障子ヶ岳から以東岳を繋ぐ周回コース

コース難易度
上級
  • 2泊3日
  • 21時間35分
  • 35.8km

コースガイド

ピラミダルな鋭鋒・障子ヶ岳と、復活した明光山からオツボ峰への登山道を結び、朝日連峰の最深部を周回するロングルート
テクニック度
岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
2泊3日
歩行時間
21時間35分
歩行距離
35.8km
最大高低差
1,262m
水場
天狗角力取山避難小屋他
トイレ
天狗角力取山避難小屋他
 大井沢口の南俣沢出合から林道を30分ほど行くと障子ヶ岳登山口があります。出合吹沢を渡ると急な登りが始まります。水場を過ぎ鞍部からひと登りすると稜線上に出て、紫ナデから障子ヶ岳山頂まで見晴らしの良い尾根歩きが続きます。1300m前後の尾根ですが、季節風をまともに受ける地形のため、低いながら主稜線さながらの景観が広がります。雪崩により削り取られた迫力ある岩壁を眺めながら山頂を目指します。障子ヶ岳山頂からは出合川の深い谷とどっしりとした以東岳を望めます。急なヤセ尾根を下りアップダウンを繰り返すと粟畑に達し、天狗角力取山避難小屋はもうすぐです。
 天狗が相撲を取ったという天狗角力取場を過ぎ縦走路から右にそれると、天狗角力取山です。ここから一気に標高差約650mを下ります。出合川渡渉点近くの左岸には湧き水があります。膝丈ほどの渡渉になりますが、増水時は渡ることができないので、時期や天候を判断しなくてはなりません。渡渉後、尾根道に取り付くまでは不明瞭ですが、テープを頼りに探します。樹林帯の急坂を登ると明光山です。灌木帯に変わり徐々に展望が開けてきます。奇峰・エズラ峰と小さな滝が連続するオツボ沢の美しい景色を眺めながらササ原の中を高度を上げ、草原に出ればオツボ峰はもうすぐです。
 明光山からオツボ峰にかけては、昔大井沢の狩人たちが切り拓いた道です。近年は廃道状態になっていましたが西川山岳会の有志が中心となり数年かけて復活させました。通行に際しては自己責任となります。
 一等三角点のある以東岳からの下りは、裸地化と浸食が激しく、視界不良時にはルートを見失わないように注意します。中先峰を過ぎ登り返すとまもなく狐穴避難小屋に着きます。かつて水の湧く草原の中に狐の住み穴があったそうです。
 小屋前の木道を通り、高松峰分岐に向かいます。振り返ると、狐穴避難小屋と以東岳が額縁に入るような景色を眺められます。砂礫と岩、ハイマツの気持ちの良い尾根を緩やかに下っていきます。高松峰からコバラメキまでは、岩場や足場の悪い急斜面でロープが設置してある箇所があります。テラス状の大岩を乗り越えると、灌木帯になり、ブナ林の中を登り返すと二ッ石山です。湯沢峰、ウツノシマ峰を過ぎ、やや急な坂を登り切ると天狗角力取山分岐に着きます。粟畑からは尾根筋を下り、その後竜ヶ岳の北側を巻くように進むと焼峰に至ります。最後は緩やかなカラマツ林を抜けて一段下って進んでいくと南俣沢出合に到着です。
 二ッ石山を通るルートには二つの特徴があります。ひとつ目は景観の良さです。登山道の南東側は切れ落ちているため見通しがよく、特にオバラメキ付近では迫力ある岩壁を眺めることができます。二つ目は、比較的風が弱いことです。主稜線上で爆風が吹き付ける時など、エスケープルートして利用できます。
高松峰分岐から望む狐穴避難小屋と以東岳。
オバラメキ付近にあるテラス状の大岩。
天狗角力取山避難小屋
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