蔵王中央高原から熊野岳へ

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 4時間25分
  • 13.4km

コースガイド

ゲレンデ内を縫ってのんびり蔵王主峰の熊野岳を目指し、元来の登拝道を下ります
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
4時間25分
歩行距離
13.4km
最大高低差
991m
水場
なし
トイレ
片貝沼
 蔵王温泉バスターミナルから蔵王中央ロープウェイを利用して温泉駅から蔵王中央高原の鳥兜駅へ。鳥兜駅から1分程の鳥兜山展望台からは、朝日連峰、月山をはじめ天気が良ければ飯豊山や鳥海山の眺望も楽しめます。紅葉峠付近のまだ若いブナのトンネルを歩き片貝沼へ。片貝沼は新緑、紅葉の時期、色付いた三宝荒神山が湖面に映り込み、息を呑むような美しさを魅せてくれます。
 ここからは一部ゲレンデをたどる急登に変わります。ハクサンチドリやオヤマリンドウなど季節の花が元気づけてくれますので、ゆっくりと歩を進めましょう。急登を登り切るとザンゲ坂へ合流します。この付近は、中央高原の全容が見渡せるビューポイントです。ザンゲ坂の傾斜が緩くなると、まもなく蔵王ロープウェイの地蔵山頂駅に到着です。
 山頂駅前の広場には2mほどの蔵王地蔵尊が鎮座し、「災難除け地蔵」として蔵王の山と人々を守り続けてきました。ここから道が二手に分かれ、地蔵山の山頂を踏む展望の良いコースと、東斜面の花々を楽しむコースがありますが、どちらを通っても大差なくワサ小屋跡に合流します。
 ワサ小屋跡からは緩い登りになり、まもなく岩場の直登コースとの分岐になりますが、霧の時には道も迷いやすく、高山植物を踏み荒らしてしまう恐れもあるので、道がしっかりしている熊野岳避難小屋に続くルートを通りましょう。稜線に上がると、時期によりますが道脇には可憐なコマクサが咲き、眼下にはたどってきた山並みと、山形市内を一望できます。花や展望を楽しみながら熊野岳山頂に到着です。平坦で広い山頂には蔵王山神社があり、主祭神の須佐之男命が祀られています。
 帰路はワサ小屋跡まで往路をたどり、分岐を左手の祓川コースへと進みます。このコースは蔵王温泉街からの元々の登拝道ですが、人通りも少なく蔵王本来の静かな山行が楽しめるコースです。
 御田神様の分岐を左手に進み、アオモリトドマツの展望のない林を抜けるとイロハ沼に到着です。ここには大小数十個の池塘が点在し、ワタスゲ、サワラン、トキソウ、キンコウカなどの可愛らしい花々を鑑賞できます。またここから眺める熊野岳も、美しい稜線がのびた鋭鋒の様相でまた違った趣を楽しめます。ここからは見事な松が点在するその名の通りの「観松平」の散策路を歩き、風地良い風が吹くユートピアゲレンデを下れば、終点の蔵王ロープウェイ樹氷高原駅です。下山後は、開湯1900年の歴史を持ち「美人の湯」として親しまれてきた蔵王温泉で汗を流して帰るのも良いでしょう。
熊野岳山頂付近から刈田岳方面に続くトレイル。
片貝沼。
地藏山から熊野岳を眺める
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