アイミックスキャンプ場から剣ヶ峰へ

コース難易度
上級
  • 日帰り
  • 10時間45分
  • 19.3km

コースガイド

中洞権現尾根から千町尾根経由で剣ヶ峰を往復するロングコース。ルートファインディングのできるベテラン向きです
テクニック度
岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
10時間45分
歩行距離
19.3km
最大高低差
1,566m
水場
なし
トイレ
アイミックスキャンプ場
 高山市の公共バス「たかね号」で高根町阿多野郷集落まで行くと、アイミックスキャンプ場までは徒歩20分ほど。キャンプ場の中を通る林道は、谷をいくつかまたいで登山口に向かいます。アイミックスキャンプ場を過ぎてまもなく横切るのは東谷。東谷にかかる橋には林道ゲートがあります。東谷付近はカラマツ林が出迎えてくれます。のんびりと林道を歩いていくと、やがて真谷にかかる橋を渡ります。あたりはカラマツ林から杉、檜の植林が多くなっていき、林道脇の谷は徐々に深くなり木々の間からは御嶽山も見えるようになります。
 再び谷が近くなり黒谷に掛かる堰堤で水量の少ない場所で渡渉し、右岸に渡ってしばらく進むと林道終点の登山口があります。つづら折れの登山道に入ると全体的にササが濃く道が分かりにくい所もありますが、古い登山道なので踏み跡は比較的しっかりしています。斜面をトラバースするように進んでいき、やがて中洞権現尾根に出ると傾斜が緩くなり、周りの針葉樹もシラビソやツガ類にかわってきます。
 阿多野郷側の黒谷と黍生集落側の黍生谷に挟まれた中洞権現尾根は草付きが少なくなり、高度が上がるにつれ、シラビソ、コメツガ類が増え、亜高山帯の針葉樹林となります。ほどなく針葉樹林は矮小化した低木に変わり、森林限界を迎える頃、千町尾根のハイマツ帯の緑の絨毯が目に入ります。やがて道はハイマツの間を縫うように続き、岩に描かれたペンキの丸印を探しながら分岐を目指すと、ハイマツも途切れて徐々に踏み跡がはっきりしなくなってきます。そのまま傾斜の高い方へ進むとケルンや石仏、「乗鞍岳まで2km」と表示された道標があり、中洞権現に到着です。
 千町尾根からは乗鞍岳の屏風岳、大日岳が間近に望め、剣ヶ峰はそのすぐ向こうです。剣ヶ峰側に歩いていくと、尾根の右側は深い谷、左側は深いハイマツ帯です。ハイマツの中を多少ヤブ漕ぎぎみに歩くと、ほどなくガレ場のゴーロを横切ります。このゴーロは谷状になって五色ヶ原方面の沢上谷最上流部につながっています。
 このあたりから、大柄なコバイケイソウの群落をはじめ、豊富な高山植物を楽しみながら登ることができます。剣ヶ峰が近くなるとハイマツがまばらになり、砂礫地に群生するコマクサを見ることができます。剣ヶ峰直下はガレた岩場の通過になるので、浮き石や落石に十分注意して登りましょう。剣ヶ峰からは360度のパノラマを楽しむことができます。下山は往路と同じ道を戻ります。
千町尾根との分岐点にたたずむ石仏
畳石原周辺の様子。濃霧時には迷いやすため注意。
稜線を目指し、ペンキ印の残る登山道を登る