登山用フリースのおすすめブランド5選 薄手・中厚手の選び方と人気モデル

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登山用フリースを初めて選ぶなら、体温調整がしやすい薄手~中厚手のフルジップタイプがおすすめです。春・秋の低山や夏の高山では薄手、気温の低い時期や休憩時の防寒には中厚手が使いやすく、風が強い場面ではフリースの上にウインドシェルを重ねると幅広い状況に対応できます。

フリースは、軽くて動きやすく、汗を逃がしながら冷えを防ぐミドルレイヤー(中間着)です。ただし、厚すぎるものは行動中に蒸れやすいため、暖かさだけでなく通気性や重ね着のしやすさも確認しましょう。

この記事では、登山用フリースの厚さ・生地・形状の選び方と、モンベル、ザ・ノース・フェイス、パタゴニア、ファイントラック、チャムスの特徴を比較します。各ブランドのおすすめモデルも紹介するので、登る季節や汗のかきやすさに合う一着を選んでみてください。

2026年8月13日 更新

登山におすすめのフリースとは?ミドルレイヤーの基本を徹底解説

登山ウェアにおけるフリースの役割は、「ミドルレイヤー(中間着)」として位置づけられます。体の熱を逃がしすぎず、汗を吸って乾かし、快適な温度を保つ——その“体温調整の要”がフリースです。

登山では天候や標高によって気温が急変するため、重ね着のしやすさと保温性のバランスが欠かせません。

登山用フリースの特徴と日常用との違い

一般的な街着のフリースと、登山用フリースの違いは次のとおり。日常用が「暖かさ」重視なのに対し、登山用は「行動中の快適性」を重視しています。

比較項目 登山用フリース 普段着フリース
素材 吸湿速乾性・通気性に優れた化繊(ポーラテックなど) 保温重視の厚手ポリエステル
重量 軽量でコンパクト(200〜350g前後) 厚手でかさばる
機能 通気・ストレッチ・耐摩耗・抗菌など多機能 シンプルな保温中心
目的 行動中の快適さ・温度調整 防寒・室内外の寒さ対策

登山では「汗をかいても冷えない」ことが最も大切。そのため、通気性・速乾性・動きやすさの3要素を兼ね備えたフリースが理想的です。

薄手、中厚手、防風タイプの違い

登山用フリースには、大きく分けて3つのタイプがあります。季節や行動量によって、最適な厚さを選ぶことが快適さの鍵です。

タイプ 特徴 向いている登山シーン
薄手タイプ 通気性が高く、行動中に暑くなりにくい 春秋の低山・夏の高山など、汗をかく登山に最適
中厚手タイプ 保温性と軽量性のバランスがよく、汎用性が高い 標高1,000〜2,000m、秋〜冬の登山
防風タイプ 表面がウインドストッパーなどで覆われ、防寒性が高い 冬季登山・風の強い稜線歩き・休憩時の防寒

フリースは単なる防寒着ではなく、登山者の体温を守る防具です。自分の登山スタイルに合った厚さ・素材を選ぶことで、汗冷えや低体温のリスクを減らし、山での行動を安全かつ快適にしてくれます。

これから紹介するフリース選びのポイントを押さえれば、“軽くて、暖かくて、ちょうどいい一枚”がきっと見つかりますよ。


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失敗しない登山用フリースの選び方

登山用フリースを選ぶときは、暖かさだけでなく、行動中の蒸れにくさや温度調整のしやすさも確認しましょう。

選ぶ際に押さえたいポイントは、次の4つです。

選ぶポイント 確認する内容
厚さ 季節、行動量、着用する場面に合っているか
生地タイプ 通気性、速乾性、保温性のバランスがよいか
形状 着脱や換気がしやすいか
サイズ ベースレイヤーの上に重ねやすく、アウターの中でかさばらないか

ここからは、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

①厚さで選ぶ:薄手と中厚手のどちらがよい?

登山用フリースは、主に薄手、中厚手、厚手・防風タイプに分けられます。

初めての一着として幅広い季節に使いたいなら、薄手から中厚手のフルジップタイプが選びやすいでしょう。

タイプ 特徴 適した場面
薄手 軽くて通気性が高く、重ね着しやすい 春・秋の低山、夏の高山、行動中の体温調整
中厚手 通気性と保温性のバランスがよい 肌寒い時期の登山、秋の高山、寒がりな人の行動着
厚手・防風タイプ 保温性や防風性が高い一方、熱がこもりやすい 低温時の休憩、キャンプ、冬の低山など

行動中は体温が上がるため、寒い時期でも厚手のフリースが最適とは限りません。汗をかきやすい人は、薄手または中厚手のフリースにウインドシェルやレインウェアを重ねたほうが、気温や風に合わせて調整しやすくなります。

一方、山頂での休憩やテント場など、動かない時間の防寒にはフリースだけでは足りないことがあります。その場合は、ダウンジャケットや化繊インサレーションなどの保温着を別に用意しましょう。

標高だけで厚さを決めない

一般的に標高が高くなるほど気温は下がりますが、実際の体感温度は季節、地域、天候、風、行動時間によって変わります。

そのため、「標高が何mだから中厚手」と決めるのではなく、登山当日の予報と登山口・山頂付近の気温、風の強さを確認して選びましょう。

迷った場合は、厚手の一着だけで対応するよりも、薄手のフリースとシェル、休憩用の保温着を組み合わせると調整しやすくなります。

②素材で選ぶ:汗をかきやすい人は通気性を重視

フリースの多くはポリエステル素材で作られていますが、生地の厚さや編み方、起毛の形状によって、保温性や通気性が異なります。

「ポーラテック」は生地ブランド・生地群の名称であり、「マイクロフリース」や「グリッドフリース」は主に生地の構造やタイプを表す言葉です。それぞれを単純に優劣で比べるのではなく、使用目的に合うものを選びましょう。

生地タイプ 特徴 向いている人・場面
マイクロフリース 薄手で軽く、重ね着しやすい 春・秋の低山や夏の高山で使いたい人
グリッドフリース 内側の凹凸によって、保温性を保ちながら熱や湿気を逃がしやすい 汗をかきやすい人、行動中も着続けたい人
毛足の長いフリース 空気をため込みやすく、保温性が高い 低山ハイク、キャンプ、休憩時や普段着との兼用
防風性を備えたフリース 風を通しにくい一方、一般的なフリースより蒸れやすい場合がある 寒風下での軽い行動や、アウターに近い使い方をしたい人

行動量の多い登山では、保温性の高さだけでなく、汗や熱を逃がしやすいかが重要です。登りで汗をかきやすい人は、薄手のマイクロフリースやグリッドフリースを優先するとよいでしょう。

肌触りや暖かさを重視した毛足の長いフリースは、低山ハイクやキャンプには適していますが、登りでは暑く感じたり、バックパックに収納したときにかさばったりすることがあります。

③ 形状で選ぶ:初めてならフルジップが使いやすい


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フリースの形状は、温度調整のしやすさや重さに関係します。

初めて登山用フリースを購入する場合は、前面を大きく開けて換気できるフルジップタイプがおすすめです。

形状 特徴 向いている人
フルジップ 着脱しやすく、ファスナーの開閉で温度を調整しやすい 初めて購入する人、気温変化の大きい登山で使う人
ハーフジップ・プルオーバー 構造がシンプルで、軽量なモデルが多い 軽さを重視する人、着脱回数が少ない人
フード付き 頭や首を保温しやすく、風がある場面でも使いやすい 寒がりな人、ヘルメットの下やアウターと組み合わせる人
フードなし 首元がすっきりし、アウターのフードと干渉しにくい レイヤリングのしやすさを重視する人

フード付きは首まわりまで暖かくできますが、レインウェアや防寒着にもフードが付いていると、重ねたときにかさばる場合があります。

幅広いアウターと組み合わせたい場合は、スタンドカラーのフードなしタイプが使いやすいでしょう。

④ サイズで選ぶ:大きすぎないものを選ぶ

登山用フリースは、ベースレイヤーの上に着て、その上からシェルや防寒着を重ねることを想定して選びます。

体に密着しすぎると動きにくくなりますが、大きすぎるとアウターの中で生地が余り、熱や湿気を効率よく逃がしにくくなることがあります。

試着するときは、次の点を確認しましょう。

・ベースレイヤーの上に着ても肩や腕を動かしやすい
・腕を上げても裾が大きくずり上がらない
・袖口や首元から風が入りすぎない
・上からレインウェアを着ても窮屈にならない
・バックパックのウエストベルトとポケットが干渉しない

普段着と兼用する場合でも、登山で使用する予定があるなら、見た目のゆとりより重ね着のしやすさを優先するのがおすすめです。

寒がりな人・汗をかきやすい人の選び方

フリースの適切な厚さは、気温だけでなく体質や歩く速さによっても変わります。

体質・行動タイプ 選び方の目安
寒がりな人 中厚手を基本にするか、薄手フリースにシェルや保温着を組み合わせる
汗をかきやすい人 薄手やグリッドフリースを選び、フルジップでこまめに換気する
休憩時間が長い人 行動用フリースとは別に、ダウンや化繊インサレーションを持つ
ゆっくり歩く人 汗をかきにくいため、標準より保温性の高いモデルも選択肢になる

寒がりだからと厚手の防風フリースだけを選ぶと、登りで汗をかいてしまう場合があります。反対に、汗をかきやすい人が薄手だけで済ませると、休憩中に冷える可能性があります。

行動中のフリースと、風を防ぐシェル、休憩時の保温着を役割ごとに分けると、幅広い状況に対応しやすくなります。

迷ったら薄手~中厚手のフルジップを選ぶ

初めての登山用フリースとしては、次の条件を満たすものが使いやすいでしょう。

・薄手から中厚手
・フルジップ
・速乾性と通気性がある
・上からシェルを重ねられるサイズ
・コンパクトに収納できる

春・秋の低山や夏の高山など、幅広い登山で使いやすく、暑くなったときもファスナーを開けて調整できます。フリースだけで風や雨、休憩時の寒さまですべてに対応しようとせず、シェルや保温着と組み合わせることが大切です。

次の章では、薄手・中厚手・保温性重視など、特徴の異なる5ブランドとそれぞれのおすすめモデルを紹介します。


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登山用フリースのおすすめブランド5選

登山用フリースに迷ったら、まずは使用する季節や行動量に合うモデルを選びましょう。

春・秋の低山や夏の高山で使いやすい薄手タイプ、汗をかく登山に適した通気性重視タイプ、低山ハイクと普段着を兼用しやすい保温性重視タイプなど、ブランドによって得意分野が異なります。

ここでは、登山やハイキングに使いやすい5ブランドと、おすすめの代表モデルを紹介します。

モンベル(Montbell)


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初めての登山用フリースにも選びやすい日本ブランド

モンベルは、薄手から中厚手まで豊富なフリースを展開している日本のアウトドアブランドです。比較的手に取りやすい価格帯の商品が多く、初めて登山用フリースを購入する人にも向いています。

代表モデルは「シャミース ジャケット」です。薄手ながら適度な保温性があり、春・秋の低山ではアウターとして、気温が低い山ではミドルレイヤーとして使用できます。

厚さ・タイプ 薄手・フルジップ
向いている季節 春・秋の低山、夏の高山
向いている人 初めて登山用フリースを購入する人、重ね着しやすさを重視する人
注意点 風を通しやすいため、風が強い場面ではウインドシェルやレインウェアとの併用が必要

フルジップで温度調整しやすく、適度にゆとりのあるシルエットも特徴です。薄手のフリースを幅広い季節で使い回したい人に適しています。


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ザ・ノース・フェイス(The North Face)


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軽さと耐久性のバランスを重視する人におすすめ

ザ・ノース・フェイスは、登山からタウンユースまで幅広く使えるウェアを展開しているアウトドアブランドです。

代表モデルの「マウンテンバーサマイクロジャケット NL22604」は、軽量なマイクロフリースを使用した薄手タイプ。肩部分には布帛が配置され、バックパックのショルダーハーネスが接する部分の摩耗にも配慮されています。

厚さ・タイプ 薄手・マイクロフリース
向いている季節 春・秋の低山、夏の高山、冬の重ね着
向いている人 軽量性と耐久性を両立したい人、バックパックを背負う時間が長い人
注意点 薄手のため、寒い時期の休憩用防寒着としては保温力が不足する場合がある

夏の高山での防寒着から、春・秋の低山、冬のミドルレイヤーまで使いやすいのが魅力です。登山だけでなく、キャンプや普段着にも使える一着を探している人にも向いています。


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パタゴニア(Patagonia)


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行動中の通気性と保温性を両立したい人におすすめ

パタゴニアは、リサイクル素材の活用や環境への配慮でも知られるアウトドアブランドです。登山用フリースでは、行動中の通気性と保温性を重視したRシリーズが定番です。

代表モデルの「R1エア・フルジップ・フーディ」は、中空糸を使用した凹凸のあるフリース生地を採用しています。汗や熱を逃がしやすく、肌寒い環境で行動量の多い登山に向いています。

厚さ・タイプ 薄手~中厚手・通気性重視
向いている季節 春・秋、夏の高山、肌寒い時期の行動着
向いている人 汗をかきやすい人、行動中もフリースを着続けたい人
注意点 通販サイトでは並行輸入品が多く、価格が高い場合がある

フルジップで換気しやすく、細身のフードはヘルメットやアウターのフードとも重ねやすい設計です。汗をかきやすい人や、登りでフリースを着続けたい人に適しています。


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ファイントラック(finetrack)


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汗濡れや蒸れを抑えたい人におすすめ

ファイントラックは、登山中の汗処理を重視したウェアを展開する日本のアウトドアブランドです。

代表モデルの「ドラウトセンサージャケット FMM0141」は、汗を吸い上げて拡散しやすい生地を使用した春から秋向けの行動保温着です。適度な保温性を備えながら、行動中の蒸れを抑えやすくなっています。

厚さ・タイプ 中厚手・汗処理重視
向いている季節 春・夏・秋
向いている人 汗をかきやすい人、通気性と耐久性を重視する人
注意点 完全な防風ウェアではないため、強風時はシェルとの併用が必要

脇には換気しやすいリンクベントがあり、体温が上がったときに熱を逃がせるのも特徴です。汗をかきやすい人や、登りの途中で何度も脱ぎ着したくない人に向いています。


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チャムス(CHUMS)


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低山ハイクと普段着を兼用したい人におすすめ

チャムスは、カジュアルなデザインのアウトドアウェアを展開するブランドです。登山専用の高機能フリースというより、低山ハイクやキャンプ、街で使いやすい保温性重視のモデルを多くそろえています。

代表モデルの「エルモフリースフルジップパーカー」は、毛足の長いフリースを使用した保温性の高い一着です。肌寒い日の低山ハイクや、登山前後の移動、キャンプでの防寒着として使いやすくなっています。

厚さ・タイプ 厚手・保温性重視
向いている季節 秋から冬の低山、キャンプ、登山前後の移動
向いている人 低山ハイクと普段着を兼用したい人、デザインと暖かさを重視する人
注意点 行動量の多い登山では暑くなりやすく、荷物としてもかさばりやすい

一方で、薄手の登山用フリースよりも熱がこもりやすいため、汗を多くかく登りや夏山の行動着には向きません。デザインと暖かさを重視し、日常でも使いたい人に適しています。


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登山用フリースのおすすめブランド比較表

5ブランドの代表モデルを比較すると、次のようになります。

ブランド 代表モデル 厚さ・タイプ 適した使い方 特に向いている人
モンベル シャミース ジャケット 薄手 春・秋の低山、夏の高山、重ね着 価格と汎用性を重視する人
ザ・ノース・フェイス マウンテンバーサマイクロジャケット 薄手 登山、ハイキング、キャンプ 軽量性と肩部分の耐久性を重視する人
パタゴニア R1エア・フルジップ・フーディ 薄手~中厚手 行動量の多い登山、春・秋の高山 汗をかきやすく通気性を重視する人
ファイントラック ドラウトセンサージャケット 中厚手 春から秋の登山、クライミング 汗処理と耐久性を重視する人
チャムス エルモフリースフルジップパーカー 厚手 低山ハイク、キャンプ、普段着 保温性とデザインを重視する人

初めての一着として幅広く使いたいなら、モンベルやザ・ノース・フェイスの薄手モデルが選びやすいでしょう。汗をかきやすい人には、通気性を重視したパタゴニアやファイントラックが向いています。

チャムスは保温性とデザイン性に優れていますが、行動量の多い登山では暑くなりやすいため、低山ハイクやキャンプ、登山前後の防寒着として選ぶのがおすすめです。

風が強い登山ではフリースの上にシェルを重ねる

一般的なフリースは通気性が高い反面、風を通しやすい性質があります。稜線や山頂などで風が強い場合は、フリースだけで対応しようとせず、ウインドシェルやレインウェアを上に重ねましょう。

防風性の高い厚手フリースもありますが、行動中は蒸れやすくなることがあります。登山での使い回しやすさを重視するなら、「薄手または中厚手のフリース+シェル」の組み合わせが体温調整しやすくおすすめです。


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登山用フリースに関するよくある質問

Q. 登山用フリースは薄手と中厚手のどちらがおすすめですか?

A. 初めての一着なら、幅広い季節に使いやすい薄手から中厚手のフルジップタイプがおすすめです。

春・秋の低山や夏の高山では薄手、気温が低い時期や寒がりな人には中厚手が向いています。ただし、厚手になるほど行動中に蒸れやすくなるため、汗をかきやすい人は薄手を選び、上からシェルを重ねて調整するとよいでしょう。

Q. フード付きとフードなしはどちらが使いやすいですか?

A. 重ね着のしやすさを重視するなら、フードなしが使いやすいでしょう。

フード付きは頭や首を暖められますが、レインウェアや防寒着のフードと重なるとかさばることがあります。寒い時期に単体で着ることが多い人や、ヘルメットの下に着用したい人にはフード付きも適しています。

Q. 登山用フリースのサイズは大きめがよいですか?

A. 大きすぎず、ベースレイヤーの上に無理なく重ねられるサイズを選びましょう。

ゆとりがありすぎるとアウターの中で生地が余り、動きにくくなることがあります。試着時は腕を上げたり、前かがみになったりして、肩や背中がつっぱらないか確認してください。

上からレインウェアを着ても窮屈にならないことも大切です。

Q. フリースとダウンジャケットはどう使い分けますか?

A. フリースは主に行動中、ダウンジャケットは休憩時や停滞時の防寒に向いています。

フリースは通気性と速乾性が高く、汗をかく場面でも使いやすいのが特徴です。一方、ダウンは保温性に優れていますが、汗や雨で濡れると保温力が低下しやすいため、行動中よりも山頂や休憩時の防寒に適しています。

寒い時期は、行動用のフリースと休憩用のダウンを分けて用意すると安心です。

Q. フリースの上には何を着ればよいですか?

A. 風がある場合はウインドシェル、雨が予想される場合はレインウェアを重ねます。

一般的なフリースは風を通しやすいため、稜線や山頂ではフリースだけでは寒く感じることがあります。フリースの上にシェルを重ねることで、保温した空気が風で奪われるのを防げます。

気温が低い休憩時には、さらにダウンジャケットや化繊インサレーションを重ねる場合もあります。

Q. ユニクロなどの普段着用フリースで登山できますか?

A. 天候が安定した低山ハイクなどでは使用できる場合がありますが、製品の通気性、速乾性、重さを確認しましょう。

普段着用フリースの中には、保温性は高くても、汗がこもりやすいものや、収納時にかさばるものがあります。また、毛足の長いフリースは行動中に暑くなりやすいため注意が必要です。

短時間の低山ハイクでは代用できても、気温変化が大きい登山や長時間の行動には、登山向けに作られた軽量で速乾性のあるモデルが使いやすいでしょう。

Q. 登山用フリースはどのように洗濯しますか?

A. 必ず製品の洗濯表示を確認し、その指示に従って洗いましょう。

一般的にはファスナーや面ファスナーを閉じ、洗濯ネットに入れて弱い水流で洗います。ただし、使用できる洗剤や乾燥機の可否は商品によって異なります。

柔軟剤は吸汗性や通気性に影響する可能性があるため、メーカーが使用を認めているか確認してください。乾燥は直射日光や高温を避け、風通しのよい場所で行うのが基本です。

Q. 登山用フリースの買い替え時期はいつですか?

A. 次のような変化が見られた場合は、買い替えを検討する目安になります。

・生地が薄くなり、暖かさを感じにくくなった
・起毛がつぶれ、肌触りや保温性が低下した
・袖口や肩、背中の生地が大きく傷んでいる
・ファスナーが壊れ、温度調整しにくい
・洗濯してもにおいや汚れが落ちにくい

使用頻度が少なければ長く使える場合もあります。年数だけで判断せず、登山中に必要な保温性や機能が残っているかを確認してください。

Q. 登山用フリースは何枚持っておくとよいですか?

A. 最初は、よく登る季節に合う一着があれば十分です。

春・秋の低山や夏の高山が中心なら薄手、肌寒い時期の登山が多ければ中厚手が使いやすいでしょう。使用する季節が広がり、一着では対応しにくくなってから、厚さの異なるモデルを追加するのがおすすめです。

無理に複数枚をそろえるよりも、フリース、シェル、休憩用の保温着を組み合わせて調整できる装備を整えましょう。


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登山に最適なフリース選びは「機能 × 季節 × 体質」のバランスで決まる


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登山で快適に行動するためのフリースは、単なる防寒着ではなく「体温を管理する機能ウェア」です。気温や標高、風の有無、そして自分の体質に合わせて最適な一枚を選ぶことが、登山の安全性と快適性を大きく左右します。

薄手・中厚手・防風タイプといった厚さの違いはもちろん、素材(ポーラテック、グリッドフリースなど)やデザイン(フルジップ/プルオーバー)にも明確な役割があります。これらを理解して選ぶことで、登山中の汗冷え・蒸れ・重ね着の煩わしさを防ぎ、どんな環境でも安定した体温を保てます。

また、モンベルやパタゴニア、ノースフェイスなどの主要ブランドは、耐久性・通気性・軽量性といった機能の進化を続けています。“おすすめのフリース”とは、ブランドや価格で選ぶものではなく、「どのような登山をしたいか」に応じて選ぶ装備であることを意識しましょう。

ぜひこの記事を参考に、あなたのスタイルに合った「最適なフリース」を見つけてくださいね。


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