室堂から中宮道へ

コース難易度
中級
  • 2泊3日
  • 14時間30分
  • 26km

コースガイド

白山が誇る高山植物やブナ林などの自然を満喫し、名湯に浸る充実のロングコース
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
2泊3日
歩行時間
14時間30分
歩行距離
26km
最大高低差
1,925m
水場
室堂、ゴマ平避難小屋
トイレ
室堂、ゴマ平避難小屋
 室堂から中宮温泉までは約20kmあり、一日で下るのはかなりの健脚向きです。ここでは、途中のゴマ平避難小屋に泊まり、白山ならではの自然と温泉をゆっくり楽しみます。別当出合から室堂までは、砂防新道から御前峰・観光新道下山(コースガイド)を参照してください。
 室堂から山頂への道に入ってすぐの分岐を左折します。緩い勾配で御前峰を巻き、千蛇ヶ池分岐を経て、大汝峰南の分岐で右に折れます。イワギキョウやイワツメクサなどが小さなかたまりで見られる砂礫の道を外さないように注意して行くと、やがてヒルバオ雪渓に下る階段状の急坂となります。これを下ったあたりから、雪渓を横断して県境尾根側についている道に至るまでの間は、ルートがわかりにくく、とくにガスの時には道迷いに要注意です。ここを過ぎれば次第に平坦になり、道標が立つお花松原に着きます。夏ならクロユリの大群生、秋には見事な紅葉に魅了されることでしょう。この先、少し登り返した2349m独標点あたりから望む剣ヶ峰・大汝峰方向の景観も格別です。
 お花松原から池塘と花々に彩られる北弥陀ヶ原にかけては、本コース中最大の見どころでしょう。北アルプス連峰などの展望もほしいままです。また地獄覗から望む仙人谷・地獄谷一帯には、約10万年前に形成された古白山火山があったとされ、地獄尾根・火ノ御子峰の赤茶けた山肌のすさまじい風景は印象に残ることでしょう。
 うぐいす平を過ぎると、オオシラビソが生える間名古の頭の西面をトラバースし、三俣峠を経てゴマ平避難小屋へと下ります。樹林の中の静かな小屋ですが、夏や秋には混み合うことがあります。水場は、ここで分岐する北縦走路を数分行った所にあります。
 翌日、小屋を後にカエデ坂と名付けられた尾根を下ります。やがてブナ林となり、ダケカンバが目立つ滝ヶ岳を巻きます。樹木の間から、すでに遠くなった白山の山頂部が眺められます。再度登り返し、大きなブナの林を行くとシナノキ平避難小屋の赤い屋根が見えてきます。下った鞍部から道は湯谷頭の南西側を巻くようになり、小さな沢を数回渡りますが、水は流れていないこともあります。再び尾根道となり、やせた岩のピークで白山に別れを告げたら、ブナ林の急な清浄坂を下ります。草地を抜け、コンクリートの階段を下った所に登り口の標識があり、湯谷を渡って右岸沿いに車道を下れば中宮温泉に到着です。胃腸病に効くという名湯に泊し、充実の山旅を締めくくるのもおすすめです(立ち寄り入浴も可)。また、近くの中宮展示館では白山のハイビジョン映像も楽しめます。
お花松原のクロユリ群落
地獄覗から望む主峰三峰(左奥から御前峰、剣ヶ峰、大汝峰)と地獄尾根(右手前)。右奥は七倉山。
ゴマ平避難小屋。
滝ヶ岳付近の深いブナ林を行く