【滋賀県】の登山コースガイド

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岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
46件
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検索結果46件中  41-46件
  • 瓜生山から比叡山へ

    • 6時間25分

    瓜生山から比叡山へ

    • 6時間25分
    京都市内から望んで最も目立つ山が比叡山です。ここでは、変化に富んだ比叡山のロングルートをご紹介します。まず、比叡山南西支稜上の瓜生山から縦走し、音羽川源流を経て無動寺の寺院をお参りします。そして、大比叡山頂に立ち、平安時代からの参拝道である雲母坂を下るコースです。 北白川仕伏町バス停からは、京都一周トレイルの標識に従いバプテスト病院の横を抜けます。大山祇神社や清沢口石切り場跡を見ながら沢沿いの道を登ると、臨済禅の発展に尽くした白隠禅師の恩人である白幽子仙人が巌居した跡地に出ます。かつて北白川城本丸があったとされる瓜生山頂には、勝軍地蔵が安置された石室が残されています。 北白川城出丸(本丸の物見の砦)があった白鳥山山頂は雑木林に囲まれ、かつての面影はありません。曼殊院の背後にあるてん子山へは、登山道から往復約15分の寄り道になります。三角点はありますが、ここも林に囲まれており展望はありません。 弁財天二ノ鳥居で京都一周トレイルと分かれ、花崗岩が明るい雰囲気を作る音羽川沿いの林道を進みます。稲荷神社を見て、比叡山ドライブウェイ下のトンネル歩道をくぐると東海自然歩道に合流します。鳥居のある桜茶屋跡を過ぎると「七曲り」と呼ばれる水平な道が続きます。いくつかの寺院がある無動寺に着いたら、明王堂境内を訪れてみましょう。目の前に広がる琵琶湖の展望に驚かれることでしょう。 坂本ケーブルの延暦寺駅から、「西尊院堂すぐこの上」の石標がある急な山道を登り無動寺バス停へ向かいます。車道をそのまま登ると東塔へ行ってしまうので注意が必要です。 無動寺バス停前の三叉路の信号を渡り、ガーデンミュージアム方面へ30メートル進むと古い墓地へ登る山道があります(道標はありません)。墓地を突っ切ると檜林の山道となり、やがて尾根に合流して西に向かいます。「智證大師御」を過ぎると無線中継所やテレビアンテナ、給水プールなどの施設がある山頂台地に着きます。檜に囲まれた小さな丘の上に三角点のある最高地点、大比叡山頂があります。残念ながらここからの展望はまったくありません。 山頂から西に下るとすぐに車道に合流し、ガーデンミュージアムの前にある広い比叡山頂駐車場に出ます。比叡山のもうひとつの山頂である四明岳山頂はガーデンミュージアムの敷地内にあります。ガーデンミュージアム北側の車道を南西へ進み、スキー場跡地から雲母坂への登山道に入ります。このあたりは登山者向けの道標が少なく、道がいくつかあるためわかりにくいです。 平安時代から比叡山と都を結ぶ主要路である雲母坂は、ここで見られる花崗岩に含まれる雲母がきらきらと光ることからその名がつきました。後醍醐天皇に仕えた武将、千種忠顕の碑からどんどん下ると浄刹結界址の石碑が見え、水飲対陣跡碑に着きます。この石碑は1336年(延元元年)に足利尊氏の攻撃から比叡山へ逃れた後醍醐天皇を擁護するための戦いがあったことを示すものです。修学院離宮の敷地の柵が現れるあたりから、登山道は雨による侵食で深くえぐられ歩きにくくなります。雲母坂登山口から修学院駅までは音羽川沿いに住宅街を下っていきます。
    京都市内から望んで最も目立つ山が比叡山です。ここでは、変化に富んだ比叡山のロングルートをご紹介します。まず、比叡山南西支稜上の瓜生山から縦走し、音羽川源流を経て無動寺の寺院をお参りします。そして、大比叡山頂に立ち、平安時代からの参拝道である雲母坂を下るコースです。 北白川仕伏町バス停からは、京都一周トレイルの標識に従いバプテスト病院の横を抜けます。大山祇神社や清沢口石切り場跡を見ながら沢沿いの道を登ると、臨済禅の発展に尽くした白隠禅師の恩人である白幽子仙人が巌居した跡地に出ます。かつて北白川城本丸があったとされる瓜生山頂には、勝軍地蔵が安置された石室が残されています。 北白川城出丸(本丸の物見の砦)があった白鳥山山頂は雑木林に囲まれ、かつての面影はありません。曼殊院の背後にあるてん子山へは、登山道から往復約15分の寄り道になります。三角点はありますが、ここも林に囲まれており展望はありません。 弁財天二ノ鳥居で京都一周トレイルと分かれ、花崗岩が明るい雰囲気を作る音羽川沿いの林道を進みます。稲荷神社を見て、比叡山ドライブウェイ下のトンネル歩道をくぐると東海自然歩道に合流します。鳥居のある桜茶屋跡を過ぎると「七曲り」と呼ばれる水平な道が続きます。いくつかの寺院がある無動寺に着いたら、明王堂境内を訪れてみましょう。目の前に広がる琵琶湖の展望に驚かれることでしょう。 坂本ケーブルの延暦寺駅から、「西尊院堂すぐこの上」の石標がある急な山道を登り無動寺バス停へ向かいます。車道をそのまま登ると東塔へ行ってしまうので注意が必要です。 無動寺バス停前の三叉路の信号を渡り、ガーデンミュージアム方面へ30メートル進むと古い墓地へ登る山道があります(道標はありません)。墓地を突っ切ると檜林の山道となり、やがて尾根に合流して西に向かいます。「智證大師御」を過ぎると無線中継所やテレビアンテナ、給水プールなどの施設がある山頂台地に着きます。檜に囲まれた小さな丘の上に三角点のある最高地点、大比叡山頂があります。残念ながらここからの展望はまったくありません。 山頂から西に下るとすぐに車道に合流し、ガーデンミュージアムの前にある広い比叡山頂駐車場に出ます。比叡山のもうひとつの山頂である四明岳山頂はガーデンミュージアムの敷地内にあります。ガーデンミュージアム北側の車道を南西へ進み、スキー場跡地から雲母坂への登山道に入ります。このあたりは登山者向けの道標が少なく、道がいくつかあるためわかりにくいです。 平安時代から比叡山と都を結ぶ主要路である雲母坂は、ここで見られる花崗岩に含まれる雲母がきらきらと光ることからその名がつきました。後醍醐天皇に仕えた武将、千種忠顕の碑からどんどん下ると浄刹結界址の石碑が見え、水飲対陣跡碑に着きます。この石碑は1336年(延元元年)に足利尊氏の攻撃から比叡山へ逃れた後醍醐天皇を擁護するための戦いがあったことを示すものです。修学院離宮の敷地の柵が現れるあたりから、登山道は雨による侵食で深くえぐられ歩きにくくなります。雲母坂登山口から修学院駅までは音羽川沿いに住宅街を下っていきます。
  • 皆子山

    • 4時間40分

    皆子山

    • 4時間40分
    皆子山(みなこやま)は京都府の最高峰であり、その雄大な自然は多くの登山者を魅了しています。今回は、皆子山の北側を流れるツボクリ谷から登り、南東側の寺谷へと下る横断ルートをご紹介します。 登山の出発点は新道足尾谷橋バス停です。ここから北へ向かい、安曇川沿いの旧国道を西へと進みます。やがて「作業道足尾谷線」の林道に入り、終点まで進むと、登山道は沢沿いの道に変わります。 ルート中では三度木橋を渡りながら進み、目印としてテープが付けられたツボクリ谷出合に到着します。ただし、一つ手前の沢にも踏み跡があるため、間違えないようご注意ください。ここからは、右岸・左岸を何度か渡渉しながらツボクリ谷を詰めていきます。 途中、小滝を高巻く際には固定ロープが設置されており、ややスリルのある箇所もあります。やがて谷が開けてきて、大きなトチノキが姿を見せます。ここは、お弁当を広げるのにぴったりな、開放感のある場所です。 さらに3分ほど登ると、道は左に折れてツボクリ谷を離れ、皆子山へと突き上げる急な沢に入ります。曲がる地点には標識がありますが、見落としやすいため注意が必要です。この沢はやがてクマザサの茂るヤブ尾根へと変わり、しばらくすると傾斜が緩み、皆子山の山頂に飛び出します。 山頂からは、東側にわずかな展望がありますが、より素晴らしい景色は、下山ルート途中の稜線上、寺谷ルートの分岐点付近で楽しめます。ここからは、比良の山並みが目の前に広がる絶景が望めます。 寺谷への下り口は標識がなく、分かりづらいので慎重に探してください。最初はクマザサの中を抜けていき、やがて急な杉林の斜面となります。途中には大きな岩や、壊れかけた小屋などが見られ、自然の中に人の営みの跡が感じられます。 そのまま寺谷沿いに下っていくと、安曇川との出合いに出ます。ここで丸木橋を渡ると林道に合流します。林道に出てからは、安曇川沿いを30分ほど下っていけば、平(たいら)バス停に到着します。 このコースは、京都府最高峰の山を越える縦走ルートで、沢の登りや尾根の展望、静かな谷の下りなど、変化に富んだ魅力あふれる登山が楽しめます。
    皆子山(みなこやま)は京都府の最高峰であり、その雄大な自然は多くの登山者を魅了しています。今回は、皆子山の北側を流れるツボクリ谷から登り、南東側の寺谷へと下る横断ルートをご紹介します。 登山の出発点は新道足尾谷橋バス停です。ここから北へ向かい、安曇川沿いの旧国道を西へと進みます。やがて「作業道足尾谷線」の林道に入り、終点まで進むと、登山道は沢沿いの道に変わります。 ルート中では三度木橋を渡りながら進み、目印としてテープが付けられたツボクリ谷出合に到着します。ただし、一つ手前の沢にも踏み跡があるため、間違えないようご注意ください。ここからは、右岸・左岸を何度か渡渉しながらツボクリ谷を詰めていきます。 途中、小滝を高巻く際には固定ロープが設置されており、ややスリルのある箇所もあります。やがて谷が開けてきて、大きなトチノキが姿を見せます。ここは、お弁当を広げるのにぴったりな、開放感のある場所です。 さらに3分ほど登ると、道は左に折れてツボクリ谷を離れ、皆子山へと突き上げる急な沢に入ります。曲がる地点には標識がありますが、見落としやすいため注意が必要です。この沢はやがてクマザサの茂るヤブ尾根へと変わり、しばらくすると傾斜が緩み、皆子山の山頂に飛び出します。 山頂からは、東側にわずかな展望がありますが、より素晴らしい景色は、下山ルート途中の稜線上、寺谷ルートの分岐点付近で楽しめます。ここからは、比良の山並みが目の前に広がる絶景が望めます。 寺谷への下り口は標識がなく、分かりづらいので慎重に探してください。最初はクマザサの中を抜けていき、やがて急な杉林の斜面となります。途中には大きな岩や、壊れかけた小屋などが見られ、自然の中に人の営みの跡が感じられます。 そのまま寺谷沿いに下っていくと、安曇川との出合いに出ます。ここで丸木橋を渡ると林道に合流します。林道に出てからは、安曇川沿いを30分ほど下っていけば、平(たいら)バス停に到着します。 このコースは、京都府最高峰の山を越える縦走ルートで、沢の登りや尾根の展望、静かな谷の下りなど、変化に富んだ魅力あふれる登山が楽しめます。
  • 駒ヶ岳から桜谷山へ

    • 6時間40分

    駒ヶ岳から桜谷山へ

    • 6時間40分
    山と高原地図「京都北山」の最北部に位置する、江若国境尾根の駒ヶ岳から桜谷山へ縦走するコースをご紹介します。このコースは高島トレイルに指定されているため、登山道は整備されており、京都北山の中ではおそらく最も広く美しいブナ林が見られます。 麻生川上流の木地山バス停からスタートします。自家用車をご利用の方は、バス停前のスペースに駐車することができます。登山口に標識はありませんが、バス停の真向かいに架かる小さな橋を渡り、畑地を通って焼尾谷に入ります。焼尾西谷出合を過ぎると、駒ヶ岳西尾根へ上がる尾根道の分岐があります。 焼尾東谷に沿って登り、大きな桂の木があるオユキ谷出合を過ぎます。しばらく進んで、標識に従って焼尾東谷へ右から入ってくる支流を登っていきます。地図上ではルートが逆U字に曲がる地点です。道は沢からやがて右側の尾根に取り付きます。麻生川の対岸には百里ヶ岳が見え、登り詰めたところが駒ヶ岳南尾根です。周囲には美しいブナの純林が広がる、ゆるやかな尾根が続いています。 寄り道にはなりますが、時間と体力に余裕があれば、南に20分ほど歩くと美しい駒ヶ池が稜線の脇の凹地に見られます。 ブナ林が続く駒ヶ岳南尾根を北へ進み、駒ヶ岳を目指します。かつて木地山と若狭の河内を結んだ峠越えの駒ヶ越を過ぎると、駒ヶ岳の山頂に着きます。山頂からの展望は素晴らしく、北東方向には武奈ヶ嶽や三重嶽など野坂山地の山々が見えます。さらに南を見ると琵琶湖が広がり、その向こうには金糞岳、伊吹山、そして鈴鹿の山々の連なりが望めます。 続いて西に向かって縦走を続けます。20分ほどで674mピークを経て、木地山へ下る尾根の分岐に出ます。時間や体力に余裕がない方は、ここから下山するという選択肢もあります。少し進むと、縦走路の南側に並行して走る林道が現れますが、これは木地山へ下る林道ですので入らないようにしましょう。 ゆるやかな与助谷山を越えて、池ノ河内越に出ます。ここはかつて、木地山と若狭の池ノ河内を結んだ古い峠道でしたが、現在は当時の面影がなく、自然に帰りつつあります。そのため、峠の位置もはっきりとはわかりません。765mピークを越えると広い窪地があり、そこはヌタ場となっています。 その先は二重山稜になっているため、積雪期などにはルートがわかりにくくなることが予想されます。今回の最高地点である桜谷山からの展望は見事で、歩いてきた駒ヶ岳からの稜線や、その向こうに見える野坂山地の山々、朽木の池蔵谷峰、白倉岳、そしてさらに遠くに比良山地の山々を一望できます。 桜谷山からの下りでは、迷いやすい箇所があります。山頂からはなだらかな北西尾根が続いており、そちらに入り込みやすいですが、登山道は木地山峠へと南西の急斜面を下ることになります。踏み跡もはっきりしないため、注意が必要です。南西の尾根にうまく乗ることができれば、その後は迷うことなく、お地蔵様のある木地山峠に着くことができるでしょう。 木地山峠は、木地山と上根来を結ぶ古い峠道です。峠からは麻生川源流の大谷の道を下りますが、急な谷の斜面に沿って道が付けられているため、十分に注意しながら下りましょう。林道に出たら、木地山バス停まではもうひと頑張りです。
    山と高原地図「京都北山」の最北部に位置する、江若国境尾根の駒ヶ岳から桜谷山へ縦走するコースをご紹介します。このコースは高島トレイルに指定されているため、登山道は整備されており、京都北山の中ではおそらく最も広く美しいブナ林が見られます。 麻生川上流の木地山バス停からスタートします。自家用車をご利用の方は、バス停前のスペースに駐車することができます。登山口に標識はありませんが、バス停の真向かいに架かる小さな橋を渡り、畑地を通って焼尾谷に入ります。焼尾西谷出合を過ぎると、駒ヶ岳西尾根へ上がる尾根道の分岐があります。 焼尾東谷に沿って登り、大きな桂の木があるオユキ谷出合を過ぎます。しばらく進んで、標識に従って焼尾東谷へ右から入ってくる支流を登っていきます。地図上ではルートが逆U字に曲がる地点です。道は沢からやがて右側の尾根に取り付きます。麻生川の対岸には百里ヶ岳が見え、登り詰めたところが駒ヶ岳南尾根です。周囲には美しいブナの純林が広がる、ゆるやかな尾根が続いています。 寄り道にはなりますが、時間と体力に余裕があれば、南に20分ほど歩くと美しい駒ヶ池が稜線の脇の凹地に見られます。 ブナ林が続く駒ヶ岳南尾根を北へ進み、駒ヶ岳を目指します。かつて木地山と若狭の河内を結んだ峠越えの駒ヶ越を過ぎると、駒ヶ岳の山頂に着きます。山頂からの展望は素晴らしく、北東方向には武奈ヶ嶽や三重嶽など野坂山地の山々が見えます。さらに南を見ると琵琶湖が広がり、その向こうには金糞岳、伊吹山、そして鈴鹿の山々の連なりが望めます。 続いて西に向かって縦走を続けます。20分ほどで674mピークを経て、木地山へ下る尾根の分岐に出ます。時間や体力に余裕がない方は、ここから下山するという選択肢もあります。少し進むと、縦走路の南側に並行して走る林道が現れますが、これは木地山へ下る林道ですので入らないようにしましょう。 ゆるやかな与助谷山を越えて、池ノ河内越に出ます。ここはかつて、木地山と若狭の池ノ河内を結んだ古い峠道でしたが、現在は当時の面影がなく、自然に帰りつつあります。そのため、峠の位置もはっきりとはわかりません。765mピークを越えると広い窪地があり、そこはヌタ場となっています。 その先は二重山稜になっているため、積雪期などにはルートがわかりにくくなることが予想されます。今回の最高地点である桜谷山からの展望は見事で、歩いてきた駒ヶ岳からの稜線や、その向こうに見える野坂山地の山々、朽木の池蔵谷峰、白倉岳、そしてさらに遠くに比良山地の山々を一望できます。 桜谷山からの下りでは、迷いやすい箇所があります。山頂からはなだらかな北西尾根が続いており、そちらに入り込みやすいですが、登山道は木地山峠へと南西の急斜面を下ることになります。踏み跡もはっきりしないため、注意が必要です。南西の尾根にうまく乗ることができれば、その後は迷うことなく、お地蔵様のある木地山峠に着くことができるでしょう。 木地山峠は、木地山と上根来を結ぶ古い峠道です。峠からは麻生川源流の大谷の道を下りますが、急な谷の斜面に沿って道が付けられているため、十分に注意しながら下りましょう。林道に出たら、木地山バス停まではもうひと頑張りです。
  • 百里ヶ岳

    • 6時間40分

    百里ヶ岳

    • 6時間40分
    百里四方見渡せることから百里ヶ岳と名付けられた。展望と山頂一帯のブナ林は見事。小入谷バス停から進み針畑川にかかる橋を渡り、標識に従って畑の脇から山道を登る。マイカー利用の人は、駐車スペースがある小入谷越まで、車道を通って車で行ける。小入谷越が百里新道の登山口となる。広葉樹の明るい森が続く、ほどよい勾配の気持ちよい尾根道だ。シチグレ峠の200mほど手前には展望が開けるところがあり、天気が良けれ南谷を挟んで百里ヶ岳がそびえる姿が望める。シチグレ峠で一旦下った後は登りが続く。県境尾根に出たら右に曲がる。左に行けば、鞍馬街道の根来坂峠へ至る。しばらく杉林が続くが、ブナ林の急登を登りきると山頂だ。山頂からは、若狭湾や奥琵琶湖の展望が良い。数年前まで木が生え混んで見渡せなかったが、地元山岳会の努力により元の展望が得られるようになった。下山は県境尾根を北進し、木地山峠を目指す。ブナの純林からミズナラやカエデの広葉樹、そして杉の植林地に入る。やがて、お地蔵様が祭られている木地山峠に着く。昔はこの峠を越えて、若狭側の上根来と朽木側の木地山の往来があった。峠からは右手の大谷に踏み跡を注意してたどる。沢を何度か渡り、やがて林道に合流。木地山の集落には、木地山バス停がある。
    百里四方見渡せることから百里ヶ岳と名付けられた。展望と山頂一帯のブナ林は見事。小入谷バス停から進み針畑川にかかる橋を渡り、標識に従って畑の脇から山道を登る。マイカー利用の人は、駐車スペースがある小入谷越まで、車道を通って車で行ける。小入谷越が百里新道の登山口となる。広葉樹の明るい森が続く、ほどよい勾配の気持ちよい尾根道だ。シチグレ峠の200mほど手前には展望が開けるところがあり、天気が良けれ南谷を挟んで百里ヶ岳がそびえる姿が望める。シチグレ峠で一旦下った後は登りが続く。県境尾根に出たら右に曲がる。左に行けば、鞍馬街道の根来坂峠へ至る。しばらく杉林が続くが、ブナ林の急登を登りきると山頂だ。山頂からは、若狭湾や奥琵琶湖の展望が良い。数年前まで木が生え混んで見渡せなかったが、地元山岳会の努力により元の展望が得られるようになった。下山は県境尾根を北進し、木地山峠を目指す。ブナの純林からミズナラやカエデの広葉樹、そして杉の植林地に入る。やがて、お地蔵様が祭られている木地山峠に着く。昔はこの峠を越えて、若狭側の上根来と朽木側の木地山の往来があった。峠からは右手の大谷に踏み跡を注意してたどる。沢を何度か渡り、やがて林道に合流。木地山の集落には、木地山バス停がある。
  • 鷹ヶ峰から白倉岳へ

    • 5時間50分

    鷹ヶ峰から白倉岳へ

    • 5時間50分
    滋賀県朽木の鷹ヶ峰から烏帽子岳、白倉岳を縦走する自然林が美しいコースを紹介しよう。桑野橋バス停から桑野橋を渡ったところに登山口がある。杉林の道を安曇川上流側へ進み、イバリ谷を渡って急な尾根道に取り付く。548m三角点の手前あたりは、尾根が広くゆるやかで迷いやすいところがあるので注意しよう。鷹ヶ峰の山頂では、存在感が強い大きなブナが1本静かにたたずんでいる。ヌタ場がある823mの東のピーク手前で尾根は右(北西側)に曲がる。823m付近からは烏帽子岳や白倉岳の山容がよく見える。 高圧線巡視路への分岐を右に見送り、ゆるやかな尾根道を行くとやがて村井からの登山道と出合う。烏帽子岳付近からは、蛇谷ヶ峰がよく見える。朽木小川への道が分かれる烏帽子峠を過ぎると、白い岩が山腹に見える。おそらく、この岩が白倉岳の名の由来であろう。三角点の白倉岳山頂もいいが、見事な芦生杉の巨木が山頂にある中岳がおすすめ。南岳山頂にはブナの巨木がある。この縦走登山では見応えある樹木との出会いが楽しい。 主稜線を10分ほど南下した後、直角に左折して東からの尾根を下る。上部は自然林だが、下るにつれて杉林に変わる。岩が出ている急なところがあるので注意しよう。栃生橋を渡ったところに朽木栃生バス停がある。
    滋賀県朽木の鷹ヶ峰から烏帽子岳、白倉岳を縦走する自然林が美しいコースを紹介しよう。桑野橋バス停から桑野橋を渡ったところに登山口がある。杉林の道を安曇川上流側へ進み、イバリ谷を渡って急な尾根道に取り付く。548m三角点の手前あたりは、尾根が広くゆるやかで迷いやすいところがあるので注意しよう。鷹ヶ峰の山頂では、存在感が強い大きなブナが1本静かにたたずんでいる。ヌタ場がある823mの東のピーク手前で尾根は右(北西側)に曲がる。823m付近からは烏帽子岳や白倉岳の山容がよく見える。 高圧線巡視路への分岐を右に見送り、ゆるやかな尾根道を行くとやがて村井からの登山道と出合う。烏帽子岳付近からは、蛇谷ヶ峰がよく見える。朽木小川への道が分かれる烏帽子峠を過ぎると、白い岩が山腹に見える。おそらく、この岩が白倉岳の名の由来であろう。三角点の白倉岳山頂もいいが、見事な芦生杉の巨木が山頂にある中岳がおすすめ。南岳山頂にはブナの巨木がある。この縦走登山では見応えある樹木との出会いが楽しい。 主稜線を10分ほど南下した後、直角に左折して東からの尾根を下る。上部は自然林だが、下るにつれて杉林に変わる。岩が出ている急なところがあるので注意しよう。栃生橋を渡ったところに朽木栃生バス停がある。
  • 経ヶ岳から三国岳へ

    • 6時間40分

    経ヶ岳から三国岳へ

    • 6時間40分
    昔の峠道、丹波越を通って経ヶ岳に登り、近江、山城、丹波国境に位置する三国岳へ縦走するコースを紹介する。針畑川の桑原橋バス停より橋を渡り、お堂の裏手の桧林から登山道が始まる。まっすぐに付けられた尾根道をどんどん登って行くと、稜線手前で道が右手の小沢に吸収されるところがある。ここが丹波越の茶屋跡といわれている。丹波越は近江の桑原と丹波の久多を繋ぐ山越えの道であるが、久多側はどこを道が通っていたのか不明であるということだ。稜線に出てから50分ほどで経ヶ岳山頂に着く。風化した経塚が、杉の木の下にひっそりと納められている。稜線を戻り、縦走路を三国岳へと向かう。三叉路で左に道を取ると、約10分で縦走路から外れたところに位置する三国岳山頂だ。山頂からは東側のみ展望がきく。ブナの大木まで戻り、岩谷峠をめざす。ここより針畑側へ下る尾根道もある。自然林に被われた稜線をしばらく行くと岩場があり、百里ヶ岳方面の展望が良いところがある。かつて古屋の人々が生活道として使っていた岩谷峠。そこより少し古屋側に下ったところには、石塔が立っている。シャクナゲが多い尾根道から沢に下り、保谷沿いの林道に合流して40分ほどで古屋郵便局前バス停に出る。
    昔の峠道、丹波越を通って経ヶ岳に登り、近江、山城、丹波国境に位置する三国岳へ縦走するコースを紹介する。針畑川の桑原橋バス停より橋を渡り、お堂の裏手の桧林から登山道が始まる。まっすぐに付けられた尾根道をどんどん登って行くと、稜線手前で道が右手の小沢に吸収されるところがある。ここが丹波越の茶屋跡といわれている。丹波越は近江の桑原と丹波の久多を繋ぐ山越えの道であるが、久多側はどこを道が通っていたのか不明であるということだ。稜線に出てから50分ほどで経ヶ岳山頂に着く。風化した経塚が、杉の木の下にひっそりと納められている。稜線を戻り、縦走路を三国岳へと向かう。三叉路で左に道を取ると、約10分で縦走路から外れたところに位置する三国岳山頂だ。山頂からは東側のみ展望がきく。ブナの大木まで戻り、岩谷峠をめざす。ここより針畑側へ下る尾根道もある。自然林に被われた稜線をしばらく行くと岩場があり、百里ヶ岳方面の展望が良いところがある。かつて古屋の人々が生活道として使っていた岩谷峠。そこより少し古屋側に下ったところには、石塔が立っている。シャクナゲが多い尾根道から沢に下り、保谷沿いの林道に合流して40分ほどで古屋郵便局前バス停に出る。