【2泊3日】の登山コースガイド
2泊3日
検索結果42件中
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室堂から中宮道へ
- 2泊3日
- 14時間30分
- 26km
室堂から中宮道へ
- 2泊3日
- 14時間30分
- 26km
室堂から中宮温泉までは約20kmあり、一日で下るのはかなりの健脚向きです。ここでは、途中のゴマ平避難小屋に泊まり、白山ならではの自然と温泉をゆっくり楽しみます。別当出合から室堂までは、砂防新道から御前峰・観光新道下山(コースガイド)を参照してください。 室堂から山頂への道に入ってすぐの分岐を左折します。緩い勾配で御前峰を巻き、千蛇ヶ池分岐を経て、大汝峰南の分岐で右に折れます。イワギキョウやイワツメクサなどが小さなかたまりで見られる砂礫の道を外さないように注意して行くと、やがてヒルバオ雪渓に下る階段状の急坂となります。これを下ったあたりから、雪渓を横断して県境尾根側についている道に至るまでの間は、ルートがわかりにくく、とくにガスの時には道迷いに要注意です。ここを過ぎれば次第に平坦になり、道標が立つお花松原に着きます。夏ならクロユリの大群生、秋には見事な紅葉に魅了されることでしょう。この先、少し登り返した2349m独標点あたりから望む剣ヶ峰・大汝峰方向の景観も格別です。 お花松原から池塘と花々に彩られる北弥陀ヶ原にかけては、本コース中最大の見どころでしょう。北アルプス連峰などの展望もほしいままです。また地獄覗から望む仙人谷・地獄谷一帯には、約10万年前に形成された古白山火山があったとされ、地獄尾根・火ノ御子峰の赤茶けた山肌のすさまじい風景は印象に残ることでしょう。 うぐいす平を過ぎると、オオシラビソが生える間名古の頭の西面をトラバースし、三俣峠を経てゴマ平避難小屋へと下ります。樹林の中の静かな小屋ですが、夏や秋には混み合うことがあります。水場は、ここで分岐する北縦走路を数分行った所にあります。 翌日、小屋を後にカエデ坂と名付けられた尾根を下ります。やがてブナ林となり、ダケカンバが目立つ滝ヶ岳を巻きます。樹木の間から、すでに遠くなった白山の山頂部が眺められます。再度登り返し、大きなブナの林を行くとシナノキ平避難小屋の赤い屋根が見えてきます。下った鞍部から道は湯谷頭の南西側を巻くようになり、小さな沢を数回渡りますが、水は流れていないこともあります。再び尾根道となり、やせた岩のピークで白山に別れを告げたら、ブナ林の急な清浄坂を下ります。草地を抜け、コンクリートの階段を下った所に登り口の標識があり、湯谷を渡って右岸沿いに車道を下れば中宮温泉に到着です。胃腸病に効くという名湯に泊し、充実の山旅を締めくくるのもおすすめです(立ち寄り入浴も可)。また、近くの中宮展示館では白山のハイビジョン映像も楽しめます。室堂から中宮温泉までは約20kmあり、一日で下るのはかなりの健脚向きです。ここでは、途中のゴマ平避難小屋に泊まり、白山ならではの自然と温泉をゆっくり楽しみます。別当出合から室堂までは、砂防新道から御前峰・観光新道下山(コースガイド)を参照してください。 室堂から山頂への道に入ってすぐの分岐を左折します。緩い勾配で御前峰を巻き、千蛇ヶ池分岐を経て、大汝峰南の分岐で右に折れます。イワギキョウやイワツメクサなどが小さなかたまりで見られる砂礫の道を外さないように注意して行くと、やがてヒルバオ雪渓に下る階段状の急坂となります。これを下ったあたりから、雪渓を横断して県境尾根側についている道に至るまでの間は、ルートがわかりにくく、とくにガスの時には道迷いに要注意です。ここを過ぎれば次第に平坦になり、道標が立つお花松原に着きます。夏ならクロユリの大群生、秋には見事な紅葉に魅了されることでしょう。この先、少し登り返した2349m独標点あたりから望む剣ヶ峰・大汝峰方向の景観も格別です。 お花松原から池塘と花々に彩られる北弥陀ヶ原にかけては、本コース中最大の見どころでしょう。北アルプス連峰などの展望もほしいままです。また地獄覗から望む仙人谷・地獄谷一帯には、約10万年前に形成された古白山火山があったとされ、地獄尾根・火ノ御子峰の赤茶けた山肌のすさまじい風景は印象に残ることでしょう。 うぐいす平を過ぎると、オオシラビソが生える間名古の頭の西面をトラバースし、三俣峠を経てゴマ平避難小屋へと下ります。樹林の中の静かな小屋ですが、夏や秋には混み合うことがあります。水場は、ここで分岐する北縦走路を数分行った所にあります。 翌日、小屋を後にカエデ坂と名付けられた尾根を下ります。やがてブナ林となり、ダケカンバが目立つ滝ヶ岳を巻きます。樹木の間から、すでに遠くなった白山の山頂部が眺められます。再度登り返し、大きなブナの林を行くとシナノキ平避難小屋の赤い屋根が見えてきます。下った鞍部から道は湯谷頭の南西側を巻くようになり、小さな沢を数回渡りますが、水は流れていないこともあります。再び尾根道となり、やせた岩のピークで白山に別れを告げたら、ブナ林の急な清浄坂を下ります。草地を抜け、コンクリートの階段を下った所に登り口の標識があり、湯谷を渡って右岸沿いに車道を下れば中宮温泉に到着です。胃腸病に効くという名湯に泊し、充実の山旅を締めくくるのもおすすめです(立ち寄り入浴も可)。また、近くの中宮展示館では白山のハイビジョン映像も楽しめます。 -
ゴマ平から北縦走路へ
- 2泊3日
- 16時間40分
- 27km
ゴマ平から北縦走路へ
- 2泊3日
- 16時間40分
- 27km
白山山頂から石川・岐阜県境に沿うように北東に続く長い道で、全コースを歩く人は少ないものの、中宮道と合わせて白山の奥深い原生自然を味わえる道です。別当出合から室堂、御前峰を経てゴマ平避難小屋までは砂防新道から御前峰・観光新道下山(コースガイド)と室堂から中宮道へ(コースガイド)を参照ください。 ゴマ平避難小屋の後方にある道標に従って東方へ行くと、約50mで冷たい豊富な水が流れています。草地の急な斜面を登り、トラバースしながらの登りから平坦な道に変わるとやがて下りとなります。妙法山などを見ながら長い下りが続き、緩やかになると川音を聞きながらオオシラビソの高木林を進み、やがて鉄製の橋のかかるシンノ谷の流れに着きます。標高1660mの原生林の中の大きく緩やかな流れはほかの登山道にはなく、神秘性を感じさせられるところです。 橋を渡り緩やかに登って行くと尾根に出て、念仏尾根の道標を過ぎ、起伏の小さい道を展望を楽しみながら進むと妙法山の山頂が近づいてきます。山頂南側の鞍部手前の平らな道のすぐ西に池を見て、約20分で展望のよい妙法山山頂に着きます。ここから野谷荘司山まではアップダウンの繰り返しで、途中にニッコウキスゲやコバイケイソウが咲き、モウセンゴケやミズゴケ、ミヤマホタルイの見られる神庭池があるもうせん平の湿地を通ります。 野谷荘司山の山頂は東側の見晴らしがよく、鳩谷ダム湖や白川郷の集落が望まれます。約10分の下りで三方岩岳方面との分岐となり、鶴平新道に入り急な下りのガレ場のある道を足元に注意して下って行きます。低木林の下りが続き、標高1300m付近からはブナ林の中の道となり、標高950m付近から尾根を外れてブナ林を一気に下って行くと墓石のある車道に出ます。左へ車道を進んでいくと、トヨタ白川郷自然學校のある馬狩に着きます。なお、野谷荘司山から三方岩岳まで足をのばしてから馬狩に下ることもできますが、所要時間は2時間長くなります。 300名山の三方岩岳は、山頂の東側から北側に大きな飛騨岩、越中岩、加賀岩があり特徴のある山容です。高山植物が見られ紅葉もよく、白山、笈ヶ岳・大笠山、人形山、北アルプスなどの展望が楽しめます。白山白川郷ホワイトロードの三方岩駐車場からのコースは手軽に登れるので利用者が多く初心者向きです。また三方岩駐車場から妙法山までの往復(ホワイトロード閉門時刻要注意)、馬狩から三方岩岳や野谷荘司山の往復と、これらを周回する日帰り登山者が増えています。白山山頂から石川・岐阜県境に沿うように北東に続く長い道で、全コースを歩く人は少ないものの、中宮道と合わせて白山の奥深い原生自然を味わえる道です。別当出合から室堂、御前峰を経てゴマ平避難小屋までは砂防新道から御前峰・観光新道下山(コースガイド)と室堂から中宮道へ(コースガイド)を参照ください。 ゴマ平避難小屋の後方にある道標に従って東方へ行くと、約50mで冷たい豊富な水が流れています。草地の急な斜面を登り、トラバースしながらの登りから平坦な道に変わるとやがて下りとなります。妙法山などを見ながら長い下りが続き、緩やかになると川音を聞きながらオオシラビソの高木林を進み、やがて鉄製の橋のかかるシンノ谷の流れに着きます。標高1660mの原生林の中の大きく緩やかな流れはほかの登山道にはなく、神秘性を感じさせられるところです。 橋を渡り緩やかに登って行くと尾根に出て、念仏尾根の道標を過ぎ、起伏の小さい道を展望を楽しみながら進むと妙法山の山頂が近づいてきます。山頂南側の鞍部手前の平らな道のすぐ西に池を見て、約20分で展望のよい妙法山山頂に着きます。ここから野谷荘司山まではアップダウンの繰り返しで、途中にニッコウキスゲやコバイケイソウが咲き、モウセンゴケやミズゴケ、ミヤマホタルイの見られる神庭池があるもうせん平の湿地を通ります。 野谷荘司山の山頂は東側の見晴らしがよく、鳩谷ダム湖や白川郷の集落が望まれます。約10分の下りで三方岩岳方面との分岐となり、鶴平新道に入り急な下りのガレ場のある道を足元に注意して下って行きます。低木林の下りが続き、標高1300m付近からはブナ林の中の道となり、標高950m付近から尾根を外れてブナ林を一気に下って行くと墓石のある車道に出ます。左へ車道を進んでいくと、トヨタ白川郷自然學校のある馬狩に着きます。なお、野谷荘司山から三方岩岳まで足をのばしてから馬狩に下ることもできますが、所要時間は2時間長くなります。 300名山の三方岩岳は、山頂の東側から北側に大きな飛騨岩、越中岩、加賀岩があり特徴のある山容です。高山植物が見られ紅葉もよく、白山、笈ヶ岳・大笠山、人形山、北アルプスなどの展望が楽しめます。白山白川郷ホワイトロードの三方岩駐車場からのコースは手軽に登れるので利用者が多く初心者向きです。また三方岩駐車場から妙法山までの往復(ホワイトロード閉門時刻要注意)、馬狩から三方岩岳や野谷荘司山の往復と、これらを周回する日帰り登山者が増えています。