扇沢から爺ヶ岳へ

コース難易度
初級
  • 1泊2日
  • 8時間45分
  • 13.7km

コースガイド

歩きやすく、展望がいい爺ヶ岳、そして鹿島槍ヶ岳に向かう人気ナンバーワンのコースです
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
1泊2日
歩行時間
8時間45分
歩行距離
13.7km
最大高低差
1,320m
水場
扇沢等
トイレ
扇沢
 扇沢と種池を結ぶ柏原新道は、穏やかで歩きやすいうえ、大変よく整備されている初心者にも安心なコースです。往路復路、どちらの利用にも適しています。
 まずは登山口へ。近年、登山口を見つけられず迷う方がいると聞きますが、登山口は扇沢のバスターミナルから車道(バスで来た道)を15分ほど下った鉄橋のたもとにあります。柏原新道入口には大きな標識がありますので確認して入山して下さい。マイカーの場合、登山口付近にある駐車場を利用しますが、ハイシーズンは満車のことが多いです。山麓の大町市街に駐車して、バスまたはタクシーで扇沢に向かうことも検討しましょう。
 標識を確認して登山道に入り、堰堤を過ぎると、「モミジ坂」と呼ばれる急坂に差し掛かります。しばらくは辛抱。樹林の中をつづら折りに登り、八ヶ岳が見えるという「八ツ見ベンチ」を過ぎると、小さなケルンが建つ地点に至って坂は緩やかになり、稜線の種池山荘が視界に入ってきます。
 道は爺ヶ岳南尾根の西側山腹に沿って伸びています。おおむね樹林の中を行きますが、ところどころで針ノ木岳、蓮華岳の姿が見えます。途中の「石ベンチ」は休憩に適しています。アザミ沢と呼ばれる涸れ沢を過ぎると、もう一本涸れ沢に出合います。落石が起きやすいので注意して、すばやく通過して下さい。ひとがんばりで「富士見坂」、ついで「鉄砲坂」と呼ばれる短い急坂を越えると、種池山荘の建つ稜線に出る。付近はコバイケイソウやチングルマの大群落地です。花期(7月下旬)、稜線一帯は白く彩られます。
 種池山荘の前で岩小屋沢岳への道を分け、右に進んで爺ヶ岳に向かいます。道中はどこも好展望。目の前の爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳はもちろん、立山連峰や剱岳など、北アルプスの主な山を見渡せる抜群のビューポイントです。
 広がるハイマツの間を抜けてゆるやかな坂を登ると、爺ヶ岳南峰に至ります。ここも好展望で、となりの爺ヶ岳中峰もよく見えます。南峰から中峰へも稜線通しに進みます。爺ヶ岳は3つの峰に分かれていますが、山頂に立てるのは南峰と中峰のみです。実質的に爺ヶ岳中峰が山頂と言えます。
 帰路は往路を戻ります。爺ヶ岳から冷池山荘、鹿島槍ヶ岳へ向かう道については扇沢から鹿島槍ヶ岳へ(コースガイド)を参照。なお南峰、中峰山頂直下には巻き道があります。山頂を踏まず冷池山荘へ向かう場合は、こちらを歩いてもよいでしょう。
剱岳(右)、立山連峰を眺めながら種池平をゆく
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