レディースのトレッキングシューズおすすめ7選 登山向けブランドと選び方を紹介
山道を歩く一日を、足元から支えてくれるトレッキングシューズ。いざ選ぼうとすると、足首まで覆うタイプや軽快なローカット、幅広モデルなど、違いが分かりにくいものです。
大切なのは、女性用という表示だけで決めず、歩くコースと自分の足に合う一足を見つけること。この記事では、登山やハイキングに取り入れたい7ブランドから、女性が選べるトレッキングシューズを紹介します。まずは履き心地や用途の違いを比べながら、次の山歩きの相棒を探してみましょう。
目次
レディースのトレッキングシューズを選ぶポイント

トレッキングシューズ選びでは、足へのフィット感、歩く道に合うつくり、防水透湿性の3点を押さえましょう。ここでは、候補を絞るためのポイントを紹介します。
足長だけでなく足幅とかかとの収まりを確かめる
同じサイズ表記でも、ブランドやモデルによって足幅や甲の高さ、かかとの形状は異なります。女性用の足型を採用したモデルが合う人もいれば、男女兼用モデルのほうがしっくりくる人もいます。
試着には登山で使う靴下を持参し、両足で履いて歩いてみましょう。指先に動かせる余裕があり、下りを想定した傾斜でもつま先が当たらず、かかとが大きく浮かない状態が目安です。横幅の窮屈さをサイズアップだけで解消しようとせず、幅の異なるモデルも比べてみてください。
カットの高さと靴底の硬さをコースに合わせる
整備された遊歩道や起伏の穏やかなハイキングでは、足首を動かしやすいローカットも選択肢になります。石や木の根がある登山道では、くるぶし周りを覆うミッドカットを候補にするとよいでしょう。
ただし、カットの高さだけで対応できる山は決まりません。靴底の硬さやねじれにくさ、荷物の重さも合わせて考えることが大切です。岩場の多いコースや重い荷物を背負う山行では、軽さだけを優先せず、足元を支えられる登山靴を選びましょう。
雨やぬかるみに備えるなら防水透湿モデルを
雨だけでなく、朝露で濡れた草やぬかるみを歩くこともある登山では、ゴアテックスやアウトドライなどの防水透湿素材が役立ちます。外からの水の侵入を抑えながら、靴の中の湿気を逃すための機能です。
防水透湿素材を使っていても、気温や発汗量によって蒸れは生じます。また、履き口より深い水に入れば浸水します。防水性と通気性、歩く季節を合わせて選びましょう。
靴の種類やサイズ合わせを詳しく知りたい方は、登山靴の選び方とサイズ感を解説した記事も参考にしてください。
登山におすすめのレディーストレッキングシューズ7選

ここからは、各ブランドの背景と、紹介モデルの特徴を見ていきましょう。積雪のない時期のハイキングや日帰り登山を中心に、コースに合わせて選んでください。
キャラバン
キャラバンは、登山靴を軸に山歩きの道具を展開する日本のブランドです。初めての一足を選ぶ人に向けて、靴の種類やフィッティング方法も案内しています。登山の入り口で迷いやすい履き心地や使い方まで考えられている点が、初心者にも紹介したい理由です。
おすすめのモデル C4_03
C4_03は、スリムな女性用足型を採用したミッドカットモデル。履き口にも細めの設計を取り入れ、柔らかなメッシュ生地やクッション材を組み合わせています。幅にゆとりのある靴では足が動きやすい人や、履き口の硬い当たりが気になる人に、試してほしい一足です。
足の動きに沿って靴底が曲がるよう工夫されているため、初めての登山でも歩行感を確かめながら選べます。ゴアテックスによる防水透湿性も備え、身近な山の日帰り登山に向けた候補になります。ワイズは2Eですが、数値だけで判断せず、かかとや甲まで収まりを確認しましょう。
シリオ
シリオは、日本のニーズに合わせた企画とイタリアの設計技術を組み合わせ、足型を重視した登山靴づくりを続けています。幅の異なるモデルを展開しているため、足長は合っていても横幅が窮屈という悩みがある人には、比較する価値のあるブランドです。
おすすめのモデル P.F.156-3
足幅にゆとりを求めながら、軽快に山道を歩きたい人の候補となるのがP.F.156-3です。3E+の設計で、ゴアテックスとビブラムのメガグリップを採用。軽さだけでなく、天候や路面の変化への備えも考えられています。
靴の内部にはXフレーム、かかと周りにはヒールスタビライザーを備え、歩行を支えるつくりになっています。里山のハイキングや軽めの日帰り登山で、幅広モデルを探している人に向く一足です。足幅の表記だけで決めず、甲やかかとの収まりまで確かめて選びましょう。
ローバー
ローバーは、本格的な登山向けからハイキング向けまで、用途に応じたシューズを展開しています。女性用足型のモデルもあり、歩く山に合わせて靴の支え方や履き心地を選べるのが魅力。山歩きを続けていくうえで、足に合う一足をじっくり探したい人に適したブランドです。
おすすめのモデル レネゲード X GT MID Ws
レネゲード X GT MID Wsは、クッション性と歩行時の安定感を重視する人に向く女性用トレッキングシューズです。女性の足に合わせた形状を採用し、ミッドソールが着地時の衝撃をやわらげます。かかとの周囲を支える構造により、凹凸のある山道でも足が左右にぶれにくい設計です。
防水透湿素材のゴアテックスと、グリップ力に配慮したビブラム製のアウトソールを備えています。低山ハイキングから富士登山、雪のない時期のトレッキングまで幅広く使えるモデルです。軽さよりも、長時間歩く際の履き心地や安定感を重視する人に適しています。
サロモン
サロモンは、トレイルランニングで培った技術をハイキングシューズにも取り入れています。歩きやすい登山道を自分のペースで進みたい人にとって、クッション性や足運びを重視したモデルは魅力的な選択肢です。走るための靴とは別に、ハイキング用途の製品を選べます。
おすすめのモデル アウトパルス ミッド ゴアテックス
アウトパルス ミッド ゴアテックスは、歩きやすいトレイルでのハイキングに向く女性用モデルです。衝撃をやわらげるクッション素材をミッドソールに採用。さらに、靴底に緩やかなカーブをつけることで、かかとからつま先への滑らかな重心移動を促します。
林道や整備された登山道をつないで歩くときに、足の動かしやすさを重視したい人におすすめです。ゴアテックスによる防水透湿性に加え、つま先にはラバーの保護パーツも備えています。一方、岩場の多いルートや重装備での縦走向けとして選ぶモデルではありません。軽めの荷物で楽しむハイキングを想定すると、特徴を生かせます。
メレル
メレルのハイキングシューズを代表するのが、長く改良を重ねてきたモアブシリーズです。足型やクッション材、靴底の形状まで見直しを続けており、履き心地を重視して山歩きの靴を探したい人に向きます。ローカットを選べる点も、気軽なハイキングから始める人には魅力です。
おすすめのモデル モアブ 3 シンセティック ゴアテックス
整備された遊歩道や起伏の穏やかなコースを中心に歩くなら、ローカットのモアブ 3 シンセティック ゴアテックスが候補になります。足首を動かしやすく、登山口までの移動とハイキングを一足で楽しみたい人にも取り入れやすいモデルです。
防水透湿素材のゴアテックスと、さまざまな路面でグリップ力を発揮するビブラム TC5+のアウトソールを採用。さらに、土踏まずを支えるナイロン製のパーツや、かかとへの衝撃をやわらげるクッションも備えています。スニーカーに近い感覚で履ける形状ながら、山道を歩くための機能を備えている点が特徴です。くるぶしまで覆うシューズが必要なコースとは、使い分けて選びましょう。
キーン
キーンはサンダルだけでなく、山歩き向けのハイキングシューズも展開しています。なかでもターギーシリーズは、足入れの快適さに加えて、靴底や接合部の耐久性にも工夫を重ねた製品です。繰り返し履く道具としてのつくりに注目すると、登山の選択肢としても魅力が見えてきます。
おすすめのモデル ターギー フォー ミッド ウォータープルーフ
ターギー フォー ミッド ウォータープルーフは、クッション性と耐久性を重視する人に向く女性用ハイキングシューズです。クッション性に配慮したミッドソールと、摩耗に強いアウトソールを採用しています。
アッパーとソールをしっかり結合する独自製法も特徴です。足首まわりまで覆う防水仕様で、山道を歩く際の安定感と耐久性を備えています。軽さを最優先する人よりも、履き心地と丈夫さのバランスを重視する人に適した一足です。
コロンビア
コロンビアは、アウトドアウェアに加え、防水透湿素材や独自のクッション技術を取り入れたハイキングシューズを展開しています。セイバーシリーズにはワイドモデルもあり、足幅と歩きやすさの両方から候補を絞れる点が魅力です。
おすすめのモデル セイバー シックス ミッド アウトドライ ワイド
標準幅のシューズでは前足部が窮屈に感じられる人に、試してほしいのがこちらのワイドモデルです。防水透湿機能のアウトドライと、クッション性や柔軟性を考えたテックライトウルトラのミッドソールを組み合わせています。
アウトソールには、乾いた路面と濡れた路面の両方を想定したアダプトトラックスを採用。幅にゆとりを持たせつつ、ハイキングに必要な防水性と靴底の機能を備えた一足を探している人に向きます。専用のシューゲイターを取り付けるループもあり、砂や泥への備えを加えられる点も便利です。ゲイターは別売りです。
レディースのトレッキングシューズに関するQ&A

レディースのトレッキングシューズを選ぶ際に気になる、サイズの合わせ方や男女兼用モデルとの違い、買い替えの目安などについて回答します。
女性でも男女兼用モデルを選んでよいですか?
足に合い、歩くコースに対応していれば、男女兼用モデルも選べます。女性用と男女兼用では足型やサイズ展開が異なる場合があるため、表示よりも、かかとの浮きや甲の圧迫、つま先の余裕を優先しましょう。「女性は必ず細身の靴が合う」と考える必要はありません。
幅広の足にはどのモデルが向いていますか?
今回の紹介モデルでは、3E+のシリオ「P.F.156-3」と、コロンビア「セイバー シックス ミッド アウトドライ ワイド」が候補になります。ただし、幅が広ければ快適とは限りません。かかとまで緩くなっていないか、靴ひもを締めて歩いたときの収まりも確認してください。
普段の靴より大きいサイズを選ぶべきですか?
一律に大きいサイズを選ぶ必要はありません。靴の設計によって、つま先の余裕の取り方は異なります。普段のサイズは試着の出発点とし、登山用靴下を履いた状態で、下りでも指先が当たらないかを確認しましょう。大きすぎる靴は中で足が動くため、サイズだけでなく足型との相性も大切です。
ローカットでも登山に使えますか?
整備された道や穏やかなハイキングコースでは選択肢になります。ただし、ローカットにも靴底の硬さや保護性に違いがあります。標高だけで判断せず、岩場の有無、荷物の重さ、自分の経験に合わせて選びましょう。ミッドカットでも、捻挫を確実に防げるわけではありません。
トレランシューズで代用できますか?
コースや経験によっては使えますが、トレランシューズは山道を走るための靴で、軽さや柔軟性を重視するモデルもあります。登山初心者が軽さだけで選ぶのは避け、足の保護や荷物を背負ったときの安定性まで比べましょう。詳しくは、トレランシューズを登山で使う場合の考え方を紹介した記事をご覧ください。
自分に合うトレッキングシューズで山歩きを楽しもう

トレッキングシューズは、ブランドの知名度や見た目だけでなく、歩く道と足に合う履き心地で選ぶことが大切です。足幅のゆとり、かかとの収まり、靴底の支え方を比べると、自分に必要な一足が見えてきます。
気になる靴が見つかったら、まずは短いハイキングで履き慣らしてみましょう。足になじむ相棒と一緒に、花を眺める里山歩きや、展望を楽しむ日帰り登山へ。自分のペースで歩ける山から、少しずつ楽しみを広げてみてください。
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