前鬼から釈迦ヶ岳へ

コース難易度
上級
  • 1泊2日
  • 9時間5分
  • 13.4km

コースガイド

前鬼口から小仲坊で宿泊して釈迦ヶ岳を目指すコースです。道中に不動七重滝や両童子岩などを眺めつつ山頂を目指します。
テクニック度
岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
1泊2日
歩行時間
9時間5分
歩行距離
13.4km
最大高低差
1,200m
水場
香精水
トイレ
小仲坊
 大峰奥駈道のほぼ中央に位置する釈迦ヶ岳は近年旭林道奥(太尾)からの往復ルートが人気ですが、前鬼から登ると周辺には不動七重滝、前鬼山集落跡、裏行場の三重滝など名所も多く、山の奥深さを実感できます。第1日目の泊まりは前鬼の小仲坊として、国道169号の前鬼口から前鬼林道に入り車止めゲートまで車で向かいます。
 車止めゲートからは黒谷右岸の道を歩いて小仲坊へ向かいます。道は右へ曲がり、谷を渡って明るく開けた小仲坊に着きます。
 2日目、三重滝への道標に従い鬱蒼とした樹林帯の山腹を絡むように登って行くと30分程で夫婦檜の巨樹がある閼伽坂峠に着きます。ひと息着いたら、左の尾根に取り着いて豊かな自然林の尾根道を登ります。明瞭な道はありませんが、要所にある赤テープを目印に尾根筋を忠実にたどります。一際目立つツガの巨木を仰ぎ、美しいヒメシャラの純林帯を過ぎると独漂1185mに到着です。緩やかな下りとなり、鞍部からは露岩の見られる尾根筋をたどり岩場の間をすり抜けて鎖場とロープを頼りにクリカラ岩の基部を攀じ登れば、前鬼からの登山道と合流してすぐ上が二つ岩(両童子岩)です。寄り添って立つ二つの岩は制多迦童子、矜羯羅童子と呼ばれ、背後に回れば無数の岩塔がそそり立つ五百羅漢が一望されます。
 二つ岩を後に崩壊した沢を下降気味に渡り、クマザサの尾根を巻くと熊の水場があります。水の補給をして背丈程のクマザサを分けて登っていけば坂道も緩くなりブナの林が広がると大日岳が姿を見せ、背くらべ石がある太古ノ辻に着きます。
 太古ノ辻からは奥駈道を北に取り、大日岳の山腹を巻き北肩の鞍部から三十三尋というクサリ場を攀じ大日岳へ登ってみよう。傾斜は50度ほどですが、フリクションを利かせ大日岳の山頂に着けば大日如来坐像が迎えてくれます。下りは西面の巻き道を下り、大日岳行場取付分岐へと戻ります。大きな岩がある五角仙を通り聖天森を下れば、深仙ノ宿に着きます。潅頂堂の前から小石の多い急坂を釈迦ヶ岳へと向かいます。山腹道から尾根に出て右側に極楽ノ都津門を覗き、さらに登って行けば左から旭方面からの道が合し、10分程で釈迦ヶ岳山頂に到着です。四方広潤の眺めを堪能したら下山は深仙ノ宿へと下り、太古ノ辻からは左へ折れて往路にたどった二つ岩まで戻って大峯縦走線歩道を前鬼へと下ります。二つ岩からは整備された階段道が853段も続き涸沢を一旦右岸に転じ、次に流れのある谷を左岸に渡り返すと鬱蒼と茂る杉古木の森に変わります。石積だけが残る五鬼の住居跡を見て、ほどなく前鬼の宿坊・小仲坊に帰り着きます。後は林道を歩いて車止めゲートまでは約30分の道程です。
大日岳からの釈迦ヶ岳と手前は深仙ノ宿と四天石
北肩から三十三尋と呼ばれるクサリ場を攀じ大日岳へ
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