【京都府】の登山コースガイド

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30件
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検索結果30件中  21-30件
  • 魚谷山

    • 5時間45分

    魚谷山

    • 5時間45分
    三条大橋から鴨川の上流に目をやると、たおやかな北山の山並みが遠望できる。その山並みのまんなか付近に位置するのが魚谷山である。雲ヶ畑の出合橋バス停より中津川沿いに林道を登って行くと松尾谷分岐がある。魚谷峠に続く松尾谷を見送り、そのまま登って行くと貴船山に続く滝谷峠と柳谷峠への分岐がある。その分岐のひとつ手前の沢が細ヶ谷で、ここにも登山道がある。この道は上述の分岐を左にとったアズキ坂経由の道といずれは合流するので、どちらを行ってもよい。森の中の岩に埋め込まれた今西錦司のレリーフを見、沢沿いにどんどん登って行くと柳谷峠に着く。クマザサと自然林に被われ、広く気持ちがいいところだ。ここで左に曲がり深いクマザサの中を登って行くと森に囲まれ展望がきかない魚谷山山頂に着く。魚谷峠は林道の交差点で、昔の本に記述されていた峠の趣はもうない。林道を横切り、登山道に入り831mの稜線伝いに狼峠をめざす。狼峠へは魚谷の林道を通ると早いが、この稜線は自然林が多く、気持ちの良い道が続く。狼峠は杉林に囲まれた平凡な峠だ。峠を左に曲がり、急坂を下って行くと桟敷ヶ岳との境を分ける祖父谷川に出る。飛び石伝いに沢を渡ると林道に合流する。この祖父谷林道をどんどん下って行くと雲ケ畑岩屋橋バス停に着く。
    三条大橋から鴨川の上流に目をやると、たおやかな北山の山並みが遠望できる。その山並みのまんなか付近に位置するのが魚谷山である。雲ヶ畑の出合橋バス停より中津川沿いに林道を登って行くと松尾谷分岐がある。魚谷峠に続く松尾谷を見送り、そのまま登って行くと貴船山に続く滝谷峠と柳谷峠への分岐がある。その分岐のひとつ手前の沢が細ヶ谷で、ここにも登山道がある。この道は上述の分岐を左にとったアズキ坂経由の道といずれは合流するので、どちらを行ってもよい。森の中の岩に埋め込まれた今西錦司のレリーフを見、沢沿いにどんどん登って行くと柳谷峠に着く。クマザサと自然林に被われ、広く気持ちがいいところだ。ここで左に曲がり深いクマザサの中を登って行くと森に囲まれ展望がきかない魚谷山山頂に着く。魚谷峠は林道の交差点で、昔の本に記述されていた峠の趣はもうない。林道を横切り、登山道に入り831mの稜線伝いに狼峠をめざす。狼峠へは魚谷の林道を通ると早いが、この稜線は自然林が多く、気持ちの良い道が続く。狼峠は杉林に囲まれた平凡な峠だ。峠を左に曲がり、急坂を下って行くと桟敷ヶ岳との境を分ける祖父谷川に出る。飛び石伝いに沢を渡ると林道に合流する。この祖父谷林道をどんどん下って行くと雲ケ畑岩屋橋バス停に着く。
  • 雲取山

    • 5時間0分

    雲取山

    • 5時間0分
    花背高原前バス停から橋を渡り、旧小学校横の林道を登る。ススキ原のスキー場跡を左手に過ぎ、沢沿いの登山道を登る。傾斜がだんだん増したところで、道は直角に右に折れて山腹を巻くように進む。登りきったところが寺山峠で展望はない。杉、アスナロ林の中を下りると一ノ谷出合に出る。ゆるやかな谷を、目印に注意して登って行くと、広く明るい雲取峠に着く。フカンド峠とも呼ばれており、峠の東側は展望が開けている。北側はリョウブの純林で、夏には白い花を咲かせる。峠から武路谷に下る道は、一部荒れている。雲取山へは南西側へ続く稜線の右側をたどる。山腹を巻き終えてふたつ目のコブが雲取山である。山頂は狭く樹木に被われ展望はきかない。下りは南側の二ノ谷への道を取るが、西側の三ノ谷への道も山頂から出ているので間違えないように。二ノ谷へは急な下りで始まり、続いて高巻きも含めた沢沿いの道。立命ワンゲル小屋から先は、沢の中のゆるやかな道が一ノ谷出合まで続く。出合から造林地を下流に向かうとすぐに三ノ谷出合で林道に出る。勢竜天満宮、京見坂への林道を左にやり過ごせば、芹生の里。これより貴船バス停まで舗装道だが、芹生峠までの杉の美林、峠からの展望や貴船川の清流など北山らしさを感じさせてくれる。
    花背高原前バス停から橋を渡り、旧小学校横の林道を登る。ススキ原のスキー場跡を左手に過ぎ、沢沿いの登山道を登る。傾斜がだんだん増したところで、道は直角に右に折れて山腹を巻くように進む。登りきったところが寺山峠で展望はない。杉、アスナロ林の中を下りると一ノ谷出合に出る。ゆるやかな谷を、目印に注意して登って行くと、広く明るい雲取峠に着く。フカンド峠とも呼ばれており、峠の東側は展望が開けている。北側はリョウブの純林で、夏には白い花を咲かせる。峠から武路谷に下る道は、一部荒れている。雲取山へは南西側へ続く稜線の右側をたどる。山腹を巻き終えてふたつ目のコブが雲取山である。山頂は狭く樹木に被われ展望はきかない。下りは南側の二ノ谷への道を取るが、西側の三ノ谷への道も山頂から出ているので間違えないように。二ノ谷へは急な下りで始まり、続いて高巻きも含めた沢沿いの道。立命ワンゲル小屋から先は、沢の中のゆるやかな道が一ノ谷出合まで続く。出合から造林地を下流に向かうとすぐに三ノ谷出合で林道に出る。勢竜天満宮、京見坂への林道を左にやり過ごせば、芹生の里。これより貴船バス停まで舗装道だが、芹生峠までの杉の美林、峠からの展望や貴船川の清流など北山らしさを感じさせてくれる。
  • 桑谷山

    • 5時間0分

    桑谷山

    • 5時間0分
    桑谷山には、その南方に位置する大悲山峰定寺の経典が山頂に埋められたという伝説がある。それで、経塚山とも呼ばれている。登山道は関西電力の高圧線巡視路を使うのでよく整備され歩き易い。大悲山口バス停より峰定寺の方へ1kmほど行くと、左手に新しい家と橋がある。橋を渡り桑谷沿いの林道を30分ほど歩くと、右手に登山口の標識がある。急な尾根道を登って行くと標高600m付近に大きな芦生杉の群落が見られる。やがて、道は東隣の尾根へ斜面を巻くように行き、高圧線鉄塔に出る。片波山や雲取山、滝谷山など花背周辺の山々の展望が開ける。少し登って別の鉄塔の横に出、さらに尾根道を行くと桑谷山東峰に着く。桑谷山は東峰と西峰で双耳峰を成しており、3等三角点のある西峰へ往復する。頂上稜線の北側は伐採され、三国岳方面の展望が良い。稜線上には大きなブナやミズナラの木が見られる。東峰に戻り久多峠へ延びる尾根を下る。東峰のすぐ東側にある鉄塔の手前から、北に延びる尾根だ。道はだんだん急な下りとなり、やがて岩場や梯子が出てくるとシャクナゲが多く見られる。鞍部まで下り、再び登り返すと最後の鉄塔の横に出る。さらに尾根を下ると桑谷山の北東面がよく見えるところがある。久多峠からは舗装道を能見川沿いに下り、能見口バス停をめざす。
    桑谷山には、その南方に位置する大悲山峰定寺の経典が山頂に埋められたという伝説がある。それで、経塚山とも呼ばれている。登山道は関西電力の高圧線巡視路を使うのでよく整備され歩き易い。大悲山口バス停より峰定寺の方へ1kmほど行くと、左手に新しい家と橋がある。橋を渡り桑谷沿いの林道を30分ほど歩くと、右手に登山口の標識がある。急な尾根道を登って行くと標高600m付近に大きな芦生杉の群落が見られる。やがて、道は東隣の尾根へ斜面を巻くように行き、高圧線鉄塔に出る。片波山や雲取山、滝谷山など花背周辺の山々の展望が開ける。少し登って別の鉄塔の横に出、さらに尾根道を行くと桑谷山東峰に着く。桑谷山は東峰と西峰で双耳峰を成しており、3等三角点のある西峰へ往復する。頂上稜線の北側は伐採され、三国岳方面の展望が良い。稜線上には大きなブナやミズナラの木が見られる。東峰に戻り久多峠へ延びる尾根を下る。東峰のすぐ東側にある鉄塔の手前から、北に延びる尾根だ。道はだんだん急な下りとなり、やがて岩場や梯子が出てくるとシャクナゲが多く見られる。鞍部まで下り、再び登り返すと最後の鉄塔の横に出る。さらに尾根を下ると桑谷山の北東面がよく見えるところがある。久多峠からは舗装道を能見川沿いに下り、能見口バス停をめざす。
  • 峰床山・八丁平

    • 6時間20分

    峰床山・八丁平

    • 6時間20分
    八丁平は関西では珍しい高層湿原である。その背後に 位置する峰床山と合わせて一帯は京都市山村都市交流の森として整備が進んでいる。葛川中村バス停から江賀谷沿いの林道に入り、終点の二俣で木橋を渡り右俣に入る。沢沿いの滑りやすい道を行くと道がふたつに分かれるが、左側の道は廃道だ。正面に巨岩が現れるところで、道は左側の山腹に取り付き、登り詰めたところが中村乗越だ。広く刈り開かれた道を下り、八丁平の周回路に降り立つ。周回路を反時計回りに半周してクラガリ谷口へ。クラガリ谷のサワグルミ林を登って鞍部に出る。北へ稜線をたどると小さな広場の峰床山山頂だ。 東から南方面の展望が良い。東へ広葉樹の尾根を下り、オグロ坂峠の祠の前に出る。ここは、かつて京都と小浜を結んだ最短距離の交易路鞍馬街道のほぼ中間地点で、オグロ坂峠から八丁平側は六尺道の名残が見られる。峠の北面で東側の鎌倉山へ続く道と分かれる。トチ、イヌブナ、ミズナラ、アスナロ等の大木が美しい。オグロ坂を下り、杉造林地に入れば、ひと息で林道に下り立つ。オグロ谷沿いに林道を下り、久多の里自然環境活用センター前の橋を渡る。そして、久多川沿いに車道を梅ノ木バス停まで歩く。車で入山する場合、江賀谷林道は入れるが、オグロ坂はゲートがある。
    八丁平は関西では珍しい高層湿原である。その背後に 位置する峰床山と合わせて一帯は京都市山村都市交流の森として整備が進んでいる。葛川中村バス停から江賀谷沿いの林道に入り、終点の二俣で木橋を渡り右俣に入る。沢沿いの滑りやすい道を行くと道がふたつに分かれるが、左側の道は廃道だ。正面に巨岩が現れるところで、道は左側の山腹に取り付き、登り詰めたところが中村乗越だ。広く刈り開かれた道を下り、八丁平の周回路に降り立つ。周回路を反時計回りに半周してクラガリ谷口へ。クラガリ谷のサワグルミ林を登って鞍部に出る。北へ稜線をたどると小さな広場の峰床山山頂だ。 東から南方面の展望が良い。東へ広葉樹の尾根を下り、オグロ坂峠の祠の前に出る。ここは、かつて京都と小浜を結んだ最短距離の交易路鞍馬街道のほぼ中間地点で、オグロ坂峠から八丁平側は六尺道の名残が見られる。峠の北面で東側の鎌倉山へ続く道と分かれる。トチ、イヌブナ、ミズナラ、アスナロ等の大木が美しい。オグロ坂を下り、杉造林地に入れば、ひと息で林道に下り立つ。オグロ谷沿いに林道を下り、久多の里自然環境活用センター前の橋を渡る。そして、久多川沿いに車道を梅ノ木バス停まで歩く。車で入山する場合、江賀谷林道は入れるが、オグロ坂はゲートがある。
  • 皆子山

    • 4時間40分

    皆子山

    • 4時間40分
    京都府最高峰、皆子山の北面を流れるツボクリ谷から登り、南東側の寺谷へ下る横断コースを紹介する。新道足尾谷橋バス停から北に向かい安曇川沿いの旧国道を西に行き、作業道足尾谷線に入る。林道終点からは沢沿いを行く登山道となる。三度木橋を渡り、目印のテープが付けられたツボクリ谷出合に達する。一つ手前の沢にも踏み跡があるので、間違えないように。沢伝いに右岸左岸と渡りながらツボクリ谷を登る。小滝を固定ロープを頼りに高巻く箇所などあり、なかなかスリルがある。やがて、谷が開け大きなトチノキが現れる。お弁当にいい場所だ。そこから3分ほど登ると道は左に折れて、ツボクリ谷を離れ皆子山に突き上げる急な沢に取り付く。曲がるポイントの標識を見落とさないように。沢は、やがてクマザサのヤブ尾根に吸収されていく。傾斜が落ちてきたところで山頂に飛び出す。東側の展望が少し開けるが、展望は、下山ルート途中の頂上稜線から寺谷ルートへの下り口付近の方が良い。そこからは、比良の山々が目前に広がる。寺谷への下り口は、標識がなくわかりにくいので注意。ササヤブからやがて急斜面の杉林に変わる。大岩や壊れかけた小屋を見ながら寺谷沿いに下る。安曇川との出合いで、丸木橋を渡ると林道に出る。川沿いに林道を30分も下って行くと平バス停だ。
    京都府最高峰、皆子山の北面を流れるツボクリ谷から登り、南東側の寺谷へ下る横断コースを紹介する。新道足尾谷橋バス停から北に向かい安曇川沿いの旧国道を西に行き、作業道足尾谷線に入る。林道終点からは沢沿いを行く登山道となる。三度木橋を渡り、目印のテープが付けられたツボクリ谷出合に達する。一つ手前の沢にも踏み跡があるので、間違えないように。沢伝いに右岸左岸と渡りながらツボクリ谷を登る。小滝を固定ロープを頼りに高巻く箇所などあり、なかなかスリルがある。やがて、谷が開け大きなトチノキが現れる。お弁当にいい場所だ。そこから3分ほど登ると道は左に折れて、ツボクリ谷を離れ皆子山に突き上げる急な沢に取り付く。曲がるポイントの標識を見落とさないように。沢は、やがてクマザサのヤブ尾根に吸収されていく。傾斜が落ちてきたところで山頂に飛び出す。東側の展望が少し開けるが、展望は、下山ルート途中の頂上稜線から寺谷ルートへの下り口付近の方が良い。そこからは、比良の山々が目前に広がる。寺谷への下り口は、標識がなくわかりにくいので注意。ササヤブからやがて急斜面の杉林に変わる。大岩や壊れかけた小屋を見ながら寺谷沿いに下る。安曇川との出合いで、丸木橋を渡ると林道に出る。川沿いに林道を30分も下って行くと平バス停だ。
  • 天ヶ岳

    • 5時間25分

    天ヶ岳

    • 5時間25分
    大原小出石よりシャクナゲ尾根を登り、鞍馬への尾根を下るコースを紹介する。小出石バス停より国道477号を百井方面に20分ほど歩くと、左手を流れる高谷川に架る橋から林道が延びている。橋を渡って50mほど行くと登山道の標識がある。杉林の急登で始まり、やがてゆるやかな尾根となる。登るにつれてシャクナゲが増え、高圧線鉄塔前後付近が最も多く、ゴールデンウィークの頃は見事である。尾根道はやがて百井峠と寂光院を繋ぐ寂光院道に合流する。右に曲がり、岩が多い雑木林の道をたどって天ヶ岳を目指す。山頂付近は地形が複雑、その上幾つか枝道があるので迷わないように。ササと杉林に囲まれた山頂は展望がきかない。南西に延びる尾根を下っていくと大きな赤松が混じった気持ちのよい雑木林になる。三又岳からは鞍馬山や貴船山の展望が良い。やがて杉林に入り静原へ下る水谷との分岐で右に曲がり、さらに524.8mの三角点で今度は左に曲がる。尾根がクランク状になっているのだ。経塚を見てどんどん下っていくと薬王坂に出る。古い石段が残るこの古道は、鞍馬と静原を結ぶだけでなく、敦賀街道と鞍馬街道を横に繋ぐ峠だ。かつて、鞍馬寺と比叡山延暦寺の僧たちが行き来した道でもある。旧街道筋の雰囲気が残る鞍馬の家並みを通って叡山電鉄鞍馬駅に下る。
    大原小出石よりシャクナゲ尾根を登り、鞍馬への尾根を下るコースを紹介する。小出石バス停より国道477号を百井方面に20分ほど歩くと、左手を流れる高谷川に架る橋から林道が延びている。橋を渡って50mほど行くと登山道の標識がある。杉林の急登で始まり、やがてゆるやかな尾根となる。登るにつれてシャクナゲが増え、高圧線鉄塔前後付近が最も多く、ゴールデンウィークの頃は見事である。尾根道はやがて百井峠と寂光院を繋ぐ寂光院道に合流する。右に曲がり、岩が多い雑木林の道をたどって天ヶ岳を目指す。山頂付近は地形が複雑、その上幾つか枝道があるので迷わないように。ササと杉林に囲まれた山頂は展望がきかない。南西に延びる尾根を下っていくと大きな赤松が混じった気持ちのよい雑木林になる。三又岳からは鞍馬山や貴船山の展望が良い。やがて杉林に入り静原へ下る水谷との分岐で右に曲がり、さらに524.8mの三角点で今度は左に曲がる。尾根がクランク状になっているのだ。経塚を見てどんどん下っていくと薬王坂に出る。古い石段が残るこの古道は、鞍馬と静原を結ぶだけでなく、敦賀街道と鞍馬街道を横に繋ぐ峠だ。かつて、鞍馬寺と比叡山延暦寺の僧たちが行き来した道でもある。旧街道筋の雰囲気が残る鞍馬の家並みを通って叡山電鉄鞍馬駅に下る。
  • 天ヶ森(ナッチョ)

    • 4時間10分

    天ヶ森(ナッチョ)

    • 4時間10分
    天ヶ森は大原の北に位置する展望が良い山である。百井分れバス停より国道477号を通って百井峠を目指す。国道といっても林道のような道だ。峠の手前に地蔵堂があり、百井峠にも古い地蔵がある。京都市青少年村キャンプ場の跡を左に見て、隠れ山里の趣がある百井の集落に入り、三叉路を大原方面に行かずそのまま進む。小学校跡を30m過ぎたあたりに登山道の標識がある。百井川に架る橋を渡って川沿いに左へ畦道を進み、杉林を抜けると前ヶ畑峠から来た林道に合流する。林道を東に進むと2度分岐があり、道標に従う。途中、686mの峠越えの山道(目印がたくさん付いている)が枝分かれするが、林道をそのまま進む。やがて、つづら折りとなる林道を登ったところに登山道の道標がある。雑木林の中の登山道をしばらく行くと小出石に下る道の分岐があり、シカ除けの柵をくぐると展望が開けた造林地に出る。比叡山から途中越に続く山々、琵琶湖がよく見える。すぐそばの山頂よりここからの展望の方が良い。小出石への分岐に戻り、シカ除けの柵を二度ほどくぐり抜けて三谷へ下る作業道との分岐に出る。よく手入れされた杉林に囲まれ、広場になっており休憩するのにいいところだ。やがて、雑木林のなだらかな稜線から、南の尾根に道が折れると急な下りとなる。最後は小出石バス停まで国道を歩く。
    天ヶ森は大原の北に位置する展望が良い山である。百井分れバス停より国道477号を通って百井峠を目指す。国道といっても林道のような道だ。峠の手前に地蔵堂があり、百井峠にも古い地蔵がある。京都市青少年村キャンプ場の跡を左に見て、隠れ山里の趣がある百井の集落に入り、三叉路を大原方面に行かずそのまま進む。小学校跡を30m過ぎたあたりに登山道の標識がある。百井川に架る橋を渡って川沿いに左へ畦道を進み、杉林を抜けると前ヶ畑峠から来た林道に合流する。林道を東に進むと2度分岐があり、道標に従う。途中、686mの峠越えの山道(目印がたくさん付いている)が枝分かれするが、林道をそのまま進む。やがて、つづら折りとなる林道を登ったところに登山道の道標がある。雑木林の中の登山道をしばらく行くと小出石に下る道の分岐があり、シカ除けの柵をくぐると展望が開けた造林地に出る。比叡山から途中越に続く山々、琵琶湖がよく見える。すぐそばの山頂よりここからの展望の方が良い。小出石への分岐に戻り、シカ除けの柵を二度ほどくぐり抜けて三谷へ下る作業道との分岐に出る。よく手入れされた杉林に囲まれ、広場になっており休憩するのにいいところだ。やがて、雑木林のなだらかな稜線から、南の尾根に道が折れると急な下りとなる。最後は小出石バス停まで国道を歩く。
  • 経ヶ岳から三国岳へ

    • 6時間40分

    経ヶ岳から三国岳へ

    • 6時間40分
    昔の峠道、丹波越を通って経ヶ岳に登り、近江、山城、丹波国境に位置する三国岳へ縦走するコースを紹介する。針畑川の桑原橋バス停より橋を渡り、お堂の裏手の桧林から登山道が始まる。まっすぐに付けられた尾根道をどんどん登って行くと、稜線手前で道が右手の小沢に吸収されるところがある。ここが丹波越の茶屋跡といわれている。丹波越は近江の桑原と丹波の久多を繋ぐ山越えの道であるが、久多側はどこを道が通っていたのか不明であるということだ。稜線に出てから50分ほどで経ヶ岳山頂に着く。風化した経塚が、杉の木の下にひっそりと納められている。稜線を戻り、縦走路を三国岳へと向かう。三叉路で左に道を取ると、約10分で縦走路から外れたところに位置する三国岳山頂だ。山頂からは東側のみ展望がきく。ブナの大木まで戻り、岩谷峠をめざす。ここより針畑側へ下る尾根道もある。自然林に被われた稜線をしばらく行くと岩場があり、百里ヶ岳方面の展望が良いところがある。かつて古屋の人々が生活道として使っていた岩谷峠。そこより少し古屋側に下ったところには、石塔が立っている。シャクナゲが多い尾根道から沢に下り、保谷沿いの林道に合流して40分ほどで古屋郵便局前バス停に出る。
    昔の峠道、丹波越を通って経ヶ岳に登り、近江、山城、丹波国境に位置する三国岳へ縦走するコースを紹介する。針畑川の桑原橋バス停より橋を渡り、お堂の裏手の桧林から登山道が始まる。まっすぐに付けられた尾根道をどんどん登って行くと、稜線手前で道が右手の小沢に吸収されるところがある。ここが丹波越の茶屋跡といわれている。丹波越は近江の桑原と丹波の久多を繋ぐ山越えの道であるが、久多側はどこを道が通っていたのか不明であるということだ。稜線に出てから50分ほどで経ヶ岳山頂に着く。風化した経塚が、杉の木の下にひっそりと納められている。稜線を戻り、縦走路を三国岳へと向かう。三叉路で左に道を取ると、約10分で縦走路から外れたところに位置する三国岳山頂だ。山頂からは東側のみ展望がきく。ブナの大木まで戻り、岩谷峠をめざす。ここより針畑側へ下る尾根道もある。自然林に被われた稜線をしばらく行くと岩場があり、百里ヶ岳方面の展望が良いところがある。かつて古屋の人々が生活道として使っていた岩谷峠。そこより少し古屋側に下ったところには、石塔が立っている。シャクナゲが多い尾根道から沢に下り、保谷沿いの林道に合流して40分ほどで古屋郵便局前バス停に出る。
  • 白尾山・鉢ヶ峰

    • 5時間40分

    白尾山・鉢ヶ峰

    • 5時間40分
    茅葺きの里として有名な美山町北地区の北西にある、白尾山と鉢ヶ峰を縦走するコースを紹介する。大内バス停前の細い車道を北に向かい、由良川にかかる橋を渡る。マイカーの人は橋の手前に駐車スペースがある。橋を渡って林道分岐を左に取る。沢の左岸の林道へ行かないように。林道終点で左の沢を行き、標識に従って右から来る沢沿いの道を登ると、植林地を抜けて自然林の尾根道に出る。597m地点まで登ると新設された林道のすぐ横に出る。展望が開け西に長老ヶ岳が見える。白尾山の山頂からは、南のホサビ山と北東の八ヶ峰方面の展望が良い。 北に延びる主稜線を下り鞍部をめざす。705mピークの少し北で尾根が分かれて、北へ延びる尾根に迷い込みやすいので注意しよう。鞍部から先は、左が檜の植林で右が自然林の尾根道が続く。692mピークで尾根が左に直角に曲がり、少し下って登り詰めると鉢ヶ峰頂上だ。桧に囲まれて展望はきかない。山頂からすぐの下りでは、南西に延びる尾根に迷い込みやすいので注意しよう。鞍部に戻り、津ノ本谷川沿いの登山道を下る。道が浸食されて不明瞭なところがあるから気を付けよう。小滝と大岩があるところまで下れば林道はすぐだ。もしも、林道ゲートに鍵がかかっていたらヨイショ!と乗り越える必要がある。北バス停までは、もうひとがんばりだ。
    茅葺きの里として有名な美山町北地区の北西にある、白尾山と鉢ヶ峰を縦走するコースを紹介する。大内バス停前の細い車道を北に向かい、由良川にかかる橋を渡る。マイカーの人は橋の手前に駐車スペースがある。橋を渡って林道分岐を左に取る。沢の左岸の林道へ行かないように。林道終点で左の沢を行き、標識に従って右から来る沢沿いの道を登ると、植林地を抜けて自然林の尾根道に出る。597m地点まで登ると新設された林道のすぐ横に出る。展望が開け西に長老ヶ岳が見える。白尾山の山頂からは、南のホサビ山と北東の八ヶ峰方面の展望が良い。 北に延びる主稜線を下り鞍部をめざす。705mピークの少し北で尾根が分かれて、北へ延びる尾根に迷い込みやすいので注意しよう。鞍部から先は、左が檜の植林で右が自然林の尾根道が続く。692mピークで尾根が左に直角に曲がり、少し下って登り詰めると鉢ヶ峰頂上だ。桧に囲まれて展望はきかない。山頂からすぐの下りでは、南西に延びる尾根に迷い込みやすいので注意しよう。鞍部に戻り、津ノ本谷川沿いの登山道を下る。道が浸食されて不明瞭なところがあるから気を付けよう。小滝と大岩があるところまで下れば林道はすぐだ。もしも、林道ゲートに鍵がかかっていたらヨイショ!と乗り越える必要がある。北バス停までは、もうひとがんばりだ。
  • 八ヶ峰

    • 4時間30分

    八ヶ峰

    • 4時間30分
    八ヶ峰は、山頂より八つの国(能登、越前、近江、丹波、丹後、山城、若狭、加賀)が見渡せる展望の良さからその名が付いた。福井側の染ヶ谷から登り若丹国境尾根を縦走するコースを紹介する。登山口の八ヶ峰家族旅行村までバスの便がないので、マイカーかタクシーを使う。 木工実習館左横の林道の終点から登山道が始まる。杉林の尾根道は、やがて自然林となる。途中、林道を横断する箇所がある。登山口より50分ぐらいで、作業小屋やベンチがあるところに出る。このあたりより尾根はゆるやかになる。国境稜線に出てからは西に進路を取る。ひとつピークを越えて約30分で山頂に達する。山頂からの展望は素晴らしく、若狭湾や青葉山が良く見える。国境稜線を引き返して五波峠まで縦走する。ここは森林浴の森日本百選に選定されている森でブナ、カエデ、ミズナラなどの落葉広葉樹が美しい。ゆるやかな6つのピークを越えて峠を目指す。五波峠は昔の若狭街道のひとつである雲ヶ畑街道だが、今ではおおい町と南丹市美山町を結ぶ車道「遊車道ビレッジライン」が通っている。峠付近は広く駐車スペースがあるので、複数で登山に来た場合は車をここに回しておけば便利だ。徒歩の場合、旅行村あるいは南丹市美山町田歌まで、どちらも約6km、1時間半の車道歩きとなる。
    八ヶ峰は、山頂より八つの国(能登、越前、近江、丹波、丹後、山城、若狭、加賀)が見渡せる展望の良さからその名が付いた。福井側の染ヶ谷から登り若丹国境尾根を縦走するコースを紹介する。登山口の八ヶ峰家族旅行村までバスの便がないので、マイカーかタクシーを使う。 木工実習館左横の林道の終点から登山道が始まる。杉林の尾根道は、やがて自然林となる。途中、林道を横断する箇所がある。登山口より50分ぐらいで、作業小屋やベンチがあるところに出る。このあたりより尾根はゆるやかになる。国境稜線に出てからは西に進路を取る。ひとつピークを越えて約30分で山頂に達する。山頂からの展望は素晴らしく、若狭湾や青葉山が良く見える。国境稜線を引き返して五波峠まで縦走する。ここは森林浴の森日本百選に選定されている森でブナ、カエデ、ミズナラなどの落葉広葉樹が美しい。ゆるやかな6つのピークを越えて峠を目指す。五波峠は昔の若狭街道のひとつである雲ヶ畑街道だが、今ではおおい町と南丹市美山町を結ぶ車道「遊車道ビレッジライン」が通っている。峠付近は広く駐車スペースがあるので、複数で登山に来た場合は車をここに回しておけば便利だ。徒歩の場合、旅行村あるいは南丹市美山町田歌まで、どちらも約6km、1時間半の車道歩きとなる。