帯、ガレ場が続く登山道、沢沿いのルートでは、事前に山域情報や登山ルートの注意点を確認しておきましょう。

低山ハイキングでは必須でないこともある

一方で、よく整備された低山や木道中心のハイキングコースでは、ヘルメットが必須でない場合もあります。危険箇所が少なく、落石や滑落のリスクが低いコースでは、使わないケースも多いでしょう。

ただし、同じ山でもルートによって危険度は変わります。山名だけで判断せず、歩くコースに岩場や鎖場があるか、ヘルメット着用が推奨されているかを確認することが大切です。

迷ったらルート情報を確認する

ヘルメットを持っていくべきか迷う場合は、山小屋、自治体、登山地図、登山口の案内、最新の山行記録などでルート情報を確認しましょう。

「ヘルメット推奨」「落石注意」「鎖場あり」「岩稜帯」などの記載がある場合は、持参を検討した方が安心です。安全装備は、使わなかったとしても、必要な場面で持っていないことの方がリスクになります。

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登山用ヘルメットの選び方

登山用ヘルメットを選ぶときは、軽さやデザインだけで判断せず、安全基準、構造、フィット感、通気性、ヘッドランプの取り付けやすさを確認しましょう。

特に、岩場や鎖場で使う場合は、長時間かぶってもずれにくく、頭にしっかり合うものを選ぶことが大切です。

安全基準を確認する


画像:123RF

登山用ヘルメットを選ぶときは、まず安全基準に適合しているかを確認しましょう。登山やクライミング向けのヘルメットには、CEやUIAAなどの安全基準に対応したモデルがあります。

自転車用や作業用のヘルメットは、見た目が似ていても登山用とは想定されている衝撃や使い方が異なります。岩場や鎖場、落石の可能性があるルートで使うなら、登山・クライミング用として販売されている製品を選びましょう。

構造の違いを確認する

登山用ヘルメットには、大きく分けてハードシェルタイプ、インモールドタイプ、ハイブリッドタイプがあります。

ハードシェルタイプは耐久性に優れ、価格も比較的選びやすいモデルが多いです。インモールドタイプは軽量で、長時間かぶっても疲れにくいのが特徴です。ハイブリッドタイプは、耐久性と軽さのバランスを重視したタイプです。

初めて選ぶなら、軽さだけでなく、扱いやすさや耐久性も見て比較するとよいでしょう。

フィット感を重視する

登山用ヘルメットは、頭に合っていないとずれやすく、必要な場面で十分に機能しにくくなります。頭囲だけでなく、頭の形、深さ、あご紐の調整しやすさも確認しましょう。

試着できる場合は、ヘルメットをかぶった状態で頭を上下左右に動かし、ぐらつきがないかを確認します。あご紐を締めたときに違和感が少なく、長時間かぶっても痛くなりにくいものを選ぶことが大切です。

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通気性と重さを見る

夏山や長時間の登山では、通気性と重さも重要です。ベンチレーションが多いモデルは蒸れにくく、暑い時期でも快適にかぶりやすくなります。

また、軽量なヘルメットは首や肩への負担を抑えやすい反面、モデルによっては耐久性や価格とのバランスも変わります。使用頻度や登る山に合わせて、軽さと安心感のバランスを見て選びましょう。

ヘッドランプを取り付けやすいか確認する

早朝出発や下山が遅れる可能性がある登山では、ヘッドランプを使う場面があります。登山用ヘルメットを選ぶときは、ヘッドランプクリップが付いているか、ライトを安定して固定できるかも確認しておきましょう。

ヘッドランプを取り付けにくいモデルだと、夜間や暗い場所で使いにくくなります。岩場や鎖場を含むルートでは、ヘルメットとヘッドランプを組み合わせて使う場面も想定して選ぶと安心です。

持ち運びやすさも確認する

登山用ヘルメットは、行動中ずっとかぶる場合もあれば、危険箇所だけで着用する場合もあります。そのため、ザックに取り付けやすいか、持ち運びしやすいかも確認しておくと便利です。

ヘルメットホルダーがあるザックを使う、外付けしやすい形状を選ぶなど、登山中の携行方法もあわせて考えておきましょう。

登山用ヘルメットは、安全性と快適性のどちらも大切です。安全基準に対応した製品の中から、自分の頭に合い、登る山や使う場面に合ったモデルを選びましょう。

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初心者にもおすすめの登山用ヘルメットブランド5選

登山用ヘルメットを選ぶときは、安全基準に適合した製品を展開しているアウトドアブランドから比較すると選びやすくなります。

同じ登山用ヘルメットでも、軽さを重視したモデル、耐久性を重視したモデル、通気性に優れたモデル、フィット感を調整しやすいモデルなど特徴はさまざまです。岩場や鎖場で使うのか、夏山で長時間かぶるのか、初めての一台として扱いやすさを重視するのかによって、選ぶべきモデルは変わります。

ここでは、登山用ヘルメットを展開しているおすすめブランドを、代表的なモデルの特徴とあわせて紹介します。

Black Diamond(ブラックダイヤモンド)


画像:Amazon

初めての登山用ヘルメットを選びたい人に

ブラックダイヤモンドは、クライミング用品や登山用品で知られる定番ブランドです。登山用ヘルメットでは、扱いやすさと安心感のバランスがよいモデルを選びやすいのが魅力です。

おすすめモデルは「ハーフドーム」です。長く定番として使われているモデルで、頭囲の調整がしやすく、ヘッドランプクリップも備えています。初めて登山用ヘルメットを購入する人でも比較しやすいモデルです。

軽量性を最優先するというより、価格、耐久性、使いやすさのバランスを重視したい人に向いています。

特徴

・定番ブランドで選びやすい
・調整しやすいモデルが多い
・初めての一台として比較しやすい

こんな人におすすめ

・初めて登山用ヘルメットを買う人
・扱いやすさと安心感のバランスを重視したい人
・定番モデルから選びたい人

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Petzl(ペツル)


画像:Amazon

軽さと通気性を重視したい人に

ペツルは、クライミングギアやヘッドランプでも知られるフランスのブランドです。登山用ヘルメットでは、軽さ、通気性、フィット感のバランスに優れたモデルを選びやすいのが特徴です。

おすすめモデルは「ボレオ」です。頭部をしっかり保護しやすい設計で、岩場や鎖場を含む登山にも使いやすいモデルです。通気性も考えられているため、夏山でヘルメットを長時間かぶる場面にも向いています。

快適性を重視しながら、安全装備としての安心感も確保したい人におすすめです。

特徴

・軽さと通気性のバランスがよい
・登山やクライミング向けのモデルが多い
・フィット感を重視しやすい

こんな人におすすめ

・夏山で使いやすいヘルメットを探している人
・軽さと保護力のバランスを重視したい人
・長時間かぶっても疲れにくいモデルを選びたい人

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MAMMUT(マムート)


画像:Amazon

耐久性と安心感を重視したい人に

マムートは、登山ウェアやクライミングギアを展開するスイス発の登山ブランドです。ヘルメットでは、堅牢さと扱いやすさのバランスを重視したモデルを選びやすいのが特徴です。

おすすめモデルは「スカイウォーカー 3.0」です。耐久性を意識した作りで、岩場や鎖場のあるルートでも使いやすいヘルメットです。シンプルな構造で扱いやすく、初めての登山用ヘルメットとしても候補になります。

軽量性だけでなく、しっかりした作りや安心感を重視したい人に向いています。

特徴

・堅牢なモデルを選びやすい
・シンプルで扱いやすい
・初めての一台にも比較しやすい

こんな人におすすめ

・耐久性を重視したい人
・岩場や鎖場のある登山で使いたい人
・軽さより安心感を優先したい人

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EDELRID(エーデルリッド)


画像:Amazon

フィット感と保護力のバランスを重視したい人に

エーデルリッドは、クライミングロープや登山ギアで知られるドイツのブランドです。ヘルメットでは、軽量性、保護力、フィット感のバランスを重視したモデルを選びやすいのが魅力です。

おすすめモデルは「ゾーディアクII」です。耐衝撃性のあるシェルと衝撃吸収性のあるインナーを組み合わせたモデルで、岩場やガレ場を含む登山でも使いやすいヘルメットです。

しっかりした保護力を確保しながら、かぶり心地や調整のしやすさも重視したい人に向いています。

特徴

・保護力とフィット感のバランスがよい
・登山、クライミング向けのモデルを選びやすい
・カラー展開があるモデルも多い

こんな人におすすめ

・フィット感を重視したい人
・岩場やガレ場のある登山で使いたい人
・欧州ブランドのヘルメットを比較したい人

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Grivel(グリベル)


画像:Amazon

軽さとデザイン性を重視したい人に

グリベルは、アイゼンやピッケルなどの登山用品でも知られるイタリアの老舗ブランドです。ヘルメットでは、軽量性や通気性、個性的なデザインを備えたモデルを選びやすいのが特徴です。

おすすめモデルは「ステルス」です。軽量で通気性に配慮されたモデルで、夏山や長時間の行動でも使いやすい候補になります。目立ちやすいカラーのモデルもあり、デザイン性を重視したい人にも向いています。

軽さや見た目だけでなく、自分の頭に合うかどうかを確認しながら選ぶとよいでしょう。

特徴

・軽量モデルを選びやすい
・通気性を重視したモデルがある
・個性的なデザインやカラーを選びやすい

こんな人におすすめ

・軽い登山用ヘルメットを探している人
・夏山で蒸れにくいモデルを選びたい人
・デザイン性も重視したい人

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どのブランドを選ぶべき?

初めて登山用ヘルメットを選ぶなら、扱いやすさと安心感のバランスがよいブラックダイヤモンドマムートが比較しやすいでしょう。

軽さや通気性を重視するならペツルグリベル、フィット感と保護力のバランスを重視するならエーデルリッドも候補になります。

登山用ヘルメットは、安全装備であると同時に、長時間かぶる快適装備でもあります。ブランド名だけで選ばず、安全基準、重さ、構造、フィット感、通気性を確認し、自分の登山スタイルに合うモデルを選びましょう。

登山用ヘルメットQ&A

登山用ヘルメットを選ぶときは、どの山で必要なのか、どんなモデルを選べばよいのか、サイズや寿命はどう考えればよいのかが気になるところです。購入前に確認しておきたいポイントをQ&A形式で整理します。

Q1. 登山用ヘルメットは必ず必要ですか?

A. すべての登山で必ず必要というわけではありません。よく整備された低山ハイキングや木道中心のコースでは、使わないこともあります。

一方で、岩場や鎖場、ガレ場、落石の可能性があるルートでは、頭部を守るために重要な装備です。ヘルメット着用が推奨されている山域やルートでは、持参を検討しましょう。

Q2. 自転車用ヘルメットや作業用ヘルメットで代用できますか?

A. 基本的には、登山・クライミング用として作られたヘルメットを選ぶのがおすすめです。自転車用や作業用のヘルメットは、想定されている衝撃や使い方が登山用とは異なります。

岩場や鎖場、落石の可能性があるルートで使うなら、登山用として販売されている安全基準対応モデルを選びましょう。

Q3. 登山初心者にもヘルメットは必要ですか?

A. 登る山やルートによります。初心者でも、岩場や鎖場、落石の可能性があるコースを歩くなら、ヘルメットを用意した方が安心です。

反対に、危険箇所の少ない低山ハイキングでは必須でない場合もあります。初心者ほどルート判断が難しいこともあるため、登山地図や山小屋、自治体、登山口の案内などで、ヘルメット推奨の有無を確認しておきましょう。

Q4. サイズはどう選べばよいですか?

A. 頭囲だけでなく、頭の形やかぶったときの深さ、あご紐の調整しやすさを確認しましょう。サイズ表記が合っていても、メーカーやモデルによってフィット感は変わります。

試着できる場合は、あご紐を締めた状態で頭を上下左右に動かし、ぐらつかないかを確認します。長時間かぶっても痛くなりにくく、視界を妨げないものを選ぶことが大切です。

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Q5. 軽いヘルメットを選んだ方がよいですか?

A. 長時間かぶるなら、軽いヘルメットは首や肩への負担を抑えやすいです。特に夏山や縦走では、軽さと通気性は快適さにつながります。

ただし、軽さだけで選ぶのは避けましょう。安全基準、フィット感、耐久性、通気性、ヘッドランプの取り付けやすさも確認し、登る山に合ったモデルを選ぶことが大切です。

Q6. 登山用ヘルメットに寿命はありますか?

A. ヘルメットは、使用頻度や保管状態によって劣化します。落下や強い衝撃を受けた場合は、見た目に大きな破損がなくても使用をやめ、買い替えを検討しましょう。

また、紫外線や汗、経年劣化によって素材が弱くなることもあります。メーカーの案内や製品の取扱説明を確認し、ひび割れ、へこみ、ベルトの劣化、調整パーツの不具合がある場合は使用を避けましょう。

Q7. レンタルでもよいですか?

A. 一度だけヘルメット推奨ルートを歩く場合や、購入前に使い心地を試したい場合は、レンタルも選択肢になります。ただし、サイズが合うか、劣化や破損がないかは必ず確認しましょう。

今後も岩場や鎖場のある山に行く予定があるなら、自分の頭に合ったヘルメットを購入した方が安心です。毎回同じフィット感で使えるため、長時間の登山でも快適に使いやすくなります。

Q8. 初めて買うならどのブランドがおすすめですか?

A. 初めて登山用ヘルメットを選ぶなら、扱いやすさと安心感のバランスがよいブラックダイヤモンドやマムートが比較しやすいでしょう。

軽さや通気性を重視するならペツルやグリベル、フィット感と保護力のバランスを重視するならエーデルリッドも候補になります。ブランド名だけで選ばず、実際のフィット感や登る山に合うかを確認して選びましょう。

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登山用ヘルメットはルートとフィット感に合わせて選ぼう

登山用ヘルメットは、岩場や鎖場、ガレ場、落石の可能性があるルートで頭部を守るための重要な安全装備です。すべての登山で必須ではありませんが、ヘルメット着用が推奨されている山域や、危険箇所のあるルートでは持参を検討しましょう。

選ぶときは、軽さやデザインだけでなく、安全基準、構造、フィット感、通気性、ヘッドランプの取り付けやすさを確認することが大切です。特にフィット感は、安全性と快適性のどちらにも関わるため、自分の頭に合うモデルを選びましょう。

初めて選ぶなら、ブラックダイヤモンド、ペツル、マムート、エーデルリッド、グリベルなどの登山用ヘルメットを比較しながら、登る山や使う場面に合う一つを選んでみてください。

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