【山梨県】の登山コースガイド

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検索結果112件中  101-112件
  • 梅ヶ島温泉から八紘嶺へ

    梅ヶ島温泉から八紘嶺へ

    八紘嶺は安倍奥最深部の山でありながら、安倍街道の新静岡IC付近から安倍川の上流にその山並みを確認できます。中腹の八紘嶺登山口まで車が通れた時は、比較的アプローチが楽でしたが、現在は林道が通行止めになっており、梅ヶ島温泉がスタート地点となります。 梅ヶ島温泉から中腹の八紘嶺登山口までは、間伐展示林の中を行きます。登山口駐車場からそのまま直登し、稜線に出るとすぐに崩壊が進む富士見台になります。ここから八紘嶺山頂部まではヤセ尾根なので、注意が必要です。急登が終わると右に富士山の展望箇所があります。危険箇所にはロープのサポートがあり安心です。八紘嶺山頂は樹木が茂って展望がききませんが、縦走路を先に少し下るとツツジの茂る美しいトンネルがあります。
    八紘嶺は安倍奥最深部の山でありながら、安倍街道の新静岡IC付近から安倍川の上流にその山並みを確認できます。中腹の八紘嶺登山口まで車が通れた時は、比較的アプローチが楽でしたが、現在は林道が通行止めになっており、梅ヶ島温泉がスタート地点となります。 梅ヶ島温泉から中腹の八紘嶺登山口までは、間伐展示林の中を行きます。登山口駐車場からそのまま直登し、稜線に出るとすぐに崩壊が進む富士見台になります。ここから八紘嶺山頂部まではヤセ尾根なので、注意が必要です。急登が終わると右に富士山の展望箇所があります。危険箇所にはロープのサポートがあり安心です。八紘嶺山頂は樹木が茂って展望がききませんが、縦走路を先に少し下るとツツジの茂る美しいトンネルがあります。
  • 真先峠から十枚山へ

    真先峠から十枚山へ

    十枚山へは中の段から行くのが直登ルートですが、真先峠からの岩岳、下十枚山を経て尾根をたどるコースでは、展望と季節の花や紅葉をゆったりと楽しめます。山葵栽培発祥の地・有東木を車で抜け、真先(正木)峠登山口から歩き出します。峠の先に地蔵峠・青笹山への登山口があります。祠がある地蔵峠まで上がったら、以降は尾根道を歩きます。稜線にはモミの木や落葉松、ブナなどの大木、サラサドウダンやシロヤシオなどのツツジ類があります。5月中旬から6月初めにかけてはシロヤシオツツジが見頃です。ササの低い開けた場所からは、西は大無間山など深南部や南アルプス主部の山並み、東は樹々の間から富士山が見られます。特に、下十枚山頂から十枚峠へ少し下れば、光岳から北岳まで見られる好展望地です。十枚山山頂からは下十枚山や、静岡市と太平洋の展望があります。帰りは往路を戻ります。
    十枚山へは中の段から行くのが直登ルートですが、真先峠からの岩岳、下十枚山を経て尾根をたどるコースでは、展望と季節の花や紅葉をゆったりと楽しめます。山葵栽培発祥の地・有東木を車で抜け、真先(正木)峠登山口から歩き出します。峠の先に地蔵峠・青笹山への登山口があります。祠がある地蔵峠まで上がったら、以降は尾根道を歩きます。稜線にはモミの木や落葉松、ブナなどの大木、サラサドウダンやシロヤシオなどのツツジ類があります。5月中旬から6月初めにかけてはシロヤシオツツジが見頃です。ササの低い開けた場所からは、西は大無間山など深南部や南アルプス主部の山並み、東は樹々の間から富士山が見られます。特に、下十枚山頂から十枚峠へ少し下れば、光岳から北岳まで見られる好展望地です。十枚山山頂からは下十枚山や、静岡市と太平洋の展望があります。帰りは往路を戻ります。
  • 梅ヶ島温泉からバラの段へ

    梅ヶ島温泉からバラの段へ

    梅ヶ島温泉からバラの段に登り、下りにかつての交易路をたどる周回コースです。八紘嶺登山口までは梅ヶ島温泉から八紘嶺へ(コースガイド)を参照してください。八紘嶺登山口から約25分の八紘嶺と安倍峠の分岐を右折します。植林帯を過ぎた先の尾根道は、初夏はシロヤシオツツジの花、秋にはブナやカエデ、ツツジの紅葉が美しいところです。石仏がたたずむ安倍峠にはオオイタヤメイゲツの純林が広がります。バラの段まではやや傾斜がきつく、特にバラの段山頂直下はロープがあり、下りでは注意が必要です。バラの段山頂は正面に富士山がそびえ、眼下には富士川と身延町が広がっています。下山時、安倍峠からは逆川沿いにかつて金を運んだ、駿府と甲州を結んだ古道をたどります。沢沿いに踏み跡とテープを追い、細い流れを右左に渡ります。車道に出てから10分程で八紘嶺登山口に着きます。往路と同じ道を梅ヶ島温泉まで戻ります。
    梅ヶ島温泉からバラの段に登り、下りにかつての交易路をたどる周回コースです。八紘嶺登山口までは梅ヶ島温泉から八紘嶺へ(コースガイド)を参照してください。八紘嶺登山口から約25分の八紘嶺と安倍峠の分岐を右折します。植林帯を過ぎた先の尾根道は、初夏はシロヤシオツツジの花、秋にはブナやカエデ、ツツジの紅葉が美しいところです。石仏がたたずむ安倍峠にはオオイタヤメイゲツの純林が広がります。バラの段まではやや傾斜がきつく、特にバラの段山頂直下はロープがあり、下りでは注意が必要です。バラの段山頂は正面に富士山がそびえ、眼下には富士川と身延町が広がっています。下山時、安倍峠からは逆川沿いにかつて金を運んだ、駿府と甲州を結んだ古道をたどります。沢沿いに踏み跡とテープを追い、細い流れを右左に渡ります。車道に出てから10分程で八紘嶺登山口に着きます。往路と同じ道を梅ヶ島温泉まで戻ります。
  • 静岡県民の森から笹山へ

    静岡県民の森から笹山へ

    静岡県県民の森は県政100年を記念して整備された、自然に親しむ総合レクリエーション施設です。笹山への尾根道は標識なども整備され、初心者も安心して歩けるコースです。 スタートは県民の森センターの先、大無間山と南アルプス南部の大パノラマの広がる展望所。アツラ沢ノ頭はいきなりの登り坂ですが、以降は起状の少ない尾根道が続きます。左にレクリエーション広場を見て、なだらかにピークを越えると井川峠です。この先は登山道がやや不明瞭で、急な小さなピークを越えると、再びゆったりした樹木の豊かな尾根になります。途中右に登山道から離れガレの上端に立つと富士山と安倍奥東山稜の大パノラマが広がります。その先は落葉時期は登山道が不明瞭になります。笹山へは短い非常に急な登りで、山頂付近からは左に井川湖、後ろには富士山の展望があります。帰路は林道を戻ります。
    静岡県県民の森は県政100年を記念して整備された、自然に親しむ総合レクリエーション施設です。笹山への尾根道は標識なども整備され、初心者も安心して歩けるコースです。 スタートは県民の森センターの先、大無間山と南アルプス南部の大パノラマの広がる展望所。アツラ沢ノ頭はいきなりの登り坂ですが、以降は起状の少ない尾根道が続きます。左にレクリエーション広場を見て、なだらかにピークを越えると井川峠です。この先は登山道がやや不明瞭で、急な小さなピークを越えると、再びゆったりした樹木の豊かな尾根になります。途中右に登山道から離れガレの上端に立つと富士山と安倍奥東山稜の大パノラマが広がります。その先は落葉時期は登山道が不明瞭になります。笹山へは短い非常に急な登りで、山頂付近からは左に井川湖、後ろには富士山の展望があります。帰路は林道を戻ります。
  • 鴨沢から雲取山へ

    鴨沢から雲取山へ

    鴨沢バス停からスタート。すぐ上に廃校となった学校跡地があります。この裏手の道を登りきったカーブより山道に入ります。樹林を抜けると舗装された小袖林道に出ます。右側は丹波山村営登山者駐車場になっていて、ここまでマイカーで来ることも出来ます。すぐ先で左へ所畑と杉奈久保への2本の林道を分けます。直進してまもなく左上へ登山道が始まります。 ここから登山道は尾根の東側を緩やかに登っていきます。かつての耕作地や廃屋を過ぎると、やがて展望の効かない杉の植林帯に入ります。しばらく辿ると水場を通過しますが、うっかりすると通り過ぎてしまうほど目立たない所です。やがて尾根上に出て小広く明るくなった所が堂所と呼ばれる地点です。アセビの木が目立つ所です。ここからは尾根の直下を左右に巻き、再び尾根上に出た所が、マムシ岩と呼ばれる石灰岩の露出した地点です。ここより急な登りが始まります。片倉谷源頭の橋を渡ると登りも一段落し、緩やかに七ッ石山の南斜面を巻いてブナ坂に至ります。カラマツ林の広々した尾根上です。なお七ッ石小屋経由の場合は橋の手前分岐から右(東)へと登っていきます。 ブナ坂から縦走路を左(北西)へ向かい、防火帯の尾根を登り下りすると中央にヘリポートがある広々した五十人平に着きます。そのすぐ先が奥多摩小屋跡です。天候が良ければ富士山、大菩薩の眺めが素晴らしいでしょう。幕営指定地からは除外されています。小雲取山の急登を終えると、右に野陣尾根の富田新道が分岐しています。小雲取山から平坦な尾根上をたどると行く手に雲取山の山頂が見えてきます。避難小屋の赤い屋根が目印です。鞍部に至ると右手に雲取山の東を巻いて雲取山荘に至る道が分岐します。広がる展望を楽しみながらまっすぐ尾根上の急登をたどり、登りきると避難小屋と簡易トイレのある雲取山山頂の一角です。山梨百名山の標柱がありますが、三角点は北へやや進んだ所にあります。東は奥多摩の山々と関東平野、南には富士山、西には奥秩父の山々と南アルプスを望むことができます。 山頂から北へ針葉樹林の中を下ると20分程で雲取山荘に降り立ちます。翌日は再び山頂を経て、往路を鴨沢バス停へ下ります。
    鴨沢バス停からスタート。すぐ上に廃校となった学校跡地があります。この裏手の道を登りきったカーブより山道に入ります。樹林を抜けると舗装された小袖林道に出ます。右側は丹波山村営登山者駐車場になっていて、ここまでマイカーで来ることも出来ます。すぐ先で左へ所畑と杉奈久保への2本の林道を分けます。直進してまもなく左上へ登山道が始まります。 ここから登山道は尾根の東側を緩やかに登っていきます。かつての耕作地や廃屋を過ぎると、やがて展望の効かない杉の植林帯に入ります。しばらく辿ると水場を通過しますが、うっかりすると通り過ぎてしまうほど目立たない所です。やがて尾根上に出て小広く明るくなった所が堂所と呼ばれる地点です。アセビの木が目立つ所です。ここからは尾根の直下を左右に巻き、再び尾根上に出た所が、マムシ岩と呼ばれる石灰岩の露出した地点です。ここより急な登りが始まります。片倉谷源頭の橋を渡ると登りも一段落し、緩やかに七ッ石山の南斜面を巻いてブナ坂に至ります。カラマツ林の広々した尾根上です。なお七ッ石小屋経由の場合は橋の手前分岐から右(東)へと登っていきます。 ブナ坂から縦走路を左(北西)へ向かい、防火帯の尾根を登り下りすると中央にヘリポートがある広々した五十人平に着きます。そのすぐ先が奥多摩小屋跡です。天候が良ければ富士山、大菩薩の眺めが素晴らしいでしょう。幕営指定地からは除外されています。小雲取山の急登を終えると、右に野陣尾根の富田新道が分岐しています。小雲取山から平坦な尾根上をたどると行く手に雲取山の山頂が見えてきます。避難小屋の赤い屋根が目印です。鞍部に至ると右手に雲取山の東を巻いて雲取山荘に至る道が分岐します。広がる展望を楽しみながらまっすぐ尾根上の急登をたどり、登りきると避難小屋と簡易トイレのある雲取山山頂の一角です。山梨百名山の標柱がありますが、三角点は北へやや進んだ所にあります。東は奥多摩の山々と関東平野、南には富士山、西には奥秩父の山々と南アルプスを望むことができます。 山頂から北へ針葉樹林の中を下ると20分程で雲取山荘に降り立ちます。翌日は再び山頂を経て、往路を鴨沢バス停へ下ります。
  • 三峯神社から雲取山へ

    三峯神社から雲取山へ

    西武秩父駅からバスを利用して三峯神社へ。バス終点の三峰山頂駐車場から階段を上がるとビジターセンター前に出ます。右折してすぐ先から登山道に入ることができます。一方、左折して坂を上がった所には、博物館とその先に三峯神社があります。雲取山方面は食堂・土産物屋前から南へたどり、山道に入ると、鳥居のある登山口です。さらに進んで左手に白い鳥居の妙法ヶ岳分岐を分けます。再び妙法ヶ岳の分岐を分け、窯跡の残る炭焼平に着きます。なおも登った地蔵峠には赤い前掛けが似合うお地蔵様が立っています。霧藻ヶ峰を越えると休憩所があり、和名倉山など北西の展望が素晴らしい休憩ポイントです。 ここを下りきったお清平から、本コース中、最もきつい前白岩ヘの登りが始まります。所々に露岩があり、スリップに気をつけましょう。見返り地蔵を越え、やっとの思いで登りついた前白岩の肩は、展望も良くほっとひと息。さらにひと踏ん張りで前白岩を越え、わずかに下ると現在は使われていない白岩小屋(廃屋)です。すぐ上で展望のない白岩山に出ますが、昔はこのピークと次の芋ノ木ドッケをあわせて白岩山と呼んでいました。この白岩山と、妙法ヶ岳、雲取山の三山を総して「三峰」といわれています。 白岩山から下ると左手に都県境尾根(長沢背稜)への道を分け、芋ノ木ドッケの北西面を巻く道になります。この付近はツガの原生林が素晴らしく、原始からの息吹が漂うような雰囲気です。やがて芋ノ木ドッケ山頂からの道と合流し下りきったところが大ダワです。ここから雲取山荘まで、雲取ヒュッテ(閉鎖中)経由の男坂と東側のやや巻き道である女坂に分かれますが、緩やかな女坂へ。登り切ると雲取山荘です。 雲取山荘から原生林の中を30分ほどの急登で、雲取山山頂です。天気が良ければ南に富士山の絶景が広がります。 下りは南東方向へ広い石尾根を降ります。防火帯の草原を小雲取山、奥多摩小屋跡、ブナ坂と進み、七ッ石小屋下を経て鴨沢バス停への長い道を下ります。(下りコースの詳細は鴨沢から雲取山へ(コースガイド)を参照してください)
    西武秩父駅からバスを利用して三峯神社へ。バス終点の三峰山頂駐車場から階段を上がるとビジターセンター前に出ます。右折してすぐ先から登山道に入ることができます。一方、左折して坂を上がった所には、博物館とその先に三峯神社があります。雲取山方面は食堂・土産物屋前から南へたどり、山道に入ると、鳥居のある登山口です。さらに進んで左手に白い鳥居の妙法ヶ岳分岐を分けます。再び妙法ヶ岳の分岐を分け、窯跡の残る炭焼平に着きます。なおも登った地蔵峠には赤い前掛けが似合うお地蔵様が立っています。霧藻ヶ峰を越えると休憩所があり、和名倉山など北西の展望が素晴らしい休憩ポイントです。 ここを下りきったお清平から、本コース中、最もきつい前白岩ヘの登りが始まります。所々に露岩があり、スリップに気をつけましょう。見返り地蔵を越え、やっとの思いで登りついた前白岩の肩は、展望も良くほっとひと息。さらにひと踏ん張りで前白岩を越え、わずかに下ると現在は使われていない白岩小屋(廃屋)です。すぐ上で展望のない白岩山に出ますが、昔はこのピークと次の芋ノ木ドッケをあわせて白岩山と呼んでいました。この白岩山と、妙法ヶ岳、雲取山の三山を総して「三峰」といわれています。 白岩山から下ると左手に都県境尾根(長沢背稜)への道を分け、芋ノ木ドッケの北西面を巻く道になります。この付近はツガの原生林が素晴らしく、原始からの息吹が漂うような雰囲気です。やがて芋ノ木ドッケ山頂からの道と合流し下りきったところが大ダワです。ここから雲取山荘まで、雲取ヒュッテ(閉鎖中)経由の男坂と東側のやや巻き道である女坂に分かれますが、緩やかな女坂へ。登り切ると雲取山荘です。 雲取山荘から原生林の中を30分ほどの急登で、雲取山山頂です。天気が良ければ南に富士山の絶景が広がります。 下りは南東方向へ広い石尾根を降ります。防火帯の草原を小雲取山、奥多摩小屋跡、ブナ坂と進み、七ッ石小屋下を経て鴨沢バス停への長い道を下ります。(下りコースの詳細は鴨沢から雲取山へ(コースガイド)を参照してください)
  • 三条の湯から雲取山へ

    三条の湯から雲取山へ

    JR奥多摩駅から丹波山村役場行きのバスに乗りお祭バス停で下車。そのまま丹波方面へ進むと、すぐに後山林道の分岐になります。入ってしばらくは樹林下の道で展望もありませんが、やがて広葉樹の自然林になると後山川の渓谷を楽しむ眺めになります。新緑、紅葉時期は特に素晴らしい眺めです。 長い林道歩きを終えると、林道終点から登山道に入ります。小さな橋で青岩谷を渡り、よく整備された道を緩やかに登っていきます。「やまなしの森林百選」にも選ばれた見事な広葉樹林が続きます。やがて対岸高みに見える立派な建物が三条の湯です。三条の湯は鹿の湯ともいわれ、その昔、傷ついた鹿がこの鉱泉に浸かっているのを猟師が見つけたことが開湯のきっかけと伝えられます。沸かし湯ですが山小屋で入浴できるのはありがたく、長い林道歩きの疲れも癒されることでしょう。 2日目は、小屋の前より谷沿い急斜面の道を進み、三条沢を渡り水無尾根の登りが始まります。三条の湯を樹間から見下ろす急な登りは、冬場にはアイスバーンとなりアイゼンが欲しくなる箇所です。特に下降時は要注意です。 少し先で青岩鍾乳洞への道を右に分けると傾斜はゆるくなり、所々石炭岩の露岩が混じる広葉樹林の尾根を巻きながら登っていきます。三条の湯から1時間ほどで見晴らしの良い尾根上に出ます。西に飛龍山がよく見えます。この先で尾根を離れ斜面を東に向かうと「迂回路」の表示があり、北へジグザグの登りとなります。土砂崩壊を避けて造られた新しい道です。尾根上に出て南側に下ると露岩の尾根から斜面の道になり、やがてカラマツ林の平坦な道になります。ほどなく三条ダルミに出ます。三条ダルミで左(西)に向かっている道は、奥秩父主脈縦走路を飛龍山方面に行く道で、雲取山へは東の尾根上を登ります。 尾根を山頂へと登り始めると、すぐ左手に雲取山荘への西面の巻き道が分岐します。やがて道は急登となり、息を弾ませながら、ひとがんばりで避難小屋のある雲取山山頂の一角に飛び出します。山梨百名山の標柱がありますが、三角点のある山頂は、少し北へ登った所にあります。 下山は、石尾根からブナ坂を経て、鴨沢バス停に下ります。(下りコースの詳細は鴨沢から雲取山へ(コースガイド)を参照してください)
    JR奥多摩駅から丹波山村役場行きのバスに乗りお祭バス停で下車。そのまま丹波方面へ進むと、すぐに後山林道の分岐になります。入ってしばらくは樹林下の道で展望もありませんが、やがて広葉樹の自然林になると後山川の渓谷を楽しむ眺めになります。新緑、紅葉時期は特に素晴らしい眺めです。 長い林道歩きを終えると、林道終点から登山道に入ります。小さな橋で青岩谷を渡り、よく整備された道を緩やかに登っていきます。「やまなしの森林百選」にも選ばれた見事な広葉樹林が続きます。やがて対岸高みに見える立派な建物が三条の湯です。三条の湯は鹿の湯ともいわれ、その昔、傷ついた鹿がこの鉱泉に浸かっているのを猟師が見つけたことが開湯のきっかけと伝えられます。沸かし湯ですが山小屋で入浴できるのはありがたく、長い林道歩きの疲れも癒されることでしょう。 2日目は、小屋の前より谷沿い急斜面の道を進み、三条沢を渡り水無尾根の登りが始まります。三条の湯を樹間から見下ろす急な登りは、冬場にはアイスバーンとなりアイゼンが欲しくなる箇所です。特に下降時は要注意です。 少し先で青岩鍾乳洞への道を右に分けると傾斜はゆるくなり、所々石炭岩の露岩が混じる広葉樹林の尾根を巻きながら登っていきます。三条の湯から1時間ほどで見晴らしの良い尾根上に出ます。西に飛龍山がよく見えます。この先で尾根を離れ斜面を東に向かうと「迂回路」の表示があり、北へジグザグの登りとなります。土砂崩壊を避けて造られた新しい道です。尾根上に出て南側に下ると露岩の尾根から斜面の道になり、やがてカラマツ林の平坦な道になります。ほどなく三条ダルミに出ます。三条ダルミで左(西)に向かっている道は、奥秩父主脈縦走路を飛龍山方面に行く道で、雲取山へは東の尾根上を登ります。 尾根を山頂へと登り始めると、すぐ左手に雲取山荘への西面の巻き道が分岐します。やがて道は急登となり、息を弾ませながら、ひとがんばりで避難小屋のある雲取山山頂の一角に飛び出します。山梨百名山の標柱がありますが、三角点のある山頂は、少し北へ登った所にあります。 下山は、石尾根からブナ坂を経て、鴨沢バス停に下ります。(下りコースの詳細は鴨沢から雲取山へ(コースガイド)を参照してください)
  • 雲取山から甲武信ヶ岳へ

    雲取山から甲武信ヶ岳へ

    1日目は鴨沢から雲取山まで、詳細は鴨沢から雲取山へ(コースガイド)を参照してください。 2日目は雲取山から笠取小屋へ。雲取山山頂から急坂を南西に下りきった三条ダルミで、三条の湯からの道を合わせます。右手尾根上の主脈縦走路を行くと、広々とした草原の狼平に着きます。尾根上を緩やかに登り、所々木製の桟道を踏んで三ッ山を巻くと、北天のタル。ここから飛龍山の東面を巻き小祠のある飛竜権現に着きます。飛龍山山頂へは右手斜面のやや不明瞭な踏み跡を往復します。 飛竜権現から直進するとすぐ左手に好展望の禿岩があるのでぜひ立ち寄りましょう。原生林の中を下り、岩清水を過ぎると大常木山との鞍部の大ダルで、ここから大常木山と竜喰山の南面を巻いて将監峠に着きます。すぐ下に将監小屋があります。山ノ神土で道が3本に分かれます。右は和名倉山、左は南面の巻き道ですが、尾根通しに行く中央の道を登り、展望のない唐松尾山に着きます。やがて水干と笠取山への分岐に出て、尾根に上がり、狭い笠取山山頂を踏んで、急坂を下ります。この先カラマツの植林と展望の開ける気持ちの良い道を歩けば、こぢんまりした笠取小屋に到着です。 3日目は笠取小屋から雁峠分岐まで登り返し、草原の道から林の中を下って雁峠へ。このあたりは、7月にはレンゲツツジが美しい所です。燕山から古礼山を過ぎるまでは、原生林の尾根の概ね北側を巻き気味に歩きます。雁坂小屋への道を分けて鞍部より少し登り返すと日本三大峠の1つ、展望の良い雁坂峠です。さらに雁坂嶺から縞枯れの樹林を過ぎ、再び急坂を登りきると破風山。風化した花崗岩塊とツガの灌木が相まって、日本庭園とも呼べる所です。急坂を下りきると、鞍部に破風山避難小屋が建っています。ここから最後の辛い登りを上りきった分岐から木賊山北面の巻き道を進むと、15分ほどでようやく甲武信小屋です。 4日目の最終日は、小屋から甲武信ヶ岳を往復します。晴れていれば富士山、南アルプスの眺めが素晴らしい山頂です。展望を満喫したら、木賊山を経て戸渡尾根を下ります。次第にツガの原生林帯の下りになります。1869m峰肩の分岐をまっすぐ南の徳ちゃん新道へ。道はシャクナゲのトンネルとなり6月の開花期には素晴らしいところです。急斜面の道を下り、周囲がカラマツ林になると新道入口に降り立ち、広い道を30分で西沢渓谷入口バス停です。
    1日目は鴨沢から雲取山まで、詳細は鴨沢から雲取山へ(コースガイド)を参照してください。 2日目は雲取山から笠取小屋へ。雲取山山頂から急坂を南西に下りきった三条ダルミで、三条の湯からの道を合わせます。右手尾根上の主脈縦走路を行くと、広々とした草原の狼平に着きます。尾根上を緩やかに登り、所々木製の桟道を踏んで三ッ山を巻くと、北天のタル。ここから飛龍山の東面を巻き小祠のある飛竜権現に着きます。飛龍山山頂へは右手斜面のやや不明瞭な踏み跡を往復します。 飛竜権現から直進するとすぐ左手に好展望の禿岩があるのでぜひ立ち寄りましょう。原生林の中を下り、岩清水を過ぎると大常木山との鞍部の大ダルで、ここから大常木山と竜喰山の南面を巻いて将監峠に着きます。すぐ下に将監小屋があります。山ノ神土で道が3本に分かれます。右は和名倉山、左は南面の巻き道ですが、尾根通しに行く中央の道を登り、展望のない唐松尾山に着きます。やがて水干と笠取山への分岐に出て、尾根に上がり、狭い笠取山山頂を踏んで、急坂を下ります。この先カラマツの植林と展望の開ける気持ちの良い道を歩けば、こぢんまりした笠取小屋に到着です。 3日目は笠取小屋から雁峠分岐まで登り返し、草原の道から林の中を下って雁峠へ。このあたりは、7月にはレンゲツツジが美しい所です。燕山から古礼山を過ぎるまでは、原生林の尾根の概ね北側を巻き気味に歩きます。雁坂小屋への道を分けて鞍部より少し登り返すと日本三大峠の1つ、展望の良い雁坂峠です。さらに雁坂嶺から縞枯れの樹林を過ぎ、再び急坂を登りきると破風山。風化した花崗岩塊とツガの灌木が相まって、日本庭園とも呼べる所です。急坂を下りきると、鞍部に破風山避難小屋が建っています。ここから最後の辛い登りを上りきった分岐から木賊山北面の巻き道を進むと、15分ほどでようやく甲武信小屋です。 4日目の最終日は、小屋から甲武信ヶ岳を往復します。晴れていれば富士山、南アルプスの眺めが素晴らしい山頂です。展望を満喫したら、木賊山を経て戸渡尾根を下ります。次第にツガの原生林帯の下りになります。1869m峰肩の分岐をまっすぐ南の徳ちゃん新道へ。道はシャクナゲのトンネルとなり6月の開花期には素晴らしいところです。急斜面の道を下り、周囲がカラマツ林になると新道入口に降り立ち、広い道を30分で西沢渓谷入口バス停です。
  • 作場平から笠取山へ

    作場平から笠取山へ

    山頂直下に多摩川の水源である水干(水神社)を持つ笠取山は、多摩川流域の最奥に位置します。一帯は東京都水道局水源林事務所によって管理され、自然状態も良く、山道も整備され歩きやすいエリアです。JR塩山駅からタクシーで、登山口の作場平に入るのが良いでしょう。駐車場、トイレも完備されています。 緩やかな本谷沿いの道を登って本谷橋を渡り、ひと登りでヤブ沢との一休坂分岐。右へ登って行き、ミズナラの大木のある一休十文字(一休坂)に出ます。「天然林の中の長い歩道」とされる中段林道が交差します。ここからは、ミズナラなどの広葉樹林帯の登りが続きます。春の新緑、秋の紅葉の季節は森林美が見事です。沢沿いの道になり、急な登りを頑張れば笠取小屋前の広場に出ます。南に大菩薩嶺の眺めが良く、休憩ポイントです。 ヤブ沢峠からの道を合わせ、北へカラマツ林の中、笠取山を目指します。防火帯の草原になり、雁峠分岐のすぐ上のピークが多摩川、富士川、荒川の分水嶺です。正面にとがった笠取山のピークが目立ってきます。「笠取山西」と記された分岐から水干への道を進むと、カラマツ林の中の平坦な道を約10分で水干に着きます。多摩川の最初の一滴がスタートする所で、すぐ上の急斜面には水神社の祠があります。水干から登り7~8分で水干尾根分岐点に着きます。 笠取山へはいったん唐松尾山への道に入り、すぐに左に折れて、東側を回り込むように登ります。登り切ると露岩のあるピークに飛び出します。ここから西へ、シャクナゲの多い尾根上の道をたどると笠取山の山頂です。標高点のある山頂と、すぐ西に山梨百名山の標識のある山頂があります。西の山頂からは大菩薩嶺や国師ヶ岳、黒金山、南アルプスの山々が見えます。 山頂から急斜面を降りきると、笠取山西の分岐点です。往路と同じ道を笠取小屋までたどり、やや広い道をヤブ沢峠に向かいます。峠から東への道を下ると次第に沢沿いの道になり、水源林にふさわしい小さな流れを何度か渡ると一休坂分岐に達します。ここからは往路と同じ道を作場平へ下ります。
    山頂直下に多摩川の水源である水干(水神社)を持つ笠取山は、多摩川流域の最奥に位置します。一帯は東京都水道局水源林事務所によって管理され、自然状態も良く、山道も整備され歩きやすいエリアです。JR塩山駅からタクシーで、登山口の作場平に入るのが良いでしょう。駐車場、トイレも完備されています。 緩やかな本谷沿いの道を登って本谷橋を渡り、ひと登りでヤブ沢との一休坂分岐。右へ登って行き、ミズナラの大木のある一休十文字(一休坂)に出ます。「天然林の中の長い歩道」とされる中段林道が交差します。ここからは、ミズナラなどの広葉樹林帯の登りが続きます。春の新緑、秋の紅葉の季節は森林美が見事です。沢沿いの道になり、急な登りを頑張れば笠取小屋前の広場に出ます。南に大菩薩嶺の眺めが良く、休憩ポイントです。 ヤブ沢峠からの道を合わせ、北へカラマツ林の中、笠取山を目指します。防火帯の草原になり、雁峠分岐のすぐ上のピークが多摩川、富士川、荒川の分水嶺です。正面にとがった笠取山のピークが目立ってきます。「笠取山西」と記された分岐から水干への道を進むと、カラマツ林の中の平坦な道を約10分で水干に着きます。多摩川の最初の一滴がスタートする所で、すぐ上の急斜面には水神社の祠があります。水干から登り7~8分で水干尾根分岐点に着きます。 笠取山へはいったん唐松尾山への道に入り、すぐに左に折れて、東側を回り込むように登ります。登り切ると露岩のあるピークに飛び出します。ここから西へ、シャクナゲの多い尾根上の道をたどると笠取山の山頂です。標高点のある山頂と、すぐ西に山梨百名山の標識のある山頂があります。西の山頂からは大菩薩嶺や国師ヶ岳、黒金山、南アルプスの山々が見えます。 山頂から急斜面を降りきると、笠取山西の分岐点です。往路と同じ道を笠取小屋までたどり、やや広い道をヤブ沢峠に向かいます。峠から東への道を下ると次第に沢沿いの道になり、水源林にふさわしい小さな流れを何度か渡ると一休坂分岐に達します。ここからは往路と同じ道を作場平へ下ります。
  • 一ノ瀬高原から唐松尾山へ

    一ノ瀬高原から唐松尾山へ

    JR塩山駅からタクシーに乗車するか、マイカーを利用して三ノ瀬まで向かいます。駐車は、三ノ瀬の民宿「みはらし」を利用できます(有料)。この民宿のやや下(東)が登山口です。広い朝日谷沿いの道を40分ほどで牛王院下です。ここで将監峠への道を分け尾根上をたどります。登るにつれて、東に飛龍山、南には大菩薩嶺とそのすぐ右に富士山、遠く西には南アルプスが見えてきます。傾斜が緩くなると、ほどなく奥秩父主脈の稜線上である牛王院平で、防火帯の草原が刈り払われています。 山ノ神土は、ここから10分足らず、日当たりの良い笹原の分岐点です。道は三方向に分かれ、右は和名倉山へ左は南面を巻く水源巡視路です。ここでは中央の道、カラマツ林を北西に登っていきます。ガレ場を通過し、しばらく歩くと、西御殿岩への分岐(往復40分)です。展望の良い場所なので、時間に余裕があれば往復するとよいでしょう。ここを過ぎるとシャクナゲが多くなります。急な登りで尾根上の針葉樹林帯に出ると、唐松尾山山頂はすぐです。 山の大きさの割に山頂は狭く、樹木にプレートがあるだけです。この山頂から尾根上を北に数分歩くと眺めの良い露岩のピークに出ることができます。狭い頂ですが、そこまで往復しても良いでしょう。北に両神山、西に国師ヶ岳が見えます。よく見ると谷を隔てた北西の尾根上に雁坂小屋を見ることもできるでしょう。 黒槐山方向へは、頂上からほんの少し戻り、南西へ急下降します。針葉樹に覆われた原生林の尾根道は、山深い昔ながらの奥秩父の雰囲気を色濃くとどめています。露岩のあるピークを北寄りに巻く所が迷いやすい場所です。テープの印を良く見て下るようにしましょう。その先は小ピークをいくつか越えると尾根が広くなり、ピークの北側を進む箇所に出ます。向かって左(南西)の高見が黒槐ノ頭。西側へ下ると見通しの良いササ原に出ます。ここから緩やかに下り笠取山への分岐を経て、すぐに水干尾根分岐点に着きます。 南東へ下り、小沢を渡ると水源巡視路に出て、さらに東へとたどるとベンチのある平らな黒えんじゅ分岐点に着きます。ここから豊かな広葉樹林の中を南へ、馬止を経て中島川橋を渡る林道まで歩きやすい登山道が続きます。舗装林道を左(北)に進み20分ほどで三ノ瀬に戻ります。
    JR塩山駅からタクシーに乗車するか、マイカーを利用して三ノ瀬まで向かいます。駐車は、三ノ瀬の民宿「みはらし」を利用できます(有料)。この民宿のやや下(東)が登山口です。広い朝日谷沿いの道を40分ほどで牛王院下です。ここで将監峠への道を分け尾根上をたどります。登るにつれて、東に飛龍山、南には大菩薩嶺とそのすぐ右に富士山、遠く西には南アルプスが見えてきます。傾斜が緩くなると、ほどなく奥秩父主脈の稜線上である牛王院平で、防火帯の草原が刈り払われています。 山ノ神土は、ここから10分足らず、日当たりの良い笹原の分岐点です。道は三方向に分かれ、右は和名倉山へ左は南面を巻く水源巡視路です。ここでは中央の道、カラマツ林を北西に登っていきます。ガレ場を通過し、しばらく歩くと、西御殿岩への分岐(往復40分)です。展望の良い場所なので、時間に余裕があれば往復するとよいでしょう。ここを過ぎるとシャクナゲが多くなります。急な登りで尾根上の針葉樹林帯に出ると、唐松尾山山頂はすぐです。 山の大きさの割に山頂は狭く、樹木にプレートがあるだけです。この山頂から尾根上を北に数分歩くと眺めの良い露岩のピークに出ることができます。狭い頂ですが、そこまで往復しても良いでしょう。北に両神山、西に国師ヶ岳が見えます。よく見ると谷を隔てた北西の尾根上に雁坂小屋を見ることもできるでしょう。 黒槐山方向へは、頂上からほんの少し戻り、南西へ急下降します。針葉樹に覆われた原生林の尾根道は、山深い昔ながらの奥秩父の雰囲気を色濃くとどめています。露岩のあるピークを北寄りに巻く所が迷いやすい場所です。テープの印を良く見て下るようにしましょう。その先は小ピークをいくつか越えると尾根が広くなり、ピークの北側を進む箇所に出ます。向かって左(南西)の高見が黒槐ノ頭。西側へ下ると見通しの良いササ原に出ます。ここから緩やかに下り笠取山への分岐を経て、すぐに水干尾根分岐点に着きます。 南東へ下り、小沢を渡ると水源巡視路に出て、さらに東へとたどるとベンチのある平らな黒えんじゅ分岐点に着きます。ここから豊かな広葉樹林の中を南へ、馬止を経て中島川橋を渡る林道まで歩きやすい登山道が続きます。舗装林道を左(北)に進み20分ほどで三ノ瀬に戻ります。
  • 三窪高原から倉掛山へ

    三窪高原から倉掛山へ

    起点となる柳沢峠へのアクセスは、JR塩山駅よりタクシーまたはバスを使います。峠には駐車場もあるので、往復の行程ならマイカーでのアクセスも便利です。 駐車場から竹森林道を少し登り、道標に従って山道に入ります。登りきると柳沢ノ頭で、尾根通しに進むとやがて三窪高原中央の分岐点に着きます。レンゲツツジの群落が広く分布しているので、6月中旬の花咲くシーズンには、ここからハンゼノ頭あたりまで多くの人で賑わいます。ハンゼノ頭は富士山をはじめとした周辺の展望が素晴らしい所です。 ハンゼノ頭を越え、電波塔を経て尾根上をたどると、防火帯(森林火災の延焼拡大を防ぐために設けられた帯状の地域)の急な下りとなります。周辺にはソーラーパネルが多く設置されており、フェンスに沿って歩き、林道と合わさると、やがて板橋峠です。標識はなく、バイク進入禁止の案内板のフェンスを通り進みます。倉掛山へは、北へ防火帯沿いの山道を登っていきます。登りきると無線中継施設があり、すぐに広い防火帯と林道が分岐します。さらに防火帯沿いの山道を登り、見晴らしの良い尾根歩きが続きます。倉掛山頂上は、西側に三角点があるだけで少しわかりづらいのですが、山頂周辺では天候が良ければ富士山や笠取山などが見られるなど見晴らしは良いです。 倉掛山山頂から北へ下り、しばらくすると防火帯はいったん終わります。尾根通しでも行くことができますが(道はやや不明瞭)、右へスズタケの中を下るとすぐに林道に出ます。広葉樹やカラマツ林が広がり、新緑や紅葉の季節は気持ちがよいところです。ほどなくして白沢峠に着きます。 白沢峠には、荷台から木が突き出ていて印象的な廃トラックがあり、目印になります。白沢峠からは道標が「円川」、「天科」を示す西へ下ります。やや狭く、荒れ気味の道を下り、ほどなく小沢を渡ると、林道の終点に着きます。谷沿いの林道をたどり白沢橋で国道に出ます。 白沢橋より塩山の方へ10分ほど国道を下ると、JR山梨市駅行のバスが停車する芹沢入口バス停に着きます。この周辺は、JR山梨市駅行、JR塩山駅行のバスともに自由乗降区間です。あらかじめ運行日・時刻表を確認しておくとよいでしょう。
    起点となる柳沢峠へのアクセスは、JR塩山駅よりタクシーまたはバスを使います。峠には駐車場もあるので、往復の行程ならマイカーでのアクセスも便利です。 駐車場から竹森林道を少し登り、道標に従って山道に入ります。登りきると柳沢ノ頭で、尾根通しに進むとやがて三窪高原中央の分岐点に着きます。レンゲツツジの群落が広く分布しているので、6月中旬の花咲くシーズンには、ここからハンゼノ頭あたりまで多くの人で賑わいます。ハンゼノ頭は富士山をはじめとした周辺の展望が素晴らしい所です。 ハンゼノ頭を越え、電波塔を経て尾根上をたどると、防火帯(森林火災の延焼拡大を防ぐために設けられた帯状の地域)の急な下りとなります。周辺にはソーラーパネルが多く設置されており、フェンスに沿って歩き、林道と合わさると、やがて板橋峠です。標識はなく、バイク進入禁止の案内板のフェンスを通り進みます。倉掛山へは、北へ防火帯沿いの山道を登っていきます。登りきると無線中継施設があり、すぐに広い防火帯と林道が分岐します。さらに防火帯沿いの山道を登り、見晴らしの良い尾根歩きが続きます。倉掛山頂上は、西側に三角点があるだけで少しわかりづらいのですが、山頂周辺では天候が良ければ富士山や笠取山などが見られるなど見晴らしは良いです。 倉掛山山頂から北へ下り、しばらくすると防火帯はいったん終わります。尾根通しでも行くことができますが(道はやや不明瞭)、右へスズタケの中を下るとすぐに林道に出ます。広葉樹やカラマツ林が広がり、新緑や紅葉の季節は気持ちがよいところです。ほどなくして白沢峠に着きます。 白沢峠には、荷台から木が突き出ていて印象的な廃トラックがあり、目印になります。白沢峠からは道標が「円川」、「天科」を示す西へ下ります。やや狭く、荒れ気味の道を下り、ほどなく小沢を渡ると、林道の終点に着きます。谷沿いの林道をたどり白沢橋で国道に出ます。 白沢橋より塩山の方へ10分ほど国道を下ると、JR山梨市駅行のバスが停車する芹沢入口バス停に着きます。この周辺は、JR山梨市駅行、JR塩山駅行のバスともに自由乗降区間です。あらかじめ運行日・時刻表を確認しておくとよいでしょう。
  • 三条の湯から飛龍山へ

    三条の湯から飛龍山へ

    お祭バス停から登山起点となる三条の湯までは、三条の湯から雲取山へ(コースガイド)を参照してください。 山のいで湯に一泊したら、翌日は早朝の出発としましょう。道標に従い小屋の裏手からジグザグの急登が始まります。登りが緩やかになり南へ進むと中ノ尾根を越えます。このあたりから北天のタルまで、山腹の緩い登りが続き、流れのある沢を2つ渡ります。丈の低いササに覆われた道になると南側の展望が次第に開け、北天のタルです。ここからの縦走路は、すべて主脈南面を巻き、飛龍山、笠取山方面への道を進みます。立派な桟道があり、約20分で山頂への近道(急なジグザグの登りで、踏み跡程度)が分岐します。さらに約20分で石の祠がある飛竜権現に着きます。道標があり、踏み跡に従い北へ登ります。足元がやや不明瞭な箇所があるので注意。山頂までの道はシャクナゲが多く、例年6月上旬に見頃となります。すぐに尾根上の道になり、次第に北から東向きに進みます。尾根を外れないように登ると、途中1箇所山頂と見誤る平地がありますが、さらに進んで三角点と山梨百名山の標識がある飛龍山山頂に着きます。南面のみ少し開けています。下山は、飛竜権現まで来た道を戻ります。飛竜権現から笠取山方面に3~4分ほど進むと左手に、禿岩という展望の良い岩場があり往復するのもよいでしょう。 権現から丹波へは南へ下ります。標識のない前飛龍のピークを越えるとすぐに、露岩の分岐に着きます。右は岩岳尾根の道であまり整備されていません。本コースは左のミサカ尾根をとります。最初は急下降ですが、次第になだらかな歩きやすい尾根道になります。熊倉山を過ぎると樹林の様子も変わり、小広いサオラ峠に着きます。峠からは南へ直接丹波へ下る道もありますが、本コースでは歩きやすい丹波天平への道を進みましょう。 広い尾根上の緩い登り下りが続きます。鹿の昼寝場所のような草原を左に見て、やや進むと丹波天平の分岐点です。ここから南へ下ります。途中1箇所、ザレた急斜面の下りがあるので慎重に。暗い杉林の中を忠実に下り、集落に近づきフェンスのゲートを通過すると学校の敷地内に出ます。左へ下って青梅街道に出ます。右へ5分ほどで丹波山村役場バス停に着きます。左へ5分で「のめこい湯」へ行くこともできます。
    お祭バス停から登山起点となる三条の湯までは、三条の湯から雲取山へ(コースガイド)を参照してください。 山のいで湯に一泊したら、翌日は早朝の出発としましょう。道標に従い小屋の裏手からジグザグの急登が始まります。登りが緩やかになり南へ進むと中ノ尾根を越えます。このあたりから北天のタルまで、山腹の緩い登りが続き、流れのある沢を2つ渡ります。丈の低いササに覆われた道になると南側の展望が次第に開け、北天のタルです。ここからの縦走路は、すべて主脈南面を巻き、飛龍山、笠取山方面への道を進みます。立派な桟道があり、約20分で山頂への近道(急なジグザグの登りで、踏み跡程度)が分岐します。さらに約20分で石の祠がある飛竜権現に着きます。道標があり、踏み跡に従い北へ登ります。足元がやや不明瞭な箇所があるので注意。山頂までの道はシャクナゲが多く、例年6月上旬に見頃となります。すぐに尾根上の道になり、次第に北から東向きに進みます。尾根を外れないように登ると、途中1箇所山頂と見誤る平地がありますが、さらに進んで三角点と山梨百名山の標識がある飛龍山山頂に着きます。南面のみ少し開けています。下山は、飛竜権現まで来た道を戻ります。飛竜権現から笠取山方面に3~4分ほど進むと左手に、禿岩という展望の良い岩場があり往復するのもよいでしょう。 権現から丹波へは南へ下ります。標識のない前飛龍のピークを越えるとすぐに、露岩の分岐に着きます。右は岩岳尾根の道であまり整備されていません。本コースは左のミサカ尾根をとります。最初は急下降ですが、次第になだらかな歩きやすい尾根道になります。熊倉山を過ぎると樹林の様子も変わり、小広いサオラ峠に着きます。峠からは南へ直接丹波へ下る道もありますが、本コースでは歩きやすい丹波天平への道を進みましょう。 広い尾根上の緩い登り下りが続きます。鹿の昼寝場所のような草原を左に見て、やや進むと丹波天平の分岐点です。ここから南へ下ります。途中1箇所、ザレた急斜面の下りがあるので慎重に。暗い杉林の中を忠実に下り、集落に近づきフェンスのゲートを通過すると学校の敷地内に出ます。左へ下って青梅街道に出ます。右へ5分ほどで丹波山村役場バス停に着きます。左へ5分で「のめこい湯」へ行くこともできます。