南竜ヶ馬場から石徹白へ

コース難易度
中級
  • 1泊2日
  • 12時間30分
  • 25.1km

コースガイド

別山に登り、いにしえの白山登拝を偲びながら千年を超えて歩かれ続けてきた美濃禅定道を下ります
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
1泊2日
歩行時間
12時間30分
歩行距離
25.1km
最大高低差
1,669m
水場
南竜ヶ馬場、神鳩ノ宮避難小屋
トイレ
南竜ヶ馬場、三ノ峰避難小屋
 南竜ヶ馬場から石徹白に至るこの道は、石徹白道または南縦走路と呼ばれていますが、平安時代に開かれたとされる三禅定道の一つ、美濃禅定道なのです。ほぼ古道通りに歩かれ続けてきたことがこの道の特徴であり、途中の天池にある六兵衛室跡や別山平にある別山室跡の石垣、様々ないわれや伝説の地など、白山信仰の歴史を感じながら歩けるのも大きな魅力です。また、南竜ヶ馬場から別山、三ノ峰と、次々に現れるお花畑にも目を奪われることでしょう。
 別当出合から南竜ヶ馬場までは砂防新道から御前峰・観光新道下山(コースガイド)、南竜ヶ馬場から別山の間は、南竜ヶ馬場から別山・市ノ瀬道へ(コースガイド)を参照してください。
 別山山頂からの素晴らしい展望を楽しんだら、別山平に下ります。別山平は、本コースの中でも絶好の撮影ポイントでしょう。ニッコウキスゲやコバイケイソウなどが咲き競う草原を前に、端正な別山と主峰部を望むことができます。また、御手洗池のほとりには別山室跡の石垣が残り、昔は信仰・登拝の上でも重要な場所だったに違いありません。ここから三ノ峰にかけてもお花畑が続き、三ノ峰山頂は、別山から白山主峰部までが一望できる好展望台です。山頂から少し下った草原の中に避難小屋が建っており、鳩ヶ湯新道(P26)が分岐しています。
 小屋からは東寄りに進み、二ノ峰との鞍部に下って登り返した平坦地に水呑釈迦堂跡を示す標柱や石があります。ここから東へ数分下ると細流がありますが、渇水時期は涸れているでしょう。二ノ峰はピーク直下の西側を巻き、一ノ峰を越えると福井・岐阜の県境尾根が分かれます。このあたりから眼下に池塘が点在する笠場湿原が見られます。雲岩・ももすり岩を経て、最後のピーク銚子ヶ峰に登ります。歩いてきた別山からの峰々をはじめ、願教寺山や野伏ヶ岳、経ヶ岳、荒島岳、能郷白山などの山々が見渡せます。
 銚子ヶ峰を下ると、母御石と呼ばれる大岩があります。白山を開いた泰澄大師の母が泰澄を追ってここまで来たが、神の怒りにふれて息絶えたという伝説の地です。一面のササ原を下って神鳩ノ宮避難小屋に着きます。古くは修験の行者道と禅定道が合わさる場所で、神鳩社があったことを物語る小さな祠が立っています。南東へ100mほど下れば水が得られます。ここから、かむろ杉や雨宿りの岩屋、おたけり坂といったいわれのある旧跡を過ぎ、ブナ林を抜けると、いとしろ大杉が立つ今清水社跡に出ます。階段を下れば、駐車場や休憩舎が整備された石徹白登山口に着きます。あとは、白山中居神社が坐す上在所まで、車道を1時間40分です。
別山平から白山主峰部(左奥)と別山(右)を望む
銚子ヶ峰から三ノ峰(左奥)・別山(中央)など。
母御石。
国指定特別天然記念物「いとしろ大杉」
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