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岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
48件
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検索結果48件中  41-48件
  • 芦別岳(新道コース)

    芦別岳(新道コース)

    芦別岳新道コースの登山口は国道237号沿いの山部集落から約3km、北海道としては珍しく人里に近い登山口となります。登山口の標高はわずか330mと低く、標高1726.1mの山頂まではその差1400mほどを登らなければなりません。これもまた北海道の山では屈指の数字です。 鹿による農作物被害防止のゲートをくぐり、長い登りが始まります。最初の急登を終えるとしばらくは穏やかな尾根歩きです。ここではまだ木漏れ日を浴びて森林浴を楽しむ余裕がありますが、「呻吟坂 序曲」なるいわくありげな標識を過ぎると雰囲気は一変、斜度が増します。急登を進むと今度は「呻吟坂 負けるな」の標識。まるで登山者の心境を見透かすかのようです。まだ続く急登の途中、見晴台に到着。笹を刈った間から山部集落と十勝連峰が見えます。さらに小1時間登って鶯谷に出ます。ユーフレ小屋への登山道を分ける地点であり、ちょっとした広場になっていて休憩には良い場所です。標高的にはようやく半分を越えたところ。 ここから尾根が細くなり、右手に切れ落ちた谷と向かいの夫婦岩が見えてきます。登山道の左右にダケカンバが立ち並び、疲れを癒してくれるようです。徐々に傾斜が緩くなり広いピークに出るとそこが半面山です。東方向に展望が利き十勝連峰が良く見えます。半面山を越えると、展望が開けます。芦別岳の山頂も見え、いよいよ本格的な登りが始まります。一度緩く下り、鞍部で熊の沼を横目に過ぎ、侵食の激しい登山道を九十九折に登ると雲峰山です。山頂標識はありませんが、ハイマツに囲まれたピークは芦別岳山頂部を望む絶好の展望台となっています。ここでもわずかに下り、最後の登りは標高差200mほど。高山植物が咲く草地の斜面に取り付き、急坂を登り切ると岩の露出する細長い芦別岳山頂に到着です。 ここからの展望は見事で、とても2000mに満たない山とは思えません。北に延びる稜線は富良野西岳まで続き、富良野盆地を挟んで間近に十勝連峰、その左後ろに旭岳も見えます。南東方向遠く、左右に続く山並みは日高山脈、南には夕張岳が存在感を示しています。北西には緑の絨毯の中に線を引く旧道コース登山道が目を惹きます。旧道コースを下ると、切れ落ちた岩壁からなる芦別岳の特徴的な山容が望めますが、かなり長い道のりとなるので足に自信のある方以外は新道コースを往復するのが無難です。
    芦別岳新道コースの登山口は国道237号沿いの山部集落から約3km、北海道としては珍しく人里に近い登山口となります。登山口の標高はわずか330mと低く、標高1726.1mの山頂まではその差1400mほどを登らなければなりません。これもまた北海道の山では屈指の数字です。 鹿による農作物被害防止のゲートをくぐり、長い登りが始まります。最初の急登を終えるとしばらくは穏やかな尾根歩きです。ここではまだ木漏れ日を浴びて森林浴を楽しむ余裕がありますが、「呻吟坂 序曲」なるいわくありげな標識を過ぎると雰囲気は一変、斜度が増します。急登を進むと今度は「呻吟坂 負けるな」の標識。まるで登山者の心境を見透かすかのようです。まだ続く急登の途中、見晴台に到着。笹を刈った間から山部集落と十勝連峰が見えます。さらに小1時間登って鶯谷に出ます。ユーフレ小屋への登山道を分ける地点であり、ちょっとした広場になっていて休憩には良い場所です。標高的にはようやく半分を越えたところ。 ここから尾根が細くなり、右手に切れ落ちた谷と向かいの夫婦岩が見えてきます。登山道の左右にダケカンバが立ち並び、疲れを癒してくれるようです。徐々に傾斜が緩くなり広いピークに出るとそこが半面山です。東方向に展望が利き十勝連峰が良く見えます。半面山を越えると、展望が開けます。芦別岳の山頂も見え、いよいよ本格的な登りが始まります。一度緩く下り、鞍部で熊の沼を横目に過ぎ、侵食の激しい登山道を九十九折に登ると雲峰山です。山頂標識はありませんが、ハイマツに囲まれたピークは芦別岳山頂部を望む絶好の展望台となっています。ここでもわずかに下り、最後の登りは標高差200mほど。高山植物が咲く草地の斜面に取り付き、急坂を登り切ると岩の露出する細長い芦別岳山頂に到着です。 ここからの展望は見事で、とても2000mに満たない山とは思えません。北に延びる稜線は富良野西岳まで続き、富良野盆地を挟んで間近に十勝連峰、その左後ろに旭岳も見えます。南東方向遠く、左右に続く山並みは日高山脈、南には夕張岳が存在感を示しています。北西には緑の絨毯の中に線を引く旧道コース登山道が目を惹きます。旧道コースを下ると、切れ落ちた岩壁からなる芦別岳の特徴的な山容が望めますが、かなり長い道のりとなるので足に自信のある方以外は新道コースを往復するのが無難です。
  • 夕張岳(冷水コース)

    夕張岳(冷水コース)

    道幅の狭い林道をゲートまで走り、登山口からスタートします。駐車スペースは狭いので早めに到着するのが良いでしょう。 夕張岳ヒュッテまで続く林道を進むとすぐに冷水コース分岐です。右に折れて進んでいくと登山道らしくなります。沢の音が聞こえる涼しげな林を緩やかに徐々に斜度を増しながら進みます。冷水の沢・前岳の沢と水場を二つ過ぎると傾斜が緩くなり、夕張岳ヒュッテから尾根筋を通ってきた馬の背コースと合流します。 再びやや急な登りとなりますが、登り終えるとそこはシラネアオイの大群落、石原平です。僅かに登って望岳台に至ると景色が開けます。休憩にちょうど良い場所です。望岳台の名の通り、目の前に滝ノ沢岳、背後に芦別岳が見えます。ここまで距離では半分しか歩いていないものの、標高差はすでに3分の2を登り終えています。 前岳を回り込むようにトラバースすると今まで隠れていた夕張岳が見えてきます。前岳湿原からガマ岩、ひょうたん池、1400m湿原と次々と見どころが現れます。ひょうたん池の先は高木がなくなり、いよいよ高山植物が登場します。小石がザラザラとした蛇紋岩崩壊地ではユウパリコザクラが見られます。すっきりと展望も開け、このあたりから見る夕張岳はコース中最も存在感があります。1400m湿原から始まる木道はシロウマアサツキやイワイチョウの群落の中を緩やかに歩きます。 釣鐘岩と熊ヶ峰の間に向かって急な坂をひと登りすると吹き通しです。6月下旬にはユウバリソウがそこここに咲き並びます。ここも蛇紋岩からなる場所で、周りと比べて明らかに植生が異なるのが見てとれます。蛇紋岩は植物の生育に適さない厳しい環境をつくるため、そこで生きられるよう植物が変化し固有種が多くなるのだそうです。ユウパリコザクラもユウバリソウも夕張岳の蛇紋岩地でしか見られない固有種です。山頂まで最後の登りに取り掛かる前にその姿をじっくり眺めていきましょう。 金山コース分岐を過ぎると最後の急登が待っています。登り終えて山頂かと思えば、夕張岳山頂神社のお宮が建つ小凹地。本当の山頂はお宮の後ろに見えています。夕張岳山頂はあまり広くないものの360度の展望が得られます。夕張山地の芦別岳はもちろん、十勝岳を中心に十勝連峰、一列後ろに旭岳、ニペソツ山からウペペサンケ山と大雪山系もよく見えます。方角を変えると幌尻岳を盟主とする北日高の山々、太平洋と接して樽前山・恵庭岳など、札幌周辺の低山を眺められるのが新鮮です。運が良ければ羊蹄山も見えるでしょう。帰りは往路を戻ります。
    道幅の狭い林道をゲートまで走り、登山口からスタートします。駐車スペースは狭いので早めに到着するのが良いでしょう。 夕張岳ヒュッテまで続く林道を進むとすぐに冷水コース分岐です。右に折れて進んでいくと登山道らしくなります。沢の音が聞こえる涼しげな林を緩やかに徐々に斜度を増しながら進みます。冷水の沢・前岳の沢と水場を二つ過ぎると傾斜が緩くなり、夕張岳ヒュッテから尾根筋を通ってきた馬の背コースと合流します。 再びやや急な登りとなりますが、登り終えるとそこはシラネアオイの大群落、石原平です。僅かに登って望岳台に至ると景色が開けます。休憩にちょうど良い場所です。望岳台の名の通り、目の前に滝ノ沢岳、背後に芦別岳が見えます。ここまで距離では半分しか歩いていないものの、標高差はすでに3分の2を登り終えています。 前岳を回り込むようにトラバースすると今まで隠れていた夕張岳が見えてきます。前岳湿原からガマ岩、ひょうたん池、1400m湿原と次々と見どころが現れます。ひょうたん池の先は高木がなくなり、いよいよ高山植物が登場します。小石がザラザラとした蛇紋岩崩壊地ではユウパリコザクラが見られます。すっきりと展望も開け、このあたりから見る夕張岳はコース中最も存在感があります。1400m湿原から始まる木道はシロウマアサツキやイワイチョウの群落の中を緩やかに歩きます。 釣鐘岩と熊ヶ峰の間に向かって急な坂をひと登りすると吹き通しです。6月下旬にはユウバリソウがそこここに咲き並びます。ここも蛇紋岩からなる場所で、周りと比べて明らかに植生が異なるのが見てとれます。蛇紋岩は植物の生育に適さない厳しい環境をつくるため、そこで生きられるよう植物が変化し固有種が多くなるのだそうです。ユウパリコザクラもユウバリソウも夕張岳の蛇紋岩地でしか見られない固有種です。山頂まで最後の登りに取り掛かる前にその姿をじっくり眺めていきましょう。 金山コース分岐を過ぎると最後の急登が待っています。登り終えて山頂かと思えば、夕張岳山頂神社のお宮が建つ小凹地。本当の山頂はお宮の後ろに見えています。夕張岳山頂はあまり広くないものの360度の展望が得られます。夕張山地の芦別岳はもちろん、十勝岳を中心に十勝連峰、一列後ろに旭岳、ニペソツ山からウペペサンケ山と大雪山系もよく見えます。方角を変えると幌尻岳を盟主とする北日高の山々、太平洋と接して樽前山・恵庭岳など、札幌周辺の低山を眺められるのが新鮮です。運が良ければ羊蹄山も見えるでしょう。帰りは往路を戻ります。
  • 平取から幌尻岳へ(振内コース)

    平取から幌尻岳へ(振内コース)

    幌尻岳は標高2052mの日高山脈襟裳十勝国立公園の最高峰です。北カール、東カール、七ッ沼カールを抱え、アイヌ語で大きい山「ポロ・シリ」を意味します。 1日目は平取町とよぬか山荘より専用シャトルバス(要予約、7/1〜9/30の期間、1日3便)を利用し林道第2ゲートへ向かいます。ゲートからは北海道電力の取水施設まで約7.5kmの林道歩きです。取水施設から幌尻山荘までは額平川の沢沿いに十数回渡渉を繰り返しながら進みます。しっかりとした沢登り用の装備を整えましょう。なお沢の増水時には渡渉が困難になり非常に危険です。時に引き返す勇気を持ちましょう。左岸に五ノ沢の落ち込みが見えてきたら、幌尻山荘は近いです。幌尻山荘は夏期のみ管理人が滞在する予約制の山小屋です。 2日目は山荘から幌尻岳山頂を目指します。いきなり急斜面のジグザグ登りが続きます。飽きるほどのターンを繰り返すことになりますが、1497mからは展望も開けて、ヌカビラ岳から北戸蔦別岳の山々が見えてきます。しばらく稜線を進むと命の水の案内があります。踏み跡を少し下ると命の水が湧き出しているので水を補給します。 稜線を進むとハイマツ帯に植生も変わり、登り切ると北カール越しに幌尻岳の山が眼前に広がります。北カールにはヒグマがいることがあるので注意しましょう。エゾウサギギク、ツガザクラ類、エゾヒメクワガタなど高山植物が咲く登山道を進み、新冠コース分岐と合流し山頂を目指します。幌尻岳山頂は礫地となっており、遮るもののない360度の大展望を満喫することが出来ます。日高山脈主峰からは遠くに大雪山、十勝岳などを望むことが出来ます。 帰りは往路を下り幌尻山荘に戻ります。なお幌尻岳山頂より戸蔦別岳を経由し1881mから六ノ沢に下り幌尻山荘に周回するコースもありますが、不明瞭な道、ヒグマも多いので経験者向きのコースです。
    幌尻岳は標高2052mの日高山脈襟裳十勝国立公園の最高峰です。北カール、東カール、七ッ沼カールを抱え、アイヌ語で大きい山「ポロ・シリ」を意味します。 1日目は平取町とよぬか山荘より専用シャトルバス(要予約、7/1〜9/30の期間、1日3便)を利用し林道第2ゲートへ向かいます。ゲートからは北海道電力の取水施設まで約7.5kmの林道歩きです。取水施設から幌尻山荘までは額平川の沢沿いに十数回渡渉を繰り返しながら進みます。しっかりとした沢登り用の装備を整えましょう。なお沢の増水時には渡渉が困難になり非常に危険です。時に引き返す勇気を持ちましょう。左岸に五ノ沢の落ち込みが見えてきたら、幌尻山荘は近いです。幌尻山荘は夏期のみ管理人が滞在する予約制の山小屋です。 2日目は山荘から幌尻岳山頂を目指します。いきなり急斜面のジグザグ登りが続きます。飽きるほどのターンを繰り返すことになりますが、1497mからは展望も開けて、ヌカビラ岳から北戸蔦別岳の山々が見えてきます。しばらく稜線を進むと命の水の案内があります。踏み跡を少し下ると命の水が湧き出しているので水を補給します。 稜線を進むとハイマツ帯に植生も変わり、登り切ると北カール越しに幌尻岳の山が眼前に広がります。北カールにはヒグマがいることがあるので注意しましょう。エゾウサギギク、ツガザクラ類、エゾヒメクワガタなど高山植物が咲く登山道を進み、新冠コース分岐と合流し山頂を目指します。幌尻岳山頂は礫地となっており、遮るもののない360度の大展望を満喫することが出来ます。日高山脈主峰からは遠くに大雪山、十勝岳などを望むことが出来ます。 帰りは往路を下り幌尻山荘に戻ります。なお幌尻岳山頂より戸蔦別岳を経由し1881mから六ノ沢に下り幌尻山荘に周回するコースもありますが、不明瞭な道、ヒグマも多いので経験者向きのコースです。
  • 幌尻岳(新冠コース)

    幌尻岳(新冠コース)

    林道ゲートからイドンナップ山荘まで約40km、イドンナップ山荘からは19kmの林道を歩きます。長い林道を歩き、奥新冠ダムを通過すると新冠ポロシリ山荘に到着します。 2日目は山荘から出発し川沿いの登山道を進みます。標高960mの渡渉は川幅5m程度で岩上を歩いて越えられますが、増水時は渡渉できません。樹林帯の登山道を標高を上げていきます。1620mの水場は湧き水が出ていますが、早い時期は沢が雪渓で埋まっているのでトラバース時の滑落には注意してください。また上部登山道からの落石もあるので、休憩は早めに済ませ登山道を進んでいきます。 次第に樹林帯が開け高山植物が咲くお花畑になります。振り返れば登ってきた沢筋から幌尻湖が見えます。岩場を通過しハイマツの道を登ると大岩が現れ、やがて新冠コース分岐にて振内方面からの道と合流します。北カールを見ながら登ると幌尻岳の山頂です。 帰路はお花畑付近の岩場と水場の滑落に注意しながら新冠ポロシリ山荘に戻り、ゆっくり疲れを取りましょう。
    林道ゲートからイドンナップ山荘まで約40km、イドンナップ山荘からは19kmの林道を歩きます。長い林道を歩き、奥新冠ダムを通過すると新冠ポロシリ山荘に到着します。 2日目は山荘から出発し川沿いの登山道を進みます。標高960mの渡渉は川幅5m程度で岩上を歩いて越えられますが、増水時は渡渉できません。樹林帯の登山道を標高を上げていきます。1620mの水場は湧き水が出ていますが、早い時期は沢が雪渓で埋まっているのでトラバース時の滑落には注意してください。また上部登山道からの落石もあるので、休憩は早めに済ませ登山道を進んでいきます。 次第に樹林帯が開け高山植物が咲くお花畑になります。振り返れば登ってきた沢筋から幌尻湖が見えます。岩場を通過しハイマツの道を登ると大岩が現れ、やがて新冠コース分岐にて振内方面からの道と合流します。北カールを見ながら登ると幌尻岳の山頂です。 帰路はお花畑付近の岩場と水場の滑落に注意しながら新冠ポロシリ山荘に戻り、ゆっくり疲れを取りましょう。
  • 幌尻岳(チロロ林道コース)

    幌尻岳(チロロ林道コース)

    チロロ林道終点のゲートから出発します。二岐沢沿いの林道を歩き北海道電力の取水ダムへ。そこから川沿いの登山道を進み二ノ沢を登っていきます。沢から尾根の登山道を登ると標高1390mでトッタの泉に着きます。岩の隙間から湧き水が出ています。そのまま樹林帯の登山道を進み、ハイマツが出てくるとカンラン岩の稜線になり、視界が開けてヌカビラ岳の山頂に到着です。雄大な北カールを抱いた幌尻岳が見えます。景色を後にして稜線を進み、北戸蔦別岳手前のコルでテント泊します。 2日目は北戸蔦別岳を経由して稜線を進みます。左手に戸蔦別川A,Bカールを見ながら高山植物咲く登山道を進み戸蔦別岳山頂へ。山頂からの七ッ沼カールを抱く幌尻岳の姿は雄大です。ハイマツの中の登山道を進みます。七ッ沼カールに降りる際は幌尻岳側の道は急で危険なので戸蔦別岳側の道が歩きやすいです。稜線を進み幌尻岳の肩に登り切ります。縦走路を進むと幌尻岳の山頂です。同ルートをテントまで戻りゆっくり体を休めましょう。
    チロロ林道終点のゲートから出発します。二岐沢沿いの林道を歩き北海道電力の取水ダムへ。そこから川沿いの登山道を進み二ノ沢を登っていきます。沢から尾根の登山道を登ると標高1390mでトッタの泉に着きます。岩の隙間から湧き水が出ています。そのまま樹林帯の登山道を進み、ハイマツが出てくるとカンラン岩の稜線になり、視界が開けてヌカビラ岳の山頂に到着です。雄大な北カールを抱いた幌尻岳が見えます。景色を後にして稜線を進み、北戸蔦別岳手前のコルでテント泊します。 2日目は北戸蔦別岳を経由して稜線を進みます。左手に戸蔦別川A,Bカールを見ながら高山植物咲く登山道を進み戸蔦別岳山頂へ。山頂からの七ッ沼カールを抱く幌尻岳の姿は雄大です。ハイマツの中の登山道を進みます。七ッ沼カールに降りる際は幌尻岳側の道は急で危険なので戸蔦別岳側の道が歩きやすいです。稜線を進み幌尻岳の肩に登り切ります。縦走路を進むと幌尻岳の山頂です。同ルートをテントまで戻りゆっくり体を休めましょう。
  • カムイエクウチカウシ山

    カムイエクウチカウシ山

    カムイエクウチカウシ山は日高山脈中心部に鎮座し、標高1979mの第二の高峰です。アイヌ語で「熊が転げる山」の意味でカールを抱く山頂からは急峻な姿が魅力的です。 道道静内札内川線終点の幌尻ゲートより出発します。七ノ沢出合から沢装備に変えて渡渉を繰り返しながら進みます。八ノ沢出合にてこの日はビバークします。 2日目は八ノ沢を登っていきます。標高1000mの三股は8月上旬まで雪渓で覆われているので通過は細心の注意をします。高巻きやへつりを繰り返し標高をあげます。八ノ沢カール手前でお花畑に入ります。慰霊碑のあるカール中心から左手稜線の最低コルまで登山道を進みます。岩稜とハイマツの稜線を登るとカムイエクウチカウシ山山頂で日高山脈の荒々しい山並みが見渡せます。帰路は滑落、道迷いに注意して八ノ沢のテント場に戻ります。
    カムイエクウチカウシ山は日高山脈中心部に鎮座し、標高1979mの第二の高峰です。アイヌ語で「熊が転げる山」の意味でカールを抱く山頂からは急峻な姿が魅力的です。 道道静内札内川線終点の幌尻ゲートより出発します。七ノ沢出合から沢装備に変えて渡渉を繰り返しながら進みます。八ノ沢出合にてこの日はビバークします。 2日目は八ノ沢を登っていきます。標高1000mの三股は8月上旬まで雪渓で覆われているので通過は細心の注意をします。高巻きやへつりを繰り返し標高をあげます。八ノ沢カール手前でお花畑に入ります。慰霊碑のあるカール中心から左手稜線の最低コルまで登山道を進みます。岩稜とハイマツの稜線を登るとカムイエクウチカウシ山山頂で日高山脈の荒々しい山並みが見渡せます。帰路は滑落、道迷いに注意して八ノ沢のテント場に戻ります。
  • ペテガリ岳

    ペテガリ岳

    ペテガリ岳は日高山脈中南部に位置する標高1736mの山です。アイヌ語で「回遊する川」を意味するペテガリ川の水源に由来します。厳冬期は人を寄せ付けず、かつては遥かなる山と呼ばれていました。 1日目は神威山荘手前の林道分岐先に駐車し登山スタートです。事前に北海道森林管理局ホームページで林道の開通状況を確認しましょう。 ニシュオマナイ川は増水時渡渉困難になるので天候の急変に要注意。沢沿いの道なので沢靴を推奨します。踏み跡どおりに尾根を越えると開けた林道に合流し、林道をペテガリ山荘へ進みます。翌日に備えてゆっくり休みましょう。 2日目は沢沿いの道から尾根道を進みます。アップダウンを繰り返し最後の標高差500mの急登を登り切るとペテガリ岳山頂で日高山脈中部の大展望が味わえます。帰路は往路を戻ります。 3日目は、往路を尾根越えして下山します。
    ペテガリ岳は日高山脈中南部に位置する標高1736mの山です。アイヌ語で「回遊する川」を意味するペテガリ川の水源に由来します。厳冬期は人を寄せ付けず、かつては遥かなる山と呼ばれていました。 1日目は神威山荘手前の林道分岐先に駐車し登山スタートです。事前に北海道森林管理局ホームページで林道の開通状況を確認しましょう。 ニシュオマナイ川は増水時渡渉困難になるので天候の急変に要注意。沢沿いの道なので沢靴を推奨します。踏み跡どおりに尾根を越えると開けた林道に合流し、林道をペテガリ山荘へ進みます。翌日に備えてゆっくり休みましょう。 2日目は沢沿いの道から尾根道を進みます。アップダウンを繰り返し最後の標高差500mの急登を登り切るとペテガリ岳山頂で日高山脈中部の大展望が味わえます。帰路は往路を戻ります。 3日目は、往路を尾根越えして下山します。
  • 神威岳

    神威岳

    神威岳は日高山脈南部に位置する標高1,600mの山です。アイヌ語で神の山を意味する「カムイ・ヌプリ」が由来します。ソエマツ岳、ピリカヌプリと合わせて南日高三山と呼ばれていますが、夏道登山道があるのは神威岳のみです。 神威山荘より沢靴にて出発します。すぐにニシュオマナイ川を渡渉し、しばらくは林道跡を進みます。林道終点から沢沿いの踏み跡をたどり、渡渉を繰り返し進みます。増水時は渡渉困難で過去に事故もあるので天候には注意が必要です。中ノ岳の沢にも入らないように慎重に進んでいきましょう。 標高710m地点を越えたら登山靴に履き替え、急登の登山道を一気に標高を上げていきます。次第にハイマツ帯に様相が変わり、登山道を進んでいくと神威岳山頂です。帰りは往路を戻ります。
    神威岳は日高山脈南部に位置する標高1,600mの山です。アイヌ語で神の山を意味する「カムイ・ヌプリ」が由来します。ソエマツ岳、ピリカヌプリと合わせて南日高三山と呼ばれていますが、夏道登山道があるのは神威岳のみです。 神威山荘より沢靴にて出発します。すぐにニシュオマナイ川を渡渉し、しばらくは林道跡を進みます。林道終点から沢沿いの踏み跡をたどり、渡渉を繰り返し進みます。増水時は渡渉困難で過去に事故もあるので天候には注意が必要です。中ノ岳の沢にも入らないように慎重に進んでいきましょう。 標高710m地点を越えたら登山靴に履き替え、急登の登山道を一気に標高を上げていきます。次第にハイマツ帯に様相が変わり、登山道を進んでいくと神威岳山頂です。帰りは往路を戻ります。