【中部】の山

竜神伝説が伝わる山で、辰年の西暦2000年に向けて本栖湖側からの登山道が整備されました。いまではエリアきっての展望と、正月前後にダイヤモンド富士が見られる頂として人気です。

ともに山名は、その昔、長者ヶ池と呼ばれた田貫湖周辺に残る炭焼き長者の伝説に由来します。山頂部から対峙する富士山西面は、大沢崩をほぼ中央に据えた迫力のある景観です。

浅間連峰の西には車坂峠から地蔵峠まで、水ノ塔山、篭ノ登山、西篭ノ登山など2200mを越える山々が連なっています。七千尺をメートル換算すると約2121mになることから、高峰温泉と山麓にある鹿沢温泉のそれぞれを起点終点に、これらの稜線を縦走するスキーコースを昭和初期の岳人たちは七千尺コースと呼んでいました。夏も色とりどりの高山植物の花々が見られ、変化に富んだ稜線歩きが楽しめるコースです。特に篭ノ登山での360度の大展望は素晴らしいです。赤ゾレは水ノ塔山と篭ノ登山の間にある崩壊地のことですが、浅間山第一外輪山の白ゾレと対照的なネーミングの通りです。

梁川駅の東側から見ると、左側に見える三角錐の山容が美しい山。西隣の高畑山と結んで歩くと充実した山行になるでしょう。

古来より尊崇された信仰の山で、山頂直下には「石」の字に割れた大岩を御神体とする石割神社が祭られています。

八ヶ峰の肩を通る知井坂は小浜街道の峠のひとつで、かつては多くの人々が知井坂を越えて若狭と京都を行き来していた。山頂からの展望が良く8ヶ国が見渡せるというのが、山名の由来である。山中の美しい自然林は｢森林浴の森日本百選｣に選定されている。

谷川連峰の西端に位置し、谷川連峰の主稜線の山々のなかではアプローチがよく、登りやすい山です。登高差はありますが、首都圏からの日帰り登山が可能です。営業小屋の平標山ノ家があるので、宿泊も可能。山頂からの展望もよく、山頂付近にはハクサンイチゲ、キンコウカなどの高山植物が多い山です。

笠取山は眺めの良さと四季を彩る広葉樹林の美しさから、訪れる人の多い山です。山頂の南西に位置する分水嶺は、荒川、富士川、多摩川の3つの流域を分け、山頂からは周囲の景色を爽快に眺めることができます。周辺は、カラマツ、ブナ、ミズナラなどの森が緑のダムとしての役割を果たし、新緑や紅葉の季節には訪れる登山者に自然の豊かな恵みを提供しています。 　多摩川の最上流一帯は山梨県に属しますが、東京都の水源林として管理されています。多摩川源流最初の一滴を落とす水干には、東京湾まで138kmを示す標識が立てられています。

上野原駅の南にあり、標高の割には小さなアップダウンがあり登りごたえのある山。