登山でトレランシューズは使える? 失敗しにくい選び方とおすすめブランドを解説

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軽くて歩きやすいトレランシューズは、登山でも安心して使えるのでしょうか。本記事では、登山向きトレランシューズの選び方と注意点を初心者目線で解説していきます。

近年は、日帰り登山や整備された登山道を中心に、トレランシューズを選ぶ登山者が増えてきました。ただし、登山靴と同じ感覚で選んでしまうと、疲れやすさや足裏の痛み、下山時の不安定さにつながることもあります。

そこで今回は、登山向きトレランシューズの特徴や、初心者でも失敗しにくい選び方、さらに登山スタイル別におすすめできるブランドまでを、わかりやすく整理しました。

2026年1月29日 更新

登山でも使われる「トレランシューズ」とは?


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トレランシューズとは、トレイルランニング(未舗装路を走るスポーツ)用に作られたシューズのことです。舗装されていない山道や林道を、軽快に走れるよう設計されているのが大きな特徴。

近年では、この「軽さ」と「歩きやすさ」に注目し、日帰り登山や整備された登山道でトレランシューズを選ぶ登山者も増えてきました。ただし、登山靴とは設計思想が異なるため、「登山でも使える=どんな登山でも万能」ではありません。まずは、登山靴との違いを整理しておきましょう。

トレランシューズと登山靴の違い

トレランシューズと登山靴は何が違うのか。比較表でチェックしていきましょう。

比較項目 トレランシューズ 登山靴
重量 非常に軽い やや重い
足首のサポート 低い 高い
ソールの硬さ 柔らかめ 硬め
歩きやすさ ◎(テンポ良く歩ける)
歩きやすさ ◎(テンポ良く歩ける)
岩場・ガレ場 △(注意が必要)
長時間・重荷
◉「軽快さ」を取るか、「安定感」を取るか。ここが、トレランシューズと登山靴のいちばん大きな違いです。

なぜ登山でトレランシューズが選ばれるのか

登山でトレランシューズが選ばれる理由は、主に次の3つです。

① 軽くて疲れにくい

トレランシューズは、登山靴に比べて片足で数百グラム軽いモデルもあります。そのため、行動時間が短めの日帰り登山では、足運びが軽く感じやすいのが魅力。

② 歩行テンポを保ちやすい

ソールが柔らかく、足の動きに自然についてくるため、整備された登山道や林道ではテンポよく歩けるというメリットがあります。

③ 荷物を軽量化している人と相性がいい

ザックや装備を軽くしている人ほど、シューズも軽量なトレランシューズを選ぶことで、全体のバランスが取りやすくなります。

登山におけるトレランシューズ使用時の注意ポイント


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万能そうに思えるトレランシューズですが、登山で使うときには注意したい点もあります。

① 下りや岩場では不安定になりやすい

ソールが柔らかい分、長い下りやゴツゴツした岩場では足裏が疲れやすいことがあります。

② 足首の保護力は高くない

ローカットが基本のため、重い荷物を背負った登山や、荒れたルートでは注意が必要です。

③ 「登山靴の代わり」ではない

トレランシューズは、あくまで登山向きに使える条件が限られるシューズ。この点を理解せずに選ぶと、「思っていたのと違った…」となりがちです。

◉日帰り登山が中心
◉整備された登山道が多い
◉行動時間がある程度読める
◉荷物は軽量化できている

こうした条件に当てはまる場合、トレランシューズは登山を軽快に楽しむ選択肢になりやすいです。次の章では、「じゃあ、どんなトレランシューズを選べばいいの?」という疑問に答えていきます。

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登山向けトレランシューズ選び5つの視点 迷わないための基本


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登山用としてトレランシューズを選ぶときは、「軽そう」「履きやすそう」といった印象だけで決めてしまうのは要注意。登山では、下り・岩場・長時間歩行といった要素が重なりやすく、トレランシューズの特性を理解したうえで選ぶことが大切です。

ここでは、登山でトレランシューズを快適に使用するために、最低限おさえておきたい5つのポイントを、順番に解説していきます。

①「クッション性」 柔らかすぎないことが安心につながる

トレランシューズは、モデルによってクッションの感触が大きく異なります。登山向きとしては、「フワフワしすぎない」クッション感が目安。

◉クッションが柔らかすぎる
 ∟下りで足裏が疲れやすい
◉ある程度の反発と安定感がある
 ∟歩行が安定しやすい

日帰り登山でも下りが長いコースでは、特に意識したいポイントです。

②「アウトソール(靴底)」 登山ではグリップ力が最優先

登山でトレランシューズを使う場合、グリップ力は「走りやすさ」以上に重要になります。チェックしたいのは

◉ラグ(凹凸)がしっかりあるか
◉濡れた木道・土の登山道で滑りにくそうか

特に、下山時に不安を感じやすい人ほど、アウトソール性能は妥協しないのがおすすめです。

③「フィット感」 登山では“指先の余裕”が大切


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ラン用途のトレランシューズは、タイトな作りのものも多め。しかし登山では、下りで足が前にズレるため、フィット感の考え方が変わります。

◉つま先が当たらないか
◉指先に少し余裕があるか
◉足幅が窮屈すぎないか

試着時は、下り坂を歩くイメージで確認できると安心です。

④「安定感」 ローカットでも“ブレにくさ”を見る

トレランシューズは基本的にローカット。そのため、足首のサポートは登山靴ほど期待できません。代わりにチェックしたいのが

◉ソールのねじれにくさ
◉着地時のブレの少なさ

登山向きモデルは、ラン向けよりも安定性を意識した設計になっていることが多いです。

⑤「防水性・通気性」 日帰り登山なら“割り切り”も選択肢

登山靴ほどの防水性を求めると、トレランシューズの軽さが失われがち。日帰り登山が中心なら

◉通気性重視
◉雨天・ぬかるみは避ける前提

という割り切った選び方も現実的です。

「登山向けトレランシューズ選び」チェック表

トレランシューズ選びで押さえておきたい5つのポイントを、表にまとめてみましょう。

チェック項目 重視したい度合い 理由
クッション性 ★★★★☆ 下りでの疲労軽減
グリップ力 ★★★★★ 登山で最重要
フィット感 ★★★★☆ つま先トラブル防止
安定感 ★★★★☆ ローカットの弱点補完
防水性 ★★☆☆☆ 日帰りなら優先度低め

登山スタイル別に「重視ポイント」の考え方は異なります。

◉整備された低山・観光登山が中心
∟軽さ・歩きやすさ重視
◉岩場や下りが不安な人
∟グリップ力・安定感重視
◉登山靴からの乗り換え
∟クッションと安定感を優先

ここを意識するだけで「なんとなく選んだ」で起こる失敗は、かなり減らすことができます。

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登山におすすめのトレランシューズブランド6選

登山向けトレランシューズ選びに迷ったときは、まず信頼できるブランドから絞り込むのがコツ。ここでは定番&注目のブランド6社をご紹介していきます。

サロモン(SALOMON)


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登山との相性が高く、安心感で選ばれる定番ブランド

サロモンは、トレランシューズを登山用途で使う流れを広めた代表的ブランド。登山向けとして評価されているモデルが豊富です。グリップ力とフィット感のバランスが良く、下りや不整地でも足元が安定しやすいのが特長。登山靴からの乗り換えでも違和感が出にくい点が支持されています。

特徴

・グリップ力に定評のあるアウトソール
・足を包み込む安定したフィット感
・登山向きモデルの選択肢が多い

こんな人におすすめ

・下りや岩場での不安を減らしたい
・登山靴からトレランシューズへ移行したい

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ホカ(HOKA)


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クッション性を重視した、疲れにくさが魅力

ホカは、厚みのあるソールによる高いクッション性が人気のブランド。長時間歩く日帰り登山で、足裏の疲れを感じにくい点が評価されています。スピードよりも快適さを重視したい登山者に向いたトレランシューズです。

特徴

・衝撃を吸収しやすい厚底ソール
・長時間歩行でも疲れにくい
・安定感を意識した設計

こんな人におすすめ

・下りで足裏が痛くなりやすい
・快適さ重視の日帰り登山が中心

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アルトラ(ALTRA)


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指先に余裕があり、自然な足運びができる

アルトラは、つま先が広い設計を採用しているのが大きな特徴。下りで指先が当たりやすい人や、窮屈な履き心地が苦手な人から支持されています。足本来の動きを活かした歩行感覚は、登山でも安心材料になります。

特徴

・つま先にゆとりのある設計
・自然な足運びを意識した作り
・足指の圧迫感が少ない

こんな人におすすめ

・下りでつま先トラブルが起きやすい
・足幅が広めで靴選びに悩みやすい

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スポルティバ(LA SPORTIVA)


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岩場に強く、登山寄りの安心感がある

スポルティバは、登山靴でも有名な山岳ブランド。トレランシューズも岩場やガレ場での安定感を重視した設計が多く、登山寄りの使い方に向いています。軽さよりも安心感を重視したい人におすすめ。

特徴

・岩場に強いアウトソール
・ブレにくい安定設計
・登山靴に近い安心感

こんな人におすすめ

・岩や段差のある登山道が多い
・安定感を最優先したい

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メレル(MERRELL)


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登山とトレランの中間的な履き心地

メレルは、ハイキングシューズの実績が豊富なブランド。トレランシューズでも登山靴に近い感覚を残した設計がうれしいポイントです。初めて登山でトレランシューズを試す人でも、違和感が出にくい点が魅力。

特徴

・登山寄りの安定した履き心地
・足全体を包むフィット感
・扱いやすいバランス設計

こんな人におすすめ

・トレランシューズを初めて登山で使う
・極端な軽さより安心感を重視したい

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アディダス テレックス(adidas TERREX)


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グリップ力とデザイン性を両立

アディダス テレックスは、アウトソールのグリップ力に定評があるブランド。濡れた木道や土の登山道でも滑りにくい点が評価されています。登山だけでなく、普段使いも視野に入れたい人におすすめです。

特徴

・高いグリップ力
・安定感のあるソール構造
・日常使いもしやすいデザイン

こんな人におすすめ

・下山時の滑りが不安
・登山と兼用で使いたい

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登山向けトレランシューズQ&A 細かい不安や迷いを減らそう!

Q. 本当に登山でトレランシューズを使っても大丈夫?

A. 日帰り登山や整備された登山道であれば、トレランシューズは軽快に歩ける有効な選択肢になります。
一方で、

✓ 重い荷物を背負う
✓ 岩場やガレ場が多い
✓ 行動時間が長い

こうした条件では、登山靴のほうが安心な場合もあります。「登山の内容に合っているか」を基準に選ぶことが大切です。

Q. 下りで足が痛くなったり、不安定になりませんか?

A. モデル選びとコース次第で、感じ方は大きく変わります。
トレランシューズはソールが柔らかめなため、下りが長いコースでは足裏に負担を感じることがあります。対策としては

◉クッション性と安定感のあるモデルを選ぶ
◉岩場が多いコースでは無理をしない

不安が強い場合は、登山靴と使い分けるのもひとつの選択です。

Q. 雨の日や濡れた登山道でも使えますか?

A. 使えますが、防水性は過信しないほうが安心です。
多くのトレランシューズは、通気性を重視して防水性を抑えた設計になっています。

◉小雨や短時間なら問題ない
◉ぬかるみや長時間の雨では浸水しやすい

この感じで「日帰り登山で天候が安定している日向き」と考えると失敗しにくいです。

Q. 登山靴と比べて、どれくらい疲れにくいの?

A. 平坦や整備された道では疲れにくく感じる人が多いです。
軽量なトレランシューズは、歩行テンポを保ちやすく、前半は特に楽に感じやすい傾向があります。

ただし、下りや不整地では疲労が出やすくなる場合もあるため、「楽=常に疲れない」ではない点には注意が必要です。

Q. 初心者がいきなりトレランシューズを選んでも大丈夫?

A. 日帰り登山が中心なら、十分選択肢になります。
登山歴が浅くても、

◉行動時間が読める
◉整備された登山道が多い

こうした条件なら、トレランシューズでも問題ありません。ただし、初めての山・不安の大きい山では登山靴を選ぶという使い分けができると、より安心です。

Q. どんな登山には向かないと考えたほうがいい?

A. 次のような登山では、登山靴のほうが無難です。

✓ 岩場・ガレ場が多い
✓ 重い装備を背負う
✓ 悪天候が予想される
✓ 行動時間が長い

トレランシューズは便利ですが、すべての登山をカバーできるわけではありません。一覧表を見て、トレランシューズが向く登山・向かない登山をチェックしておきましょう。

登山の条件 トレランシューズ 登山靴
日帰り・整備道
軽装・短時間
岩場・ガレ場
重装備・長時間
悪天候

 

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トレランシューズは「登山の選択肢」を広げてくれる


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トレランシューズは、登山靴の代わりになる万能アイテムではありません。けれど、条件が合えば、登山をより軽快で快適なものにしてくれる選択肢でもあります。

軽さや歩きやすさは大きな魅力ですが、その一方で、安定感や保護力は登山靴ほど高くないのも事実。だからこそ、自分で選んだトレランシューズが、自分の登山スタイルに合っているかを見極めることが大切です。

「どの靴が正解か」よりも「その山に合っているか」がいちばん重要。ぜひこの記事を参考に、あなたのスタイルに合った登山用トレランシューズを見つけてくださいね。

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