黒部湖から読売新道をへて有峰湖へ
コース難易度
上級
- 4泊5日
- 34時間50分
- 48.6km
コースガイド
黒部ダムから読売新道を通り裏銀座の水晶岳・鷲羽岳・黒部五郎岳をへて、折立・有峰湖へ向かう北アルプス秘境のロングトレイル

テクニック度 |
難易度の目安 難易度の目安
テクニック度
|
山行日数 |
4泊5日 |
歩行時間 |
34時間50分 |
歩行距離 |
48.6km |
最大高低差 |
1,636m |
水場 |
黒部五郎小舎 |
トイレ |
黒部五郎小舎 |
観光客で賑わう黒部ダムを抜け舗装された道をロッジくろよん方面へ向かいます。ロッジを過ぎると黒部湖を左手に水平道を進みます。御前谷、中ノ谷出合は河原に橋が掛かっており増水時は要注意です。平ノ小屋の近くから平ノ渡船が出ているので時間、運行状況は事前に確認をしておきましょう。対岸に着くと針ノ木の分岐を右折し黒部川上流方面へ進みます。奥黒部ヒュッテまでは丸太橋・丸太ハシゴが連続しアップダウンが続きます。丸太橋を渡り水平な登山道に出ると奥黒部ヒュッテは近いです。
奥黒部ヒュッテから水晶小屋までは小屋・水場もないロングコースの始まりです。読売新道は標高差約1400mでエスケープルートも無いので、早朝に出発し万全の体調で望みましょう。視界のきかない樹林の中をひたすら急登します。8/8の標識があり8/2(標高2050m)地点には鎖場がありまだまだ急登です。やがて視界は開け、花崗岩の岩肌の稜線が現れ、360度パノラマの稜線歩きが始まります。眼下に黒部湖を眺め、ガレ場を登りきると赤褐色をした赤牛岳山頂です。平坦で歩きやすい道を進み温泉沢ノ頭に到着。ここから水晶岳までは巨岩の登りです。水晶岳は名前の通り下ノ本型花崗岩に水晶の結晶が見られ、この山だけが黒っぽい岩塊に見える事から「黒岳」とも呼ばれています。
水晶小屋までは岩のゴロゴロした岩峰を下ります。水晶小屋を過ぎると歩きやすい道に変わりワリモ北分岐に着きます。ここからワリモ岳、鷲羽岳と登ります。鷲羽岳山頂からは南東斜面に美しい火口地形の鷲羽池を見ることができます。
三俣山荘までは鷲羽乗越を越えザレた急坂を下ります。三俣山荘から祖父岳方面に30分下った場所に黒部源流がありここから黒部川の最初の一滴が始まり、黒部湖へと注がれていきます。
三俣山荘を後に三俣峠分岐を三俣蓮華へ登りつめると山頂です。三俣蓮華岳は富山県・岐阜県・長野県の3県を分ける山で、山頂からは圧倒的な存在感の槍ヶ岳が眺望できます。三俣蓮華岳から黒部五郎岳方面にトラバースし、巻道分岐点を黒部五郎小舎へ進みます。遅くまで残雪が残る場所があるので注意です。オオシラビソの急坂を下りきれば黒部五郎小舍に到着です。黒部乗越から壮大な黒部五郎カールの中心に向けて進みます。
雷岩を過ぎるとカール壁の急登です。肩の分岐を黒部五郎岳へ進み山頂です。黒部五郎岳の名の由来は黒部源流域の岩場を抱え込む姿から「ゴーロ→五郎」、と呼ばれるようになったと言われており、その名の通り大きな岩が転がっています。
肩の分岐まで折り返し急坂を下り、北ノ俣岳方面へ向かいます。北ノ俣分岐を太郎平小屋に進み折立・有峰湖方面へと下ります。
奥黒部ヒュッテから水晶小屋までは小屋・水場もないロングコースの始まりです。読売新道は標高差約1400mでエスケープルートも無いので、早朝に出発し万全の体調で望みましょう。視界のきかない樹林の中をひたすら急登します。8/8の標識があり8/2(標高2050m)地点には鎖場がありまだまだ急登です。やがて視界は開け、花崗岩の岩肌の稜線が現れ、360度パノラマの稜線歩きが始まります。眼下に黒部湖を眺め、ガレ場を登りきると赤褐色をした赤牛岳山頂です。平坦で歩きやすい道を進み温泉沢ノ頭に到着。ここから水晶岳までは巨岩の登りです。水晶岳は名前の通り下ノ本型花崗岩に水晶の結晶が見られ、この山だけが黒っぽい岩塊に見える事から「黒岳」とも呼ばれています。
水晶小屋までは岩のゴロゴロした岩峰を下ります。水晶小屋を過ぎると歩きやすい道に変わりワリモ北分岐に着きます。ここからワリモ岳、鷲羽岳と登ります。鷲羽岳山頂からは南東斜面に美しい火口地形の鷲羽池を見ることができます。
三俣山荘までは鷲羽乗越を越えザレた急坂を下ります。三俣山荘から祖父岳方面に30分下った場所に黒部源流がありここから黒部川の最初の一滴が始まり、黒部湖へと注がれていきます。
三俣山荘を後に三俣峠分岐を三俣蓮華へ登りつめると山頂です。三俣蓮華岳は富山県・岐阜県・長野県の3県を分ける山で、山頂からは圧倒的な存在感の槍ヶ岳が眺望できます。三俣蓮華岳から黒部五郎岳方面にトラバースし、巻道分岐点を黒部五郎小舎へ進みます。遅くまで残雪が残る場所があるので注意です。オオシラビソの急坂を下りきれば黒部五郎小舍に到着です。黒部乗越から壮大な黒部五郎カールの中心に向けて進みます。
雷岩を過ぎるとカール壁の急登です。肩の分岐を黒部五郎岳へ進み山頂です。黒部五郎岳の名の由来は黒部源流域の岩場を抱え込む姿から「ゴーロ→五郎」、と呼ばれるようになったと言われており、その名の通り大きな岩が転がっています。
肩の分岐まで折り返し急坂を下り、北ノ俣岳方面へ向かいます。北ノ俣分岐を太郎平小屋に進み折立・有峰湖方面へと下ります。
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