地蔵峠から烏帽子岳、湯ノ丸山へ

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 4時間45分
  • 8.5km

コースガイド

地蔵峠から烏帽子岳に登り、鞍部から急坂の登り返しで湯ノ丸山へと縦走して地蔵峠に時計回りで周回する中級者向けコース
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
4時間45分
歩行距離
8.5km
最大高低差
369m
水場
なし
トイレ
地蔵峠
 地蔵峠からの湯ノ丸山と烏帽子岳は、山頂からの展望が素晴らしいだけでなく、レンゲツツジ以外にもいろいろな高山植物の花に出逢えたり、リフトを使って気軽にスキー場からアクセスでき冬のバックカントリーも盛んなことから、1年を通して人気のあるエリアです。
 烏帽子岳登山口は、地蔵峠の長野県側にある湯の丸高原キャンプ場へと続く砂利道の車道歩きから始まります。15分ほど歩いてキャンプ場をそのまま通り過ぎると、左にドウダンツツジの小道を分ける案内標識に出ます。どちらを歩いても少し先の中分岐で道は合わさりますが、時間的には真っ直ぐ歩いた方が早いです。臼窪湿原を左に見ながら平坦な道を歩くと中分岐です。案内標識にしたがって真っ直ぐ烏帽子岳方面に向かいます。湯ノ丸山の山腹を緩やかに巻きながら歩きやすい道が鞍部まで続きます。切り株のベンチが並べられた鞍部は休憩適所です。烏帽子岳と湯ノ丸山の分岐になっていて、烏帽子岳へは左の登山道です。登山道は急斜面を避けるように大きく迂回しているので、思ったよりは緩やかです。ようやく草原上の稜線に登り上げると、先に見えるピークは山頂ではなく小烏帽子です。小烏帽子に立つと指呼の距離で烏帽子岳です。遭難碑を過ぎてもうひと頑張りで岩稜に覆われた烏帽子岳山頂です。稜線上には大きな木が育ちにくい植生などから、気象条件の厳しさが感じられます。
 湯ノ丸山へは登ってきた道を鞍部まで戻ります。鞍部から急坂の登り返しを約50分ひたすら頑張れば、ピラミダルな山容の烏帽子岳とは対照的に優美な山容の湯ノ丸山山頂です。湯ノ丸山は双耳峰でこちらの大きな広場のような山頂は南峰になります。岩塊に覆われた北峰は片道10分の距離です。南方から見ると北峰の方が標高が高いように見えますが、実は南峰の方がわずかに高いようです。しかしながら、三角点があるのは北峰です。湯ノ丸山は烏帽子岳をさらに凌ぐかと思わせるほどの素晴らしい360度の大パノラマです。8~9月の頃ならイワインチンの可憐な黄色い花に癒されることでしょう。広場のような山頂は、下山時に霧で視界が悪い時、方向を見誤りやすいので注意が必要です。
 地蔵峠という案内標識とロープにしたがって湯の丸スキー場ゲレンデトップへと続く登山道を下ります。しばらくは滑りやすい急坂が続きますが、やがてなだらかな道になると鐘分岐です。そのまま真っ直ぐ地蔵峠方向に進んで東屋を過ぎると、ゲレンデトップです。ゲレンデの中の踏まれた小道を下るのが一番早いですが、迂回して緩やかな道を歩くコースがゲレンデ左右に一本ずつあり、それを地蔵峠まで下ります。
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