登山用ダウンジャケットならこのブランド!信頼の5社を徹底紹介

「登山用のダウンジャケット、どのブランドを選べばいいの?」そんな初心者の悩みに応える、信頼のアウトドアブランド5社を厳選紹介!保温性・軽量性に優れたモデルを、登山シーンに合わせてわかりやすく解説します。

登山での寒さ対策に欠かせないのが、ダウンジャケット。特に春や秋の山は朝晩の冷え込みが厳しく、防寒装備の良し悪しが快適さを左右します。でも、アウトドアブランドは種類も多く、初心者の立場からはどれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。

この記事では、登山ビギナーにも人気が高く、信頼性の高いブランドを5社厳選してご紹介します。各ブランドの特徴や、登山スタイル別の選び方も解説しているので、自分に合った一着を見つけたい方にぴったりの内容です!

2025年6月30日 更新

登山用ダウンジャケットとは?

 

「普段着のダウンジャケットと何が違うの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。登山用ダウンジャケットは、登山という特殊な環境下で快適に過ごすために、軽さ・暖かさ・収納性に特化して設計されたウェアです。

特に山の上では、天候や気温が急変することも珍しくありません。春や秋の登山でも、朝晩は0℃近くまで冷え込むことがあり、防寒対策は万全にしておきたいところ。そんなときに活躍するのが、高い保温性を持ちながらも、コンパクトに収納できる登山用ダウンジャケットなのです。

また、登山では「レイヤリング(重ね着)」が基本。インナー・ミドル・アウターと重ねることで体温調節がしやすくなり、ダウンジャケットは主に中間着(ミドルレイヤー)や、休憩中・山頂用の防寒着として使われることが多いです。

登山用ダウンジャケットの特徴

・軽量でコンパクトに収納できる(バックパックに収まりやすい)
・高い保温性(フィルパワーと呼ばれる指標で品質を比較)
・動きやすい設計(立体裁断や細身のフィット感)
・耐久性が高い素材(引き裂きに強いナイロンなど)

これらの要素が、登山における快適性と安全性を高めてくれます!

インナーダウンとアウターダウンってどう違うの?

さらに、登山用ダウンジャケットには大きく分けて「インナーダウン(中間着)」と「アウターダウン(外側に着る防寒着)」の2タイプがあります。インナーダウンは、ミドルレイヤーとしてアウターの下に着込むことで保温力を高める役割。一方アウターダウンは、休憩中や山頂など、寒さが厳しいタイミングでサッと羽織れる風や雪にも対応した仕様になっています。

どちらを選ぶかは、登山スタイルや季節によって異なるため、目的に合ったタイプを選ぶのが大切です。

登山用ダウンジャケットの選び方 5つのポイント

登山に適したダウンジャケットを選ぶときに大切なのは、自分の登山スタイルやシーズンに合った機能を備えているかどうかです。ただ「暖かそう」「有名ブランドだから」だけで選んでしまうと、重すぎたり、逆に保温力が足りなかったりと、登山中に後悔することも。

ここでは、失敗しない登山用ダウンジャケットの選び方を5つのポイントに絞ってご紹介します。

①「保温性」はフィルパワー(FP)でチェック!

ダウンジャケットの暖かさは、中綿の質と量で決まります。特に重要なのが「フィルパワー(FP)」という数値。これはダウンがどれだけ膨らんで空気を含めるかを表すもので、数値が高いほど保温性が高くなります。

フィルパワー(FP) 適した山やシーズン
600FP前後 日帰り登山や春秋におすすめ
700〜800FP以上 高山や冬の登山にも対応可

暖かさだけでなく、軽さや携帯性も考慮して選ぶと使いやすいですよ。

② 荷物をコンパクトにしたい人は「軽量性・収納性」を要チェック

登山では「できるだけ荷物を軽くする」のが鉄則。だからこそ、軽くて収納袋に入れればコンパクトになるモデルが理想的。特に休憩中にサッと取り出して羽織れると、体温の低下を防げて安心です。

③「インナー or アウター?」用途に合ったタイプを選びましょう

「インナーダウン」はレイヤリングの中間着として使いやすく、「アウターダウン」はより防風・防水性が高く、外側に着ることを想定した設計です。

ダウンのタイプ 適した山やシーズン
インナーダウン 日帰り登山や春・秋向き
アウターダウン 冬山や標高の高い山向き

登山の季節や目的地の気温に合わせて選びましょう。

④ 登山中の快適さを左右するのは「フィット感・動きやすさ」

ダウンジャケットは厚手になりがちですが、登山では動きやすさがとても重要。試着時は肩まわりや腕の可動域をチェックし、ザックを背負ってもごわつかないか確認しておくと安心です。

⑤ 長く使うなら「品質とブランドの信頼性」で選びたい

登山は過酷な環境がつきもの。だからこそ、耐久性や修理対応のしっかりした信頼あるアウトドアブランドを選ぶことが、長く安心して使うポイントです。この後にご紹介する5つのブランドは、登山者の間でも評価が高いものばかりです。

【比較表あり】登山用ダウンジャケットおすすめブランド5選

登山向けのダウンジャケットは、保温性・軽量性・耐久性といった要素が重要。まずは以下の比較表で、主要ブランドの特徴を確認しておきましょう。

ブランド名 特徴 フィルパワー目安 重量の目安 価格帯(税込) おすすめタイプ
mont-bell 高コスパ&国内展開豊富 約800FP 約200g〜300g ¥15,000〜30,000 インナー・アウター両方
THE NORTH FACE 高機能&デザイン性良好 約700〜800FP 約250g前後 ¥30,000〜60,000 インナー/冬アウター
NANGA 国産ダウン&修理対応 約760〜860FP 約300g〜500g ¥25,000〜55,000 冬アウター
Patagonia 環境配慮&高耐久性 約800FP相当(化繊も) 約250g〜450g ¥35,000〜55,000 ミドルレイヤー向き
TAION 超軽量&リーズナブル 約650FP〜700FP 約150g前後 ¥5,000〜15,000 インナー向き

それぞれのブランドについての詳しい解説は、下記でご紹介しています。

1. mont-bell(モンベル)


画像:Amazon

高品質なのにコスパ抜群!登山初心者の心強い味方

日本が誇るアウトドアブランド「モンベル」は、コストパフォーマンスと実用性の高さで多くの登山者に支持されています。軽量で動きやすく、レイヤリングしやすい設計が魅力。700〜800フィルパワーの高品質ダウンを使いながらも、価格は比較的手ごろです。

おすすめモデル

① スペリオダウン ラウンドネックジャケット:インナーとして優秀
② アルパインダウンパーカ:冬山にも対応する本格モデル

こんな人におすすめ

「初めての一着に迷ったらこれ!」という安心感がほしい方

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2. THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)


画像:Amazon

デザインと機能性を兼ね備えた定番ブランド

アウトドアの枠を超えて人気を誇る「THE NORTH FACE」。登山向けのダウンジャケットも豊富に揃っており、機能性と洗練されたデザイン性のバランスが秀逸です。耐久性にも優れ、ハードな登山にも耐えうるスペックを備えています。

おすすめモデル

① サンダージャケット:軽量・コンパクトなインナーダウン
② ビレイヤーパーカ:厳冬期や雪山対応のアウターダウン

こんな人におすすめ

街でも山でも使える一着を探している方

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3. NANGA(ナンガ)


画像:Amazon

日本製ダウンの実力派!暖かさと信頼性で選ぶなら

国産ダウンブランドとして人気急上昇中の「NANGA(ナンガ)」。高品質な羽毛と丁寧な縫製で知られ、国内生産ならではの安心感があります。修理対応が充実しており、長く愛用できるのもポイントです。

おすすめモデル

① オーロラライトダウンジャケット:軽量で保温性良好、アウター向き
② インナーダウンカーディガン:街と山をつなぐ使いやすさ

こんな人におすすめ

「長く大切に使いたい」こだわり派の方

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4. Patagonia(パタゴニア)


画像:Amazon

環境にもやさしい、サステナブルな選択肢

「Patagonia(パタゴニア)」は、環境への配慮と高機能性の両立を目指すブランド。リサイクル素材やフェアトレード認証の製品が多く、地球にも登山者にもやさしい選択ができます。ダウンの質も高く、着心地や保温性も文句なしです。

おすすめモデル

① マイクロ・パフ・フーディ:ダウンに代わる軽量化素材で保温力キープ
② ダウン・セーター:定番の保温ジャケットでレイヤリングしやすい

こんな人におすすめ

暖かさはもちろん、環境配慮も大事にしたい方

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5. TAION(タイオン)


画像:Amazon

驚異の軽さとコスパを実現!日帰り登山に最適

比較的新しい日本ブランド「TAION(タイオン)」は、インナーダウンに特化した軽量モデルを得意としています。非常に手頃な価格でありながら、日帰り登山にも街での使用にも対応できるバランスの良さが魅力。

おすすめモデル

① BASICラインシリーズ:軽くて暖かく着回しやすい
② MOUNTAINラインシリーズ:街歩きにもカジュアル登山にも対応可

こんな人におすすめ

「お手頃価格で軽くて暖かい一着」を探している方

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【登山スタイル&目的別】あなたに合う登山用ダウンはこれ!

 

「登山」とひと口に言っても、季節や山の標高、泊まりか日帰りかによって必要な装備は変わってきます。ここでは、「どのような登山スタイルに、どのブランドのダウンジャケットが合うのか」をわかりやすく整理しました。

春・秋の低山ハイク(日帰り)

朝晩は冷え込むこともありますが、日中は動くと暑くなるため、軽量・コンパクトなインナーダウンがおすすめです。バックパックに忍ばせておけば、休憩中や気温が下がった時にサッと羽織れて安心。

おすすめブランド&モデル

mont-bell:スペリオダウン ラウンドネックジャケット
TAION:インナーダウンジャケット(BASICライン)

高原・中級山岳(標高1,500〜2,500m)での縦走

朝晩や稜線では風が強く、体が冷えることも。インナーにもアウターにも使える中厚手のダウンジャケットが使いやすいです。防風性や耐久性にも注目して選びましょう。

おすすめブランド&モデル

THE NORTH FACE:サンダージャケット
NANGA:オーロラライトダウンジャケット

冬の低山登山やテント泊

冬は天候の急変や低体温症のリスクもあるため、高い保温性を持つアウターダウンが必要です。防風・防水性のあるモデルで、しっかりと体を守りましょう。

おすすめブランド&モデル

Patagonia:フィッツロイ・ダウン・フーディ
mont-bell:アルパインダウンパーカ

山登りへ行くときは、自分に合った登山用ダウンジャケットを選ぼう!

登山は気温の変化が大きく、寒さへの対策が快適な行動のカギを握ります。だからこそ、自分の登山スタイルに合った信頼できるダウンジャケットを選ぶことが大切です。

この記事では、登山用ダウンジャケットの基本的な特徴や選ぶときのポイント、おすすめのアウトドアブランド5社などををご紹介してきました。どのブランドにも個性があり、それぞれの強みがあります。高コスパで選ぶもよし、信頼性で選ぶもよし。あなたの登山に寄り添ってくれる一着が、きっと見つかるはずです。

自分にぴったりの登山用ダウンジャケットを手に入れて、より安心・快適な登山を楽しんでくださいね。

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