登山に最適なUVカットパーカーおすすめ5選 人気アウトドアブランドで涼しく快適に

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強い日差しの中でも、登山をもっと快適に。紫外線対策と動きやすさを両立するのが、アウトドアブランドのUVカットパーカーです。通気性や速乾性に優れた高機能素材で、汗をかいてもムレにくく快適。近年は街でも着られるデザイン性の高いモデルも増え、「山でもおしゃれに過ごしたい」という声に応えています。

本記事では、登山初心者から中級者まで使いやすいアウトドアブランド製UVカットパーカーの選び方と、おすすめモデルを紹介。自分の登山スタイルにぴったりの一枚を見つけるヒントをお届けします。

2025年11月3日 更新

登山で選びたいUVカットパーカーとは?アウトドアブランド製が人気の理由


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登山中、気になるのが強い紫外線。標高が上がるほど紫外線量は増え、肌へのダメージは街の1.5倍以上になることもあります。そんな環境で活躍するのが、アウトドアブランドのUVカットパーカーです。

紫外線をしっかり防ぎながら、汗をかいてもムレにくく、軽く動きやすい。一般的なファッションブランドのUVパーカーとは異なり、登山という環境に合わせた機能性と耐久性が最大の特徴です。

登山用と一般用のUVカットパーカー、何が違う?

登山では、日差し・汗・風・気温差など、服に求められる条件が多くなります。そのため、登山用のUVカットパーカーは素材選びから縫製まで、すべてが“山仕様”。

下の表に、一般用との違いをまとめました。

項目 一般的なUVカットパーカー アウトドアブランド製UVカットパーカー
UVカット性能 UPF15〜30程度(普段使い向け) UPF40〜50+(登山・高地対応)
通気性・速乾性 綿混素材で乾きにくい 吸汗速乾素材+メッシュ設計でムレにくい
軽量性・携帯性 約300g前後 200g以下の軽量モデルも多く、パッカブル収納可
動きやすさ タウンユース設計 ストレッチ素材+立体裁断で動きやすい
撥水・防汚機能 なし 小雨や朝露に対応する撥水加工あり
デザイン性 カジュアル中心 機能とデザインを両立(街でも着られる)

 

このように、登山用UVカットパーカーは単なる日焼け防止服ではなく、「快適さ」「軽さ」「安全性」を支えるウェアなのです。

なぜアウトドアブランド製が選ばれるのか?

登山で信頼されるブランドのUVカットパーカーには、“山の過酷さ”を前提とした設計思想があります。代表的なアウトドアブランドをチェックしてみましょう。

モンベル

日本の気候に合わせた軽量設計。通気性・速乾性・撥水性のバランスが高く、夏山から秋の高原まで幅広く対応。

ザ・ノース・フェイス

シルエットが美しく、街中でも違和感なく使えるデザイン。タウンユースと山用、どちらにもフィットする万能型。

パタゴニア

環境配慮素材とリサイクル生地を積極採用。自然と共にある登山者の価値観に寄り添うブランド。

ミレー/マムート

アルプス文化を背景に持つヨーロッパブランド。耐久性とフィット感に優れ、縦走登山にも信頼される品質。

登山中の紫外線・風・摩擦・汗──それらの負担を少しでも軽くするために、アウトドアブランドは生地・構造・縫製のすべてを研究し続けています。「登山で疲れにくい服」=ブランドの技術力の結晶なのです。

Q&A:登山でUVカットパーカーはどんなシーンに役立つ?

Q. UVカットパーカーはどんな登山で使える?

A. 夏山・低山・高原など、日差しが強いシーズン全般で活躍します。軽く羽織るだけで日焼け防止になるため、「長袖だと暑い」「日焼け止めの塗り直しが面倒」という方にもおすすめです。

Q. どのくらい紫外線を防げる?

A. UPF50+(紫外線の約98%をカット)モデルが主流です。標高2,000mを超える山でも安心して使えますよ。

Q. 普段着としても使える?

A. デザイン性の高いモデルなら、登山後の街歩きや旅行先でもOK。一着持っておくと、季節を問わず重宝します。

登山にこそ、アウトドアブランドの一枚を


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◉登山では「紫外線」「汗」「温度差」の3つのストレスが発生。
◉それを快適に乗り越えるのが、アウトドアブランド製のUVカットパーカー。
◉通気性・速乾性・軽量性・撥水性を兼ね備え、一般用とは性能がまったく違う。

登山を安全に、そして心地よく楽しむために。信頼できるブランドの一枚を選ぶことが、快適な山時間への第一歩となります。

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登山用UVカットパーカーの選び方 アウトドアブランドで失敗しない5つのポイント


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まずは知っておきたい「登山におけるUVカットパーカーの役割」。登山では標高が1,000m上がるごとに、紫外線量が約10〜12%増えるといわれています。つまり“平地での日焼け対策”では足りないということ。そこで頼りになるのがアウトドアブランドのUVカットパーカー。UVカット率はもちろん、通気性・軽量性・動きやすさなど、登山に必要な快適性を一着でカバーできるウェアです。

気になってくるのが、どのような基準で登山用UVカットパーカーを購入すればよいのかという点。ここでは、登山歴の浅い方が陥りやすい「UVカットパーカー選びの失敗例」を踏まえながら、“正しい見極め方”を5つの視点で整理していきます。

①紫外線を防ぐ「UPF値」をチェック

UPF(Ultraviolet Protection Factor)は、紫外線防止指数を示す数値。登山で使うなら、「UPF40〜50+」が目安です。

よくある失敗例

「UPF15〜20くらいでも十分」と思って購入 → 高山では日焼けしてしまいます。

選び方のコツ
◉高地・縦走ならUPF50+
◉低山・春秋ハイクならUPF40程度でもOK
◉洗濯後も効果が続くか(耐久UV機能)をチェック

UPF値の目安は以下の表も参考にしてください。

UPF値 紫外線カット率 登山でのおすすめ度
15〜24 約93.3〜95.8% × 日常用レベル
25〜39 約96〜97.4% △ 低山・街歩き用
40〜50+ 約97.5〜98%以上 ◎ 登山・高地向け

 

 

②「通気性と速乾性」は、涼しさを決める最重要ポイント


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登山中に“暑い・ベタつく”と感じる原因の多くは、通気性不足。風を通す生地やメッシュパネルがあるモデルを選びましょう。

よくある失敗例

街用のUVパーカーを着て登山 → 汗が乾かず体が冷えてしまう。

選び方のコツ
◉ナイロンやポリエステルの高通気ストレッチ素材
◉背面や脇下にメッシュ設計があるモデル
◉汗冷えを防ぐ「吸汗速乾」表示をチェック

③「軽量性と携帯性」を重視して、リュックに常備できる一枚を

荷物の多い登山では、軽さ=快適さ。パッカブル仕様(小さくたためる)なら、休憩中や下山後も便利です。

よくある失敗例

厚手の生地で汗を逃せず、ザックに入れてもかさばる。

選び方のコツ
◉重量200g以下が目安
◉ポケット収納型のパッカブルモデルが便利
◉ストレッチ素材で動きやすいものを選ぶ

重さと快適性のバランスを一覧表でチェックしておきましょう。

モデルタイプ 重量 特徴
通常タイプ 約300g 丈夫だがかさばる
軽量タイプ 約200g 登山向け標準
超軽量タイプ 150g以下 夏山・ハイク向け、携帯性抜群

 

 

④突然の天候変化に対応できる「撥水・防汚機能」

登山では朝露や霧、急なにわか雨も珍しくありません。そんなとき、表面に耐久撥水加工(DWR)が施されたモデルなら、快適さが長続きします。

選び方のコツ
◉“耐久撥水”や“防汚加工”の表記を確認
◉通気を妨げない軽撥水タイプが理想

撥水性は洗濯で落ちてしまうので、専用スプレーによる定期的なメンテナンスを心がけましょう。

⑤「デザイン性とフィット感」を考慮して“山でも街でも着られる”一枚を


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アウトドアブランドのUVカットパーカーは、機能とデザインを両立。登山中も街歩きも、自然に馴染むカラーとシルエットが魅力です。

選び方のコツ
◉フードや袖のフィット感で日焼け防止力が変わる
◉自然色(グレー・ベージュ・カーキ)は登山写真にも映える

普段使いも意識したデザインは、コスパ的にも理想ですよね。

登山で選ぶべきUVカットパーカーは、ただの「日焼け対策」ではなく、体温・汗・動きを考えた機能ウェアです。

①紫外線を防ぐ「UPF50+」
②ムレを防ぐ「通気・速乾性」
③荷物を軽くする「軽量・パッカブル」
④急な雨に対応する「撥水機能」
⑤山でも街でも映える「デザイン性」

これら5つのポイントを意識すれば、あなたの登山をもっと快適に、もっとおしゃれにしてくれる一枚が見つかるはずです。

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UVカットパーカーのおすすめアウトドアブランド5選

UVカットパーカー選びに迷ったときは、まず信頼できるアウトドアブランドから絞り込むのがコツ。ここでは定番&注目のブランド5社と、それぞれのおすすめモデルをご紹介していきます。

モンベル(mont-bell)


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日本の気候に最適化された、信頼の国産アウトドアブランド

モンベルは、日本の山岳環境を知り尽くした登山者目線のアウトドアブランド。軽量で通気性に優れた「クールパーカ」は、紫外線遮蔽率90%以上(UPF50+相当)と高い性能を誇ります。日本人の体型にフィットしやすいカッティングで、動きやすく長時間の着用も快適。春夏の低山から秋の高原登山まで、幅広く対応できる汎用性も魅力です。

特徴

・UPF50+仕様で紫外線をしっかりブロック
・200g前後の軽量設計で携帯性が高い
・撥水加工付きで朝露や小雨にも対応

こんな人におすすめ

・登山やハイキングで気軽に使えるUVカットパーカーを探している
・日本ブランドならではの信頼感とフィット感を重視したい

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ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)


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街でも山でも使える、スタイリッシュな定番ブランド

ザ・ノース・フェイスは、世界中の登山者やアウトドア愛好家に支持される人気ブランド。UVカットパーカーの代表モデル「サンシェイドフルジップフーディ」は、UPF50+で紫外線を約95%カットしつつ、軽量で通気性も抜群。シンプルなデザインと落ち着いたカラーで、登山後の街歩きや旅行でも活躍します。機能とファッション性を兼ね備えた万能ウェア。

特徴

・UPF50+相当のUVプロテクト機能
・通気、吸汗速乾素材で真夏の登山にも快適
・ミニマルデザインで普段使いにも対応

こんな人におすすめ

・登山にも日常にも使えるおしゃれなUVカットパーカーを探している
・ブランド力と機能性の両方を重視したい

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パタゴニア(Patagonia)


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環境へのやさしさと機能美を両立したアウトドアブランド

パタゴニアは、環境保護の理念と高い技術力で知られるアウトドアブランド。代表的なUVカットパーカー「キャプリーン・クール・デイリー・フーディ」は、リサイクル素材を使用しつつ、UPF50+の紫外線防止性能を実現。軽量で通気性がよく、汗をかいてもすぐ乾く速乾素材を採用しています。肌ざわりも滑らかで、登山だけでなく日常使いにもおすすめ。

特徴

・環境配慮素材を使用したサステナブル設計
・UPF50+で強い日差しから肌を保護
・軽量&速乾で汗をかいても快適

こんな人におすすめ

・自然や環境に配慮したアウトドアブランドを選びたい
・登山も普段も兼用できるデザイン性を重視したい

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ミレー(Millet)


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アルプス生まれの機能性。プロ登山家も信頼する本格ブランド

ミレーは、フランス・アルプス発の老舗アウトドアブランド。「ミドラーメッシュフーディ」は、メッシュ構造+微細な凹凸模様の薄手フリース生地で、通気性と保温性のバランスに優れているのが特徴です。UVカット機能も備え、汗をかいてもムレにくく快適。身体のラインに沿ったフィット感による抜群の動きやすさで、登山初心者から中級者まで幅広く支持されています。

特徴

・UPF50+の高い紫外線カット率
・吸汗速乾性と通気性を両立
・軽量&ストレッチで登山時の動きを妨げない

こんな人におすすめ

・高原ハイクで快適に着られるパーカーが欲しい
・軽さと機能を両立した登山用ウェアを選びたい

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マムート(Mammut)


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スイスの山岳精神を受け継ぐ老舗ブランド

マムートはスイス発の老舗アウトドアブランドで、登山装備における精密な設計と品質の高さに定評があります。人気モデル「グラナイト ソフトシェル フーデッド ジャケット」は、UPF50+対応で紫外線をしっかりブロックしながら、4方向ストレッチと撥水加工を備えた高機能モデル。悪天候や高山での行動にも対応できる耐久性を誇ります。

特徴

・UPF50+、撥水加工付きの万能設計
・ストレッチ性に優れ、動きやすいカッティング
・耐久性の高い生地で長く使える

こんな人におすすめ

・高山や縦走など、ややハードな登山にも対応できる一枚を探している
・ブランドの信頼性とタフさを重視したい

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登山でUVカットパーカーは本当に必要?よくある質問Q&A【アウトドアブランド編】

Q. 登山でUVカットパーカーは本当に必要?

A. 紫外線量が多い山では「快適さ」と「安全性」を守るために必要です。 標高が1,000m上がるごとに紫外線量は約10〜12%増加します。つまり、平地では大丈夫でも、山では肌ダメージや疲労の原因になりやすいのです。

アウトドアブランド製のもので、例えばUPF50+のUVカットパーカーを選べば、約98%の紫外線をカット。軽く羽織るだけで日焼け止めの塗り直しも減らせ、快適な行動が続けられます。

Q. どんな季節・登山シーンで使うのがベスト?

A. 春〜秋の登山、特に「標高が高い・風が少ない」日におすすめです。紫外線は春先から急増し、真夏の高山では日差しが刺すように強くなります。登山では「日焼け+汗冷え」が同時に起こりやすいため、通気性・速乾性に優れたアウトドアブランドのUVカットパーカーが体温調節に役立ちます。
◉春と秋:防風・保温を重視(例:マムートなど)
◉夏:軽量・通気性重視(例:モンベル/ミレーなど)

Q. 日焼け止めとUVカットパーカー、どっちが効果的?

A. 「併用」が理想です。ウェアで遮断し、露出部を日焼け止めで補いましょう。 UVカットパーカーは「物理的な防御」。日焼け止めは「化学的な防御」。両方の長所を組み合わせるのが最も効果的です。
◉パーカー:背中・腕・首元など広範囲を守る
◉日焼け止め:顔・手首・首の下など露出部を補う

Q. 洗濯してもUVカット効果は落ちない?

A. 耐久UV加工なら落ちにくいですが、徐々に効果は低下します。多くのアウトドアブランド製UVカットパーカーは、繊維自体にUV吸収剤を練り込んでおり、洗濯10〜20回程度では大きく性能が落ちません。ただし、柔軟剤の使用や高温乾燥はNG。機能繊維が劣化しやすくなります。

正しいお手入れのコツ
◉洗濯ネット使用・陰干し推奨
◉柔軟剤や漂白剤は避ける
◉撥水加工付きは専用スプレーで再処理

Q. UVカットパーカーは街でも使える?

A. アウトドアブランド製なら「登山→街」どちらでも快適です。最近のアウトドアブランドは、デザイン性の高いUVカットパーカーを多数展開しています。モンベルやノースフェイスの軽量モデルなら、登山帰りのカフェや旅行中の移動着としても自然に着こなせますよ。1枚でアウトドアも日常もカバーできる万能ウェアです。
◉登山:通気性重視で快適に
◉街中:シンプルカラーでおしゃれに

Q. UVカットパーカーの寿命はどのくらい?

A. 使用頻度にもよりますが、目安は2〜3年です。摩耗・洗濯回数・日光の影響で繊維の防御力は徐々に低下します。肌触りが変わったり、生地が薄く感じたら買い替えサイン。信頼できるアウトドアブランド製を選べば、長期間安心して使えます。

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登山をもっと快適に。アウトドアブランドのUVカットパーカーで、山時間を楽しもう

登山で快適に過ごすなら、アウトドアブランドのUVカットパーカーが最適。紫外線対策・通気性・軽量性を兼ね備え、山でも街でも使える万能ウェアです。

たとえば、軽さで選ぶならモンベル
街でも使えるおしゃれさならノースフェイスパタゴニア
涼しさ重視ならミレー、高所や縦走ならマムート
それぞれのアウトドアブランドが、“自分らしく登る人”のために機能を磨いています。

UVカットパーカーは、ただの服ではなく、“あなたを守り、支える登山のパートナー”です。お気に入りのアウトドアブランドの一枚を選んで、次の登山をより快適なものにしてみませんか。

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