八ヶ岳南部縦走

コース難易度
上級
  • 1泊2日
  • 14時間20分
  • 20.3km

コースガイド

編笠山から硫黄岳まで南八ヶ岳を縦走。クサリ場、ハシゴのある岩稜中心のコースですが、歩くほどに迫ってくる赤岳が圧巻
テクニック度
岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
1泊2日
歩行時間
14時間20分
歩行距離
20.3km
最大高低差
1,409m
水場
赤岳鉱泉
トイレ
各小屋
 編笠山へは、観音平付近からと富士見高原からの二通りのコースがあります。どちらもカラマツ林からゆっくり登りはじめ、編笠山頂上手前は、急登になります。本コースは長いため、1泊2日で余裕をもって歩きます。
 観音平からスタート。編笠山の頂上からはこれから向かう赤岳方面が見渡せます。ハイマツの中を潜り抜けるように下り、巨石の中をペンキの目印を目安に青年小屋に至ります。青年小屋のキャンプ場から西岳方向に5分ほどで乙女の水と呼ばれる水場があります。
 青年小屋を過ぎてノロシバを過ぎると樹林帯は終わり、ガラ場や岩場の道になります。ギボシのトラバースにはクサリ場もあり、滑りやすい石に注意しながら進みましょう。
 権現小屋の前を過ぎ稜線に出ると、権現岳は南に5分ほどです。北へ向かい、わずかに下った所から源治ハシゴと呼ばれる長いハシゴを下ります。ここから先は稜線の西側に道がつけられています。旭岳頂上へは、縦走路から分岐して数分で登れます。旭岳を過ぎ樹林帯の中を進みます。平らな砂地の開けたツルネに着きます。赤岳へのルートが正面に見えるので、よく確認しておきましょう。
 緩やかな尾根をしばらく歩けば、キレット小屋分岐です。尾根通しは灌木が茂って歩きにくくなっていますが、そのまま進めば小屋からの道と合流します。東側にわずか下った山腹にキレット小屋があります。小屋下のキャンプ場脇の沢に水場がありますが、夏の早い時期に涸れてしまうこともあるので、注意が必要です。
 キレット小屋を過ぎると今回の縦走路で一番緊張の連続する箇所です。赤い脆いルンゼ状の岩場につけられたルートを白ペンキに導かれながら、落石を起こさないよう慎重に登ります。ルンゼ状が終わると滑りやすいスラブ状の岩場からハシゴ場・クサリ場が続き、尾根の東側と西側を行き来する若干複雑なルートになりますが、ペンキや踏み跡を確認しながら進みます。少し尾根が広くなったところで真教寺尾根との分岐です。
 さらに進んで竜頭峰基部の巻き道の分岐を過ぎ、竜頭峰直下のクサリ場をトラバースするように越えると文三郎尾根から上がってきた道と合流し、赤岳南峰にようやく到着します。
 この先赤岳から硫黄岳、美濃戸口へは、美濃戸から赤岳・横岳・硫黄岳へ(コースガイド)を参照してください。
ツルネから赤岳を望む
編笠山と青年小屋。
キレットから旭岳、ギボシの稜線を望む。
権現小屋