【和歌山県】の登山コースガイド
和歌山県
検索結果11件中
1-11件
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女人道
- 日帰り
- 6時間30分
- 15.4km
女人道
- 日帰り
- 6時間30分
- 15.4km
女人堂バス停下車。バス停前の不動坂口女人堂は、高野七口の中で、現存する唯一の女人堂です。まずは弁天岳に登ったのち、高野山の表玄関口、高野山大門に下ります。車道を横切り、お助け地蔵参道経由で相の浦口女人堂跡へ。谷を渡ると、背後から弁天岳がせり上がり、伐採地の上水峠に到着します。しばらく緩やかな起伏が続き、ろくろ峠の大滝口女人堂跡に下ります。小辺路ルートの林道を右に進み、薄峠手前の分岐を左下へ。やがて、今なお厳しい修行が続けているという円通律寺参道に出ます。参道を右へ、次の分岐を左に登って、大峰口女人堂跡の弥勒峠へ。緩やかな起伏の尾根道が続いた後、急斜面を下ると、中の橋駐車場に降り立ちます。ここで車道を摩尼トンネル方面に進み、トンネル手前の山道を左に登り、摩尼峠経由で奥の院峠を目指します。奥の院峠を直進、これより高野三山で呼ばれる摩尼山、楊柳山、転軸山を登ることになります(高野三山(コースガイド)参照)。高野山森林公園から鴬谷の集落を抜け黒河口女人堂跡へ。すぐの路地を右に入り、女人堂バス停に帰り着きます。女人堂バス停下車。バス停前の不動坂口女人堂は、高野七口の中で、現存する唯一の女人堂です。まずは弁天岳に登ったのち、高野山の表玄関口、高野山大門に下ります。車道を横切り、お助け地蔵参道経由で相の浦口女人堂跡へ。谷を渡ると、背後から弁天岳がせり上がり、伐採地の上水峠に到着します。しばらく緩やかな起伏が続き、ろくろ峠の大滝口女人堂跡に下ります。小辺路ルートの林道を右に進み、薄峠手前の分岐を左下へ。やがて、今なお厳しい修行が続けているという円通律寺参道に出ます。参道を右へ、次の分岐を左に登って、大峰口女人堂跡の弥勒峠へ。緩やかな起伏の尾根道が続いた後、急斜面を下ると、中の橋駐車場に降り立ちます。ここで車道を摩尼トンネル方面に進み、トンネル手前の山道を左に登り、摩尼峠経由で奥の院峠を目指します。奥の院峠を直進、これより高野三山で呼ばれる摩尼山、楊柳山、転軸山を登ることになります(高野三山(コースガイド)参照)。高野山森林公園から鴬谷の集落を抜け黒河口女人堂跡へ。すぐの路地を右に入り、女人堂バス停に帰り着きます。 -
高野三山
- 日帰り
- 3時間20分
- 8km
高野三山
- 日帰り
- 3時間20分
- 8km
奥の院前バス停下車。中の橋参道から奥の院参道を経て、御廟橋へ。水向地蔵脇に高野三山巡りの石碑があり、ここから高野三山巡りをスタートします。石碑の指し示す方向に従って、谷沿いの道を奥の院峠へ。左右の道が女人道で、左にとって高野三山の一山目の摩尼山山頂を目指します。如意宝珠が祀られる摩尼山を後に、緩やかな起伏が続く女人道をたどります。黒河峠を直進、急斜面を登り切ると高野三山最高峰の楊柳山に到着します。 なおも女人道を進み、北西尾根を一気に下って子継峠へ。右の道は豊臣秀吉が馬で駆け下ったとされる黒河道で、ここでは左の広谷沿いの道を下ります。一本松分岐で車道を横断、三山目の転軸山を目指します。やがて弥勒菩薩が祀られる転軸山に到着。南から西尾根を急下降、シャクナゲ園を経て中之橋霊園へ。霊園内の管理棟前を通り抜け、奥の院参道から中の橋を経て奥の院前バス停に戻ります。奥の院前バス停下車。中の橋参道から奥の院参道を経て、御廟橋へ。水向地蔵脇に高野三山巡りの石碑があり、ここから高野三山巡りをスタートします。石碑の指し示す方向に従って、谷沿いの道を奥の院峠へ。左右の道が女人道で、左にとって高野三山の一山目の摩尼山山頂を目指します。如意宝珠が祀られる摩尼山を後に、緩やかな起伏が続く女人道をたどります。黒河峠を直進、急斜面を登り切ると高野三山最高峰の楊柳山に到着します。 なおも女人道を進み、北西尾根を一気に下って子継峠へ。右の道は豊臣秀吉が馬で駆け下ったとされる黒河道で、ここでは左の広谷沿いの道を下ります。一本松分岐で車道を横断、三山目の転軸山を目指します。やがて弥勒菩薩が祀られる転軸山に到着。南から西尾根を急下降、シャクナゲ園を経て中之橋霊園へ。霊園内の管理棟前を通り抜け、奥の院参道から中の橋を経て奥の院前バス停に戻ります。 -
高野山発見の道
- 日帰り
- 7時間50分
- 19.2km
高野山発見の道
- 日帰り
- 7時間50分
- 19.2km
星のくにバス停から国道を北にとって、すぐの三差路を右上へ。天辻峠に出て、一気に登って大日山に登ります。大日山を後に、稜線道を西に下り、送電鉄塔下へ。行者山、唐笠山を眺めた後、急坂を下って、舗装林道の出屋敷峠を横切ります。白石山、松村山、セト山と緩やかな起伏が続き、紀和峠へ。周辺は、春にはミツバツツジの花回廊となります。紀和峠を急登して、高塚、スナダラリ峠、城本山、牛のタワ、鐘割峠へと、しばらく小さなアップダウンが続きます。 やがて大峰主稜線の眺望が左手に開け、舗装道と合流、すぐに高野山と野迫川村との車道分岐の天狗木峠に到着します。斜め左の登山道を陣ヶ峰へ。祠の前を左にとると陣ヶ峰山頂に着きます。樹林のすき間越しに高野の峰々を望むことができます。祠前に戻り、西尾根の踏み跡の薄い道を一気に下って、車道に下ります。桜峠を経て奥の院前バス停に向かいます。星のくにバス停から国道を北にとって、すぐの三差路を右上へ。天辻峠に出て、一気に登って大日山に登ります。大日山を後に、稜線道を西に下り、送電鉄塔下へ。行者山、唐笠山を眺めた後、急坂を下って、舗装林道の出屋敷峠を横切ります。白石山、松村山、セト山と緩やかな起伏が続き、紀和峠へ。周辺は、春にはミツバツツジの花回廊となります。紀和峠を急登して、高塚、スナダラリ峠、城本山、牛のタワ、鐘割峠へと、しばらく小さなアップダウンが続きます。 やがて大峰主稜線の眺望が左手に開け、舗装道と合流、すぐに高野山と野迫川村との車道分岐の天狗木峠に到着します。斜め左の登山道を陣ヶ峰へ。祠の前を左にとると陣ヶ峰山頂に着きます。樹林のすき間越しに高野の峰々を望むことができます。祠前に戻り、西尾根の踏み跡の薄い道を一気に下って、車道に下ります。桜峠を経て奥の院前バス停に向かいます。 -
護摩壇山・龍神岳
- 日帰り
- 4時間30分
- 11.6km
護摩壇山・龍神岳
- 日帰り
- 4時間30分
- 11.6km
護摩壇山バス停より、ごまさんスカイタワーの左横から遊歩道をスタートします。緩やかに高度を上げ、護摩壇山山頂へ。護摩壇山は源平屋島の戦いに敗れ、この地に逃れてきた平清盛の孫、平維盛が護摩を焚いて平家の行く末を占った山と伝えられています。展望が得られないため、東隣の龍神岳、耳取山まで足をのばします。龍神岳山頂からは、西に護摩壇山、南に鉾尖岳・崖又山の大パノラマが広がっています。さらに東に進み、林道を横断、耳取山へ。こちらは樹林に囲まれ、展望は期待できません。 護摩壇山山頂に戻り、南尾根を下ってブナ原生林の散策を楽しみます。高野龍神スカイラインを横断、ワイルドライフの森遊歩道へ。シロヤシオ・ヤマツツジの森を満喫。車道に下ってから六里ヶ峯分岐へ。ここを左にとって、護摩壇山森林公園ワイルドライフへ。広い芝地でひと休憩のち、再び遊歩道へ。五百原谷源流のモミ、ツガ、トチノキの森を抜け、護摩壇山バス停に戻ります。護摩壇山バス停より、ごまさんスカイタワーの左横から遊歩道をスタートします。緩やかに高度を上げ、護摩壇山山頂へ。護摩壇山は源平屋島の戦いに敗れ、この地に逃れてきた平清盛の孫、平維盛が護摩を焚いて平家の行く末を占った山と伝えられています。展望が得られないため、東隣の龍神岳、耳取山まで足をのばします。龍神岳山頂からは、西に護摩壇山、南に鉾尖岳・崖又山の大パノラマが広がっています。さらに東に進み、林道を横断、耳取山へ。こちらは樹林に囲まれ、展望は期待できません。 護摩壇山山頂に戻り、南尾根を下ってブナ原生林の散策を楽しみます。高野龍神スカイラインを横断、ワイルドライフの森遊歩道へ。シロヤシオ・ヤマツツジの森を満喫。車道に下ってから六里ヶ峯分岐へ。ここを左にとって、護摩壇山森林公園ワイルドライフへ。広い芝地でひと休憩のち、再び遊歩道へ。五百原谷源流のモミ、ツガ、トチノキの森を抜け、護摩壇山バス停に戻ります。 -
果無山脈縦走
- 1泊2日
- 11時間10分
- 22.7km
果無山脈縦走
- 1泊2日
- 11時間10分
- 22.7km
【1日目】 ヤマセミ温泉バス停から右手にヤマセミ温泉館を見送り、小森の集落へ。最奥の民家脇から果無越えの古道に入ります。果無越えは大塔宮こと護良親王が切目から十津川に向けて逃走した経路と伝えられています。一気に高度を上げ、主稜線の道を左へ。しばらくして和田の森に到着します。左手に林道が並行する縦走路が続きます。展望の良い伐採地を通過、まずはツツジ・松が茂る安堵山へ。護良親王が逃走に際し、ここまで登れば誰も追撃して来ないだろうと安堵したという故事が、その名の由来と伝えられています。 安堵山を後に、なおも縦走路を東へ。林道と出合った後、すぐに右手からスーパー林道龍神本宮線が合流します。左上の展望台からは、重畳と波打つ大塔山脈の眺望が開けており、これより詩情漂うブナ原生林の縦走路に入ります。 黒尾山を越えると、樹林のすき間から冷水山へと連なる山稜が開けてきます。主稜線を登り返し、冷水山山頂へ。春、シロヤシオの花が群生する山頂で、北側に展望が開けています。 山頂を後に、主稜線を東へ。ブナ・ヒメシャラ原生林の道をカヤノダン・公門の崩と進みます。北に進路を変えると、大峰の山稜が開けてきます。しばらく緩やかな起伏の縦走路を進みます。ブナの平と呼ばれるブナの原生林を左手に見送ると、ブナの平の峰に到着します。南側足元に八木尾谷の樹海が広がり、その向こうに、熊野川が薄く霞んでいます。今夜はこの付近で、テントを設営します。 【2日目】 ブナの平の峰を後に主稜線を東へ、春の新緑、秋の紅葉のプロムナードを楽しみます。石地力山山頂からは、果無山脈主稜線をはじめ、大峰山系の眺望が開けています。果無峠は熊野古道の小辺路が通る峠で、第17番の観音石仏が祀られています。右は熊野本宮大社方面ですが、ここでは左の十津川温泉方面に下ります。第18番観音石仏の先で大峰山脈の展望が開けています。 なおも下ると石仏三体を祀る観音堂に迎えられます。観音石仏に導かれながら、天空の郷、果無集落に下ります。急勾配の石畳を下って、二津野ダム湖畔へ。左にとって柳本の吊橋を渡り、トンネルを抜けるとホテル昴バス停はすぐです。【1日目】 ヤマセミ温泉バス停から右手にヤマセミ温泉館を見送り、小森の集落へ。最奥の民家脇から果無越えの古道に入ります。果無越えは大塔宮こと護良親王が切目から十津川に向けて逃走した経路と伝えられています。一気に高度を上げ、主稜線の道を左へ。しばらくして和田の森に到着します。左手に林道が並行する縦走路が続きます。展望の良い伐採地を通過、まずはツツジ・松が茂る安堵山へ。護良親王が逃走に際し、ここまで登れば誰も追撃して来ないだろうと安堵したという故事が、その名の由来と伝えられています。 安堵山を後に、なおも縦走路を東へ。林道と出合った後、すぐに右手からスーパー林道龍神本宮線が合流します。左上の展望台からは、重畳と波打つ大塔山脈の眺望が開けており、これより詩情漂うブナ原生林の縦走路に入ります。 黒尾山を越えると、樹林のすき間から冷水山へと連なる山稜が開けてきます。主稜線を登り返し、冷水山山頂へ。春、シロヤシオの花が群生する山頂で、北側に展望が開けています。 山頂を後に、主稜線を東へ。ブナ・ヒメシャラ原生林の道をカヤノダン・公門の崩と進みます。北に進路を変えると、大峰の山稜が開けてきます。しばらく緩やかな起伏の縦走路を進みます。ブナの平と呼ばれるブナの原生林を左手に見送ると、ブナの平の峰に到着します。南側足元に八木尾谷の樹海が広がり、その向こうに、熊野川が薄く霞んでいます。今夜はこの付近で、テントを設営します。 【2日目】 ブナの平の峰を後に主稜線を東へ、春の新緑、秋の紅葉のプロムナードを楽しみます。石地力山山頂からは、果無山脈主稜線をはじめ、大峰山系の眺望が開けています。果無峠は熊野古道の小辺路が通る峠で、第17番の観音石仏が祀られています。右は熊野本宮大社方面ですが、ここでは左の十津川温泉方面に下ります。第18番観音石仏の先で大峰山脈の展望が開けています。 なおも下ると石仏三体を祀る観音堂に迎えられます。観音石仏に導かれながら、天空の郷、果無集落に下ります。急勾配の石畳を下って、二津野ダム湖畔へ。左にとって柳本の吊橋を渡り、トンネルを抜けるとホテル昴バス停はすぐです。 -
八郎峠越え
- 日帰り
- 3時間55分
- 12.4km
八郎峠越え
- 日帰り
- 3時間55分
- 12.4km
大辺路には、古道が2ルート存在している箇所があります。清水峠、休平峠の海岸沿いのルート。そして、八郎峠の山側のルートです。諸説あるものの、海岸沿いのルートが「官道」で、浸水や風雨により、通行できなかったときには、山側の八郎峠ルートが大辺路の機能を果たしたものと考えられています。 紀伊田原駅から国道42号に出て、堂道橋手前を左折、次の三差路を右にとります。正法寺を過ぎてすぐ、斜め右の古道へ。民家が途切れた頃大辺路入口から左上、八郎峠越えの古道に入ります。緩やかに高度を上げると岩稜まじりの道となり、山腹を左にトラバース、八郎峠を右に登って八郎山山頂へ。熊野詣での人々が、この八郎山に登ったかは定かではないものの、熊野灘を望む360度の絶景に心を癒されたのではないでしょうか。 帰路は、八郎峠を右にトラバース、野葉の木の峠を下ります。左に地蔵尊を見て、農道を直進、T字路を右にとって、太地駅へと向かいます。大辺路には、古道が2ルート存在している箇所があります。清水峠、休平峠の海岸沿いのルート。そして、八郎峠の山側のルートです。諸説あるものの、海岸沿いのルートが「官道」で、浸水や風雨により、通行できなかったときには、山側の八郎峠ルートが大辺路の機能を果たしたものと考えられています。 紀伊田原駅から国道42号に出て、堂道橋手前を左折、次の三差路を右にとります。正法寺を過ぎてすぐ、斜め右の古道へ。民家が途切れた頃大辺路入口から左上、八郎峠越えの古道に入ります。緩やかに高度を上げると岩稜まじりの道となり、山腹を左にトラバース、八郎峠を右に登って八郎山山頂へ。熊野詣での人々が、この八郎山に登ったかは定かではないものの、熊野灘を望む360度の絶景に心を癒されたのではないでしょうか。 帰路は、八郎峠を右にトラバース、野葉の木の峠を下ります。左に地蔵尊を見て、農道を直進、T字路を右にとって、太地駅へと向かいます。 -
くしがきの里と南葛城山を巡る
- 日帰り
- 3時間35分
- 8.6km
くしがきの里と南葛城山を巡る
- 日帰り
- 3時間35分
- 8.6km
JR笠田駅前からかつらぎ町デマンド型乗合タクシー(平日のみ運行、事前要予約)に乗って、東谷へ向かいます。本数が少ないので、できれば朝一番の便に乗りましょう。秋になると東谷停留所周辺は「四郷串柿の里」の風景が眺められます。堀越観音への道を歩くと、斜面沿いに串柿を干す台がずらりと並び、串柿が秋の山肌を美しい朱色に染めます。 一面の串柿を眺めながら堀越観音へ向かっておよそ1時間弱歩くと、南葛城山登山口に出ます。堀越観音のすぐ近くに公衆トイレがあり、その脇の階段を上ると燈明岳展望台があります。往復しても1時間ほどですので、足を延ばしてみるのもいいでしょう。 堀越観音から30分ほど歩くと、蔵王峠に着きます。蔵王峠からは舗装路を離れ南葛城山へ取り付きます。ここから桃ノ木ダオまでの登山道は、モトクロスバイクが時折走り抜けていくので注意が必要です。野谷ノ峰まで登ると、抜ける風が心地よい林の尾根に出ます。ここで休憩するのもいいでしょう。息を整えた後は、桃ノ木ダオまでゆっくりと歩きます。桃ノ木ダオでは4方向へ分岐していますが、目の前に広がる南葛城山を目指します。ここまでくると山頂までは30分ほど。山頂には展望こそありませんが、切り開かれた広場があり、広大な笹原に杉の大木がそびえる様子はとてもさわやかです。 下山は、バス便の多い滝畑ダムに向かう場合、ノゾキ平までの関電道に歩きにくい箇所もありますが、そこからは林間歩道分岐、中ノ茶屋橋、どちらに向かっても植林地に囲まれた登山道です。滝畑ダムまで時間に差はありませんが、林間歩道分岐までの道はやや急坂で階段が多く、中ノ茶屋橋に下った場合、そこから滝畑ダムまでは舗装路となります。 串柿の里へ戻る場合、往路を辿ってもいいのですが、読図ができる方なら、野谷ノ峰から笹藪の中を尾根沿いに下山してもいいでしょう。往路のような騒々しさのない静寂な尾根道は、ところどころ不明瞭になりますが、基本的に同じ磁方位(南西約230度:偏角含む)の尾根に沿って歩きます。ピークを巻く所もありますが、方位を確認しながら進めば、道そのものが危険というわけではありません。蔵王峠から先は来た道を辿ります。 帰りの便まで時間があるようでしたら、道の駅「くしがきの里」まで歩くのもおすすめです。東谷から40分ほどの上広口停留所まで下ると、目の前にあります。乗合タクシーの時刻を確認し、かつらぎの里の農産物や特産品をおみやげとして購入したり、休憩を取ったりするのもいいでしょう。JR笠田駅前からかつらぎ町デマンド型乗合タクシー(平日のみ運行、事前要予約)に乗って、東谷へ向かいます。本数が少ないので、できれば朝一番の便に乗りましょう。秋になると東谷停留所周辺は「四郷串柿の里」の風景が眺められます。堀越観音への道を歩くと、斜面沿いに串柿を干す台がずらりと並び、串柿が秋の山肌を美しい朱色に染めます。 一面の串柿を眺めながら堀越観音へ向かっておよそ1時間弱歩くと、南葛城山登山口に出ます。堀越観音のすぐ近くに公衆トイレがあり、その脇の階段を上ると燈明岳展望台があります。往復しても1時間ほどですので、足を延ばしてみるのもいいでしょう。 堀越観音から30分ほど歩くと、蔵王峠に着きます。蔵王峠からは舗装路を離れ南葛城山へ取り付きます。ここから桃ノ木ダオまでの登山道は、モトクロスバイクが時折走り抜けていくので注意が必要です。野谷ノ峰まで登ると、抜ける風が心地よい林の尾根に出ます。ここで休憩するのもいいでしょう。息を整えた後は、桃ノ木ダオまでゆっくりと歩きます。桃ノ木ダオでは4方向へ分岐していますが、目の前に広がる南葛城山を目指します。ここまでくると山頂までは30分ほど。山頂には展望こそありませんが、切り開かれた広場があり、広大な笹原に杉の大木がそびえる様子はとてもさわやかです。 下山は、バス便の多い滝畑ダムに向かう場合、ノゾキ平までの関電道に歩きにくい箇所もありますが、そこからは林間歩道分岐、中ノ茶屋橋、どちらに向かっても植林地に囲まれた登山道です。滝畑ダムまで時間に差はありませんが、林間歩道分岐までの道はやや急坂で階段が多く、中ノ茶屋橋に下った場合、そこから滝畑ダムまでは舗装路となります。 串柿の里へ戻る場合、往路を辿ってもいいのですが、読図ができる方なら、野谷ノ峰から笹藪の中を尾根沿いに下山してもいいでしょう。往路のような騒々しさのない静寂な尾根道は、ところどころ不明瞭になりますが、基本的に同じ磁方位(南西約230度:偏角含む)の尾根に沿って歩きます。ピークを巻く所もありますが、方位を確認しながら進めば、道そのものが危険というわけではありません。蔵王峠から先は来た道を辿ります。 帰りの便まで時間があるようでしたら、道の駅「くしがきの里」まで歩くのもおすすめです。東谷から40分ほどの上広口停留所まで下ると、目の前にあります。乗合タクシーの時刻を確認し、かつらぎの里の農産物や特産品をおみやげとして購入したり、休憩を取ったりするのもいいでしょう。 -
槇尾山から和泉葛城山へ
- 日帰り
- 4時間30分
- 12.3km
槇尾山から和泉葛城山へ
- 日帰り
- 4時間30分
- 12.3km
槇尾山は西国四番札所・施福寺を中心に、モミジや桜の多い自然林の宝庫として有名です。南の三国山までは三番札所粉河寺を結ぶ巡礼古道で、桧原越とも称される植生と樹相が豊かな長い尾根道です。十五丁石地蔵や千本杉峠を経て、航空路監視レーダーや電波塔がある三国山に到着します。三角点は合流してきた林道の裏手にありますが、展望はありません。 車道を進み、昔の遍路の賑わいを茶所跡の石碑にしのぶ七越峠、経塚山への分岐を経て鍋谷峠へと至ります。 大石ヶ峰周辺はヤブや枝道に注意しながら樹林帯を進みます。岩雄山への難ルートを分け、和泉葛城山1等三角点に到達します。近くで南北からの林道と紀泉高原スカイラインが合流し、ライダーやマイカーで賑わい、一気に開放的になります。 和泉葛城山山頂の一角には巨石造りの葛城神社と龍王神社が背中合わせに鎮座しています。西側へ進むと円筒形の展望台、大阪平野や淡路島が近くに眺められ、目を転じれば大峰山まで遠望できます。 山頂の北側斜面にはブナの天然林が広がります。このブナ林は本州の南限に近く、龍王社の社寺林として伐採を禁じられ、都市近郊にも関わらず近代まで奇跡的に残っていたという理由で、1923(大正12)年に国指定天然記念物に指定されました。秋には見事に黄葉する貴重な木々を回廊で巡ります。槇尾山は西国四番札所・施福寺を中心に、モミジや桜の多い自然林の宝庫として有名です。南の三国山までは三番札所粉河寺を結ぶ巡礼古道で、桧原越とも称される植生と樹相が豊かな長い尾根道です。十五丁石地蔵や千本杉峠を経て、航空路監視レーダーや電波塔がある三国山に到着します。三角点は合流してきた林道の裏手にありますが、展望はありません。 車道を進み、昔の遍路の賑わいを茶所跡の石碑にしのぶ七越峠、経塚山への分岐を経て鍋谷峠へと至ります。 大石ヶ峰周辺はヤブや枝道に注意しながら樹林帯を進みます。岩雄山への難ルートを分け、和泉葛城山1等三角点に到達します。近くで南北からの林道と紀泉高原スカイラインが合流し、ライダーやマイカーで賑わい、一気に開放的になります。 和泉葛城山山頂の一角には巨石造りの葛城神社と龍王神社が背中合わせに鎮座しています。西側へ進むと円筒形の展望台、大阪平野や淡路島が近くに眺められ、目を転じれば大峰山まで遠望できます。 山頂の北側斜面にはブナの天然林が広がります。このブナ林は本州の南限に近く、龍王社の社寺林として伐採を禁じられ、都市近郊にも関わらず近代まで奇跡的に残っていたという理由で、1923(大正12)年に国指定天然記念物に指定されました。秋には見事に黄葉する貴重な木々を回廊で巡ります。 -
犬鳴山温泉から犬鳴山(天狗岳)へ
- 日帰り
- 3時間40分
- 4.4km
犬鳴山温泉から犬鳴山(天狗岳)へ
- 日帰り
- 3時間40分
- 4.4km
犬鳴山は不動谷渓谷の両岸に広がる七宝瀧寺の山号であり、犬鳴山という山頂はなく、渓谷を囲むように山々が鎮座しています。 古くは犬鳴山を含む金剛・和泉山系全体を「葛城」と呼び、その中でも犬鳴山は西の行場、東の行場を持つ葛城二十八宿修験道の根本道場です。JRと南海線から路線バスで犬鳴山バス停で下車、温泉街を抜けてすぐに不動谷渓谷を進みます。涼しげな遊歩道を大黒天岩や義犬の墓に足を止めながら、40分ほどで七宝瀧寺へ。不動明王像の横から登山道に入ります。樹林帯のつづら折りの急坂は踏み跡が明瞭で、童子を確認しながら分岐点まで登ればひと息つきます。右に折れて鳥居のある奥の院、ほどなくして経塚権現山に至ります。周囲に小ピークが連なる林の中、最後はロープの張られた急坂を登りつめると、天狗像が鎮座する天狗岳に到着します。山頂は展望は望めないものの、古来からの修験者に思いをはせてみるのも一興です。犬鳴山は不動谷渓谷の両岸に広がる七宝瀧寺の山号であり、犬鳴山という山頂はなく、渓谷を囲むように山々が鎮座しています。 古くは犬鳴山を含む金剛・和泉山系全体を「葛城」と呼び、その中でも犬鳴山は西の行場、東の行場を持つ葛城二十八宿修験道の根本道場です。JRと南海線から路線バスで犬鳴山バス停で下車、温泉街を抜けてすぐに不動谷渓谷を進みます。涼しげな遊歩道を大黒天岩や義犬の墓に足を止めながら、40分ほどで七宝瀧寺へ。不動明王像の横から登山道に入ります。樹林帯のつづら折りの急坂は踏み跡が明瞭で、童子を確認しながら分岐点まで登ればひと息つきます。右に折れて鳥居のある奥の院、ほどなくして経塚権現山に至ります。周囲に小ピークが連なる林の中、最後はロープの張られた急坂を登りつめると、天狗像が鎮座する天狗岳に到着します。山頂は展望は望めないものの、古来からの修験者に思いをはせてみるのも一興です。 -
山中渓駅から雲山峰、俎石山・大福山へ
- 日帰り
- 6時間20分
- 15.8km
山中渓駅から雲山峰、俎石山・大福山へ
- 日帰り
- 6時間20分
- 15.8km
JR山中渓駅から縦走路の起点となる第一パノラマ展望台までは、銀ノ峰パノラマコースを経て約1時間。第二展望台を経由して比較的緩やかに登ると約70分です。展望台で汗をぬぐい、六甲の山並みや遠く明石海峡大橋などの景観を見てひと息ついたら、自然林に包まれた心地よい縦走路の始まりです。四ノ谷山をやり過ごして45分ほど歩くと、南側に連なった山並が見通せる露岩帯に出ます。今までとは雰囲気が変わり、抜ける風までが異なった香りを運んできます。 さらに進むと、北側に絶景ポイントがあります。大阪湾側の景色は、ここでいったん見納めとなります。そこから約15分、最後の急坂を登れば雲山峰山頂に出ます。三角点は山道の脇にあります。ここでお弁当など広げてもいいのですが、紀ノ川の景色を道連れに25分ほど下れば、和歌山県側の景観が一望できる広場がありますので、そこまで足を延ばしてはいかがでしょう。地蔵山分岐から紀伊駅方面に2〜3分ほどの場所に展望広場があり、その先に東屋があります。さて、展望広場から地蔵山分岐まで戻り、井関峠を目指す道中ではヤマモモやクリなどを記した銘板が楽しみを増してくれます。樹林帯を抜け、尾根から逸れるとまもなく井関峠。 今までの開放的な景色と違い、ひっそりとした山間の趣。足を休めていると、野鳥のさえずりに心が和みます。 ここから大福山までは約40分、ぜひ籤法ヶ嶽東峰、籤法ヶ嶽双方にも立ち寄りましょう。それぞれの山頂からは、異なった切り絵のような眺望が楽しめます。鉄塔を過ぎ、ひと登りすれば大福山。役行者葛城修験二十八宿の第三経塚跡が大切に祀られています。広い山頂にはベンチや机が配置され、眺望を楽しみながら木陰でくつろげます。和歌山県側の景色に別れを告げ、大阪府下で唯一、1等三角点を持つ俎石山を目指して北に向かいます。約15分で着く山頂は眺望こそありませんが、落ち着いた佇まいで静かな雰囲気を醸しています。その先にある展望所で、久々に眺める大阪湾の風景を楽しめば、ここから南海箱作駅まではあとひと踏ん張り。照葉樹林帯を尾根伝いに東進して徐々に高度を下げ、尾根から逸れて大きく進路を北に変えると、深い森の中へと道が誘います。林道に突き当たれば、そこから飯ノ峯川に沿いに、苔むしたコンクリート道をスリップに注意しながら下ります。15分ほど歩くと、大きな陸橋が横切っています。その陸橋を渡ると、桃の木台7丁目バス停(南海ウイングバス、電話:072-467-0601、1時間1〜3便運行)までは約10分。陸橋を渡らず先に進み、川に沿った遊歩道約40分で、東屋のある親水公園に到着です。箱作駅までは指呼の間。電車の時間までゆっくりと過ごし、一日を振り返るのも良いでしょう。JR山中渓駅から縦走路の起点となる第一パノラマ展望台までは、銀ノ峰パノラマコースを経て約1時間。第二展望台を経由して比較的緩やかに登ると約70分です。展望台で汗をぬぐい、六甲の山並みや遠く明石海峡大橋などの景観を見てひと息ついたら、自然林に包まれた心地よい縦走路の始まりです。四ノ谷山をやり過ごして45分ほど歩くと、南側に連なった山並が見通せる露岩帯に出ます。今までとは雰囲気が変わり、抜ける風までが異なった香りを運んできます。 さらに進むと、北側に絶景ポイントがあります。大阪湾側の景色は、ここでいったん見納めとなります。そこから約15分、最後の急坂を登れば雲山峰山頂に出ます。三角点は山道の脇にあります。ここでお弁当など広げてもいいのですが、紀ノ川の景色を道連れに25分ほど下れば、和歌山県側の景観が一望できる広場がありますので、そこまで足を延ばしてはいかがでしょう。地蔵山分岐から紀伊駅方面に2〜3分ほどの場所に展望広場があり、その先に東屋があります。さて、展望広場から地蔵山分岐まで戻り、井関峠を目指す道中ではヤマモモやクリなどを記した銘板が楽しみを増してくれます。樹林帯を抜け、尾根から逸れるとまもなく井関峠。 今までの開放的な景色と違い、ひっそりとした山間の趣。足を休めていると、野鳥のさえずりに心が和みます。 ここから大福山までは約40分、ぜひ籤法ヶ嶽東峰、籤法ヶ嶽双方にも立ち寄りましょう。それぞれの山頂からは、異なった切り絵のような眺望が楽しめます。鉄塔を過ぎ、ひと登りすれば大福山。役行者葛城修験二十八宿の第三経塚跡が大切に祀られています。広い山頂にはベンチや机が配置され、眺望を楽しみながら木陰でくつろげます。和歌山県側の景色に別れを告げ、大阪府下で唯一、1等三角点を持つ俎石山を目指して北に向かいます。約15分で着く山頂は眺望こそありませんが、落ち着いた佇まいで静かな雰囲気を醸しています。その先にある展望所で、久々に眺める大阪湾の風景を楽しめば、ここから南海箱作駅まではあとひと踏ん張り。照葉樹林帯を尾根伝いに東進して徐々に高度を下げ、尾根から逸れて大きく進路を北に変えると、深い森の中へと道が誘います。林道に突き当たれば、そこから飯ノ峯川に沿いに、苔むしたコンクリート道をスリップに注意しながら下ります。15分ほど歩くと、大きな陸橋が横切っています。その陸橋を渡ると、桃の木台7丁目バス停(南海ウイングバス、電話:072-467-0601、1時間1〜3便運行)までは約10分。陸橋を渡らず先に進み、川に沿った遊歩道約40分で、東屋のある親水公園に到着です。箱作駅までは指呼の間。電車の時間までゆっくりと過ごし、一日を振り返るのも良いでしょう。 -
紀伊駅から展望広場を経て六十谷駅へ
- 日帰り
- 3時間50分
- 9.9km
紀伊駅から展望広場を経て六十谷駅へ
- 日帰り
- 3時間50分
- 9.9km
JR紀伊駅前の通りに出て、西側(和歌山寄り)にある右斜めに入る路地を進み、最初の三叉路を右折。道なりに進み、阪和道のトンネル先にあるスロープを上がって、さらにトンネルをくぐると、ようやく登山口のフェンスが現れます。最初は薄暗い竹藪の急登で、晴れた日でも不安になりますが、すぐに開けた場所に出るので頑張りましょう。その後は傾斜も緩みますが、苔むした岩や覆いかぶさるシダ、細く切れ落ちた箇所などが現れるので、滑らないように注意が必要です。木立の隙間から時折望む景観に思いを馳せながら30分ほど歩くと、山側(左)に三角点入り口を示す札があります。中級者以上の方なら3分ほどで辿れますが、初心者には不向きですので立ち入らないようにしましょう。ほどなく高圧線をくぐる辺りで振り返ると、田園や紀の川が眼下に広がり、登ってきた高さが実感できます。その後、落合方面の分岐、四ツ池道へショートカットする分岐を過ぎると、四ツ池道との三差路に着きます。 そこからは10分ほどで六角堂、指呼の間で展望広場に到着です。展望広場は広く、ウバメガシの木陰が心地よいウッドデッキやベンチなどがありますので、ゆったりとした時を過ごしましょう。地蔵山へは、その先にある雲山峰と井関峠の分岐を左に向かい、さらに現れる分岐の藪をかき分けながら進むと数分で着きますが、展望はなく、中級者向き。帰りは三差路まで戻り、役ノ行者堂方面に向かいます。 ほどなく現れる分岐は六十谷方面に直進し、5〜6分ほどで景観の良い鉄塔のある休憩所に出ます。 そこからしばらくは、温帯に茂る自然林の豊かさを感じられる、木漏れ日や吹き抜ける風が心地よい快適な空間が続きます。さらに45分ほどで、四ツ池コースと鉄塔コースの分岐に出ます。四ツ池コースは道が不安定で初心者には向きませんので、分岐を右にとって鉄塔コースを進みます。次の鉄塔をやりすごしてから15分ほどの分岐は、左の方が初心者向きです。平らになった樹林帯から細い谷筋の道に入ると7~8分ほどで下山しますが、ここからは自然災害の爪痕が残る、ところどころロープの張られた荒れた道となります。最後に、谷の左側にある土のうの階段を下りますが、ゆっくりと歩けば心配のない道なので、慎重に下りましょう。 千手川に出て護岸壁に沿って歩き、橋を渡ります。橋から下流方面に向かうと、約20~25分でJR六十谷駅です。付近に、10台ほどの駐車スペースあり。タクシー利用の際は、千手川大関橋先の駐車場と伝えて下さい。(南海アーバン交通☎073-461-9020)。JR紀伊駅前の通りに出て、西側(和歌山寄り)にある右斜めに入る路地を進み、最初の三叉路を右折。道なりに進み、阪和道のトンネル先にあるスロープを上がって、さらにトンネルをくぐると、ようやく登山口のフェンスが現れます。最初は薄暗い竹藪の急登で、晴れた日でも不安になりますが、すぐに開けた場所に出るので頑張りましょう。その後は傾斜も緩みますが、苔むした岩や覆いかぶさるシダ、細く切れ落ちた箇所などが現れるので、滑らないように注意が必要です。木立の隙間から時折望む景観に思いを馳せながら30分ほど歩くと、山側(左)に三角点入り口を示す札があります。中級者以上の方なら3分ほどで辿れますが、初心者には不向きですので立ち入らないようにしましょう。ほどなく高圧線をくぐる辺りで振り返ると、田園や紀の川が眼下に広がり、登ってきた高さが実感できます。その後、落合方面の分岐、四ツ池道へショートカットする分岐を過ぎると、四ツ池道との三差路に着きます。 そこからは10分ほどで六角堂、指呼の間で展望広場に到着です。展望広場は広く、ウバメガシの木陰が心地よいウッドデッキやベンチなどがありますので、ゆったりとした時を過ごしましょう。地蔵山へは、その先にある雲山峰と井関峠の分岐を左に向かい、さらに現れる分岐の藪をかき分けながら進むと数分で着きますが、展望はなく、中級者向き。帰りは三差路まで戻り、役ノ行者堂方面に向かいます。 ほどなく現れる分岐は六十谷方面に直進し、5〜6分ほどで景観の良い鉄塔のある休憩所に出ます。 そこからしばらくは、温帯に茂る自然林の豊かさを感じられる、木漏れ日や吹き抜ける風が心地よい快適な空間が続きます。さらに45分ほどで、四ツ池コースと鉄塔コースの分岐に出ます。四ツ池コースは道が不安定で初心者には向きませんので、分岐を右にとって鉄塔コースを進みます。次の鉄塔をやりすごしてから15分ほどの分岐は、左の方が初心者向きです。平らになった樹林帯から細い谷筋の道に入ると7~8分ほどで下山しますが、ここからは自然災害の爪痕が残る、ところどころロープの張られた荒れた道となります。最後に、谷の左側にある土のうの階段を下りますが、ゆっくりと歩けば心配のない道なので、慎重に下りましょう。 千手川に出て護岸壁に沿って歩き、橋を渡ります。橋から下流方面に向かうと、約20~25分でJR六十谷駅です。付近に、10台ほどの駐車スペースあり。タクシー利用の際は、千手川大関橋先の駐車場と伝えて下さい。(南海アーバン交通☎073-461-9020)。