乗鞍畳平バスターミナルから剣ヶ峰へ

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 2時間40分
  • 6.3km

コースガイド

標高2700mの畳平でバスを降り、半日で3000m級の乗鞍頂上(剣ヶ峰)を往復するアプローチの良いコース
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
2時間40分
歩行距離
6.3km
最大高低差
326m
水場
畳平
トイレ
肩ノ小屋
 乗鞍スカイラインをバスで1時間余り、車窓を楽しみながら畳平へと到着。天候が良ければ北アルプスの眺望が開け、テンションが上がりますが、一気に標高差1000m以上を駆け上がると酸素濃度は20~30%減るため、急な動きには気をつけましょう。畳平駐車場から剣ヶ峰へのルートはお花畑経由と鶴ヶ池経由の二通りがあります。鶴ヶ池の脇を通る方が傾斜が緩くバスを降りてすぐはこちらのルートが体への負担が少ないです。鶴ヶ池の名前は鶴の形に似ているのがその由来で、かつては湖畔に亀甲土の模様が見られたといわれていますが今はその名残も見られません。傾斜が緩く、車両も通れる幅広の山道は肩ノ小屋まで続きます。
 左手に富士見岳、右手にお花畑や不消ヶ池を見ながら気象観測所への分岐まで来ると目指す剣ヶ峰が見え、肩ノ小屋まで少し下ります。空気が澄んで視界が良い時には遠くに富士山を望めます。肩ノ小屋への下りでは、気象観測所側の右斜面の崩壊が激しく、時には防護フェンスを乗り越える落石もあるので十分注意しましょう。一方、長野県側の眼下には乗鞍エコーラインのつづら折れの車道が見え、夏まで残る雪渓では夏スキーを楽しむ姿も見られます。
 肩ノ小屋は宿泊施設でもありますが、休憩も可能です。剣ヶ峰に向かう際は小休止をして最後のトイレもここで済ませておきましょう。乗鞍肩ノ小屋公衆トイレは緊急避難場シェルターにもなっています。
 肩ノ小屋横の広場からは、長野県側への下降路と剣ヶ峰への登山道が続きます。剣ヶ峰への道は、比較的広く両側にロープが張ってあるのでルートは分かりやすいですが、5~6月頃は一部に雪渓が残っており、場合によっては軽アイゼンの装着も必要です。
 肩ノ小屋からの歩き始めは細かい砂利のザレた道が続き、途中は岩のゴロゴロした部分もあるものの比較的歩きやすいです。ひとしきりジグザグの登山道を過ぎ、蚕玉岳までくると、火口湖の権現池のコバルトブルーに癒やされます。ここまで来れば剣ヶ峰はもう間近。頂上手前に分岐があり、左右どちらからでも頂上に進めます。分岐を左側に進んで頂上小屋経由で剣ヶ峰へと登ると、頂上直前で頂上直下の南側斜面が望め、乗鞍千町ヶ原へと続く登山道がありますが、降り口はガレ場で不明瞭です。
 やがて剣ヶ峰に到達すると乗鞍本宮の社が出迎えてくれます。夏期シーズンは小さな社殿内でお札などの販売もしています。頂上からは乗鞍岳の稜線の向こうに槍穂高連峰が見え、笠ヶ岳、白山、御嶽山と3000m級の山々の眺めを楽しむことができます。
蚕玉岳直下をかすめ、最高点の剣ヶ峰を目指す