【鳥取県】の登山コースガイド
鳥取県
検索結果11件中
1-11件
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大山寺から大山山頂(弥山)へ
- 日帰り
- 6時間0分
- 7.6km
大山寺から大山山頂(弥山)へ
- 日帰り
- 6時間0分
- 7.6km
大山寺バス停を出発、坂道を大山寺方向に登っていきます。大山寺郵便局を過ぎ100mほど先を右に折れ、少し行くと大山寺橋に到着。これを渡り、南光河原駐車場の入り口を過ぎ、車道脇の歩道を100mほど行けば夏山登山口です。石段を登り、下山野営場方面からの登山道と合流して左に進みます。幅の広い石段を進むと、右手に阿弥陀如来を安置した重要文化財の阿弥陀堂があります。ここまで登る道の両側には、往時の寺院跡の古い石垣が栄枯の名残を見せています。三合目あたりから道は傾斜を増し苦しいところですが、このあたりは特にブナの原生林が美しい。五合目の少し上で元谷から上がってくる道(行者登山道)が合流し、さらに登ると視界が開け、わずかで六合目避難小屋に到着。 六~八合目では弓ヶ浜半島や日本海の眺望を満喫することができ、また、北壁の美しさも、その厳しさもこのあたりが一番に味わえるところです。丸木柱の草鳴社ケルンは七合目と八合目の中間地点で、往時の遭難を物語っています。ここを過ぎしばらくすると、道は木道となり、その上を歩いていきます。特別天然記念物の大山キャラボクの純林が一面に広がり、頂上も真近に見え、足取りも軽くなります。頂上(弥山)は標高1709mで、条件が良ければ南は遠く四国の山々、北は日本海の隠岐島も望むことができます。 帰りは小屋の下方で往路の木道を右に分け直進します。ダイセンキャラボクの中を少し下れば、石室に至ります。ここからわずかに登り返すと八合目と九合目の間の往路に戻ります。登山道は崩れやすいところもあるので、落石等起こさないよう気をつけて下りましょう。 五合目の少し上で行者登山道に入ります。丸太で整備されていますが、急なところが多いので滑りやすいときは特に注意します。やがて傾斜がなくなり、平たんな道を少し進むと石がごろごろする元谷の河原に出ます。右前方に見える元谷避難小屋は、積雪期の北壁登攀のベースとしてにぎわう場所です。小屋を右に見て河原を進むと、左にコンクリート製の大堰堤、右に堰堤と樹林帯、さらにその奥には荒々しい北壁を見ることができます。 河原を渡り切ると治山用の道路が付いていますが、そちらには進まず、道標に従い左手の登山道に下っていきます。左に河原を見て、樹林の中を進みます。河原から離れて少し進むと、下宝珠越への道を右に分け、なお進むと、大神山神社奥宮の裏手に至ります。ここから大山寺バス停までは20分ほどです。大山寺バス停を出発、坂道を大山寺方向に登っていきます。大山寺郵便局を過ぎ100mほど先を右に折れ、少し行くと大山寺橋に到着。これを渡り、南光河原駐車場の入り口を過ぎ、車道脇の歩道を100mほど行けば夏山登山口です。石段を登り、下山野営場方面からの登山道と合流して左に進みます。幅の広い石段を進むと、右手に阿弥陀如来を安置した重要文化財の阿弥陀堂があります。ここまで登る道の両側には、往時の寺院跡の古い石垣が栄枯の名残を見せています。三合目あたりから道は傾斜を増し苦しいところですが、このあたりは特にブナの原生林が美しい。五合目の少し上で元谷から上がってくる道(行者登山道)が合流し、さらに登ると視界が開け、わずかで六合目避難小屋に到着。 六~八合目では弓ヶ浜半島や日本海の眺望を満喫することができ、また、北壁の美しさも、その厳しさもこのあたりが一番に味わえるところです。丸木柱の草鳴社ケルンは七合目と八合目の中間地点で、往時の遭難を物語っています。ここを過ぎしばらくすると、道は木道となり、その上を歩いていきます。特別天然記念物の大山キャラボクの純林が一面に広がり、頂上も真近に見え、足取りも軽くなります。頂上(弥山)は標高1709mで、条件が良ければ南は遠く四国の山々、北は日本海の隠岐島も望むことができます。 帰りは小屋の下方で往路の木道を右に分け直進します。ダイセンキャラボクの中を少し下れば、石室に至ります。ここからわずかに登り返すと八合目と九合目の間の往路に戻ります。登山道は崩れやすいところもあるので、落石等起こさないよう気をつけて下りましょう。 五合目の少し上で行者登山道に入ります。丸太で整備されていますが、急なところが多いので滑りやすいときは特に注意します。やがて傾斜がなくなり、平たんな道を少し進むと石がごろごろする元谷の河原に出ます。右前方に見える元谷避難小屋は、積雪期の北壁登攀のベースとしてにぎわう場所です。小屋を右に見て河原を進むと、左にコンクリート製の大堰堤、右に堰堤と樹林帯、さらにその奥には荒々しい北壁を見ることができます。 河原を渡り切ると治山用の道路が付いていますが、そちらには進まず、道標に従い左手の登山道に下っていきます。左に河原を見て、樹林の中を進みます。河原から離れて少し進むと、下宝珠越への道を右に分け、なお進むと、大神山神社奥宮の裏手に至ります。ここから大山寺バス停までは20分ほどです。 -
大山寺からユートピア、親指ピークへ
- 日帰り
- 7時間5分
- 12.4km
大山寺からユートピア、親指ピークへ
- 日帰り
- 7時間5分
- 12.4km
大山寺バス停を出発、坂道を大山寺方向に登っていきます。大山寺の山門の手前を左に折れて石の鳥居をくぐり、石畳の道を進むと、大神山神社奥宮に到着。神社を右奥に回り込んだところから行者登山道に入り、杉の古木の下を少し進むと道標があり、左に曲がります。(まっすぐ進めば元谷方面)急な道をしばらく登り、治山工事用の道路を横切り、なお谷間の急坂を上っていけば、下宝珠越の尾根道に到着です。尾根を右に進み、小さなアップダウンを繰り返しながら登っていきます。中宝珠越の道標を過ぎ、この先は、右に峻険な北壁の断崖が眼前にそびえ、左は剣谷の向こうに三鈷峰の荒々しい岩場が迫り、見事な景観です。 砂礫に覆われた中宝珠山の右を巻いて登っていきますが、ここから上宝珠越の間はところどころ登山道が崩落しているので、通過には特に注意が必要です。道標のある上宝珠越を過ぎると、ここから左の斜面をトラバースし、ガレを何箇所か横切り、低木の間を通り過ぎると三鈷峰とユートピア避難小屋の分岐の稜線に出ます。(三鈷峰往復には20分程度かかります。頂上手前に崩落個所があり、通行には十分な注意が必要)分岐を右に進むと、わずかでユートピア避難小屋に到着。 少し先の、岩が積み重なった象ヶ鼻の手前を左に折れ尾根を下っていくと道標(さらにまっすぐ進み右に下ると振子沢)があり、ここから左に折れ、低木が茂る道を下っていきます。登り返して少し行くと大きな岩があり、振子山の頂上です。眼前にはこれから行く親指ピークがそそり立っています。いったん鞍部まで下り、親指ピークに取りつくが、親指ピーク一帯は崩壊が進んでおり、登り下りとも細心の注意が必要です。 この先は稜線を進み、野田ヶ山頂上を過ぎると右に大きく曲がり、樹林の中を下っていくと、大休峠避難小屋です。ここは十字路になっているが、左方向進み、中国自然歩道に入ります。ところどころ石畳の道となっており、濡れているときは滑りやすいので注意。何箇所か道標があり、川床までの距離を教えてくれます。香取分かれ、岩伏分かれを過ぎ、急な下りが終わると、阿弥陀川に架かる川床木地屋橋に出ます。(橋の手前を左に行けば阿弥陀滝)橋を渡り、わずかに行くと大山寺に通じる車道に出ます。ここから大山寺バス停までは、車道、ショートカットの登山道を行き、50分ほどです。大山寺バス停を出発、坂道を大山寺方向に登っていきます。大山寺の山門の手前を左に折れて石の鳥居をくぐり、石畳の道を進むと、大神山神社奥宮に到着。神社を右奥に回り込んだところから行者登山道に入り、杉の古木の下を少し進むと道標があり、左に曲がります。(まっすぐ進めば元谷方面)急な道をしばらく登り、治山工事用の道路を横切り、なお谷間の急坂を上っていけば、下宝珠越の尾根道に到着です。尾根を右に進み、小さなアップダウンを繰り返しながら登っていきます。中宝珠越の道標を過ぎ、この先は、右に峻険な北壁の断崖が眼前にそびえ、左は剣谷の向こうに三鈷峰の荒々しい岩場が迫り、見事な景観です。 砂礫に覆われた中宝珠山の右を巻いて登っていきますが、ここから上宝珠越の間はところどころ登山道が崩落しているので、通過には特に注意が必要です。道標のある上宝珠越を過ぎると、ここから左の斜面をトラバースし、ガレを何箇所か横切り、低木の間を通り過ぎると三鈷峰とユートピア避難小屋の分岐の稜線に出ます。(三鈷峰往復には20分程度かかります。頂上手前に崩落個所があり、通行には十分な注意が必要)分岐を右に進むと、わずかでユートピア避難小屋に到着。 少し先の、岩が積み重なった象ヶ鼻の手前を左に折れ尾根を下っていくと道標(さらにまっすぐ進み右に下ると振子沢)があり、ここから左に折れ、低木が茂る道を下っていきます。登り返して少し行くと大きな岩があり、振子山の頂上です。眼前にはこれから行く親指ピークがそそり立っています。いったん鞍部まで下り、親指ピークに取りつくが、親指ピーク一帯は崩壊が進んでおり、登り下りとも細心の注意が必要です。 この先は稜線を進み、野田ヶ山頂上を過ぎると右に大きく曲がり、樹林の中を下っていくと、大休峠避難小屋です。ここは十字路になっているが、左方向進み、中国自然歩道に入ります。ところどころ石畳の道となっており、濡れているときは滑りやすいので注意。何箇所か道標があり、川床までの距離を教えてくれます。香取分かれ、岩伏分かれを過ぎ、急な下りが終わると、阿弥陀川に架かる川床木地屋橋に出ます。(橋の手前を左に行けば阿弥陀滝)橋を渡り、わずかに行くと大山寺に通じる車道に出ます。ここから大山寺バス停までは、車道、ショートカットの登山道を行き、50分ほどです。 -
三本杉から大休峠を経て船上山へ
- 日帰り
- 9時間40分
- 18km
三本杉から大休峠を経て船上山へ
- 日帰り
- 9時間40分
- 18km
三本杉上バス停で下車し、県道を歩きます。野井倉橋を渡って左折し、加勢蛇川沿いに舗装された道をさかのぼり、しばらく歩くと一向平キャンプ場に到着。大きな駐車場、トイレ、休憩舎等が整備されています。標識に従い大山滝に向かうが、吊り橋への下りはかなり急なので注意しましょう。吊り橋を渡って山道に入ると、やがて大山山系第一の大山滝に到着です。登山道から左に少し下ると展望デッキがあります。 大山滝を後に緩い傾斜のヒノキ林を進むと、少しで大休口の道標です。(ここを左に行けば地獄谷)道標に従って進み、ジグザグ道を徐々に高度を上げていくと、ヒノキ林からブナ、ミズナラの樹林帯に変わります。やがて山腹を這う緩やかな道となり、名前ばかりの水場を過ぎると、避難小屋のある大休峠です。ここは十字路になっており、左に道をとれば野田ヶ山を経てユートピア避難小屋に、まっすぐ進めば緩い傾斜で川床に向かって下ることになります。矢筈ヶ山へは小屋の入口側の斜面に取りつきます。道は最初急登で苦しいが、30分ほどで稜線に出て、あとは緩い傾斜で矢筈ヶ山頂上です。ここは1等三角点だけあって360度の大パノラマが展開します。 目の前の小矢筈との鞍部に下ります。矢筈ヶ山から見たときはどこを登るのかと思えた小矢筈も、取りついてみればそれほど難しくはないものの、切り立った稜線は足元が大きく切れ落ちており、注意して通過します。前方に甲ヶ山の特異な山容を見て、慎重に小矢筈を下ると、しばらくはあまり起伏のない道が続きます。甲ヶ山へは基部を東側に回り込むように進み、最初の灌木帯を過ぎると、3mほどですが、足場の乏しい岩場のトラバースがあるので慎重に通過、階段状の岩場に取りつきます。 甲ヶ山山頂で大山主峰を満喫した後は、ゴジラの背と呼ばれる岩稜帯を慎重に通過し、尾根筋を下ると勝田ヶ山に至りますが、頂上の標識もなく、わからず通り過ぎてしまいそうです。ブナ、ミズナラの大木が鬱蒼と茂る樹林帯を下り、なだらかな台地を進むと、やがてブナ 林の向こうに朱色の屋根の船上神社が見えてきます。神社の裏から正面に回り鳥居をくぐると、よく整備された広い道となり、わずかで行宮碑の立つ船上山頂上、休憩舎です。この先、道は急になるので注意して下ります。右手に屏風岩下部に続く横手道を見送り、赤土の道をなおも下ると車道に出て、車道を横断し、樹林の道に入ります。右方向に進み、広々とした茶園原に出るのがよいでしょう。 振り返って見上げる船上山の岩場は、その名の屏風のように眼前に迫り絶景です。まっすぐ下り、石積みのダムを右手に見て鳥居をくぐれば船上山少年自然の家です。ここからJR赤碕駅までは定期バスが出ています。 屏風岩基部の横手道をたどれば、雄滝、雌滝、鱒返しの滝を巡ることができ、休日にはハイキングコースとしてにぎわう場所です。三本杉上バス停で下車し、県道を歩きます。野井倉橋を渡って左折し、加勢蛇川沿いに舗装された道をさかのぼり、しばらく歩くと一向平キャンプ場に到着。大きな駐車場、トイレ、休憩舎等が整備されています。標識に従い大山滝に向かうが、吊り橋への下りはかなり急なので注意しましょう。吊り橋を渡って山道に入ると、やがて大山山系第一の大山滝に到着です。登山道から左に少し下ると展望デッキがあります。 大山滝を後に緩い傾斜のヒノキ林を進むと、少しで大休口の道標です。(ここを左に行けば地獄谷)道標に従って進み、ジグザグ道を徐々に高度を上げていくと、ヒノキ林からブナ、ミズナラの樹林帯に変わります。やがて山腹を這う緩やかな道となり、名前ばかりの水場を過ぎると、避難小屋のある大休峠です。ここは十字路になっており、左に道をとれば野田ヶ山を経てユートピア避難小屋に、まっすぐ進めば緩い傾斜で川床に向かって下ることになります。矢筈ヶ山へは小屋の入口側の斜面に取りつきます。道は最初急登で苦しいが、30分ほどで稜線に出て、あとは緩い傾斜で矢筈ヶ山頂上です。ここは1等三角点だけあって360度の大パノラマが展開します。 目の前の小矢筈との鞍部に下ります。矢筈ヶ山から見たときはどこを登るのかと思えた小矢筈も、取りついてみればそれほど難しくはないものの、切り立った稜線は足元が大きく切れ落ちており、注意して通過します。前方に甲ヶ山の特異な山容を見て、慎重に小矢筈を下ると、しばらくはあまり起伏のない道が続きます。甲ヶ山へは基部を東側に回り込むように進み、最初の灌木帯を過ぎると、3mほどですが、足場の乏しい岩場のトラバースがあるので慎重に通過、階段状の岩場に取りつきます。 甲ヶ山山頂で大山主峰を満喫した後は、ゴジラの背と呼ばれる岩稜帯を慎重に通過し、尾根筋を下ると勝田ヶ山に至りますが、頂上の標識もなく、わからず通り過ぎてしまいそうです。ブナ、ミズナラの大木が鬱蒼と茂る樹林帯を下り、なだらかな台地を進むと、やがてブナ 林の向こうに朱色の屋根の船上神社が見えてきます。神社の裏から正面に回り鳥居をくぐると、よく整備された広い道となり、わずかで行宮碑の立つ船上山頂上、休憩舎です。この先、道は急になるので注意して下ります。右手に屏風岩下部に続く横手道を見送り、赤土の道をなおも下ると車道に出て、車道を横断し、樹林の道に入ります。右方向に進み、広々とした茶園原に出るのがよいでしょう。 振り返って見上げる船上山の岩場は、その名の屏風のように眼前に迫り絶景です。まっすぐ下り、石積みのダムを右手に見て鳥居をくぐれば船上山少年自然の家です。ここからJR赤碕駅までは定期バスが出ています。 屏風岩基部の横手道をたどれば、雄滝、雌滝、鱒返しの滝を巡ることができ、休日にはハイキングコースとしてにぎわう場所です。 -
鏡ヶ成キャンプ場から烏ヶ山へ
- 日帰り
- 2時間45分
- 4.3km
鏡ヶ成キャンプ場から烏ヶ山へ
- 日帰り
- 2時間45分
- 4.3km
鏡ヶ成キャンプ場への入口からわずかに鏡ヶ成方向に行った道路の向かい側に登山口があります。登山道に入り少し行くと小さな沢があり、これを渡ります。 樹林・ササ原の中を緩やかに登っていきますが、15分ほどすると道は傾斜を増し、さらに登っていくと左右が谷状になり、尾根道となります。 この先は少し視界が開け、振り返れば鏡ヶ成が一望できます。この辺りはササが左右からせり出し道を覆っているが、よく見て行けば問題はありません。 前方にこんもりしたピークが見え、さらに進むと残置ロープのある岩っぽいところに出て、これを越えると前方に大きく崩落した箇所が出現します。左の崩落した箇所に近づかないように少し右を注意しながら進むと、道標のある新小屋峠方面との分岐に到着。 分岐から先も崩落個所があり慎重に進むと、細長い南峰のピークに至ります。一旦烏ヶ山との鞍部に下り、わずかに登り返すと大きな岩のある烏ヶ山頂上です。大山南壁、・東壁の荒々しい山肌が迫ってきます。 素晴らしい景色を楽しんだら、注意しながら分岐まで戻り、新小屋峠方向に進みます。道は最初、急な下りですが、少し行くと傾斜は緩くなり、尾根道を進みます。さらに進むと道は緩やかな登りになり、5分ほどで新小屋峠方向を示す道標に到着。 登山道はここから右に直角に曲がります。(道標の先に続く踏み跡を50mほど進むと三角点がある)道は最初だけ少し急な下りですが、すぐに緩くなり快適です。やがて傾斜がほとんどなくなると前方に車道が見え、新小屋峠に着きます。鏡ヶ成キャンプ場への入口からわずかに鏡ヶ成方向に行った道路の向かい側に登山口があります。登山道に入り少し行くと小さな沢があり、これを渡ります。 樹林・ササ原の中を緩やかに登っていきますが、15分ほどすると道は傾斜を増し、さらに登っていくと左右が谷状になり、尾根道となります。 この先は少し視界が開け、振り返れば鏡ヶ成が一望できます。この辺りはササが左右からせり出し道を覆っているが、よく見て行けば問題はありません。 前方にこんもりしたピークが見え、さらに進むと残置ロープのある岩っぽいところに出て、これを越えると前方に大きく崩落した箇所が出現します。左の崩落した箇所に近づかないように少し右を注意しながら進むと、道標のある新小屋峠方面との分岐に到着。 分岐から先も崩落個所があり慎重に進むと、細長い南峰のピークに至ります。一旦烏ヶ山との鞍部に下り、わずかに登り返すと大きな岩のある烏ヶ山頂上です。大山南壁、・東壁の荒々しい山肌が迫ってきます。 素晴らしい景色を楽しんだら、注意しながら分岐まで戻り、新小屋峠方向に進みます。道は最初、急な下りですが、少し行くと傾斜は緩くなり、尾根道を進みます。さらに進むと道は緩やかな登りになり、5分ほどで新小屋峠方向を示す道標に到着。 登山道はここから右に直角に曲がります。(道標の先に続く踏み跡を50mほど進むと三角点がある)道は最初だけ少し急な下りですが、すぐに緩くなり快適です。やがて傾斜がほとんどなくなると前方に車道が見え、新小屋峠に着きます。 -
犬挾峠から蒜山へ
- 日帰り
- 6時間0分
- 10.6km
犬挾峠から蒜山へ
- 日帰り
- 6時間0分
- 10.6km
下蒜山の登山口は犬挾峠と呼ばれ、国道313号のバイパスが完成するまでは、蒜山方面から倉吉、関金に通じる主要道路であったが、今は行き交う車の数もめっきり少なくなりました。 峠から登山道に入るとまもなく胸を突く急登が始まります。道は県境に沿ってほぼまっすぐにつけられていて、滑りやすいが要所要所には固定ロープが張られています。やがて六合目の雲居平に飛び出すと心地よい風が急登にあえいだ体を冷やしてくれます。なだらかな稜線は秋になるとマツムシソウのお花畑となります。一息ついたのもつかの間、下蒜山頂上まではもうひと踏ん張り急登があります。なだらかで細長い頂上に着くと、これから巡ろうとする中蒜山や上蒜山はもとより、遠く日本海や大山が望めます。ここから最低鞍部のフングリ乢近くまでは背丈の低い草原が続いて心地のよいところです。 やがてフングリ乢に下り着きますが、この峠は巨人がまたいで越した際にフングリをこすったという面白い伝説があります。最低鞍部から中蒜山まではササの葉をつかんでの急登が続くが、山頂が近づくと塩釜への道に出合います。ここから約5分で中蒜山山頂です。ここにはコンクリート製の避難小屋があり、雨の日や風の強いときなど、とてもありがたい。中蒜山の山頂から見る上蒜山はどっしりした姿で両肩を張って大きく見えます。 小屋の横を下るとすぐに林はなくなり、カヤトの広い尾根に出ます。すぐ目の前にある上蒜山がぐんぐん高くなるので、下るのがもったいない感じがしてきます。鞍部からはところどころクサリが張られた急な登りが待っています。左手からの尾根が近づいてくると、やっと傾斜も緩くなり、合流した尾根が下山路です。上蒜山山頂(三角点)は5分ほど先にあるが、ササが密生して道がとてもわかりにくい状態のため、今は分岐に「上蒜山頂上」の標柱が設置されています。はるばる犬挾峠からの道を振り返ると感慨も一入です。 分岐から、ブナ林の道を下って、少し登り返したところは槍ヶ峯と呼ばれるところで、眺めが素晴らしく、下蒜山からはあんなに遠かった大山もここまで来るととても大きく見えます。ここからは快適な下りが続き、スギ林を過ぎ、牧場に出ると、駐車場は真近です。下蒜山の登山口は犬挾峠と呼ばれ、国道313号のバイパスが完成するまでは、蒜山方面から倉吉、関金に通じる主要道路であったが、今は行き交う車の数もめっきり少なくなりました。 峠から登山道に入るとまもなく胸を突く急登が始まります。道は県境に沿ってほぼまっすぐにつけられていて、滑りやすいが要所要所には固定ロープが張られています。やがて六合目の雲居平に飛び出すと心地よい風が急登にあえいだ体を冷やしてくれます。なだらかな稜線は秋になるとマツムシソウのお花畑となります。一息ついたのもつかの間、下蒜山頂上まではもうひと踏ん張り急登があります。なだらかで細長い頂上に着くと、これから巡ろうとする中蒜山や上蒜山はもとより、遠く日本海や大山が望めます。ここから最低鞍部のフングリ乢近くまでは背丈の低い草原が続いて心地のよいところです。 やがてフングリ乢に下り着きますが、この峠は巨人がまたいで越した際にフングリをこすったという面白い伝説があります。最低鞍部から中蒜山まではササの葉をつかんでの急登が続くが、山頂が近づくと塩釜への道に出合います。ここから約5分で中蒜山山頂です。ここにはコンクリート製の避難小屋があり、雨の日や風の強いときなど、とてもありがたい。中蒜山の山頂から見る上蒜山はどっしりした姿で両肩を張って大きく見えます。 小屋の横を下るとすぐに林はなくなり、カヤトの広い尾根に出ます。すぐ目の前にある上蒜山がぐんぐん高くなるので、下るのがもったいない感じがしてきます。鞍部からはところどころクサリが張られた急な登りが待っています。左手からの尾根が近づいてくると、やっと傾斜も緩くなり、合流した尾根が下山路です。上蒜山山頂(三角点)は5分ほど先にあるが、ササが密生して道がとてもわかりにくい状態のため、今は分岐に「上蒜山頂上」の標柱が設置されています。はるばる犬挾峠からの道を振り返ると感慨も一入です。 分岐から、ブナ林の道を下って、少し登り返したところは槍ヶ峯と呼ばれるところで、眺めが素晴らしく、下蒜山からはあんなに遠かった大山もここまで来るととても大きく見えます。ここからは快適な下りが続き、スギ林を過ぎ、牧場に出ると、駐車場は真近です。 -
蒜山高原キャンプ場から皆ヶ山へ
- 日帰り
- 4時間20分
- 10.9km
蒜山高原キャンプ場から皆ヶ山へ
- 日帰り
- 4時間20分
- 10.9km
休暇村蒜山高原バス停で降り、牧草地の横にまっすぐ延びた車道を皆ヶ山を目指して進みます。栗色のジャージー牛がゆっくりと草をはんでいたり、ポプラ並木や牛舎を見ると、まるで北海道を歩いているような気分になります。 やがて蒜山高原キャンプ場に着きます。よく整備されたキャンプ場で、蒜山の眺めがすばらしい。皆ヶ山にはここから登り始めます。 キャンプ場を抜け、貯水槽の横を通って灌木の中を行くと、徐々に道は急になります。左手に植林帯が近づくと道標のある尾根に合流し、ここから二俣山までは直線的につくられた急登となるが、北には皆ヶ山やアゼチが眺められ、登りのつらさを忘れさせてくれます。二俣山山頂からは視界が開け、蒜山高原を望むことができます。 ここからいったん北へ下り、ネマガリタケの刈り払われた斜面を登り返します。皆ヶ山山頂はブナの原生林に覆われて細長く、一番奥まったところに三角点と道標があります。頂上からは、北に日本海、東に蒜山高原を望むことができます。下山はもときた道を蒜山高原バス停まで引き返しますが、下りの傾斜がきつく、また、滑りやすいので十分気をつけましょう。休暇村蒜山高原バス停で降り、牧草地の横にまっすぐ延びた車道を皆ヶ山を目指して進みます。栗色のジャージー牛がゆっくりと草をはんでいたり、ポプラ並木や牛舎を見ると、まるで北海道を歩いているような気分になります。 やがて蒜山高原キャンプ場に着きます。よく整備されたキャンプ場で、蒜山の眺めがすばらしい。皆ヶ山にはここから登り始めます。 キャンプ場を抜け、貯水槽の横を通って灌木の中を行くと、徐々に道は急になります。左手に植林帯が近づくと道標のある尾根に合流し、ここから二俣山までは直線的につくられた急登となるが、北には皆ヶ山やアゼチが眺められ、登りのつらさを忘れさせてくれます。二俣山山頂からは視界が開け、蒜山高原を望むことができます。 ここからいったん北へ下り、ネマガリタケの刈り払われた斜面を登り返します。皆ヶ山山頂はブナの原生林に覆われて細長く、一番奥まったところに三角点と道標があります。頂上からは、北に日本海、東に蒜山高原を望むことができます。下山はもときた道を蒜山高原バス停まで引き返しますが、下りの傾斜がきつく、また、滑りやすいので十分気をつけましょう。 -
毛無山山の家から三平山へ
- 日帰り
- 7時間0分
- 13.6km
毛無山山の家から三平山へ
- 日帰り
- 7時間0分
- 13.6km
毛無山山の家近くの駐車場に車を置き、舗装道路を進みます。スギ林の中を少し進むと右に白馬山への道を分け、土の道となり緩く登ります。スギに混じりブナ、ミズナラ、クリの木などが出てくる中、急な道を登ります。なおも高度を上げるとスギが少なくなり、ササ原にブナが立ち、鳥のさえずりが心地よい。各合目の道標が残りの道のりを教えてくれます。大岩の下に八合目の標柱があり、この上から道が広く、傾斜も緩くなります。九合目には休憩舎があり、ここから最後の急登で毛無山頂上に到着です。 登ってきた道と反対側の道に入ります。岡山県と鳥取県の境界柱が道に沿っています。緩い道で鳥取県側(俣野)の登山道との分岐になり、右に道をとり少し行くと急な下りとなります。登り返すと平坦な道となり、再度の下り登りで白馬山頂上です。毛無山と白馬山の間は随所にカタクリが群生し、例年であれば4月下旬に可憐な花を見せてくれます。 白馬山頂上から緩く下り、そのあとは、右に土用ダムを見ながら、小さなアップダウンを繰り返し、やがて金ヶ谷山への急登です。途中、右に金ヶ谷コースを分けます。急登を登り切れば、2等三角点のある金ヶ谷山頂上に到着。頂上から先はいったん急な下りとなり、そのあとはあまりアップダウンのない道を進み、ブナとササの中、緩く登ると展望塔のある朝鍋鷲ヶ山頂上です。塔に登れば目の前に三平山、その向こうには大山の南壁を見ることができます。 三平山方向にわずかに進むと、林道川上2号からの登山道が右から合流、そのまままっすぐ緩やかな尾根道をしばらく進むと急な下りとなり、やがて最低鞍部の穴ヶ乢に至ります。穴ヶ乢からは、これでもかというくらいの急登を最後のひと踏ん張りで登ると、道は草原の中を進むようになり、長い距離を歩いてきたご褒美のように、三平山頂上の向こうに、大山の南壁、烏ヶ山の雄大な景色を見ることができます。 三平山の登山口へは登ってきた道の反対方向へ進みます。この先、南北に連なる土塁(明治時代に陸軍軍馬育成場として放牧馬が外に出ないようにするため建設されたもの)を歩くことになります。幅は広くはないが、歩くのに困難はありません。しばらく行くと道は右に折れ、一面の草原の斜面、針葉樹の林と、よく整備された山腹を巻くような道を行きます。松林の中のつづら折れの道となれば、わずかで登山口の車道に出て、右に少し行けばトイレがあります。左に少し行けば、数台分の駐車スペースもあります。毛無山山の家近くの駐車場に車を置き、舗装道路を進みます。スギ林の中を少し進むと右に白馬山への道を分け、土の道となり緩く登ります。スギに混じりブナ、ミズナラ、クリの木などが出てくる中、急な道を登ります。なおも高度を上げるとスギが少なくなり、ササ原にブナが立ち、鳥のさえずりが心地よい。各合目の道標が残りの道のりを教えてくれます。大岩の下に八合目の標柱があり、この上から道が広く、傾斜も緩くなります。九合目には休憩舎があり、ここから最後の急登で毛無山頂上に到着です。 登ってきた道と反対側の道に入ります。岡山県と鳥取県の境界柱が道に沿っています。緩い道で鳥取県側(俣野)の登山道との分岐になり、右に道をとり少し行くと急な下りとなります。登り返すと平坦な道となり、再度の下り登りで白馬山頂上です。毛無山と白馬山の間は随所にカタクリが群生し、例年であれば4月下旬に可憐な花を見せてくれます。 白馬山頂上から緩く下り、そのあとは、右に土用ダムを見ながら、小さなアップダウンを繰り返し、やがて金ヶ谷山への急登です。途中、右に金ヶ谷コースを分けます。急登を登り切れば、2等三角点のある金ヶ谷山頂上に到着。頂上から先はいったん急な下りとなり、そのあとはあまりアップダウンのない道を進み、ブナとササの中、緩く登ると展望塔のある朝鍋鷲ヶ山頂上です。塔に登れば目の前に三平山、その向こうには大山の南壁を見ることができます。 三平山方向にわずかに進むと、林道川上2号からの登山道が右から合流、そのまままっすぐ緩やかな尾根道をしばらく進むと急な下りとなり、やがて最低鞍部の穴ヶ乢に至ります。穴ヶ乢からは、これでもかというくらいの急登を最後のひと踏ん張りで登ると、道は草原の中を進むようになり、長い距離を歩いてきたご褒美のように、三平山頂上の向こうに、大山の南壁、烏ヶ山の雄大な景色を見ることができます。 三平山の登山口へは登ってきた道の反対方向へ進みます。この先、南北に連なる土塁(明治時代に陸軍軍馬育成場として放牧馬が外に出ないようにするため建設されたもの)を歩くことになります。幅は広くはないが、歩くのに困難はありません。しばらく行くと道は右に折れ、一面の草原の斜面、針葉樹の林と、よく整備された山腹を巻くような道を行きます。松林の中のつづら折れの道となれば、わずかで登山口の車道に出て、右に少し行けばトイレがあります。左に少し行けば、数台分の駐車スペースもあります。 -
日野町役場から宝仏山へ
- 日帰り
- 3時間50分
- 7.8km
日野町役場から宝仏山へ
- 日帰り
- 3時間50分
- 7.8km
JR伯備線根雨駅前を右に折れて街中を進みます。車を利用の場合は、駅向かいの日野町役場駐車場に停めることができます。街はかつての宿場町で、静かなたたずまいが残っています。旧山陰合同銀行の一つ先の道を左に折れ、歴史資料館への路地に入っていきます。 その右脇から細い流れに沿って植林地の急斜面を登るとほどなく林道を横切ります。法面の階段からは再び植林が続くが、やがてアカマツの混じる明るい里山となり歩きやすくなります。雑木の下草がササ原に変わるとやがて小平と呼ばれるカヤトの原に出ます。 ここから道は左に折れ植林に沿っていったん下り、ジグザグに切られた道をゆっくりと登り返します。落ち葉のころであれば登ってきた根雨の街や日野川が小さく見下ろせます。打ち捨てられた植林に沿って左に回り込むとカヤトの窪みのような大平に到着。 登山道はこの先からだんだんと角度を増し、植林帯を抜け自然林に変わるとあとは稜線めがけて突き上げていきます。特に稜線の手前はズルズルと滑りそうで、雨のときなど下りは注意しましょう。稜線に出ると大山が大きな姿を見せます。ここから右に進み、三角点を過ぎ、さらに大きな岩の間を進むと宝仏山山頂です。たどり着いた山頂には太くてかわいいブナの巨木が一本立っています。 下山は往路を日野町役場まで戻ります。JR伯備線根雨駅前を右に折れて街中を進みます。車を利用の場合は、駅向かいの日野町役場駐車場に停めることができます。街はかつての宿場町で、静かなたたずまいが残っています。旧山陰合同銀行の一つ先の道を左に折れ、歴史資料館への路地に入っていきます。 その右脇から細い流れに沿って植林地の急斜面を登るとほどなく林道を横切ります。法面の階段からは再び植林が続くが、やがてアカマツの混じる明るい里山となり歩きやすくなります。雑木の下草がササ原に変わるとやがて小平と呼ばれるカヤトの原に出ます。 ここから道は左に折れ植林に沿っていったん下り、ジグザグに切られた道をゆっくりと登り返します。落ち葉のころであれば登ってきた根雨の街や日野川が小さく見下ろせます。打ち捨てられた植林に沿って左に回り込むとカヤトの窪みのような大平に到着。 登山道はこの先からだんだんと角度を増し、植林帯を抜け自然林に変わるとあとは稜線めがけて突き上げていきます。特に稜線の手前はズルズルと滑りそうで、雨のときなど下りは注意しましょう。稜線に出ると大山が大きな姿を見せます。ここから右に進み、三角点を過ぎ、さらに大きな岩の間を進むと宝仏山山頂です。たどり着いた山頂には太くてかわいいブナの巨木が一本立っています。 下山は往路を日野町役場まで戻ります。 -
月見が丘駐車場から道後山へ
- 日帰り
- 2時間10分
- 5.7km
月見が丘駐車場から道後山へ
- 日帰り
- 2時間10分
- 5.7km
中国山地の真っただ中にひときわ大きく開けた草原の山で、そのなだらかな山容から家族連れやゆっくり花を楽しみたい方におすすめの山です。 無雪期の登山口は月見が丘駐車場で、キャンプ場やトイレも整備されています。正面に三角形の岩樋山を見て出発です。歩き始めは広くなだらかな道ですが、やがて露岩や石段の登山道に変わり山腹をジグザグに登ると展望の良い東屋にたどり着きます。東屋のすぐ先で道は二股となり右は道後山への近道ですが、左の岩樋山コースに進むと古い石塁が現れます。この石塁は岩樋山を越え道後山頂近くまで続く長大なもので、鳥取県と広島県境で牛の越境を防ぐために明治の頃に築かれたものと言われています。 石塁に沿ってカラマツやイチイの林を登ると急に視界が開け、ほどなく岩樋山山頂に出ます。道後山より僅かに高い山頂には季節の花々が咲き乱れ、まさに天空の楽園です。 目指す道後山へはいったん広い草原まで下ります。先ほど分かれた近道と合流し、しばらくは石塁に沿って登ります。この辺りはなだらかな地形を利用して放牧がおこなわれ両国牧場と言われていましたが、今は低木に覆われています。右に大池方面への分岐がありますがそのまま直進し道後山に向かいます。所々に石を積み上げたケルンがあり、霧の濃い日や残雪期にはありがたい目印となります。このあたり道は小さく数本に枝分かれますがやがて一つになります。 手前の山で県境を離れて広島県側に入って少し登り返すと道後山です。ササ原の山頂には一等三角点が置かれ、大山をはじめグルリと丸く広がる展望は最高です。北に目をやると中腹に東屋の建つ多里大山を望むことができます。持丸方面への登山道を辿り1時間程度で往復できますが、季節によっては登山道が笹で覆われてわかりにくいので注意が必要です。山頂には可愛い地蔵様が置かれ、堂々とした道後山を望むことが出来ます。 帰り道は高層湿原のある大池を経由するのがおすすめ。岩樋山の山腹を巻く近道を通って月見が丘駐車場まで戻ります。中国山地の真っただ中にひときわ大きく開けた草原の山で、そのなだらかな山容から家族連れやゆっくり花を楽しみたい方におすすめの山です。 無雪期の登山口は月見が丘駐車場で、キャンプ場やトイレも整備されています。正面に三角形の岩樋山を見て出発です。歩き始めは広くなだらかな道ですが、やがて露岩や石段の登山道に変わり山腹をジグザグに登ると展望の良い東屋にたどり着きます。東屋のすぐ先で道は二股となり右は道後山への近道ですが、左の岩樋山コースに進むと古い石塁が現れます。この石塁は岩樋山を越え道後山頂近くまで続く長大なもので、鳥取県と広島県境で牛の越境を防ぐために明治の頃に築かれたものと言われています。 石塁に沿ってカラマツやイチイの林を登ると急に視界が開け、ほどなく岩樋山山頂に出ます。道後山より僅かに高い山頂には季節の花々が咲き乱れ、まさに天空の楽園です。 目指す道後山へはいったん広い草原まで下ります。先ほど分かれた近道と合流し、しばらくは石塁に沿って登ります。この辺りはなだらかな地形を利用して放牧がおこなわれ両国牧場と言われていましたが、今は低木に覆われています。右に大池方面への分岐がありますがそのまま直進し道後山に向かいます。所々に石を積み上げたケルンがあり、霧の濃い日や残雪期にはありがたい目印となります。このあたり道は小さく数本に枝分かれますがやがて一つになります。 手前の山で県境を離れて広島県側に入って少し登り返すと道後山です。ササ原の山頂には一等三角点が置かれ、大山をはじめグルリと丸く広がる展望は最高です。北に目をやると中腹に東屋の建つ多里大山を望むことができます。持丸方面への登山道を辿り1時間程度で往復できますが、季節によっては登山道が笹で覆われてわかりにくいので注意が必要です。山頂には可愛い地蔵様が置かれ、堂々とした道後山を望むことが出来ます。 帰り道は高層湿原のある大池を経由するのがおすすめ。岩樋山の山腹を巻く近道を通って月見が丘駐車場まで戻ります。 -
湯村 青下から扇ノ山
- 日帰り
- 8時間55分
湯村 青下から扇ノ山
- 日帰り
- 8時間55分
扇ノ山の山頂は鳥取県にあります。稜線は鳥取県と兵庫県の県境となっており、古くから加藤文太郎が登った山として登山者を魅了してきました。 アクセスは、浜坂駅から町民バスを利用し、湯村温泉を経由して青下で下車する方法があります。または、八鹿駅から全但バスで湯村温泉まで行き、町民バス青下行きに乗り換えることも可能です。バスを利用する場合、京阪神などからの出発では前夜泊となるでしょう。 青下でバスを降りたら、白山神社を過ぎて右へ折れ、民家の前を通って進みます。倉庫に突き当たるので、そこをまっすぐに登ると山道に入ります。ただし、道がわかりにくいため、迷わないよう注意が必要です。また、地元の水源となる場所もあるため、自然環境に配慮しながら登るようにしましょう。登りきると海上林道(町道海上河合谷線)と合流し、上山高原に到着します。この一帯は「上山高原エコミュージアム」と呼ばれています。 海上林道に沿って流れる小又川渓谷には、シワガラの滝や桂の滝があり、滝を目指して訪れる人も多いです。ただし、桂の滝までのルートは経験者向きのため、注意が必要です。 小又川渓谷のショウブ池を過ぎると、「小ヅッコ・扇ノ山」の標識があり、そこから進むと小ヅッコ小屋(避難小屋)に到着します。県境に出ると、ブナ林の尾根道が続いており、展望はありませんが、美しい樹林のプロムナードを楽しめます。途中、鳥取側に下る道標が3カ所あります。標高1,273mの大ヅッコを越えると鞍部へと下り、そこから少し登ると諸鹿越(畑ヶ平高原)へと続く道が左から合流します。そのまま登り切ると、避難小屋が建つ扇ノ山山頂に到着します。 下山は往路を戻るか、鞍部に戻って諸鹿越(畑ヶ平高原)の道を進み、畑ヶ平林道(県道若桜湯村温泉線)へと下る方法があります。 宿泊については、2020年に加藤文太郎山の会によって改装された小ヅッコ山小屋(無人)を利用できます。また、浜坂海岸レクリエーションセンター「松の湯」は温泉付きの自炊簡易宿泊施設となっています。その他、浜坂や湯村にも宿泊施設がありますので、計画に合わせて選ぶとよいでしょう。扇ノ山の山頂は鳥取県にあります。稜線は鳥取県と兵庫県の県境となっており、古くから加藤文太郎が登った山として登山者を魅了してきました。 アクセスは、浜坂駅から町民バスを利用し、湯村温泉を経由して青下で下車する方法があります。または、八鹿駅から全但バスで湯村温泉まで行き、町民バス青下行きに乗り換えることも可能です。バスを利用する場合、京阪神などからの出発では前夜泊となるでしょう。 青下でバスを降りたら、白山神社を過ぎて右へ折れ、民家の前を通って進みます。倉庫に突き当たるので、そこをまっすぐに登ると山道に入ります。ただし、道がわかりにくいため、迷わないよう注意が必要です。また、地元の水源となる場所もあるため、自然環境に配慮しながら登るようにしましょう。登りきると海上林道(町道海上河合谷線)と合流し、上山高原に到着します。この一帯は「上山高原エコミュージアム」と呼ばれています。 海上林道に沿って流れる小又川渓谷には、シワガラの滝や桂の滝があり、滝を目指して訪れる人も多いです。ただし、桂の滝までのルートは経験者向きのため、注意が必要です。 小又川渓谷のショウブ池を過ぎると、「小ヅッコ・扇ノ山」の標識があり、そこから進むと小ヅッコ小屋(避難小屋)に到着します。県境に出ると、ブナ林の尾根道が続いており、展望はありませんが、美しい樹林のプロムナードを楽しめます。途中、鳥取側に下る道標が3カ所あります。標高1,273mの大ヅッコを越えると鞍部へと下り、そこから少し登ると諸鹿越(畑ヶ平高原)へと続く道が左から合流します。そのまま登り切ると、避難小屋が建つ扇ノ山山頂に到着します。 下山は往路を戻るか、鞍部に戻って諸鹿越(畑ヶ平高原)の道を進み、畑ヶ平林道(県道若桜湯村温泉線)へと下る方法があります。 宿泊については、2020年に加藤文太郎山の会によって改装された小ヅッコ山小屋(無人)を利用できます。また、浜坂海岸レクリエーションセンター「松の湯」は温泉付きの自炊簡易宿泊施設となっています。その他、浜坂や湯村にも宿泊施設がありますので、計画に合わせて選ぶとよいでしょう。 -
千種 三室高原から三室山
- 日帰り
- 4時間40分
千種 三室高原から三室山
- 日帰り
- 4時間40分
千種川をさかのぼると、最後にちくさ高原と三室高原に流れが分かれます。少し細くなった流れは河内川と名を変えて三室高原へと続いています。その先に目を向けると、尖った山容の三室山が目に入ります。ここでは、ポピュラーなコースである三室高原から三室山を往復するコースを案内します。 姫路駅から神姫バスを利用し、山崎で乗り継いで千種を経て東河内で下車します。河内川に沿って集落を見ながらゆるやかな登りを続け、舗装路をたどります。前方に尖った三室山の山容が見えてくるころ、三室フィッシングセンター渓流荘跡に到着します(ここは古くから宿泊や食事で利用されていましたが、2023年から営業されていません)。積雪期には、ここから先が除雪されていないため、マイカーを預ける登山者も多く見られました。渓流荘跡を過ぎて15分ほど進むと、三室の滝(鍋ノ滝)があります。小さな滝ですが、3本に分かれた流れがユニークです。右に折れると三室高原市民の森があり、現在は桜やブナなどが植樹され、市民の森として整備されています。マイカーは、ここに駐車することができます。千種からここまでタクシーで約3,000円程度です。 キャンプ場跡を通って登って行くと登山口に到着します。ここは標高820mなので、山頂までの標高差は500m以上あり、かなり急登であることがわかります。分岐で「みずむし新道」を見送って右に進み、植林帯を登ります。標高900mあたりには「あと1.5km」と書かれた道標と岩場があります。鎖場を抜けると尾根に出ます。ブナ、ミズナラ、カエデの自然林の中を尾根をたどっていくと、2等三角点のある三室山の山頂に到着します。氷ノ山や千種川沿いの山々の眺めが楽しめます。下山は往路を下ります。 新緑やドウダンツツジが咲く5月上旬や、紅葉の10月上旬から下旬もおすすめの時期です。また、積雪が3mにもなるため、3月上旬からの残雪期も魅力的です。千種川をさかのぼると、最後にちくさ高原と三室高原に流れが分かれます。少し細くなった流れは河内川と名を変えて三室高原へと続いています。その先に目を向けると、尖った山容の三室山が目に入ります。ここでは、ポピュラーなコースである三室高原から三室山を往復するコースを案内します。 姫路駅から神姫バスを利用し、山崎で乗り継いで千種を経て東河内で下車します。河内川に沿って集落を見ながらゆるやかな登りを続け、舗装路をたどります。前方に尖った三室山の山容が見えてくるころ、三室フィッシングセンター渓流荘跡に到着します(ここは古くから宿泊や食事で利用されていましたが、2023年から営業されていません)。積雪期には、ここから先が除雪されていないため、マイカーを預ける登山者も多く見られました。渓流荘跡を過ぎて15分ほど進むと、三室の滝(鍋ノ滝)があります。小さな滝ですが、3本に分かれた流れがユニークです。右に折れると三室高原市民の森があり、現在は桜やブナなどが植樹され、市民の森として整備されています。マイカーは、ここに駐車することができます。千種からここまでタクシーで約3,000円程度です。 キャンプ場跡を通って登って行くと登山口に到着します。ここは標高820mなので、山頂までの標高差は500m以上あり、かなり急登であることがわかります。分岐で「みずむし新道」を見送って右に進み、植林帯を登ります。標高900mあたりには「あと1.5km」と書かれた道標と岩場があります。鎖場を抜けると尾根に出ます。ブナ、ミズナラ、カエデの自然林の中を尾根をたどっていくと、2等三角点のある三室山の山頂に到着します。氷ノ山や千種川沿いの山々の眺めが楽しめます。下山は往路を下ります。 新緑やドウダンツツジが咲く5月上旬や、紅葉の10月上旬から下旬もおすすめの時期です。また、積雪が3mにもなるため、3月上旬からの残雪期も魅力的です。