【大阪府】の登山コースガイド
大阪府
検索結果28件中
21-28件
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天ヶ滝道から伏見峠を経て金剛山へ
- 日帰り
- 7時間30分
- 15.8km
天ヶ滝道から伏見峠を経て金剛山へ
- 日帰り
- 7時間30分
- 15.8km
五條方面から金剛山に登る場合、最もよく歩かれているのが、天ヶ滝道から伏見峠を経由するコースです。天ヶ滝道はほとんどが尾根道で、標識もよく整備されています。JR北宇智駅または奈良交通住川バス停から、金剛の山並みを仰ぎ見ながら里の道路を1時間余り進んでいくと、10台余り停められる駐車場のある登山口にやってきます。傾斜が緩やかなため、あまり意識しませんが、北宇智駅から約200m登っており、標高は370mです。 登山口からは傾斜が少しきつい階段や道が続きますが、しばらく進むと傾斜は緩くなります。スギやヒノキの植林帯の中を徐々に標高を上げていくと、ベンチが設置された天ヶ滝への分岐にさしかかります。分岐には「0.1Km 天ヶ滝(行き止り)」の標識があり、細い道を5分ほど下れば、天ヶ滝に到着します。天ヶ滝は落差約17mで滝壺は小さいですが、2段になっているところが特徴です。時間に余裕があれば、寄り道してもいいでしょう。 天ヶ滝への分岐を出発後、尾根をはずれて山腹をトラバースして進み、やがて右側に木々の間から少しだけ視界が開けるところがあります。ここからは音羽三山や高見山が遠望できるとともに、奈良盆地南部が俯瞰できます。天ヶ滝道で唯一、眺望を楽しめる場所で、登山の疲れを癒してくれます。 さらに進むと、登山道の踊り場とも言える平坦な中ノ平に到着します。ここにはベンチがあり、登山口とダイヤモンドトレールとが交わる地点のほぼ中間に位置するため、休憩にちょうどいい場所です。 中ノ平から延々と続く植林帯をひたすら登っていくと、右斜面下の方に水場が見えます。この水場が新欽明水で、約5mの階段を下ると湧水を引いた水が流れ出ていて、コップが備えてあります。冷水で喉を潤したり、顔を洗ったりしてひと息つきましょう。新欽明水から山腹をトラバースして進むと、上の方が明るくなり稜線が見えてきます。ダイヤモンドトレールに合流したら、伏見峠を経てほどなくちはや園地、その後起伏のない山上をゆっくり散策しながら約40分~50分で山頂広場に到着です。 下りは縦横無尽にあるルートを選べます。ダイヤモンドトレールを伏見峠方面に進み、天ヶ滝道と谷を挟んで並行している石寺跡道は、中級者以上におすすめです。尚、大辯財天から南下する道は荒れている箇所がありわかりにくいので、遠回りでも県道261号(西佐味中之線)まで出るのが無難です。五條方面から金剛山に登る場合、最もよく歩かれているのが、天ヶ滝道から伏見峠を経由するコースです。天ヶ滝道はほとんどが尾根道で、標識もよく整備されています。JR北宇智駅または奈良交通住川バス停から、金剛の山並みを仰ぎ見ながら里の道路を1時間余り進んでいくと、10台余り停められる駐車場のある登山口にやってきます。傾斜が緩やかなため、あまり意識しませんが、北宇智駅から約200m登っており、標高は370mです。 登山口からは傾斜が少しきつい階段や道が続きますが、しばらく進むと傾斜は緩くなります。スギやヒノキの植林帯の中を徐々に標高を上げていくと、ベンチが設置された天ヶ滝への分岐にさしかかります。分岐には「0.1Km 天ヶ滝(行き止り)」の標識があり、細い道を5分ほど下れば、天ヶ滝に到着します。天ヶ滝は落差約17mで滝壺は小さいですが、2段になっているところが特徴です。時間に余裕があれば、寄り道してもいいでしょう。 天ヶ滝への分岐を出発後、尾根をはずれて山腹をトラバースして進み、やがて右側に木々の間から少しだけ視界が開けるところがあります。ここからは音羽三山や高見山が遠望できるとともに、奈良盆地南部が俯瞰できます。天ヶ滝道で唯一、眺望を楽しめる場所で、登山の疲れを癒してくれます。 さらに進むと、登山道の踊り場とも言える平坦な中ノ平に到着します。ここにはベンチがあり、登山口とダイヤモンドトレールとが交わる地点のほぼ中間に位置するため、休憩にちょうどいい場所です。 中ノ平から延々と続く植林帯をひたすら登っていくと、右斜面下の方に水場が見えます。この水場が新欽明水で、約5mの階段を下ると湧水を引いた水が流れ出ていて、コップが備えてあります。冷水で喉を潤したり、顔を洗ったりしてひと息つきましょう。新欽明水から山腹をトラバースして進むと、上の方が明るくなり稜線が見えてきます。ダイヤモンドトレールに合流したら、伏見峠を経てほどなくちはや園地、その後起伏のない山上をゆっくり散策しながら約40分~50分で山頂広場に到着です。 下りは縦横無尽にあるルートを選べます。ダイヤモンドトレールを伏見峠方面に進み、天ヶ滝道と谷を挟んで並行している石寺跡道は、中級者以上におすすめです。尚、大辯財天から南下する道は荒れている箇所がありわかりにくいので、遠回りでも県道261号(西佐味中之線)まで出るのが無難です。 -
くしがきの里と南葛城山を巡る
- 日帰り
- 3時間35分
- 8.6km
くしがきの里と南葛城山を巡る
- 日帰り
- 3時間35分
- 8.6km
JR笠田駅前からかつらぎ町デマンド型乗合タクシー(平日のみ運行、事前要予約)に乗って、東谷へ向かいます。本数が少ないので、できれば朝一番の便に乗りましょう。秋になると東谷停留所周辺は「四郷串柿の里」の風景が眺められます。堀越観音への道を歩くと、斜面沿いに串柿を干す台がずらりと並び、串柿が秋の山肌を美しい朱色に染めます。 一面の串柿を眺めながら堀越観音へ向かっておよそ1時間弱歩くと、南葛城山登山口に出ます。堀越観音のすぐ近くに公衆トイレがあり、その脇の階段を上ると燈明岳展望台があります。往復しても1時間ほどですので、足を延ばしてみるのもいいでしょう。 堀越観音から30分ほど歩くと、蔵王峠に着きます。蔵王峠からは舗装路を離れ南葛城山へ取り付きます。ここから桃ノ木ダオまでの登山道は、モトクロスバイクが時折走り抜けていくので注意が必要です。野谷ノ峰まで登ると、抜ける風が心地よい林の尾根に出ます。ここで休憩するのもいいでしょう。息を整えた後は、桃ノ木ダオまでゆっくりと歩きます。桃ノ木ダオでは4方向へ分岐していますが、目の前に広がる南葛城山を目指します。ここまでくると山頂までは30分ほど。山頂には展望こそありませんが、切り開かれた広場があり、広大な笹原に杉の大木がそびえる様子はとてもさわやかです。 下山は、バス便の多い滝畑ダムに向かう場合、ノゾキ平までの関電道に歩きにくい箇所もありますが、そこからは林間歩道分岐、中ノ茶屋橋、どちらに向かっても植林地に囲まれた登山道です。滝畑ダムまで時間に差はありませんが、林間歩道分岐までの道はやや急坂で階段が多く、中ノ茶屋橋に下った場合、そこから滝畑ダムまでは舗装路となります。 串柿の里へ戻る場合、往路を辿ってもいいのですが、読図ができる方なら、野谷ノ峰から笹藪の中を尾根沿いに下山してもいいでしょう。往路のような騒々しさのない静寂な尾根道は、ところどころ不明瞭になりますが、基本的に同じ磁方位(南西約230度:偏角含む)の尾根に沿って歩きます。ピークを巻く所もありますが、方位を確認しながら進めば、道そのものが危険というわけではありません。蔵王峠から先は来た道を辿ります。 帰りの便まで時間があるようでしたら、道の駅「くしがきの里」まで歩くのもおすすめです。東谷から40分ほどの上広口停留所まで下ると、目の前にあります。乗合タクシーの時刻を確認し、かつらぎの里の農産物や特産品をおみやげとして購入したり、休憩を取ったりするのもいいでしょう。JR笠田駅前からかつらぎ町デマンド型乗合タクシー(平日のみ運行、事前要予約)に乗って、東谷へ向かいます。本数が少ないので、できれば朝一番の便に乗りましょう。秋になると東谷停留所周辺は「四郷串柿の里」の風景が眺められます。堀越観音への道を歩くと、斜面沿いに串柿を干す台がずらりと並び、串柿が秋の山肌を美しい朱色に染めます。 一面の串柿を眺めながら堀越観音へ向かっておよそ1時間弱歩くと、南葛城山登山口に出ます。堀越観音のすぐ近くに公衆トイレがあり、その脇の階段を上ると燈明岳展望台があります。往復しても1時間ほどですので、足を延ばしてみるのもいいでしょう。 堀越観音から30分ほど歩くと、蔵王峠に着きます。蔵王峠からは舗装路を離れ南葛城山へ取り付きます。ここから桃ノ木ダオまでの登山道は、モトクロスバイクが時折走り抜けていくので注意が必要です。野谷ノ峰まで登ると、抜ける風が心地よい林の尾根に出ます。ここで休憩するのもいいでしょう。息を整えた後は、桃ノ木ダオまでゆっくりと歩きます。桃ノ木ダオでは4方向へ分岐していますが、目の前に広がる南葛城山を目指します。ここまでくると山頂までは30分ほど。山頂には展望こそありませんが、切り開かれた広場があり、広大な笹原に杉の大木がそびえる様子はとてもさわやかです。 下山は、バス便の多い滝畑ダムに向かう場合、ノゾキ平までの関電道に歩きにくい箇所もありますが、そこからは林間歩道分岐、中ノ茶屋橋、どちらに向かっても植林地に囲まれた登山道です。滝畑ダムまで時間に差はありませんが、林間歩道分岐までの道はやや急坂で階段が多く、中ノ茶屋橋に下った場合、そこから滝畑ダムまでは舗装路となります。 串柿の里へ戻る場合、往路を辿ってもいいのですが、読図ができる方なら、野谷ノ峰から笹藪の中を尾根沿いに下山してもいいでしょう。往路のような騒々しさのない静寂な尾根道は、ところどころ不明瞭になりますが、基本的に同じ磁方位(南西約230度:偏角含む)の尾根に沿って歩きます。ピークを巻く所もありますが、方位を確認しながら進めば、道そのものが危険というわけではありません。蔵王峠から先は来た道を辿ります。 帰りの便まで時間があるようでしたら、道の駅「くしがきの里」まで歩くのもおすすめです。東谷から40分ほどの上広口停留所まで下ると、目の前にあります。乗合タクシーの時刻を確認し、かつらぎの里の農産物や特産品をおみやげとして購入したり、休憩を取ったりするのもいいでしょう。 -
槇尾山から和泉葛城山へ
- 日帰り
- 4時間30分
- 12.3km
槇尾山から和泉葛城山へ
- 日帰り
- 4時間30分
- 12.3km
槇尾山は西国四番札所・施福寺を中心に、モミジや桜の多い自然林の宝庫として有名です。南の三国山までは三番札所粉河寺を結ぶ巡礼古道で、桧原越とも称される植生と樹相が豊かな長い尾根道です。十五丁石地蔵や千本杉峠を経て、航空路監視レーダーや電波塔がある三国山に到着します。三角点は合流してきた林道の裏手にありますが、展望はありません。 車道を進み、昔の遍路の賑わいを茶所跡の石碑にしのぶ七越峠、経塚山への分岐を経て鍋谷峠へと至ります。 大石ヶ峰周辺はヤブや枝道に注意しながら樹林帯を進みます。岩雄山への難ルートを分け、和泉葛城山1等三角点に到達します。近くで南北からの林道と紀泉高原スカイラインが合流し、ライダーやマイカーで賑わい、一気に開放的になります。 和泉葛城山山頂の一角には巨石造りの葛城神社と龍王神社が背中合わせに鎮座しています。西側へ進むと円筒形の展望台、大阪平野や淡路島が近くに眺められ、目を転じれば大峰山まで遠望できます。 山頂の北側斜面にはブナの天然林が広がります。このブナ林は本州の南限に近く、龍王社の社寺林として伐採を禁じられ、都市近郊にも関わらず近代まで奇跡的に残っていたという理由で、1923(大正12)年に国指定天然記念物に指定されました。秋には見事に黄葉する貴重な木々を回廊で巡ります。槇尾山は西国四番札所・施福寺を中心に、モミジや桜の多い自然林の宝庫として有名です。南の三国山までは三番札所粉河寺を結ぶ巡礼古道で、桧原越とも称される植生と樹相が豊かな長い尾根道です。十五丁石地蔵や千本杉峠を経て、航空路監視レーダーや電波塔がある三国山に到着します。三角点は合流してきた林道の裏手にありますが、展望はありません。 車道を進み、昔の遍路の賑わいを茶所跡の石碑にしのぶ七越峠、経塚山への分岐を経て鍋谷峠へと至ります。 大石ヶ峰周辺はヤブや枝道に注意しながら樹林帯を進みます。岩雄山への難ルートを分け、和泉葛城山1等三角点に到達します。近くで南北からの林道と紀泉高原スカイラインが合流し、ライダーやマイカーで賑わい、一気に開放的になります。 和泉葛城山山頂の一角には巨石造りの葛城神社と龍王神社が背中合わせに鎮座しています。西側へ進むと円筒形の展望台、大阪平野や淡路島が近くに眺められ、目を転じれば大峰山まで遠望できます。 山頂の北側斜面にはブナの天然林が広がります。このブナ林は本州の南限に近く、龍王社の社寺林として伐採を禁じられ、都市近郊にも関わらず近代まで奇跡的に残っていたという理由で、1923(大正12)年に国指定天然記念物に指定されました。秋には見事に黄葉する貴重な木々を回廊で巡ります。 -
犬鳴山温泉から犬鳴山(天狗岳)へ
- 日帰り
- 3時間40分
- 4.4km
犬鳴山温泉から犬鳴山(天狗岳)へ
- 日帰り
- 3時間40分
- 4.4km
犬鳴山は不動谷渓谷の両岸に広がる七宝瀧寺の山号であり、犬鳴山という山頂はなく、渓谷を囲むように山々が鎮座しています。 古くは犬鳴山を含む金剛・和泉山系全体を「葛城」と呼び、その中でも犬鳴山は西の行場、東の行場を持つ葛城二十八宿修験道の根本道場です。JRと南海線から路線バスで犬鳴山バス停で下車、温泉街を抜けてすぐに不動谷渓谷を進みます。涼しげな遊歩道を大黒天岩や義犬の墓に足を止めながら、40分ほどで七宝瀧寺へ。不動明王像の横から登山道に入ります。樹林帯のつづら折りの急坂は踏み跡が明瞭で、童子を確認しながら分岐点まで登ればひと息つきます。右に折れて鳥居のある奥の院、ほどなくして経塚権現山に至ります。周囲に小ピークが連なる林の中、最後はロープの張られた急坂を登りつめると、天狗像が鎮座する天狗岳に到着します。山頂は展望は望めないものの、古来からの修験者に思いをはせてみるのも一興です。犬鳴山は不動谷渓谷の両岸に広がる七宝瀧寺の山号であり、犬鳴山という山頂はなく、渓谷を囲むように山々が鎮座しています。 古くは犬鳴山を含む金剛・和泉山系全体を「葛城」と呼び、その中でも犬鳴山は西の行場、東の行場を持つ葛城二十八宿修験道の根本道場です。JRと南海線から路線バスで犬鳴山バス停で下車、温泉街を抜けてすぐに不動谷渓谷を進みます。涼しげな遊歩道を大黒天岩や義犬の墓に足を止めながら、40分ほどで七宝瀧寺へ。不動明王像の横から登山道に入ります。樹林帯のつづら折りの急坂は踏み跡が明瞭で、童子を確認しながら分岐点まで登ればひと息つきます。右に折れて鳥居のある奥の院、ほどなくして経塚権現山に至ります。周囲に小ピークが連なる林の中、最後はロープの張られた急坂を登りつめると、天狗像が鎮座する天狗岳に到着します。山頂は展望は望めないものの、古来からの修験者に思いをはせてみるのも一興です。 -
七宝瀧寺から五本松へ
- 日帰り
- 2時間35分
- 5.7km
七宝瀧寺から五本松へ
- 日帰り
- 2時間35分
- 5.7km
高城山へは七宝瀧寺・本堂手前の舗装路を左に上がって犬鳴林道を右に進み、古津喜谷分岐から沢沿いの登山道に入ります。樹林帯を登るに従い大木地区からの林道に絡みながら再び樹林帯に入り、表行場と五本松への登山道交差地点からすぐの高城山に至ります。 高城山から並行する犬鳴東手川林道を見下ろす位置で樹林帯を東へ進み、五本松に至ります。近くには売店や展望台(有料)があり、紀ノ川越しの紀州富士・竜門山の存在は秀逸です。下りは近畿自然歩道、犬鳴隧道を経て、七宝瀧寺へは約30分です。高城山へは七宝瀧寺・本堂手前の舗装路を左に上がって犬鳴林道を右に進み、古津喜谷分岐から沢沿いの登山道に入ります。樹林帯を登るに従い大木地区からの林道に絡みながら再び樹林帯に入り、表行場と五本松への登山道交差地点からすぐの高城山に至ります。 高城山から並行する犬鳴東手川林道を見下ろす位置で樹林帯を東へ進み、五本松に至ります。近くには売店や展望台(有料)があり、紀ノ川越しの紀州富士・竜門山の存在は秀逸です。下りは近畿自然歩道、犬鳴隧道を経て、七宝瀧寺へは約30分です。 -
山中渓駅から雲山峰、俎石山・大福山へ
- 日帰り
- 6時間20分
- 15.8km
山中渓駅から雲山峰、俎石山・大福山へ
- 日帰り
- 6時間20分
- 15.8km
JR山中渓駅から縦走路の起点となる第一パノラマ展望台までは、銀ノ峰パノラマコースを経て約1時間。第二展望台を経由して比較的緩やかに登ると約70分です。展望台で汗をぬぐい、六甲の山並みや遠く明石海峡大橋などの景観を見てひと息ついたら、自然林に包まれた心地よい縦走路の始まりです。四ノ谷山をやり過ごして45分ほど歩くと、南側に連なった山並が見通せる露岩帯に出ます。今までとは雰囲気が変わり、抜ける風までが異なった香りを運んできます。 さらに進むと、北側に絶景ポイントがあります。大阪湾側の景色は、ここでいったん見納めとなります。そこから約15分、最後の急坂を登れば雲山峰山頂に出ます。三角点は山道の脇にあります。ここでお弁当など広げてもいいのですが、紀ノ川の景色を道連れに25分ほど下れば、和歌山県側の景観が一望できる広場がありますので、そこまで足を延ばしてはいかがでしょう。地蔵山分岐から紀伊駅方面に2〜3分ほどの場所に展望広場があり、その先に東屋があります。さて、展望広場から地蔵山分岐まで戻り、井関峠を目指す道中ではヤマモモやクリなどを記した銘板が楽しみを増してくれます。樹林帯を抜け、尾根から逸れるとまもなく井関峠。 今までの開放的な景色と違い、ひっそりとした山間の趣。足を休めていると、野鳥のさえずりに心が和みます。 ここから大福山までは約40分、ぜひ籤法ヶ嶽東峰、籤法ヶ嶽双方にも立ち寄りましょう。それぞれの山頂からは、異なった切り絵のような眺望が楽しめます。鉄塔を過ぎ、ひと登りすれば大福山。役行者葛城修験二十八宿の第三経塚跡が大切に祀られています。広い山頂にはベンチや机が配置され、眺望を楽しみながら木陰でくつろげます。和歌山県側の景色に別れを告げ、大阪府下で唯一、1等三角点を持つ俎石山を目指して北に向かいます。約15分で着く山頂は眺望こそありませんが、落ち着いた佇まいで静かな雰囲気を醸しています。その先にある展望所で、久々に眺める大阪湾の風景を楽しめば、ここから南海箱作駅まではあとひと踏ん張り。照葉樹林帯を尾根伝いに東進して徐々に高度を下げ、尾根から逸れて大きく進路を北に変えると、深い森の中へと道が誘います。林道に突き当たれば、そこから飯ノ峯川に沿いに、苔むしたコンクリート道をスリップに注意しながら下ります。15分ほど歩くと、大きな陸橋が横切っています。その陸橋を渡ると、桃の木台7丁目バス停(南海ウイングバス、電話:072-467-0601、1時間1〜3便運行)までは約10分。陸橋を渡らず先に進み、川に沿った遊歩道約40分で、東屋のある親水公園に到着です。箱作駅までは指呼の間。電車の時間までゆっくりと過ごし、一日を振り返るのも良いでしょう。JR山中渓駅から縦走路の起点となる第一パノラマ展望台までは、銀ノ峰パノラマコースを経て約1時間。第二展望台を経由して比較的緩やかに登ると約70分です。展望台で汗をぬぐい、六甲の山並みや遠く明石海峡大橋などの景観を見てひと息ついたら、自然林に包まれた心地よい縦走路の始まりです。四ノ谷山をやり過ごして45分ほど歩くと、南側に連なった山並が見通せる露岩帯に出ます。今までとは雰囲気が変わり、抜ける風までが異なった香りを運んできます。 さらに進むと、北側に絶景ポイントがあります。大阪湾側の景色は、ここでいったん見納めとなります。そこから約15分、最後の急坂を登れば雲山峰山頂に出ます。三角点は山道の脇にあります。ここでお弁当など広げてもいいのですが、紀ノ川の景色を道連れに25分ほど下れば、和歌山県側の景観が一望できる広場がありますので、そこまで足を延ばしてはいかがでしょう。地蔵山分岐から紀伊駅方面に2〜3分ほどの場所に展望広場があり、その先に東屋があります。さて、展望広場から地蔵山分岐まで戻り、井関峠を目指す道中ではヤマモモやクリなどを記した銘板が楽しみを増してくれます。樹林帯を抜け、尾根から逸れるとまもなく井関峠。 今までの開放的な景色と違い、ひっそりとした山間の趣。足を休めていると、野鳥のさえずりに心が和みます。 ここから大福山までは約40分、ぜひ籤法ヶ嶽東峰、籤法ヶ嶽双方にも立ち寄りましょう。それぞれの山頂からは、異なった切り絵のような眺望が楽しめます。鉄塔を過ぎ、ひと登りすれば大福山。役行者葛城修験二十八宿の第三経塚跡が大切に祀られています。広い山頂にはベンチや机が配置され、眺望を楽しみながら木陰でくつろげます。和歌山県側の景色に別れを告げ、大阪府下で唯一、1等三角点を持つ俎石山を目指して北に向かいます。約15分で着く山頂は眺望こそありませんが、落ち着いた佇まいで静かな雰囲気を醸しています。その先にある展望所で、久々に眺める大阪湾の風景を楽しめば、ここから南海箱作駅まではあとひと踏ん張り。照葉樹林帯を尾根伝いに東進して徐々に高度を下げ、尾根から逸れて大きく進路を北に変えると、深い森の中へと道が誘います。林道に突き当たれば、そこから飯ノ峯川に沿いに、苔むしたコンクリート道をスリップに注意しながら下ります。15分ほど歩くと、大きな陸橋が横切っています。その陸橋を渡ると、桃の木台7丁目バス停(南海ウイングバス、電話:072-467-0601、1時間1〜3便運行)までは約10分。陸橋を渡らず先に進み、川に沿った遊歩道約40分で、東屋のある親水公園に到着です。箱作駅までは指呼の間。電車の時間までゆっくりと過ごし、一日を振り返るのも良いでしょう。 -
紀伊駅から展望広場を経て六十谷駅へ
- 日帰り
- 3時間50分
- 9.9km
紀伊駅から展望広場を経て六十谷駅へ
- 日帰り
- 3時間50分
- 9.9km
JR紀伊駅前の通りに出て、西側(和歌山寄り)にある右斜めに入る路地を進み、最初の三叉路を右折。道なりに進み、阪和道のトンネル先にあるスロープを上がって、さらにトンネルをくぐると、ようやく登山口のフェンスが現れます。最初は薄暗い竹藪の急登で、晴れた日でも不安になりますが、すぐに開けた場所に出るので頑張りましょう。その後は傾斜も緩みますが、苔むした岩や覆いかぶさるシダ、細く切れ落ちた箇所などが現れるので、滑らないように注意が必要です。木立の隙間から時折望む景観に思いを馳せながら30分ほど歩くと、山側(左)に三角点入り口を示す札があります。中級者以上の方なら3分ほどで辿れますが、初心者には不向きですので立ち入らないようにしましょう。ほどなく高圧線をくぐる辺りで振り返ると、田園や紀の川が眼下に広がり、登ってきた高さが実感できます。その後、落合方面の分岐、四ツ池道へショートカットする分岐を過ぎると、四ツ池道との三差路に着きます。 そこからは10分ほどで六角堂、指呼の間で展望広場に到着です。展望広場は広く、ウバメガシの木陰が心地よいウッドデッキやベンチなどがありますので、ゆったりとした時を過ごしましょう。地蔵山へは、その先にある雲山峰と井関峠の分岐を左に向かい、さらに現れる分岐の藪をかき分けながら進むと数分で着きますが、展望はなく、中級者向き。帰りは三差路まで戻り、役ノ行者堂方面に向かいます。 ほどなく現れる分岐は六十谷方面に直進し、5〜6分ほどで景観の良い鉄塔のある休憩所に出ます。 そこからしばらくは、温帯に茂る自然林の豊かさを感じられる、木漏れ日や吹き抜ける風が心地よい快適な空間が続きます。さらに45分ほどで、四ツ池コースと鉄塔コースの分岐に出ます。四ツ池コースは道が不安定で初心者には向きませんので、分岐を右にとって鉄塔コースを進みます。次の鉄塔をやりすごしてから15分ほどの分岐は、左の方が初心者向きです。平らになった樹林帯から細い谷筋の道に入ると7~8分ほどで下山しますが、ここからは自然災害の爪痕が残る、ところどころロープの張られた荒れた道となります。最後に、谷の左側にある土のうの階段を下りますが、ゆっくりと歩けば心配のない道なので、慎重に下りましょう。 千手川に出て護岸壁に沿って歩き、橋を渡ります。橋から下流方面に向かうと、約20~25分でJR六十谷駅です。付近に、10台ほどの駐車スペースあり。タクシー利用の際は、千手川大関橋先の駐車場と伝えて下さい。(南海アーバン交通☎073-461-9020)。JR紀伊駅前の通りに出て、西側(和歌山寄り)にある右斜めに入る路地を進み、最初の三叉路を右折。道なりに進み、阪和道のトンネル先にあるスロープを上がって、さらにトンネルをくぐると、ようやく登山口のフェンスが現れます。最初は薄暗い竹藪の急登で、晴れた日でも不安になりますが、すぐに開けた場所に出るので頑張りましょう。その後は傾斜も緩みますが、苔むした岩や覆いかぶさるシダ、細く切れ落ちた箇所などが現れるので、滑らないように注意が必要です。木立の隙間から時折望む景観に思いを馳せながら30分ほど歩くと、山側(左)に三角点入り口を示す札があります。中級者以上の方なら3分ほどで辿れますが、初心者には不向きですので立ち入らないようにしましょう。ほどなく高圧線をくぐる辺りで振り返ると、田園や紀の川が眼下に広がり、登ってきた高さが実感できます。その後、落合方面の分岐、四ツ池道へショートカットする分岐を過ぎると、四ツ池道との三差路に着きます。 そこからは10分ほどで六角堂、指呼の間で展望広場に到着です。展望広場は広く、ウバメガシの木陰が心地よいウッドデッキやベンチなどがありますので、ゆったりとした時を過ごしましょう。地蔵山へは、その先にある雲山峰と井関峠の分岐を左に向かい、さらに現れる分岐の藪をかき分けながら進むと数分で着きますが、展望はなく、中級者向き。帰りは三差路まで戻り、役ノ行者堂方面に向かいます。 ほどなく現れる分岐は六十谷方面に直進し、5〜6分ほどで景観の良い鉄塔のある休憩所に出ます。 そこからしばらくは、温帯に茂る自然林の豊かさを感じられる、木漏れ日や吹き抜ける風が心地よい快適な空間が続きます。さらに45分ほどで、四ツ池コースと鉄塔コースの分岐に出ます。四ツ池コースは道が不安定で初心者には向きませんので、分岐を右にとって鉄塔コースを進みます。次の鉄塔をやりすごしてから15分ほどの分岐は、左の方が初心者向きです。平らになった樹林帯から細い谷筋の道に入ると7~8分ほどで下山しますが、ここからは自然災害の爪痕が残る、ところどころロープの張られた荒れた道となります。最後に、谷の左側にある土のうの階段を下りますが、ゆっくりと歩けば心配のない道なので、慎重に下りましょう。 千手川に出て護岸壁に沿って歩き、橋を渡ります。橋から下流方面に向かうと、約20~25分でJR六十谷駅です。付近に、10台ほどの駐車スペースあり。タクシー利用の際は、千手川大関橋先の駐車場と伝えて下さい。(南海アーバン交通☎073-461-9020)。 -
道の駅みさき「夢灯台」から飯盛山往復
- 日帰り
- 4時間10分
- 7km
道の駅みさき「夢灯台」から飯盛山往復
- 日帰り
- 4時間10分
- 7km
道の駅みさきへは、車はもちろんのこと、南海本線淡輪駅からコミュニティバスが出ています。(1日5便、岬町HPを参照。帰路はみさき公園駅行きになります) 道の駅からは、進入路脇にある稲荷山登山口を横目に国道26号バイパスの高架をくぐり、舗装路沿いに進んだ切れ目が登山口です。南に伸びる尾根はしばらくすると急坂となり、トラロープに沿ってザレた坂を滑らないよう登り切ると、ほっこりとしたピークに出ます。大阪湾方面の眺望に気も緩みますが、すぐ隣にもう一つのピークがあるので、汗を拭ったら続く急坂を伝い、目と鼻の先にある隣のピークに移りましょう。二つ目のピークで、紀泉アルプスの山並みと山麓に広がる集落に生活の温もりを感じながら一息つきます。 さて、ピークから樹林帯を進み30分もすると提灯講山からの登山道と合流するので、一旦北上して山頂を踏むのも良いでしょう。提灯講山から引き返して南下し、途中大曲山を経由して飯盛山到着です。十分に景色を堪能した後は、来た道を戻ります。道の駅みさきへは、車はもちろんのこと、南海本線淡輪駅からコミュニティバスが出ています。(1日5便、岬町HPを参照。帰路はみさき公園駅行きになります) 道の駅からは、進入路脇にある稲荷山登山口を横目に国道26号バイパスの高架をくぐり、舗装路沿いに進んだ切れ目が登山口です。南に伸びる尾根はしばらくすると急坂となり、トラロープに沿ってザレた坂を滑らないよう登り切ると、ほっこりとしたピークに出ます。大阪湾方面の眺望に気も緩みますが、すぐ隣にもう一つのピークがあるので、汗を拭ったら続く急坂を伝い、目と鼻の先にある隣のピークに移りましょう。二つ目のピークで、紀泉アルプスの山並みと山麓に広がる集落に生活の温もりを感じながら一息つきます。 さて、ピークから樹林帯を進み30分もすると提灯講山からの登山道と合流するので、一旦北上して山頂を踏むのも良いでしょう。提灯講山から引き返して南下し、途中大曲山を経由して飯盛山到着です。十分に景色を堪能した後は、来た道を戻ります。