三条の湯から雲取山へ

コース難易度
中級
  • 1泊2日
  • 10時間10分
  • 25.5km

コースガイド

山のいで湯から雲取山をめざすゆったりした山旅コース
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
1泊2日
歩行時間
10時間10分
歩行距離
25.5km
最大高低差
1,477m
水場
三条の湯
トイレ
雲取山頂
 奥多摩駅発丹波行きのバスをお祭で下車、バス停先のY字路を右折して後山林道に入ります。ここから林道終点まで延々10kmの道のりになります。舗装された林道はやがて未舗装のダートとなり、しばらくは薄暗い植林帯を進んで片倉谷橋を渡ります(この先は一般車通行止め)。
 黒滝橋で右岸に渡った後、再び右岸に戻って塩沢橋を渡ります。次第に周囲は広葉樹林となって明るく開け、後山川の流れも近くなります。新緑や紅葉の頃には渓谷美が素晴らしい所です。林道終点から山道に入って青岩橋を渡り、三条沢左岸沿いに広葉樹林内の道を進みます。三条沢にかかる三条ノ大滝を左下に見て、兆子ノ滝の滝音を聞きながら緩やかに登っていくと、やがて三条の湯が見えてきます。この湯は沸かし湯ですが、この山域では貴重な湯宿で、立ち寄り入浴もできます。小屋の下には幕営地も設けられています。
 三条の湯を後に急坂を登って三条沢を渡り、水無尾根に取り付きます。この先は桟道が多く、冬季には凍結して歩きにくくなり、軽アイゼンが必要な時もあります(下降時の事故も起きています)。尾根末端を回り込むように登って行くと、青岩鍾乳洞への道(現在通行止め)が右に分岐しています。このあたりはブナ、ミズナラ、カツラなどの広葉樹が美しいところです。尾根の東面を巻き気味に登っていくと、石灰岩の露岩が目につくようになります。水無尾根とはいえ、高度1600m付近で横切る沢で水を得られることもあります。木の間越しに雲取山や石尾根上部の稜線が見え始めると、明るく開けたカラマツ林となります。平坦な尾根道に出た所が三条ダルミと呼ばれる鞍部で、西にのびる道は奥秩父主脈の縦走路です。ここは南面が開けて雁ヶ腹摺山の右手に富士山が望めます。
 東に進むと、左に雲取山西面の巻き道が分岐しています。右の尾根通しの道を急登していくと、ひょっこりと雲取山山頂の南端に飛びだします。避難小屋を回り込んで、北に登り詰めた所が雲取山山頂です。1等三角点や展望盤が設置された山頂で、ゆっくり休みましょう。南から西には、富士山、大菩薩、南アルプスのほぼ全山が並び、奥秩父主脈や和名倉山の大パノラマが広がります。
 山頂を後にして避難小屋の前を左に進み、石尾根の縦走路を下ってブナ坂から鴨沢バス停に向かいます(山頂から鴨沢までの道については鴨沢から雲取山へ(コースガイド)をご参照ください)。
山深い場所に立地する三条の湯。
三条の湯付近の沢
小雲取山付近からの雲取山。
開けた尾根上の三条ダルミ。
富士山まで望める雲取山山頂