【宮崎県】の登山コースガイド
宮崎県
検索結果25件中
21-25件
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鹿納山
- 6時間5分
鹿納山
- 6時間5分
山体はさほど大きくありませんが、3つの尖鋒が目立つ静かな山が鹿納山です。南峰を最高点に、北には岩峰を並べて三つ鹿納と呼ばれていますが、他にも小さな岩峰が多く、鋸のような呼び名もあります。アケボノツツジなどの花が美しく、展望もまた、大崩山の石塚に匹敵すると言っても過言ではありません。 登山口のある上祝子には立派な橋が架かっており、橋の上からは二枚ダキを中心とした大崩山の東面を一望できます。また、橋の下には美しい千貫淵の景色が広がっています。登山口へ向かうには、橋を渡らずに本流左岸の舗装路を進んでください。道沿いには点々と民家があり、30分ほど歩くと森ノ家(現在は使用不可)のある養魚場に到着します。 舗装道路はカーブを繰り返しながら山腹を巻くように続き、本谷を見下ろしながら歩くことになります。途中、右手にクロスケオテ谷にかかる広タキを見ることができ、本谷が足元に近づいてくると登山口に到着します。登山口周辺の車道には、多くの登山者の自家用車が駐車されていることがよくあります。ここから登山道に入り、小径を進みながら山中へ向かいましょう。 登山を始める前に、靴のひもを締め直し、ジャリ道とは異なる登山道の感触を楽しみながら大崩山荘へ向かいます。この山荘は昭和30年代に建てられ、多くの登山者に利用されてきましたが、昭和54年の台風で倒壊しました。その後、地元の山岳団体の尽力により、近年ようやく再建されたものです。大切に利用したいですね。山荘からさらに左岸を20分ほど歩くと、左に湧塚コースの分岐があります。 本流沿いの道は次第に急になり、崖沿いや小谷を越えながら進みます。途中、対岸には小積岩の大岩峰や湧塚岩峰群の見事な景観が広がり、圧倒されるような迫力を感じることでしょう。さらに進むと、水量の多い喜平越谷を渡り、岩屋を過ぎ、五葉の尾ダキの岩壁にたどり着きます。ここからは、渓谷をはるか下方に見下ろしながら丸木の桟道を進み、樹林帯を抜けると吐野に到着します。吐野は瀬戸口谷が合流する場所にある小広場で、お姫山や五葉岳への分岐点にもなっています。 河原へ降り、対岸へ渡ると、荒々しかった谷の様子が一変し、滑らかな河床が続く三里河原に入ります。この河原は三里も続くと言われ、両岸には鬱蒼とした原生林が広がり、さらさらと流れる清流とともに、まさに別天地と呼ぶにふさわしい景色が楽しめます。ケルンを目印にしながら遡ると、やがて左手からモチダ谷が合流してきます。モチダ谷の吐合を過ぎても、静かで美しい景観の河原は続いています。モチダ谷から30分も進めば右手から金山谷が吐き合っており、さらに20分ほどさかのぼれば権七小屋谷の吐合に着きます。権七小屋谷に入ると谷も小さくなり、河床も花こう岩から堆積岩に変わるのがわかるでしょう。右に入った小さな谷を選び、急谷を突き上げて行くと尾根に出ます。鹿納本峯から南に延びた尾根上の小ピークの鞍部で、北のピークを乗り越えると主峰の下に到達します。岩峰ではありますが、下を巻いて西側の肩に出て灌木の間を縫えば、たやすく頂に立てます。 このほか、西の鹿納谷から登るルートもあります。宇土内谷から大崩登山の際に紹介した鹿川林道をさらに奥まで進み、鹿納谷に入るものです。林道をできるだけ詰め、伐採跡の登りやすい場所を選んで登り、権七小屋谷からのコースと合流すればよいでしょう。山体はさほど大きくありませんが、3つの尖鋒が目立つ静かな山が鹿納山です。南峰を最高点に、北には岩峰を並べて三つ鹿納と呼ばれていますが、他にも小さな岩峰が多く、鋸のような呼び名もあります。アケボノツツジなどの花が美しく、展望もまた、大崩山の石塚に匹敵すると言っても過言ではありません。 登山口のある上祝子には立派な橋が架かっており、橋の上からは二枚ダキを中心とした大崩山の東面を一望できます。また、橋の下には美しい千貫淵の景色が広がっています。登山口へ向かうには、橋を渡らずに本流左岸の舗装路を進んでください。道沿いには点々と民家があり、30分ほど歩くと森ノ家(現在は使用不可)のある養魚場に到着します。 舗装道路はカーブを繰り返しながら山腹を巻くように続き、本谷を見下ろしながら歩くことになります。途中、右手にクロスケオテ谷にかかる広タキを見ることができ、本谷が足元に近づいてくると登山口に到着します。登山口周辺の車道には、多くの登山者の自家用車が駐車されていることがよくあります。ここから登山道に入り、小径を進みながら山中へ向かいましょう。 登山を始める前に、靴のひもを締め直し、ジャリ道とは異なる登山道の感触を楽しみながら大崩山荘へ向かいます。この山荘は昭和30年代に建てられ、多くの登山者に利用されてきましたが、昭和54年の台風で倒壊しました。その後、地元の山岳団体の尽力により、近年ようやく再建されたものです。大切に利用したいですね。山荘からさらに左岸を20分ほど歩くと、左に湧塚コースの分岐があります。 本流沿いの道は次第に急になり、崖沿いや小谷を越えながら進みます。途中、対岸には小積岩の大岩峰や湧塚岩峰群の見事な景観が広がり、圧倒されるような迫力を感じることでしょう。さらに進むと、水量の多い喜平越谷を渡り、岩屋を過ぎ、五葉の尾ダキの岩壁にたどり着きます。ここからは、渓谷をはるか下方に見下ろしながら丸木の桟道を進み、樹林帯を抜けると吐野に到着します。吐野は瀬戸口谷が合流する場所にある小広場で、お姫山や五葉岳への分岐点にもなっています。 河原へ降り、対岸へ渡ると、荒々しかった谷の様子が一変し、滑らかな河床が続く三里河原に入ります。この河原は三里も続くと言われ、両岸には鬱蒼とした原生林が広がり、さらさらと流れる清流とともに、まさに別天地と呼ぶにふさわしい景色が楽しめます。ケルンを目印にしながら遡ると、やがて左手からモチダ谷が合流してきます。モチダ谷の吐合を過ぎても、静かで美しい景観の河原は続いています。モチダ谷から30分も進めば右手から金山谷が吐き合っており、さらに20分ほどさかのぼれば権七小屋谷の吐合に着きます。権七小屋谷に入ると谷も小さくなり、河床も花こう岩から堆積岩に変わるのがわかるでしょう。右に入った小さな谷を選び、急谷を突き上げて行くと尾根に出ます。鹿納本峯から南に延びた尾根上の小ピークの鞍部で、北のピークを乗り越えると主峰の下に到達します。岩峰ではありますが、下を巻いて西側の肩に出て灌木の間を縫えば、たやすく頂に立てます。 このほか、西の鹿納谷から登るルートもあります。宇土内谷から大崩登山の際に紹介した鹿川林道をさらに奥まで進み、鹿納谷に入るものです。林道をできるだけ詰め、伐採跡の登りやすい場所を選んで登り、権七小屋谷からのコースと合流すればよいでしょう。 -
五葉岳
- 6時間25分
五葉岳
- 6時間25分
五葉岳は地味な存在で、鹿納山ほどの岩の高まりもなく目立ちませんが、頂上からの展望は優れています。登山口のある上祝子には立派な橋が架かっており、橋の上からは二枚ダキを中心とした大崩山の東面を一望できます。また、橋の下には美しい千貫淵の景色が広がっています。登山口へ向かうには、橋を渡らずに本流左岸の舗装路を進んでください。道沿いには点々と民家があり、30分ほど歩くと森ノ家(現在は使用不可)のある養魚場に到着します。 舗装道路はカーブを繰り返しながら山腹を巻くように続いており、本谷を見下ろしながら歩くことになります。途中、右手にクロスケオテ谷にかかる広タキを見ることができ、本谷が足元に近づいてくると登山口に到着します。登山口周辺の車道には、多くの登山者の自家用車が駐車されていることがよくあります。ここから登山道に入り、小径を進みながら山中へと向かいます。 登山を始める前に、靴のひもを締め直し、ジャリ道とは異なる登山道の感触を楽しみながら大崩山荘へ向かいましょう。この山荘は昭和30年代に建てられ、多くの登山者に利用されてきましたが、昭和54年の台風で倒壊しました。その後、地元の山岳団体の尽力により近年ようやく再建されたものです。大切に利用したいですね。山荘からさらに左岸を20分ほど歩くと、左に湧塚コースの分岐があります。 本流沿いの道は次第に急になり、崖沿いや小谷を越えながら進みます。途中、対岸には小積岩の大岩峰や湧塚岩峰群の見事な景観が広がり、圧倒されるような迫力を感じるでしょう。さらに進むと、水量の多い喜平越谷を渡り、岩屋を過ぎ、五葉の尾ダキの岩壁にたどり着きます。ここからは、渓谷をはるか下方に見下ろしながら丸木の桟道を進み、樹林帯を抜けると吐野に到着します。ここから瀬戸口谷に入ります。傾斜もゆるやかですが、三里河原のような美しさはなく、ほかの谷に比べて平凡ですが、樹林の深さはかなりのものです。踏み跡が谷沿いに曲がりくねってついており、支谷を越えて行くと黒岩滝に着きます。高さ約5mの滝で、向かって右側を高巻ぎみに越します。谷に傾斜が加わり、転石がふえて水も次第に少なくなってくると急登が待っています。スズタケの中で踏み跡を探しながら高度を稼いで行き、尾根に抜けます。 ここが五葉岳とお姫山との鞍部です。お姫山は五葉岳の南峰ともいえる位置にあります。昔、ふもとの大吹鉱山がにぎわっていたころ、この山から不思議な美女が現れ、働く若者たちを悩ませたという伝説が残っています。鞍部から五葉岳へは再びスズタケの中を進みます。お姫山の頂には五葉松(ヒメコマツ)がありますが、五葉岳の方は名に反してマツの姿は見られません。 また、五葉岳やお姫山、あるいは鹿納山へのコースとして、日之影町見立の仲村から日隠林道を伝って登るコースもあります。このコースは比較的楽なため、近年は登山者に人気があります。五葉岳は地味な存在で、鹿納山ほどの岩の高まりもなく目立ちませんが、頂上からの展望は優れています。登山口のある上祝子には立派な橋が架かっており、橋の上からは二枚ダキを中心とした大崩山の東面を一望できます。また、橋の下には美しい千貫淵の景色が広がっています。登山口へ向かうには、橋を渡らずに本流左岸の舗装路を進んでください。道沿いには点々と民家があり、30分ほど歩くと森ノ家(現在は使用不可)のある養魚場に到着します。 舗装道路はカーブを繰り返しながら山腹を巻くように続いており、本谷を見下ろしながら歩くことになります。途中、右手にクロスケオテ谷にかかる広タキを見ることができ、本谷が足元に近づいてくると登山口に到着します。登山口周辺の車道には、多くの登山者の自家用車が駐車されていることがよくあります。ここから登山道に入り、小径を進みながら山中へと向かいます。 登山を始める前に、靴のひもを締め直し、ジャリ道とは異なる登山道の感触を楽しみながら大崩山荘へ向かいましょう。この山荘は昭和30年代に建てられ、多くの登山者に利用されてきましたが、昭和54年の台風で倒壊しました。その後、地元の山岳団体の尽力により近年ようやく再建されたものです。大切に利用したいですね。山荘からさらに左岸を20分ほど歩くと、左に湧塚コースの分岐があります。 本流沿いの道は次第に急になり、崖沿いや小谷を越えながら進みます。途中、対岸には小積岩の大岩峰や湧塚岩峰群の見事な景観が広がり、圧倒されるような迫力を感じるでしょう。さらに進むと、水量の多い喜平越谷を渡り、岩屋を過ぎ、五葉の尾ダキの岩壁にたどり着きます。ここからは、渓谷をはるか下方に見下ろしながら丸木の桟道を進み、樹林帯を抜けると吐野に到着します。ここから瀬戸口谷に入ります。傾斜もゆるやかですが、三里河原のような美しさはなく、ほかの谷に比べて平凡ですが、樹林の深さはかなりのものです。踏み跡が谷沿いに曲がりくねってついており、支谷を越えて行くと黒岩滝に着きます。高さ約5mの滝で、向かって右側を高巻ぎみに越します。谷に傾斜が加わり、転石がふえて水も次第に少なくなってくると急登が待っています。スズタケの中で踏み跡を探しながら高度を稼いで行き、尾根に抜けます。 ここが五葉岳とお姫山との鞍部です。お姫山は五葉岳の南峰ともいえる位置にあります。昔、ふもとの大吹鉱山がにぎわっていたころ、この山から不思議な美女が現れ、働く若者たちを悩ませたという伝説が残っています。鞍部から五葉岳へは再びスズタケの中を進みます。お姫山の頂には五葉松(ヒメコマツ)がありますが、五葉岳の方は名に反してマツの姿は見られません。 また、五葉岳やお姫山、あるいは鹿納山へのコースとして、日之影町見立の仲村から日隠林道を伝って登るコースもあります。このコースは比較的楽なため、近年は登山者に人気があります。 -
丹助岳
- 3時間0分
丹助岳
- 3時間0分
日之影バス停や日之影バイパスから丹助の山頂近くの山小屋まで車道が付いており、これを歩くとかなりの時間がかかります。山小屋と山頂との標高差はわずかに100mほどです。 東の方によく整備された道を進むと、ところどころに岩場などもあり、約30分ほどで山頂に到達できます。展望は素晴らしく、東には矢筈や比叡の鋭峰、北には大崩山群、西には遠く阿蘇や諸塚山など、360度のパノラマが広がっています。日之影バス停や日之影バイパスから丹助の山頂近くの山小屋まで車道が付いており、これを歩くとかなりの時間がかかります。山小屋と山頂との標高差はわずかに100mほどです。 東の方によく整備された道を進むと、ところどころに岩場などもあり、約30分ほどで山頂に到達できます。展望は素晴らしく、東には矢筈や比叡の鋭峰、北には大崩山群、西には遠く阿蘇や諸塚山など、360度のパノラマが広がっています。 -
行縢山
- 2時間0分
行縢山
- 2時間0分
延岡市街の西方にある山で、その堂々とした岩壁は市街地からもよく見えます。その岩を、武士が狩猟の際などに着用した行縢に見立てて山の名が生まれたと言われています。確かに、主峰である雄岳の胸壁はそれに似て見事です。同じく岩壁を立てた雌岳との間には谷が鋭く切れ込み、高さ約60mの行縢の滝がかかり、登山道はこれを見ながら登ります。 登山口は行縢神社の入り口で、一帯は巨杉を点在させたカシ、シイなどの常緑広葉樹が美しい森を作っています。近くには宮崎県立むかばき少年自然の家もあります。登山道はこの樹林の中を山に向かって真っすぐに付けられており、ゆるやかな登りがしばらく続きます。自家用車を利用する場合は、バス停から車道をそのまま進み、分岐点から左に入って行くと崖下に駐車場があり、少し歩けば神社からの登山道と合流します。 谷間の道はやがて狭くなり、自然石を積んだジグザグの急坂となります。滝を見るためには途中で左に別れて入ります。登山道はさらに急になり、登山口からおよそ1時間10分で峠に着きます。ここから道は平らになり、杉の造林地に入りますが、すぐに指道標があり、そのまま真っすぐ進むと県民の森へ抜けます。山頂へは標識に従って左に分かれ、流れを渡ります。その後、小さな谷間を登って行けば、約50分で山頂に着きます。大岩壁を裏側から登ってきたわけで、東には延岡市街の向こうに明るい日向灘、北西には大崩山群が見渡せます。延岡市街の西方にある山で、その堂々とした岩壁は市街地からもよく見えます。その岩を、武士が狩猟の際などに着用した行縢に見立てて山の名が生まれたと言われています。確かに、主峰である雄岳の胸壁はそれに似て見事です。同じく岩壁を立てた雌岳との間には谷が鋭く切れ込み、高さ約60mの行縢の滝がかかり、登山道はこれを見ながら登ります。 登山口は行縢神社の入り口で、一帯は巨杉を点在させたカシ、シイなどの常緑広葉樹が美しい森を作っています。近くには宮崎県立むかばき少年自然の家もあります。登山道はこの樹林の中を山に向かって真っすぐに付けられており、ゆるやかな登りがしばらく続きます。自家用車を利用する場合は、バス停から車道をそのまま進み、分岐点から左に入って行くと崖下に駐車場があり、少し歩けば神社からの登山道と合流します。 谷間の道はやがて狭くなり、自然石を積んだジグザグの急坂となります。滝を見るためには途中で左に別れて入ります。登山道はさらに急になり、登山口からおよそ1時間10分で峠に着きます。ここから道は平らになり、杉の造林地に入りますが、すぐに指道標があり、そのまま真っすぐ進むと県民の森へ抜けます。山頂へは標識に従って左に分かれ、流れを渡ります。その後、小さな谷間を登って行けば、約50分で山頂に着きます。大岩壁を裏側から登ってきたわけで、東には延岡市街の向こうに明るい日向灘、北西には大崩山群が見渡せます。 -
正面登山口コース
- 6時間5分
正面登山口コース
- 6時間5分
舗装された狭い県道を名貫川沿いに登ります。尾鈴キャンプ場の駐車場から林道をさらに進むと三差路に着きます。右手の橋を渡って少し進むと、左側に正面登山口があります。杉林の中には、疑木の階段が設置されており、歩きやすくなっています。やがて赤松や栂の天然林に入ります。登山道は伐採の難を逃れた古木がわずかにあり、この森の素晴らしかった過去を伝えています。山頂までの登りは、とくに急な坂や危険な箇所もなく、樹木の間に谷を隔てて右に神陰山、左に矢筈岳が見え隠れします。頂上までほとんどが同じような変化のないコースです。 尾鈴山山頂は1等三角点ですが、樹林の中にわずかばかりの広場があるのみで、展望は効きません。ここからの尾根道はアップダウンのあるコースです。4月中旬から5月の連休頃が見ごろのアケボノツツジやシャクナゲの林が続き、またこの山系特有のコウヤマキの群落も見ることができます。長崎尾の3等三角点を過ぎ、次のピーク、シャクナゲ千本林で道は分かれますが、真っすぐ進むと白滝へのコースとなります。白滝へのコースは健脚向きであり、時間を要するので、ここを左に取ると尾根道の下りとなり、やがて林道と交差します。横断して雑木林を下ると林道登山口にたどり着きます。ここからは林道を下ると、やがて登山口近くの三差路に到着します。なおも林道を下ると、キャンプ場入口の駐車場に帰着します。 時間に余裕があれば、矢研の滝へ足を延ばすのも良いでしょう。橋を渡り、尾鈴キャンプ場の中を横切って矢研谷を30分ほど歩くと、高さ73mの大瀑布、矢研の滝が目に入ります。道も整備されていて楽々コースなので、ぜひおすすめしたいスポットです。 なお、このほかの白滝経由のコースについては、シャクナゲ千本林を左下に曲がらずそのまま進みます。30〜40年生の杉林のジグザグ道を下って行くと、やがて林道に出ます。林道を横切り、向かい側の杉林を下ります。登山者が少なく、登山道の切り開きがされていないため、迷いやすい箇所も多いです。十分注意しながら、踏み跡を探して確認しながら歩いてください。白滝付近では岩場があるので、足元に特に注意が必要です。滝へは、沢を渡ったところの左岸より少し登ると、滝壺の方に回り込むことができます。下って行くと欅谷の軌道跡があります。軌道は曲がりくねっており、ところによっては近道を取ることができるので、周囲を見定めながら下ってください。さぎりの滝やすだれの滝など、多くの滝が欅谷に落ち込む景観は見事です。小さなトンネルを過ぎると平坦な道になり、やがて登山口に到着します。このコースは距離が長いため、ほとんど下山に利用されています。 また、若山牧水の故郷である東郷町(現日向市)大内バス停付近からカマエ林道経由の登山ルートもありますが、現在はほとんど利用されておらず、道は荒れて難路となっています。舗装された狭い県道を名貫川沿いに登ります。尾鈴キャンプ場の駐車場から林道をさらに進むと三差路に着きます。右手の橋を渡って少し進むと、左側に正面登山口があります。杉林の中には、疑木の階段が設置されており、歩きやすくなっています。やがて赤松や栂の天然林に入ります。登山道は伐採の難を逃れた古木がわずかにあり、この森の素晴らしかった過去を伝えています。山頂までの登りは、とくに急な坂や危険な箇所もなく、樹木の間に谷を隔てて右に神陰山、左に矢筈岳が見え隠れします。頂上までほとんどが同じような変化のないコースです。 尾鈴山山頂は1等三角点ですが、樹林の中にわずかばかりの広場があるのみで、展望は効きません。ここからの尾根道はアップダウンのあるコースです。4月中旬から5月の連休頃が見ごろのアケボノツツジやシャクナゲの林が続き、またこの山系特有のコウヤマキの群落も見ることができます。長崎尾の3等三角点を過ぎ、次のピーク、シャクナゲ千本林で道は分かれますが、真っすぐ進むと白滝へのコースとなります。白滝へのコースは健脚向きであり、時間を要するので、ここを左に取ると尾根道の下りとなり、やがて林道と交差します。横断して雑木林を下ると林道登山口にたどり着きます。ここからは林道を下ると、やがて登山口近くの三差路に到着します。なおも林道を下ると、キャンプ場入口の駐車場に帰着します。 時間に余裕があれば、矢研の滝へ足を延ばすのも良いでしょう。橋を渡り、尾鈴キャンプ場の中を横切って矢研谷を30分ほど歩くと、高さ73mの大瀑布、矢研の滝が目に入ります。道も整備されていて楽々コースなので、ぜひおすすめしたいスポットです。 なお、このほかの白滝経由のコースについては、シャクナゲ千本林を左下に曲がらずそのまま進みます。30〜40年生の杉林のジグザグ道を下って行くと、やがて林道に出ます。林道を横切り、向かい側の杉林を下ります。登山者が少なく、登山道の切り開きがされていないため、迷いやすい箇所も多いです。十分注意しながら、踏み跡を探して確認しながら歩いてください。白滝付近では岩場があるので、足元に特に注意が必要です。滝へは、沢を渡ったところの左岸より少し登ると、滝壺の方に回り込むことができます。下って行くと欅谷の軌道跡があります。軌道は曲がりくねっており、ところによっては近道を取ることができるので、周囲を見定めながら下ってください。さぎりの滝やすだれの滝など、多くの滝が欅谷に落ち込む景観は見事です。小さなトンネルを過ぎると平坦な道になり、やがて登山口に到着します。このコースは距離が長いため、ほとんど下山に利用されています。 また、若山牧水の故郷である東郷町(現日向市)大内バス停付近からカマエ林道経由の登山ルートもありますが、現在はほとんど利用されておらず、道は荒れて難路となっています。