乗鞍岳登山ガイド!日本百名山・剣ヶ峰へのおすすめコース

標高3,026mの日本百名山・乗鞍岳。登山口は2,702mと高く、初心者でも挑戦しやすい人気の山です。

剣ヶ峰への登山ルートや見どころを詳しく紹介!高山の絶景を楽しみながら、安全に登山を満喫しましょう。

2025年3月25日 更新

乗鞍岳とは?

標高3,026mの乗鞍岳(のりくらだけ)は、日本百名山のひとつであり、中部山岳国立公園に属する雄大な火山。

登山口となる畳平は2,702m地点にあり、日本でも有数の標高の高い登山口として知られています。そのため、初心者でも挑戦しやすく、短時間で登頂できるのが魅力。ゴンドラやバスで気軽にアクセスでき、四季折々の絶景を楽しめる登山スポットです。

乗鞍岳(剣ヶ峰)登山コースガイド

【スタート】乗鞍バスターミナル →(徒歩35分)→ ①肩の小屋 →(徒歩50分)→ ②蚕玉岳 →(徒歩30分)→ ③乗鞍岳山頂(剣ヶ峰) →(徒歩1時間5分)→ 【ゴール】乗鞍バスターミナル

標高2702mにある乗鞍バスターミナルから歩き始めます。35分ほどで肩の小屋に到着しますが、体を高度に慣らすためにもゆっくりペースで臨みましょう。本格的な登りはここからなので、しっかり休憩を取っておきましょう。

次の目標は蚕玉岳。左手に乗鞍大雪渓を眺めつつ、ややきつくなってきた登りを50分ほどがんばりましょう。最高峰の乗鞍岳山頂(剣ヶ峰)へはさらに30分ほど。山頂にある乗鞍本宮を参拝し、無事下山を祈念したら、往路を戻りましょう。

コース情報
歩行時間:約3時間(往復)
歩行距離:約6km
難易度:★★★☆☆(初心者~中級者向け)
トイレ:4カ所(乗鞍バスターミナル、肩の小屋など)

コースポイント
◎2702mの畳平から3026mの乗鞍岳山頂(剣ヶ峰)まで、短時間で登れる。
◎日本百名山でもある乗鞍岳山頂(剣ヶ峰)からは、数々の名山も大パノラマで見渡せる。
◎手軽とはいえども標高3000mなので、高山病に注意しながらゆっくり登ろう。

乗鞍岳登山コースを歩こう

【Start】乗鞍バスターミナル(標高2,702m)

左の赤い屋根が乗鞍バスターミナル

登山のスタート地点は、標高2,702mの乗鞍バスターミナル。登り始めは体を高度に慣らすためにも、ゆっくりとしたペースで進みましょう。

広がる大自然を感じながら歩を進めると、およそ35分ほどで最初の休憩スポット「肩の小屋」に到着します。

① 肩の小屋(標高2,765m)

この先は登りが急になるため、ここで休憩を入れよう

肩の小屋には食堂や売店があり、宿泊も可能です。本格的な登りはここから始まるため、しっかりと休憩をとりましょう。

周囲には美しい景色が広がり、高山植物を楽しめるスポットとしても人気です。

肩の小屋から望む乗鞍山頂

  

ここから剣ヶ峰までは標高差が250mほど。空気が薄くなるので、呼吸が苦しくならないよう、極端なくらいにペースを落としたほうが結果的に早く到着します。

② 蚕玉岳(標高2,977m)

乗鞍岳山頂と間違われやすい。この先は急なガレ場に

肩の小屋を出発し、左手に乗鞍大雪渓を眺めながら登っていくと、次の目標地点である蚕玉岳(こだまだけ)に到達します。

 
乗鞍大雪渓は、例年8月中旬までスキーを楽しむことができる 

ここまでの道のりはやや急な登りが続きますが、標高2,977mに達したころには雄大な景色が眼前に広がります。眼下には権現池が輝き、火山ならではの地形を体感できるスポットです。

途中、摩利支天岳にある特徴的な丸い建物が目に入ります。

  
乗鞍コロナ観測所 

これは「乗鞍コロナ観測所」と呼ばれ、かつて太陽コロナの観測を目的として建設された施設です。現在はその役割を終えていますが、乗鞍岳の歴史を感じるランドマークのひとつとして登山者の目を引きます。

肩の小屋を出発し、左手に乗鞍大雪渓を眺めながら登っていくと、次の目標地点である蚕玉岳(こだまだけ)に到達します。ここまでの道のりはやや急な登りが続きますが、標高2,977mに達したころには雄大な景色が眼前に広がります。

  
権現池 

眼下には権現池が輝き、火山ならではの地形を体感できるスポット。非常に濃いブルーの湖面が神秘的な雰囲気を醸し出します。

③ 乗鞍岳山頂(剣ヶ峰)(標高3,026m)

さらに30分ほど登ると、乗鞍岳の最高峰「剣ヶ峰(3,026m)」に到達します。ここからは、日本百名山に数えられる名峰が連なる絶景を楽しめます。

 
南東側は南アルプスと中央アルプスが見える 
 
東側には八ヶ岳がうっすらと見える 

晴れた日には富士山や槍ヶ岳、穂高連峰などを望むことができ、標高日本一の富士山(3,776m)から、日本で5番目に高い槍ヶ岳(3,180m)までの壮大なパノラマが広がります。

 
乗鞍本宮 

山頂には「乗鞍本宮」があり、登山の達成を祈願することができます。畳平には中宮もあり、安全登山の祈願に訪れる人が多いスポットです。

【Goal】乗鞍バスターミナル

登山の拠点であるバスターミナルをはるかに見下ろす。登りやすいところとはいえ、その高さを実感できる

下山は、往路と同じルートを戻ります。標高差が大きいため、膝への負担を考慮しながらゆっくりと下るのがポイントです。

肩の小屋で再度休憩をとりながら、無理のないペースで乗鞍バスターミナルへと戻りましょう。

乗鞍岳山頂から望む名山

乗鞍岳の山頂からは、360度の大パノラマが広がります。南東側には南アルプスと中央アルプスがそびえ、東側には八ヶ岳の稜線がうっすらと姿を現します。天候が良ければ、遥か遠くの富士山の頂も望むことができます。

富士山

 
山頂以外に冨士見岳からも見える 

乗鞍岳の山頂からは富士山の頂が遠くに見えることがあります。

槍ヶ岳

 
上高地からは見えない槍ヶ岳もここからは一望できる 

日本で5番目に高い槍ヶ岳(3,180m)をはじめとする北アルプスの名峰が望める絶好の展望ポイントです。

白山

 
権現池の方向をよく見て 

岐阜県と石川県にまたがる日本百名山のひとつ。権現池の方向に目を向けると、その姿を確認することができます。

乗鞍岳登山の注意点と準備

1. 高山病対策をしよう

標高2,700m以上の登山となるため、高山病のリスクが考えられます。十分な水分補給を心がけ、ペースを落として歩くことが重要です。頭痛や吐き気を感じたら、すぐに高度を下げるようにしましょう。

2. 装備を整える

夏でも気温が低く、風が強いことがあるため、防寒着を準備しましょう。岩場やザレ場があるため、滑りにくい登山靴が必須です。また、標高が高いため紫外線も強く、サングラスや日焼け止めも忘れずに携帯してください。

乗鞍岳で絶景登山を楽しもう!

乗鞍岳は、標高3,026mの日本百名山でありながら、畳平から短時間で登頂できる魅力的な山。

標高3,000m級の登山を体験したい人、北アルプスの絶景を満喫したい人にぴったりのスポットです。

夏でも涼しく、秋の紅葉も美しいので、ぜひ訪れてみてください!

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