鳥取で楽しむ日帰り登山 初心者から満喫できる絶景の名山7選

鳥取県は日本海と中国山地に抱かれ、四季ごとに異なる自然の表情を見せてくれる土地です。中国地方最高峰の大山をはじめ、氷ノ山や蒜山など個性豊かな山々がそびえ、日帰り登山スポットも豊富。ブナ林や高原を抜けてたどり着く山頂からの展望は格別で、初めてでも歩きやすいコースが多く揃っています。

麓には温泉や観光地もあり、登山とあわせて充実した一日を過ごせるのも魅力。今回は、気軽なハイキングから達成感のある登山まで、鳥取で日帰り登山を楽しめる7つの山をご紹介します。

2026年6月12日 更新

鳥取の日帰り登山スポット7座を比較

鳥取県には、中国地方最高峰の大山をはじめ、ブナの原生林が広がる氷ノ山や、開放的な稜線歩きが楽しめる蒜山など、個性豊かな山々があります。ただし、山によって標高やコースの難易度、景観の特徴は異なるため、「自分の体力や経験に合う山はどこだろう」と迷うこともあるでしょう。

そこで、記事で紹介する鳥取県の登山スポット7座を比較表にまとめました。難易度の目安や日帰りのしやすさ、おすすめ時期などを参考に、自分に合った山選びに役立ててください。

表は横にスクロールできます。
山名 標高 難易度の目安 日帰りしやすさ おすすめ時期 主な魅力 向いている人
大山 1,729m 中級 5〜11月 中国地方最高峰ならではの絶景と達成感 本格的な登山に挑戦したい人
氷ノ山 1,510m 初級〜中級 5〜10月 ブナの原生林や滝など豊かな自然 森林歩きや自然観察を楽しみたい人
蒜山 1,202m 初級〜中級 4〜11月 開放的な稜線と高原の景色 景色を楽しみながら歩きたい人
毛無山 1,219m 初級〜中級 4〜11月 静かなブナ林と季節の花々 落ち着いた雰囲気で登山を楽しみたい人
宝仏山 1,005m 初級 4〜11月 原生林に囲まれた穏やかな登山道 比較的無理なく山歩きを楽しみたい人
道後山 1,271m 初級 4〜11月 草原のような山頂と広々とした展望 のんびり景色を楽しみたい人
船上山 615m 初級 3〜11月 歴史スポットと迫力ある断崖の景観 ハイキング感覚で歩きたい人

目的と季節で選ぶ鳥取の登山スポット

鳥取県の山々は、それぞれ異なる魅力を持っています。絶景を楽しみたい人や静かな山歩きを満喫したい人、歴史や自然を感じながら歩きたい人など、目的によっておすすめの山は変わります。

また、春の新緑や花々、夏の高原風景、秋の紅葉など、訪れる季節によって楽しみ方が異なるのも魅力です。ここでは目的や季節ごとにおすすめの登山スポットを紹介します。

絶景を楽しみたいなら「大山」「蒜山」

雄大な景色を楽しみたいなら、大山と蒜山がおすすめです。中国地方最高峰の大山は、山頂付近から日本海や弓ヶ浜半島を望める絶景が魅力。登りごたえもあり、達成感を味わいたい人にも向いています。一方の蒜山は、なだらかな稜線歩きが魅力で、蒜山高原や大山を眺めながら開放的な登山を楽しめます。

森林浴や自然観察を楽しみたいなら「氷ノ山」「毛無山」

豊かな自然に囲まれて歩きたいなら、氷ノ山や毛無山がおすすめです。氷ノ山にはブナやミズナラの原生林が広がり、滝や渓流など変化に富んだ景観を楽しめます。毛無山は比較的静かな環境で、ブナ林や春のカタクリなど季節の自然を身近に感じられる山です。

のんびり歩きたいなら「道後山」「宝仏山」

急登の少ないコースでゆったり登山を楽しみたい人には、道後山や宝仏山が向いています。道後山は広々とした山頂からの眺望が魅力で、開放感のある景色を満喫できます。宝仏山は原生林に囲まれた静かな登山道が続き、落ち着いた雰囲気の中で山歩きを楽しめます。

ハイキング感覚で楽しみたいなら「船上山」

標高615mの船上山は、比較的短時間で登れるため、登山と観光を組み合わせたい人にもおすすめです。山頂周辺には迫力ある断崖や後醍醐天皇ゆかりの史跡があり、自然と歴史の両方を楽しめます。

大山(剣ヶ峰)(1,729m、百名山) 伯耆富士と呼ばれる中国地方最高峰


海抜1709mの中国地方最高峰

国地方の最高峰であり、日本百名山にも数えられる鳥取のシンボル・大山(剣ヶ峰)(だいせん・けんがみね)。堂々とした姿から「伯耆富士」と呼ばれ、晴れた日には日本海と弓ヶ浜半島を一望できます。夏山登山道はよく整備されており、日帰り登山コースとして往復約6時間。途中には大山特有の高山植物が咲き、森林帯から視界が開ける瞬間の感動は格別です。

下山後は大山寺の参拝や、麓の「大山まきばみるくの里」で味わうソフトクリームも人気。観光とあわせて楽しめるため、初級者でも取り組みやすい名峰です。

アクセス:米子自動車道・溝口ICから約20分。大山寺周辺に有料駐車場あり。JR米子駅からバスも運行。
難易度:往復約6時間、標高差約1,000m。登山道は整備され迷いにくいが、後半は急登が続き体力が必要。稜線は風が強まるため天候に注意。

氷ノ山(須賀ノ山)(1,510m、二百名山) 原生林と滝が迎える山陰の名峰

兵庫・鳥取県境に位置し、日本二百名山に選ばれる氷ノ山(須賀ノ山)(ひょうのせん・すがのせん)。登山道はブナやミズナラの原生林が広がり、野鳥の声や清流の音を聞きながら歩ける癒やしのコースです。鳥取県側の氷ノ山越登山口からは、日帰り登山コースとして往復約5〜6時間で山頂へ。途中には布滝や不動滝などの名瀑が点在し、登山に彩りを添えてくれます。

山頂からは大山や中国山地の稜線が一望でき、達成感も大きい一座です。帰路には鳥取市や若桜町の温泉に立ち寄れば、疲れを癒やしながら登山の余韻を味わえます。

アクセス:鳥取自動車道・鳥取南ICから約1時間。若桜駅からバス利用可。登山口に駐車場あり。
難易度:往復約5〜6時間、標高差約900m。登山道は整備されているが距離が長め。滝周辺は濡れて滑りやすいため、登山靴など装備を整えて挑戦すると安心。

蒜山(上蒜山)(1,202m、二百名山) 稜線歩きで絶景を味わう高原の山


南西方向から望む蒜山三山

鳥取・岡山の県境に広がる蒜山(上蒜山(ひるぜん・かみひるぜん)は、蒜山三座の中で最も登りやすい山として人気です。登山口からは緩やかな登りが続き、ブナ林を抜けると視界が一気に開け、稜線に出れば蒜山高原の草原や大山の雄姿が広がります。山頂からは日本海や中国山地まで望め、日帰り登山コースとして往復約5〜6時間と無理のない行程。

登山後は蒜山高原でジャージー牛乳を使ったソフトクリームや温泉を楽しめ、観光とあわせて充実した一日が過ごせます。

アクセス:米子自動車道・蒜山ICから約15分。登山口に無料駐車場あり。JR中国勝山駅から蒜山高原行きバス利用。
難易度:往復約5〜6時間、標高差約700m。登山道はよく整備されており、歩きやすいコース。稜線は風が強くなることがあるため、防寒具を持参すると安心。

毛無山(1,219m) 大山や蒜山を望む静かな展望地

大山や蒜山の名峰群を望む毛無山(けなしがせん)は、人の多い大山周辺と比べて静かな山歩きができる穴場です。登山口からは往復約4時間の日帰り登山コースで、ブナ林の涼やかな空気に包まれながら歩けば、初心者でも無理なく楽しめます。春にはカタクリの群生が咲き誇り、登山道を鮮やかに彩ります。

山頂からは大山や蒜山三座を望む大パノラマ。下山後は近隣の新庄村や日野町で地元グルメや温泉に立ち寄るのもおすすめです。

アクセス:米子自動車道・江府ICから約30分。登山口に駐車場あり。JR根雨駅からタクシー利用も可能。
難易度:往復約4時間、標高差約600m。危険箇所は少なく、整備されたブナ林を快適に歩ける。登山者が少ないため、単独行では注意が必要。

宝仏山(1,005m) 信仰と原生林に包まれた静かな山


船場橋北方から仰ぐ宝仏山

地元で信仰の山として親しまれてきた宝仏山(ほうぶつざん)。標高は控えめながらも、登山道はブナやスギの原生林に囲まれ、自然の豊かさを体感できます。往復約4時間の行程で日帰り登山に適しており、体力に自信のない人でも歩きやすい山です。山頂は円形の平地で、大山や毛無山、奥日野の山並みが望めます。

静けさに包まれながらの山歩きは心をリセットする時間に。下山後には、日野町の歴史ある集落や温泉を巡るプランも楽しめます。

アクセス:米子自動車道・江府ICから約25分。登山口に駐車場あり。公共交通はJR黒坂駅からアクセス可。
難易度:往復約4時間、標高差約500m。緩やかで標識が整っているため安心。人が少ないので熊鈴などの携帯を推奨。

道後山(1,271m、三百名山) 草原広がる牧歌的な山頂

鳥取・広島県境にある道後山(どうごやま)は、山頂一帯が草原に覆われた明るい山です。木々の合間を歩くゆるやかな登山道は初心者にも優しく、登山口から往復約4時間の日帰り登山コースで山頂へ。頂上からは比婆山連峰や大山の稜線を望み、春にはヤマツツジ、秋には紅葉が山を彩ります。

牧歌的な景色に癒されながら、のんびりと自然散策を楽しめるのが魅力。下山後には比婆道後帝釈国定公園の観光や、庄原方面の温泉に立ち寄るのもおすすめです。

アクセス:中国自動車道・庄原ICから約40分。登山口に駐車場あり。JR備後落合駅からバス利用可能。
難易度:往復約4時間、標高差約400m。全体的に緩やかで危険箇所は少ない。山頂は日陰が少ないため、夏場は日差し対策が必要。

船上山(615m) 断崖絶壁と歴史が残る天然の要塞


独特な山容の船上山

大山の北東に位置する船上山(せんじょうさん)は、標高こそ低いものの断崖絶壁の地形が迫力満点です。登山口から往復約3時間で山頂に着き、道中ではブナ林や千丈滝など自然景観も豊富。さらに後醍醐天皇が隠岐を脱出後に一時的に拠点とした地で、「船上山合戦」の舞台としても知られています。

標高が低く日帰り登山や初心者のハイキングにも最適でありながら、展望や史跡巡りの満足度は高く、気軽に楽しめる一座です。

アクセス:米子自動車道・大山ICから約40分。船上山登山口駐車場あり。JR米子駅からバスでのアクセスも可能。
難易度:往復約3時間、標高差約300m。登山道は整備され歩きやすい。千丈滝付近はやや急斜面があるため注意。

鳥取の登山に関するよくある質問

Q. 鳥取県で初心者でも登りやすい山はありますか?

A. 鳥取県には初心者でも挑戦しやすい山が複数あります。なかでも道後山や船上山は比較的歩きやすい登山道が整備されており、登山経験が浅い方にも人気です。ただし、天候や体調によって難易度は変わるため、事前の登山計画と装備準備を心がけましょう。

Q. 鳥取県で日帰り登山を楽しめる山はどこですか?

A. 鳥取県内の多くの山は日帰り登山が可能です。大山、氷ノ山、蒜山、毛無山、道後山などは日帰りコースが整備されており、体力や経験に合わせて選べます。登山後に温泉や観光を楽しめるエリアも多く、充実した山旅を計画しやすいでしょう。

Q. 鳥取県の登山で人気の絶景スポットはありますか?

A. 鳥取県を代表する絶景スポットとして大山山頂周辺が挙げられます。天気が良ければ日本海や弓ヶ浜半島を見渡すことができ、開放感あふれる景色が魅力です。また、蒜山や毛無山から望む大山の姿も人気があります。

Q. 鳥取県の登山に適した季節はいつですか?

A. 鳥取県の登山は春から秋にかけてが一般的なシーズンです。新緑が美しい5〜6月や、紅葉を楽しめる10〜11月は特に人気があります。冬は積雪や凍結が発生するため、雪山装備と十分な経験が必要になる場合があります。

Q. 大山の登山難易度はどのくらいですか?

A. 大山は鳥取県を代表する名峰ですが、標高1,700mを超えるため一定の体力が求められます。登山道は整備されているものの、長時間の登りが続くため、初心者の場合は事前に低山で経験を積んでから挑戦すると安心です。

Q. 鳥取県の登山で必要な装備は何ですか?

A. 基本的には登山靴、レインウェア、飲料水、防寒着、行動食、地図や登山アプリなどを準備しましょう。標高が高い山では天候が急変することもあるため、防寒対策や雨具は季節を問わず携行するのがおすすめです。

Q. 鳥取県の登山は一人でも楽しめますか?

A. 鳥取県には登山者が多い人気ルートもあり、単独登山を楽しむ方も少なくありません。ただし、道迷いや体調不良などのリスクに備え、登山計画書の提出や家族への行き先共有を行うことが大切です。安全を最優先に行動してください。

鳥取の日帰り登山は名峰から穴場まで多彩に楽しめる

鳥取には、大山や氷ノ山のように雄大な展望を誇る名峰から、毛無山や宝仏山のように静かな山歩きができるスポット、さらに船上山のように歴史の舞台となった山まで、バリエーション豊かな登山コースがあります。いずれも往復3〜6時間で歩けるルートが多く、日帰り計画に組み込みやすいのが魅力です。体力や目的に合わせて山を選び、観光や温泉とあわせて訪れれば、休日を彩る充実した山旅になるでしょう。

登山計画や安全管理には、登山地図アプリ「山と高原地図ホーダイ」を活用すると、より安心です。

氷ノ山 鉢伏・神鍋 2026
大山・蒜山高原 三瓶山・比婆山・道後山 2026
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