岐阜の日帰り登山におすすめの名山10選 初心者でも楽しめる絶景名山

豊かな自然に恵まれた岐阜県は、北アルプスの名峰から里山ハイク、歴史情緒あふれる山城まで、バラエティ豊かな山歩きが楽しめる登山天国です。

標高3,000m級の絶景を気軽に体感できる山や、四季折々の表情を見せる渓谷、紅葉のトンネルを歩く神秘的なルートなど、登る人の体力や好みに応じて、コースを選べるのも魅力です。

今回は、そんな岐阜県で日帰り登山にもぴったりな、初心者から経験者まで満足できるおすすめの名山と登山スポットを厳選してご紹介します。お気に入りの山を見つけて、次の休日は大自然へ出かけてみませんか?

2026年7月8日 更新

岐阜の登山スポット10座を比較

岐阜の登山スポットは、北アルプスの3,000m峰から、短時間で歩ける里山、歴史ある山城跡、低山縦走までバリエーションが豊富です。山ごとに難易度や歩行時間、楽しめる景色が異なるため、まずは標高や日帰りのしやすさ、主な魅力を比較して、自分の経験や目的に合う山を選びましょう。

表は横にスクロールできます。
山名 標高 難易度の目安 日帰りしやすさ おすすめ時期 主な魅力 向いている人
乗鞍岳 3,026m 初級〜中級 しやすい 7月〜10月 畳平までバスでアクセスでき、標高3,000m級の高山風景を比較的短い行程で楽しめます。高山植物や権現池、北アルプスの大展望が魅力です。 アルプス入門に挑戦したい人、高山植物や大展望を楽しみたい人、短めの行程で3,000m峰を歩きたい人
納古山 632m 初級 しやすい 3月〜11月 歩行距離約5kmの周回ルートで、岩場や樹林帯、山頂からの360度の展望を楽しめます。御嶽山や白山を望める眺望のよい里山です。 登山経験を少しずつ積みたい人、日帰りで展望を楽しみたい人、歩きごたえのある里山を探している人
猪臥山 1,519m 初級〜中級 しやすい 12月下旬〜2月 冬の霧氷が美しい山として知られ、白く輝く樹々と青空のコントラストを楽しめます。比較的なだらかな斜面が多く、雪山入門にも向く山です。 雪山の雰囲気を体験したい人、霧氷を見たい人、冬装備を整えて日帰り登山を楽しみたい人
天蓋山 1,527m 初級〜中級 しやすい 5月〜11月 山之村牧場を起点にした周回コースで、原生林と北アルプスの展望を楽しめます。ヤマップ平など、展望スポットが多いのも魅力です。 北アルプスの眺めを楽しみたい人、整備された周回コースを歩きたい人、登山と牧場観光を組み合わせたい人
小秀山 1,982m 中級〜上級 計画次第 5月〜10月 乙女渓谷から登る本格派の山で、滝や渓流、岩場、兜岩からの展望など変化に富んだ登山を楽しめます。山頂から望む御嶽山の迫力も魅力です。 歩きごたえのある登山に挑戦したい人、御嶽山の展望を楽しみたい人、体力と経験を生かして本格的な日帰り登山をしたい人
高賀山 1,224m 初級〜中級 しやすい 4月〜11月 高賀神社から続く歴史ある登山道を歩ける山。秋は紅葉が美しく、山頂からは御嶽山や白山などを望む360度の展望が広がります。 歴史や山岳信仰にふれたい人、紅葉を楽しみたい人、静かな里山で展望も味わいたい人
城山
岩村城跡
717m 初級 しやすい 3月〜11月 日本三大山城のひとつ、岩村城跡を歩く歴史ハイキング。石垣や古道、城下町散策をあわせて楽しめ、春や秋の早朝には雲海も期待できます。 歴史散策と山歩きを楽しみたい人、短時間で歩けるスポットを探している人、観光と登山を組み合わせたい人
遠見山 272m 初級 しやすい 3月〜11月 見晴岩から望む飛騨川の景観が「岐阜のグランドキャニオン」と呼ばれる人気の低山。短時間ながら、展望と城跡の雰囲気を楽しめます。 短時間で絶景を見たい人、低山ハイクを楽しみたい人、写真映えする展望スポットを探している人
金華山 329m 初級 しやすい 通年 岐阜市街に近く、複数の登山ルートやロープウェーを利用できる山。山頂の岐阜城や長良川、夕景・夜景を楽しめるのが魅力です。 アクセスしやすい山を探している人、夜景や岐阜城を楽しみたい人、短時間で山歩きをしたい人
各務原アルプス 300m前後 中級 計画次第 3月〜5月
10月〜12月
低山ながらアップダウンのある縦走を楽しめる山域。木曽川や濃尾平野、御嶽山や恵那山を望む展望があり、日帰りでも達成感のある山歩きができます。 縦走に挑戦したい人、低山でしっかり歩きたい人、登山のステップアップを目指す人

目的と季節で選ぶ岐阜の日帰り登山スポット

岐阜には北アルプスの大展望を楽しめる高山から、歴史ある城跡を歩く低山、冬ならではの霧氷を満喫できる雪山まで、多彩な日帰り登山スポットがあります。山ごとに景色や歩きごたえが異なるため、自分の目的や訪れる季節に合わせて選ぶのがおすすめです。

ここでは、岐阜の日帰り登山スポットの中から、目的別・季節別におすすめの山を紹介します。

絶景を楽しみたい人におすすめ

岐阜でダイナミックな景色を楽しみたいなら、乗鞍岳や天蓋山、遠見山がおすすめです。

乗鞍岳は標高3,000m級ならではの壮大な北アルプスの展望と高山植物が魅力で、畳平から比較的短い行程で絶景を満喫できます。天蓋山では北アルプスを一望する開放的な景色を楽しめ、遠見山では「岐阜のグランドキャニオン」と呼ばれる飛騨川の絶景を気軽に眺められます。

雄大な景色を目的に登山を計画するなら、これらの山を候補にするとよいでしょう。

登山経験を積みたい人におすすめ

歩きやすさと適度な達成感を両立したい人には、納古山や金華山、高賀山がおすすめです。

納古山は周回コースで岩場や展望を楽しめるため、さまざまな登山道の特徴を経験できます。金華山は複数の登山道が整備されており、コースを変えながら何度も楽しめる山です。高賀山は無理のない距離で歩きながら、歴史ある登山道と山頂からの展望を満喫できます。

これから少しずつステップアップしたい人に適した山といえるでしょう。

歴史や観光もあわせて楽しみたい人におすすめ

登山だけでなく観光も楽しみたいなら、城山(岩村城跡)や金華山がおすすめです。

城山では日本三大山城の一つである岩村城跡を巡りながら、歴史を感じる山歩きを楽しめます。下山後は岩村の城下町散策もおすすめです。金華山では岐阜城を訪れたり、長良川や岐阜市街の景色を眺めたりと、観光と登山を組み合わせて充実した一日を過ごせます。

歴史や文化に触れながら歩きたい人にぴったりです。

冬の雪景色や霧氷を楽しみたい人におすすめ

冬ならではの景色を楽しみたい人には、猪臥山がおすすめです。

猪臥山は岐阜県内でも霧氷の名所として知られ、晴れた日には真っ白に輝く樹氷と青空の美しいコントラストを楽しめます。比較的登りやすいコースが整備されていることから、雪山装備を整えたうえで雪山デビューを目指す人にも人気があります。

冬だけの幻想的な景色を見たい人は、積雪期に訪れてみるとよいでしょう。

歩きごたえのある登山に挑戦したい人におすすめ

体力を生かして本格的な登山を楽しみたい人には、小秀山や各務原アルプスがおすすめです。

小秀山は滝や岩場、急登が続く変化に富んだコースで、登頂したときの達成感は格別です。一方、各務原アルプスは低山ながらアップダウンが連続し、複数のピークを縦走できるため、長い距離を歩く練習にも適しています。

歩行時間や累積標高差を意識した登山に挑戦したい人は、これらの山を選ぶと充実した山行を楽しめるでしょう。

1.乗鞍岳 岐阜の日帰り登山で3,000m峰の絶景を体感


初心者でも登れる、憧れの北アルプス「乗鞍岳」

長野県と岐阜県の県境にまたがる「乗鞍岳(のりくらだけ、標高3,026m)」。日本に23座しかない標高3,000m峰の中でも、もっとも気軽に挑める山として知られています。その理由は、標高約2,700mの畳平までバスでアクセスできるため。

登山口から山頂までは歩行距離5.6km、累積標高差約420mと、憧れの日本アルプス入門にぴったりの内容です。


高山植物の女王として親しまれるコマクサ

道中では翡翠色の権現池や、高山植物が咲き誇る花畑、火山特有の荒々しい地形など、標高3,000mならではの絶景を余すことなく楽しめます。天気が良ければ、北アルプスの稜線はもちろん、遠く御嶽山や南アルプスの山々まで見渡せる大パノラマが待っています。

体力に余裕があれば、魔王岳(まおうだけ、標高2,764m)や富士見岳(ふじみだけ、標高2,817m)などの小ピークにも立ち寄ってみましょう。初心者からベテランまで、誰もが高山の世界を満喫できる北アルプスの名峰です。

コースタイム:畳平→(約10分)→お花畑→(約30分)→富士見岳口→(約15分)→肩ノ小屋→(約40分)→蚕玉岳→(約5分)→乗鞍岳・剣ヶ峰山頂

2.納古山 ノコリンと出会える、岐阜の眺望抜群な日帰り登山


御嶽山と美しい緑の山並みを望む「納古山」

加茂郡川辺町に位置する「納古山(のこやま、標高632m)」は、岐阜県の里山ハイキングの代表格。心地よい樹林帯を抜け、天然のアスレチックのような岩場を越えていくルートは、まさに登山の醍醐味をギュッと詰め込んだ内容です。

周回ルートは歩行距離約5km、標高差もおよそ500mと程よい運動量で、登山ビギナーやファミリーでも安心して挑戦できるのが魅力。道はしっかり整備されており、週末になると多くの登山者で賑わいます。


筆者が訪れたときは、4代目ノコリンに挨拶

山頂に着けば、御嶽山(おんたけさん、標高3,067m)や中央アルプス、白山(はくさん、標高2,702m)など、名だたる山々を一望できる360度の大パノラマが広がります。また、地元では「ノコリン」というマスコットキャラクターも人気。山頂の看板などで出会えるので、ぜひ挨拶してみてください。

手軽に登れて、歩きごたえも十分、眺めも抜群な納古山は、登山を始めたばかりの方にもぴったりの名山です。

■納古山
住所:岐阜県加茂郡七宗町神渕
アクセス:納古山の周回コースで約2時間30分
コースタイム:納古山第2駐車場→(約55分)→天空の岩展望台→(約30分)→納古山山頂

3.猪臥山 初心者でも安心!岐阜の日帰り雪山登山


冬桜のごとき霧氷で覆われる「猪臥山」の山頂周辺

飛騨市と高山市の境にそびえる「猪臥山(いぶしやま、標高1,519m)」。普段は静かな里山ですが、冬になると雪化粧した幻想的な景色へ出会いに、多くの登山者で賑わいます。

特に有名なのが「霧氷(むひょう)」の景色。空気中の水滴が木々に氷結して作り出す霧氷は、冬の桜を思わせるように、山頂一面が白く輝き、銀世界に花が咲いたかのような美しさに包まれます。


青と白の美しいコントラストに思わず立ち止まる

雪山と聞くと難易度が高いイメージがありますが、猪臥山は道中の危険箇所が少なく、比較的なだらかな斜面が多いため、雪山初心者でも挑戦しやすいのが魅力です。

霧氷の時期は12月下旬〜2月頃がベスト。マイナスの気温に対応できるウェアや、アイゼンやゲイターなどの雪山登山装備をしっかり整えて、ぜひ冬限定の絶景に会いに出かけてみてください。

コースタイム:猪臥山トンネル前の駐車場→(約1時間35分)→猪臥山山頂

4.天蓋山 日帰り登山で楽しむ北アルプスの絶景と里山の魅力


剱岳から槍ヶ岳まで、北アルプスを一望できる「天蓋山」

岐阜県飛騨市の山之村地区にそびえる標高1,527mの「天蓋山(てんがいさん)」は、“天空の隠れ里”として知られる秘境の名峰です。2023年8月には、地域の方々と登山愛好家の協力により新たな登山道が整備され、山之村牧場を起点にぐるりと周回できる約8.8km、所要時間約4時間40分のコースが整備されました。

これにより、従来のルートと新道を組み合わせることで、飛騨の手つかずの原生林と北アルプスの壮大な眺望を一度に堪能できます。


紅葉の間から、北アルプス「薬師岳(やくしだけ、標高2,926m)」を望む

登山道は細やかに整備されており、急な坂道には階段やロープが設置され、標識も多く初心者でも安心です。山頂に加えて展望スポットも豊富。「雀平」や新たな絶景ポイント「ヤマップ平」からは、槍ヶ岳(やりがたけ、標高3,180m)や笠ヶ岳(かさがたけ、標高2,897m)など北アルプスの名峰を一望できます。

さらに、下山後は山之村牧場で名物のソーセージバイキングや濃厚なソフトクリームを味わったり、乗馬体験や牧場見学でのんびり過ごせるのも魅力の一つです。

■天蓋山
住所:岐阜県飛騨市神岡町森茂1940
アクセス:山之村牧場・YAMAP新道→天蓋山→天蓋山登山道の周回で約4時間40分
コースタイム:山之村牧場の駐車場→(約1時間40分)→ヤマップ平→(約25分)→天蓋山山頂

5.小秀山 乙女渓谷から日帰り登山で御嶽山の絶景を望む


壮大に佇む御嶽山を正面に見る「小秀山」山頂

阿寺山地の最高峰「小秀山(こひでやま、標高1,982m)」は、岐阜の日帰り登山でも本格派の絶景を味わえる山として知られ、木曽の名峰・御嶽山を間近に望む絶景の山です。

登山口の乙女渓谷は四季折々の渓流美が楽しめる癒やしのスポット。ここから始まる登山道は、ニノ谷の滝や渓流沿いの岩場、標高を上げるにつれて現れる大展望の兜岩など、変化に富んだ風景を味わえます。


立ちすくむような大パノラマが待つ兜岩

中でも兜岩は、多くの登山者が足を止める人気のビュースポットで、ここから望む御嶽山の姿は圧巻。周回ルートは全長約12.1km、累積標高差は約1,380mと、本格派の登山コースに数えられます。体力に自信がない方は無理をせず、しっかりと準備を整えてからチャレンジするのがおすすめです。

山頂に立てば御嶽山をはじめとした木曽の山並みを一望でき、得られる達成感は格別。静かな山行と壮大な景色の両方を味わえる、知る人ぞ知る名峰です。

コースタイム:乙女渓谷駐車場→(約30分)→和合の滝→(約1時間15分)→夫婦滝→(約50分)→第一展望台→(約1時間30分)→兜岩→(約50分)→小秀山山頂

6.高賀山 岐阜の修験道ルートをたどる日帰り絶景登山


御嶽山を一望。山頂は360度の大パノラマが待つ「高賀山」

関市と郡上市にまたがる「高賀三山(こうがさんざん)」。その中でも最も高いのが「高賀山(こうがさん、標高1,224m)」です。古くから山岳信仰の対象として崇められ、高賀神社から御坂峠を経て山頂へと続く登山道は、多くの修験者が歩んできた歴史あるルートです。

山域一帯はブナを中心とした広葉樹に覆われ、特に10月下旬から11月上旬にかけては、登山道が鮮やかな紅葉のトンネルに彩られます。


山腹に広がる樹林帯の紅葉が素晴らしい

木々の隙間から差し込む陽光に照らされて輝く紅葉は、まるで散りばめられた宝石のよう。赤や黄、オレンジのグラデーションが揺れ動き、歩を進めるたびに色のシャワーが降り注ぐようです。山頂からは360度の大パノラマが広がり、御嶽山(おんたけさん、標高3,067m)や白山(はくさん、標高2,702m)といった名峰を望む絶景が待っています。

手軽に登れる里山でありながら、本格的な紅葉と雄大な山岳風景を堪能できる、岐阜の日帰り登山におすすめの隠れた名山です。

コースタイム:高賀の森公園駐車場→(約1時間45分)→御坂峠→(約40分)→高賀山山頂

7.城山(岩村城跡) 歴史と絶景を楽しむ日帰り登山


城マニアの憧れの場所の一つ「城山(岩村城跡)」

「城山(岩村城跡、標高717m)」は、ただの山ではなく、かつて「女城主の城」としても知られた日本三大山城のひとつ。歴史ある城跡でありながら、ハイキングも楽しめる魅力あふれるスポットです。

登山口から本丸跡までは整備された石畳や古道をたどりながら約30〜40分ほど。自然地形を生かした堅牢な石垣は、岩村城主の繁栄を物語ります。


木曽から恵那までのダイナミックな山並みを一望

山頂へ到着すると、恵那山(えなさん、標高2,191m)や遠く中央アルプスまでを望む大パノラマが展開。城下町の古い町並みを散策してから、岩村城へ登るコースを歩けば、観光と軽登山を一緒に楽しめます。下山後には地元グルメの食べ歩きもおすすめです。

また、春や秋に訪れるなら、ぜひ早朝に足を運んでみてください。岩村城跡は雲海の名所としても知られており、幻想的な霧に包まれる朝の景色は、岐阜での歴史ある日帰り登山の締めくくりにふさわしい絶景です。

■城山(岩村城跡)
住所:岐阜県恵那市 岩村町城山
アクセス:岩村城 表御門から徒歩約30分
コースタイム:駐車場→(約25分)→城山山頂(岩村城跡)

8.遠見山 岐阜のグランドキャニオンを望む日帰り絶景登山


岐阜のグランドキャニオンとして話題のハイカーの聖地「遠見山」

加茂郡川辺町に位置する「遠見山(とおみやま、標高272m)」は、かつては知る人ぞ知る穴場の里山でしたが、今では週末には多くのハイカーが訪れる人気スポットへと変貌を遂げました。

人気の理由は、登山道途中の展望スポット「見晴岩」からの圧巻のパノラマ。蛇行する飛騨川と迫力ある断崖の景観が、まるでアメリカの世界遺産グランドキャニオンのようだと話題を呼び、今では「岐阜のグランドキャニオン」という愛称で親しまれています。


山頂周辺の神秘の池は、モリアオガエルのオアシス

登山道の前半は急坂が続き、自然の趣を感じながらおよそ30分で見晴岩へ到着。そこにはグランドキャニオンの名所「ホースシューベンド」を思わせる絶景が待っています。

後半は、かつての下麻生城(しもあそうじょう)の遺構に歴史ロマンを感じながら、秋葉神社が祀られた山頂へと向かいます。不思議と枯れることのない山頂周辺の池は、周囲の景色を鏡のように映し出し、訪れる人を魅了する神秘的なスポットです。

■遠見山
住所:岐阜県加茂郡川辺町下麻生
アクセス:遠見山登山口から徒歩往復約1時間10分
コースタイム:遠見山登山口→(約30分)→見晴岩→(約10分)→遠見山山頂

9.金華山 岐阜市街の夜景を楽しめる日帰りナイトハイク登山


天下布武を掲げた信長の居城・岐阜城が佇む「金華山」

岐阜市のシンボルともいえる「金華山(きんかざん、標高329m)」は、山頂にそびえる岐阜城とともに市民に長く愛されてきたハイキングスポットです。標高はさほど高くありませんが、登山ルートが豊富で、初心者から健脚派まで幅広く楽しめるのが魅力。

麓から山頂までは、ぎふ金華山ロープウェーも運行しており観光客も気軽に訪れることができます。


長良川を挟む美しい夜景が楽しめるナイトハイキングスポット

金華山を訪れたら、ぜひ挑戦してほしいのがナイトハイキング。岩戸公園北側の駐車場から妙見峠を経由して山頂へ向かうルートは片道40分ほどで、無理なく登れます。夕暮れ時には長良川を染めながら沈む夕陽が美しく、日が落ちると岐阜市街が宝石のようにきらめく夜景が広がります。

往復約1時間とお手軽なのに、非日常感あふれる光景を楽しめるのが金華山ナイトハイクの醍醐味。昼間とは違う静寂の中、ライトアップされた岐阜城と市街の夜景を一緒に楽しめる贅沢をぜひ体感してみてください。

コースタイム:岩戸公園北側駐車場→(約15分)→妙見峠→(約25分)→金華山山頂

10.各務原アルプス アップダウンが楽しい岐阜の日帰り縦走登山

岐阜県南部に連なる「各務原アルプス」は、全国の“ご当地アルプス”の中でも、低山ながら本格的な縦走気分が味わえると評判の尾根歩きスポットです。標高は300m前後と手軽ですが、連続するアップダウンが魅力で、山好きにはたまらない充実のコースが待っています。

縦走ルートの総距離は約14.5km、累積標高差は1,500mを超え、日帰りとは思えない充実感が味わえます。


新緑の季節の縦走路は特に美しい

標高が高いわけではありませんが、何度も尾根を越えて進むため、最後は脚力と気力の勝負に。尾根道からは木曽川や濃尾平野を望む雄大な眺めが広がり、晴れた日には遠くの御嶽山や恵那山を一望できることも。春には新緑、秋には紅葉と季節の移ろいを感じながら、気持ちのよい尾根歩きを楽しめます。

各務原アルプスは、低山トレッキングのイメージを覆すダイナミックな縦走ルート。健脚派はもちろん、登山のステップアップを目指す方にもおすすめです。

各務原アルプス
住所:岐阜県関市迫間〜各務原市須衛〜岐阜県各務原市蘇原北山町1丁目
アクセス:各務原アルプス縦走コースは約8時間50分
コースタイム:猿啄城展望台駐車場→(約40分)→城山→(約45分)→明王山→(約30分)→迫間山→(約20分)→多賀坂峠→(約1時間10分)→大岩山→(約20分)→金山→(約30分)→岩坂峠→(約1時間35分)→向山→(約30分)→桐谷坂峠→(約1時間20分)→芥見権現山→(約45分)→北山→(約10分)→各務原権現山→(約1時間)→伊吹の滝

岐阜の日帰り登山に関するよくある質問

Q. 岐阜の日帰り登山は初心者でも楽しめますか?

A. 岐阜県には、整備された登山道を歩ける低山から標高3,000m級の山まで幅広くそろっています。金華山や納古山、遠見山などは比較的歩きやすく、登山経験が浅い方でも計画を立てやすい山です。一方で、小秀山のように体力や登山経験が求められる山もあるため、自分の体力や経験に合った山選びを心がけましょう。

Q. 岐阜で日帰り登山を楽しむなら、どの季節がおすすめですか?

A. 春は新緑、夏は高山植物、秋は紅葉、冬は霧氷や雪景色など、岐阜の日帰り登山は一年を通してさまざまな魅力があります。初心者であれば、気温が安定し歩きやすい春と秋がおすすめです。冬は積雪や凍結がある山も多いため、装備や経験に応じて計画を立てることが大切です。

Q. 岐阜の日帰り登山ではどのような服装が適していますか?

A. 標高や季節によって気温差が大きいため、重ね着しやすい服装が基本です。吸汗速乾性のあるウェア、防寒着、レインウェアを準備すると安心でしょう。また、滑りにくい登山靴や帽子、水分、行動食なども忘れずに携行してください。標高の高い山では夏でも防寒対策が必要になる場合があります。

Q. 岐阜の日帰り登山では公共交通機関でもアクセスできますか?

A. 金華山や乗鞍岳など、一部の山は公共交通機関を利用してアクセスできます。ただし、多くの登山口は車でのアクセスが便利な場所にあります。バスの運行本数が限られる路線もあるため、事前に時刻表や運行期間を確認し、余裕を持った登山計画を立てることをおすすめします。

Q. 岐阜の日帰り登山で絶景を楽しめる山はありますか?

A. 岐阜県には絶景を楽しめる日帰り登山スポットが数多くあります。北アルプスを望める天蓋山や乗鞍岳、”岐阜のグランドキャニオン”とも呼ばれる遠見山、岐阜市街を一望できる金華山などは人気の高い山です。季節や天候によって異なる景色を楽しめるのも、岐阜の登山ならではの魅力といえるでしょう。

Q. 岐阜の日帰り登山で安全に楽しむためのポイントはありますか?

A. 日帰り登山でも、天候や登山道の状況を事前に確認することが重要です。登山計画を家族や知人に伝え、早朝から行動を開始すると時間に余裕を持って下山しやすくなります。また、無理のないコース設定を心がけ、体調や天候に不安を感じた場合は引き返す判断も大切です。安全を最優先に行動することで、岐阜の豊かな自然をより安心して満喫できます。

岐阜で楽しむ日帰り登山、絶景と出会う心に残る体験を

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四季の美しさと自然の奥深さに出会える岐阜の名山

初心者でも安心して登れる里山から、山岳信仰の歴史を感じる霊峰、雪化粧の幻想的な冬山、そして歴史散策も楽しめる山城跡まで、岐阜の山はどれも個性豊かで心に残る景色に出会えます。

歩いた先に広がる大パノラマや、道中で出会う四季の彩り、地元の人々の温かさも、岐阜での登山をより思い出深いものにしてくれます。装備を整え、無理のないプランで安全に山旅を楽しんでください。

今回紹介したスポットを参考に、岐阜で楽しむ日帰り登山で自分だけの特別な思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

乗鞍高原 北アルプス 2026
御嶽山 小秀山・奥三界岳・位山三山 2026
1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部を卒業後、商社やメーカーで営業職を経験。2019年より複業でトラベルライターとしての活動を始めた後、2021年には本業も旅行業界へ転身し、国内OTAで宿泊施設の集客支援に従事。2025年からは、会社員としては旅行業界から離れ、SaaSスタートアップ企業へ転職。フルリモート勤務を行いながら、フリーランスのトラベルライティング事業を手がけ、地元愛知の製造業支援 × 観光・アウトドアコンテンツ制作という2軸で、地方創生に取り組んでいる。執筆記事は3,000本以上にのぼる。地方の魅力に光を当てながら、「旅をきっかけに人生が少し豊かになる体験」を発信。登山、自転車旅、秘湯巡り、島旅が趣味で、毎年の北海道旅行を家族の恒例行事にしている。notehttps://note.com/yuhei_tonosho
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