以東岳から大朝日岳への主稜線大縦走

コース難易度
中級
  • 2泊3日
  • 18時間35分
  • 32km

コースガイド

泡滝ダム登山口から入山し、以東岳~大朝日岳間約13㎞の主稜線を踏破、旧古寺鉱泉へ下山する、憧れの大縦走コース
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
2泊3日
歩行時間
18時間35分
歩行距離
32km
最大高低差
1,351m
水場
大鳥避難小屋他
トイレ
泡滝ダム登山口他
 大鳥集落から泡滝ダム登山口までは約10㎞の林道なので、マイカーかタクシー、夏期運行バスを利用しての入山します。駐車場と仮設トイレが設置してある登山口から大鳥川沿いに進み、ジミヤチ水場を過ぎると間もなく冷水沢吊橋に着きます。次の七ツ滝沢吊橋を渡ると少しずつ高度を上げていき、水が湧き流れている斜面を何度も横切る七曲りをジグザグと登り上げると大鳥池に到着です。水が豊富で清潔感ある大鳥避難小屋(タキタロウ山荘)に宿泊し、管理人から大鳥池に住む怪魚・タキタロウ伝説の話を聞くのも一興です。
 大鳥池の堰き止め口を渡り湖畔を少し行くと直登コースとの分岐です。直登コースへは、やや足場の不安定な湖畔を通過した後東沢を渡るので、荒天時には通行困難な場合もあります。ここでは分岐からオツボ峰コースを辿ります。ブナ林の急な登りを終えると灌木帯に入り、展望が良くなります。振り返ると、眼下には熊の毛皮を広げたような形の大鳥池が見えます。三角峰あたりから草原地帯になり、ヒメサユリなどの高山植物が楽しめます。オツボ峰まではヒナウスユキソウやハクサンイチゲ、晩夏にはタカネマツムシソウがたくさん咲きます。明光山方面との分岐を過ぎ、大きな花崗岩が直立しているような箇所もある尾根を進むと、一等三角点のある以東岳山頂に着きます。以東岳からは脈々と続く主稜線の先に大朝日岳の尖がりが見えます。以東岳はガスがかかりやすい山なので、このような景色が眺められたら幸運を噛みしめましょう。直登コースを5分ほど下ると以東岳避難小屋があるので休憩等で利用できます。
 以東岳からはザレた崩落斜面を下っていくので、視界不良時は登山道を外れないように細心の注意を払って進みます。いくつかの峰を超えると狐穴避難小屋に到着します。水が豊富な山上のオアシスで休憩してから三方境に向かいます。三方境は、視界不良時には天狗方面の分岐で方向を間違わないように注意します。北寒江山、寒江山、南寒江山、さらにもう一つ峰を超えると竜門山避難小屋です。この区間は風を遮る場所がなく、強風にさらされて歩行困難になることがあります。一方寒江山周辺は花の山で、6月のヒナウスユキソウ、8月のタカネマムシソウの群生が見事です。また特別保護区域の岩井又沢源流域を扇状に眺めることができるのも魅力です。
 竜門山、西朝日岳、中岳を超えると大朝日岳に至ります。大朝日岳山頂からは、大縦走の下山口を多様に選択することができます。ここでは比較的足場がよい古寺山を経由して古寺案内センターへと下るルートを選びます。(日暮沢登山口から大朝日岳へ(コースガイド)、古寺案内センターから大朝日岳へ(コースガイド)を参照)
 その他、大鳥集落の宿に前泊して送迎車で入山する方法もあります。1泊目は以東岳避難小屋か狐穴避難小屋、2泊目に大朝日岳山頂避難小屋を利用すれば、祝瓶山方面や長井葉山方面へ大縦走することも可能です。
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