【日帰り】の登山コースガイド
日帰り
検索結果851件中
581-600件
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昭和の森から宝満山
- 日帰り
- 2時間40分
昭和の森から宝満山
- 日帰り
- 2時間40分
西側から宝満山へ登るには、宇美町の昭和の森が起点となります。夏期にはキャンプ場もあり、西鉄バスで極楽寺行きのバスに乗り、障子岳バス停で下車後、10分ほど歩いて昭和の森の道路に入ります。昭和の森一帯は、三郡山を筆頭に南の宝満山、西の砥石山といった個性的な山々に囲まれ、変化に富んだ登山道が各頂に向かって延びています。また、過去に大規模な土石流による地形の変化も記録されており、多様な自然景観を楽しむことができます。 ゲート手前の駐車場から右手の貯水施設の右側にある歩道を進み、河原谷の林道に合流します。林道から山道に入り、流れに沿って進みます。かつての炭焼き跡を通り過ぎると、間もなく宝満山への標識が現れ、右へ流れを渡って尾根に取り付きます。斜面を巻きながら登り、尾根に上がると「うさぎ道」に合流します。(下れば北谷や内山方面に続きます。) ここからは急な登りがジグザグに続き、登り詰めると仏頂山の直下に出ます。右(南)に進むと、10分ほどで宝満山の山頂に達します。山頂では、稚児落しのクサリ場を登るか、岩の基部を右に巻いて突端から登ることができます。 なお、河原谷を直上すれば分岐から30分ほどで難所ヶ滝に到達します。厳冬期には結氷し、多くの見物者が訪れる場所です。また、難所ヶ滝に寄らずに谷を登り切ると、縦走路に出て右に登ることで、仏頂山を経由して宝満山に行くことができます。西側から宝満山へ登るには、宇美町の昭和の森が起点となります。夏期にはキャンプ場もあり、西鉄バスで極楽寺行きのバスに乗り、障子岳バス停で下車後、10分ほど歩いて昭和の森の道路に入ります。昭和の森一帯は、三郡山を筆頭に南の宝満山、西の砥石山といった個性的な山々に囲まれ、変化に富んだ登山道が各頂に向かって延びています。また、過去に大規模な土石流による地形の変化も記録されており、多様な自然景観を楽しむことができます。 ゲート手前の駐車場から右手の貯水施設の右側にある歩道を進み、河原谷の林道に合流します。林道から山道に入り、流れに沿って進みます。かつての炭焼き跡を通り過ぎると、間もなく宝満山への標識が現れ、右へ流れを渡って尾根に取り付きます。斜面を巻きながら登り、尾根に上がると「うさぎ道」に合流します。(下れば北谷や内山方面に続きます。) ここからは急な登りがジグザグに続き、登り詰めると仏頂山の直下に出ます。右(南)に進むと、10分ほどで宝満山の山頂に達します。山頂では、稚児落しのクサリ場を登るか、岩の基部を右に巻いて突端から登ることができます。 なお、河原谷を直上すれば分岐から30分ほどで難所ヶ滝に到達します。厳冬期には結氷し、多くの見物者が訪れる場所です。また、難所ヶ滝に寄らずに谷を登り切ると、縦走路に出て右に登ることで、仏頂山を経由して宝満山に行くことができます。 -
若杉山・三郡山・宝満山縦走
- 日帰り
- 7時間45分
若杉山・三郡山・宝満山縦走
- 日帰り
- 7時間45分
若杉山へは、JR篠栗駅から南に進み、篠栗街道を渡り、篠原郵便局の横を通り、馬手池を見ながら若杉集落を抜ける道を進みます。この道は篠栗四国霊場の参道でもあります。登山口から50分で若杉楽園キャンプ場に到着し、さらに40分で無線中継所がある若杉山頂に着きます。山頂からの眺望はありませんが、縦走路を少し下ったところに岩場があり、これから進む縦走路が見渡せます。 ショウケ越までは県道60号にかかる陸橋が通行止めのため、手前から北側に下り、車道を横断して尾根に登り返す必要があります。鬼岩谷ピーク(774m)までの登りが最大の難関で、砥石山(828m)を越えると、一度下ります。その後は、三郡山まで小規模な起伏が続き、徐々に高度を上げていきます。最初のピーク(前砥石)は草地で、眺望が得られる数少ない場所です。やがて内住峡、大分への登山道が分かれ、昭和の森に下る道も分岐します。三郡山(935.7m)からは、四方の眺望が楽しめます。 三郡山からは、一旦航空監視レーダーの道路に下り、頂上を巻いて進むとすぐにフェンス脇に案内標識があります。転石の多い下りを終えた後、自然林に覆われた穏やかな道となり、ブナ林も現れます。縦走路脇には水を得られる場所もあります。頭巾山の分岐を過ぎ、河原谷のコルに到着すると、あとは仏頂山を登り、宝満山までひと息です。宝満山からは、正面登山道を下ります。若杉山へは、JR篠栗駅から南に進み、篠栗街道を渡り、篠原郵便局の横を通り、馬手池を見ながら若杉集落を抜ける道を進みます。この道は篠栗四国霊場の参道でもあります。登山口から50分で若杉楽園キャンプ場に到着し、さらに40分で無線中継所がある若杉山頂に着きます。山頂からの眺望はありませんが、縦走路を少し下ったところに岩場があり、これから進む縦走路が見渡せます。 ショウケ越までは県道60号にかかる陸橋が通行止めのため、手前から北側に下り、車道を横断して尾根に登り返す必要があります。鬼岩谷ピーク(774m)までの登りが最大の難関で、砥石山(828m)を越えると、一度下ります。その後は、三郡山まで小規模な起伏が続き、徐々に高度を上げていきます。最初のピーク(前砥石)は草地で、眺望が得られる数少ない場所です。やがて内住峡、大分への登山道が分かれ、昭和の森に下る道も分岐します。三郡山(935.7m)からは、四方の眺望が楽しめます。 三郡山からは、一旦航空監視レーダーの道路に下り、頂上を巻いて進むとすぐにフェンス脇に案内標識があります。転石の多い下りを終えた後、自然林に覆われた穏やかな道となり、ブナ林も現れます。縦走路脇には水を得られる場所もあります。頭巾山の分岐を過ぎ、河原谷のコルに到着すると、あとは仏頂山を登り、宝満山までひと息です。宝満山からは、正面登山道を下ります。 -
奉幣殿から英彦山上宮(表参道)
- 日帰り
- 2時間0分
奉幣殿から英彦山上宮(表参道)
- 日帰り
- 2時間0分
日田彦山線BRTひこぼしライン彦山駅から英彦山神宮下バス停で下車します。 参道を登って奉幣殿に到着します。この広場から階段を登ると、中岳の表参道の出だしに差し掛かります。ここでは急な石段が尾根を巻きながら登り、このコースで最も苦しい場所となります。石段の中腹には休憩舎(野鳥観察小屋)があり、縦横に枝を伸ばす杉の巨木が次々と現れるので、楽しみながら登ることができます。石段を登りつめたコルの岩場にはクサリがありますが、それほど困難な場所ではありません。尾根に上がると道は平坦になり、五合目には再建された中津宮(中宮)があります。この先、千本杉は朽ちて姿を消してしまいました。七合目の産霊社はその面影を残しています。 これより先は、中岳山頂の上宮修復工事に伴い登山道が規制されています(2022年8月から2025年12月まで)。その範囲は中岳山頂から南岳、及び北岳の間であり、北西尾根も立ち入ることができません。 上宮は江戸期の再建から200年の風雪を経ており、数年後には新たな壮観を楽しむことができることを期待しています。この措置に伴い、山頂直下のバイオトイレも使用できません。日田彦山線BRTひこぼしライン彦山駅から英彦山神宮下バス停で下車します。 参道を登って奉幣殿に到着します。この広場から階段を登ると、中岳の表参道の出だしに差し掛かります。ここでは急な石段が尾根を巻きながら登り、このコースで最も苦しい場所となります。石段の中腹には休憩舎(野鳥観察小屋)があり、縦横に枝を伸ばす杉の巨木が次々と現れるので、楽しみながら登ることができます。石段を登りつめたコルの岩場にはクサリがありますが、それほど困難な場所ではありません。尾根に上がると道は平坦になり、五合目には再建された中津宮(中宮)があります。この先、千本杉は朽ちて姿を消してしまいました。七合目の産霊社はその面影を残しています。 これより先は、中岳山頂の上宮修復工事に伴い登山道が規制されています(2022年8月から2025年12月まで)。その範囲は中岳山頂から南岳、及び北岳の間であり、北西尾根も立ち入ることができません。 上宮は江戸期の再建から200年の風雪を経ており、数年後には新たな壮観を楽しむことができることを期待しています。この措置に伴い、山頂直下のバイオトイレも使用できません。 -
奉幣殿から三呼峠を経て南岳
- 日帰り
- 2時間25分
奉幣殿から三呼峠を経て南岳
- 日帰り
- 2時間25分
表参道の尾根の裾をたどるような道で、尾根と谷が織り成す複雑な地形の中に、英彦山の自然の奥深さを感じることができるコースです。 前記の奉幣殿から一段上ったところから右へ分かれる道に入ります。ほぼ平坦に続く道は、杉林の中を進み、九大生物学研究所、次いで学問社の道と合流し、さらに虚空蔵口を経て奉幣殿から900m地点で玉屋神社への道が分岐します。左に上がるとすぐに梵字岩の登り口があり、岩壁に阿弥陀仏など三仏の梵字が残っています。尾根を回り込むと、弘法大師伝説のある苔むした衣ヶ池があります。四王寺谷の分岐を過ぎ、谷沿いを登って三呼峠のコルを越えると、鬼杉から上がってきた道と合流し、南岳に向かう道となります。 標識のある岩稜を左に行き、ひとしきり急登すると材木岩に出ます。鬼が放置したという伝説のある、柱状節理の岩が積み重なるところです。石段で越えると尾根に出て、正面に岩場が現れます。岩場にはクサリがあり、三点支持で登り、クサリは補助的に使うのが安全です。さらにこの上にもクサリ場があり(右に分かれる道は、岩場を避けて大きく回り込んで南岳の北側に出ます)、越えればまもなく南岳山頂に到着します。 また、玉屋神社を経由し鬼杉への道は、静寂境を進みます。英彦山信仰の原点といわれる玉屋神社は、岩壁に一体化した社で、鬼杉は樹齢1200年の国の天然記念物です。表参道の尾根の裾をたどるような道で、尾根と谷が織り成す複雑な地形の中に、英彦山の自然の奥深さを感じることができるコースです。 前記の奉幣殿から一段上ったところから右へ分かれる道に入ります。ほぼ平坦に続く道は、杉林の中を進み、九大生物学研究所、次いで学問社の道と合流し、さらに虚空蔵口を経て奉幣殿から900m地点で玉屋神社への道が分岐します。左に上がるとすぐに梵字岩の登り口があり、岩壁に阿弥陀仏など三仏の梵字が残っています。尾根を回り込むと、弘法大師伝説のある苔むした衣ヶ池があります。四王寺谷の分岐を過ぎ、谷沿いを登って三呼峠のコルを越えると、鬼杉から上がってきた道と合流し、南岳に向かう道となります。 標識のある岩稜を左に行き、ひとしきり急登すると材木岩に出ます。鬼が放置したという伝説のある、柱状節理の岩が積み重なるところです。石段で越えると尾根に出て、正面に岩場が現れます。岩場にはクサリがあり、三点支持で登り、クサリは補助的に使うのが安全です。さらにこの上にもクサリ場があり(右に分かれる道は、岩場を避けて大きく回り込んで南岳の北側に出ます)、越えればまもなく南岳山頂に到着します。 また、玉屋神社を経由し鬼杉への道は、静寂境を進みます。英彦山信仰の原点といわれる玉屋神社は、岩壁に一体化した社で、鬼杉は樹齢1200年の国の天然記念物です。 -
高住神社から北岳を経て中岳
- 日帰り
- 1時間35分
高住神社から北岳を経て中岳
- 日帰り
- 1時間35分
神宮下から英彦山野営場を通って豊前坊まで行くと、北岳の登山口になります。 バス停から登り始め、石段を上って高住神社に出て、境内を抜けるところから登山道が始まります。北岳まで400mの高度差を一気に登るような道は急峻ですが、この山域で自然林が最も豊かなコースです。自然石の階段は、ブナやミズナラの美しい林を通り抜けていきます。 道は広い斜面の中をジグザグに進んで尾根に迫り、逆鉾岩や屹立する大岩が現れ、英彦山的景観の片鱗を見ることができます。尾根に上がったところに望雲台の案内標識があります。 石段の道を登り、新しい木製の階段を上がると、峠と呼ばれる台地に出て耶馬溪方面が一望できます。ここでひと息入れ、北岳まで約100mの高度を登ることになります。 最後の登りはクサリ場を交えた急登が続きますが、振り返れば鷹ノ巣の岩峰の眺望が開けています。傾斜がゆるくなると山頂で、祠のある広場に出ます。 北岳から中岳までは約1kmで、この間には見事なブナ林が広がります。ゆるい下りを終え、平坦な尾根を歩きます。中岳の登りはクサリ場も出てきますが、登れば休憩所のある広場で中岳はすぐ頭上にあります。なお、北岳から中岳にかけては、上宮修復に伴う登山道規制(2022年8月から2025年12月まで)のため、立ち入り禁止となっています。神宮下から英彦山野営場を通って豊前坊まで行くと、北岳の登山口になります。 バス停から登り始め、石段を上って高住神社に出て、境内を抜けるところから登山道が始まります。北岳まで400mの高度差を一気に登るような道は急峻ですが、この山域で自然林が最も豊かなコースです。自然石の階段は、ブナやミズナラの美しい林を通り抜けていきます。 道は広い斜面の中をジグザグに進んで尾根に迫り、逆鉾岩や屹立する大岩が現れ、英彦山的景観の片鱗を見ることができます。尾根に上がったところに望雲台の案内標識があります。 石段の道を登り、新しい木製の階段を上がると、峠と呼ばれる台地に出て耶馬溪方面が一望できます。ここでひと息入れ、北岳まで約100mの高度を登ることになります。 最後の登りはクサリ場を交えた急登が続きますが、振り返れば鷹ノ巣の岩峰の眺望が開けています。傾斜がゆるくなると山頂で、祠のある広場に出ます。 北岳から中岳までは約1kmで、この間には見事なブナ林が広がります。ゆるい下りを終え、平坦な尾根を歩きます。中岳の登りはクサリ場も出てきますが、登れば休憩所のある広場で中岳はすぐ頭上にあります。なお、北岳から中岳にかけては、上宮修復に伴う登山道規制(2022年8月から2025年12月まで)のため、立ち入り禁止となっています。 -
うぐいす谷から犬ヶ岳
- 日帰り
- 3時間0分
うぐいす谷から犬ヶ岳
- 日帰り
- 3時間0分
JR日豊本線宇島駅からバスで求菩提資料館前終点下車後、岩岳川の橋を渡って求菩提資料館の下を行くと駐車場があり、きれいなトイレも設置されています。ここが実質的な登山口となります。すぐに道が二つに分かれており、右は橋を渡って恐渕へ行きます。左の林道を登り20分ほどで道が分かれ、右に下り、さらに進んで砂防堤付近で林道は終わります。 登山道は涸谷を渡って尾根に取り付き、植林の中を急登して経読林道に上がります。林道を右に進むと、2つ目の谷が笈吊峠への登り口で、案内板が立っています。流れに沿ったきれいな林の中を登り、峠に出ます。東は茶臼岳から経読岳へ、南は中津市耶馬渓へ下る道があり、南側がわずかに開けて、耶馬渓の山々が垣間見られます。峠から西へ5分ほど進むと笈吊岩があり、ルートは右へ延びて、岩の上部に出ることができます。(山伏が背中の笈を吊り下ろしたという場所で、高さ20mの岩場にクサリが取り付けられています) 稜線上はシャクナゲの林となり、三の岳にかけて開花時には花のトンネルとなります。犬ヶ岳(カメの尾)が近くなると、岩が混じる稜線となり、東、南側の眺望が開けます。最後に急な登りを経て山頂広場に出ます。広場にはコンクリートの避難小屋があり、小屋の上は展望台になっています。 犬ヶ岳から求菩提資料館側に下る場合の恐渕コースでは、大竿峠から北側に下って経読林道に出て、少し東に進み標識に従って谷側に下ります。谷の高巻きや渡渉地点にはクサリや杭が立てられていますが、岩が濡れていたり急な下りの箇所も多いため、雨後などは十分に余裕をもって行動し、安全に下るよう配慮が必要です。JR日豊本線宇島駅からバスで求菩提資料館前終点下車後、岩岳川の橋を渡って求菩提資料館の下を行くと駐車場があり、きれいなトイレも設置されています。ここが実質的な登山口となります。すぐに道が二つに分かれており、右は橋を渡って恐渕へ行きます。左の林道を登り20分ほどで道が分かれ、右に下り、さらに進んで砂防堤付近で林道は終わります。 登山道は涸谷を渡って尾根に取り付き、植林の中を急登して経読林道に上がります。林道を右に進むと、2つ目の谷が笈吊峠への登り口で、案内板が立っています。流れに沿ったきれいな林の中を登り、峠に出ます。東は茶臼岳から経読岳へ、南は中津市耶馬渓へ下る道があり、南側がわずかに開けて、耶馬渓の山々が垣間見られます。峠から西へ5分ほど進むと笈吊岩があり、ルートは右へ延びて、岩の上部に出ることができます。(山伏が背中の笈を吊り下ろしたという場所で、高さ20mの岩場にクサリが取り付けられています) 稜線上はシャクナゲの林となり、三の岳にかけて開花時には花のトンネルとなります。犬ヶ岳(カメの尾)が近くなると、岩が混じる稜線となり、東、南側の眺望が開けます。最後に急な登りを経て山頂広場に出ます。広場にはコンクリートの避難小屋があり、小屋の上は展望台になっています。 犬ヶ岳から求菩提資料館側に下る場合の恐渕コースでは、大竿峠から北側に下って経読林道に出て、少し東に進み標識に従って谷側に下ります。谷の高巻きや渡渉地点にはクサリや杭が立てられていますが、岩が濡れていたり急な下りの箇所も多いため、雨後などは十分に余裕をもって行動し、安全に下るよう配慮が必要です。 -
野峠から犬ヶ岳
- 日帰り
- 3時間10分
野峠から犬ヶ岳
- 日帰り
- 3時間10分
英彦山と犬ヶ岳を結ぶ道路(国道500号・天狗ライン)は、豊前坊から鷹ノ巣山の裾を巻いて野峠に至ります。この峠は南の耶馬溪、北のみやこ町を結ぶ要衝であり、犬ヶ岳山地の入口にもあたります。峠には数台分の駐車スペースがあり、ベンチが設けられています。九州自然歩道もこのコースを通っており、登山道も整備されていますが、数箇所で岩稜や岩場のクサリ場があります。 犬ヶ岳までの距離は5kmを超える長距離になるため、往復する場合は十分に時間の余裕を持って臨むことをお勧めします。コース上には水場が全くないので、事前に水分をしっかり準備しておきましょう。野峠と犬ヶ岳の比高は約400mですが、小さな起伏が多いため、移り変わる林の景観を楽しみながら登ることができます。途中には説明板が設置されており、5月初旬の花の時期にはミツバツツジやシャクナゲを楽しむことができます。 途中の岩場を越えたところには鷹ノ巣山の紹介があり、振り返ると鷹ノ巣山の岩峰を仰ぎ見ることができます。一の岳に着くと、求菩提山から縦走してきた道と合流します。この地点以前に途中で分岐する登山道はありませんが、登りの場合、2番目のクサリ場を越えた先から林道に下るエスケープルート(避難路)があります。このルートを利用すると、すぐに林道に降り立ち、あとは林道と国道を歩いて1時間で野峠に戻ることができます。英彦山と犬ヶ岳を結ぶ道路(国道500号・天狗ライン)は、豊前坊から鷹ノ巣山の裾を巻いて野峠に至ります。この峠は南の耶馬溪、北のみやこ町を結ぶ要衝であり、犬ヶ岳山地の入口にもあたります。峠には数台分の駐車スペースがあり、ベンチが設けられています。九州自然歩道もこのコースを通っており、登山道も整備されていますが、数箇所で岩稜や岩場のクサリ場があります。 犬ヶ岳までの距離は5kmを超える長距離になるため、往復する場合は十分に時間の余裕を持って臨むことをお勧めします。コース上には水場が全くないので、事前に水分をしっかり準備しておきましょう。野峠と犬ヶ岳の比高は約400mですが、小さな起伏が多いため、移り変わる林の景観を楽しみながら登ることができます。途中には説明板が設置されており、5月初旬の花の時期にはミツバツツジやシャクナゲを楽しむことができます。 途中の岩場を越えたところには鷹ノ巣山の紹介があり、振り返ると鷹ノ巣山の岩峰を仰ぎ見ることができます。一の岳に着くと、求菩提山から縦走してきた道と合流します。この地点以前に途中で分岐する登山道はありませんが、登りの場合、2番目のクサリ場を越えた先から林道に下るエスケープルート(避難路)があります。このルートを利用すると、すぐに林道に降り立ち、あとは林道と国道を歩いて1時間で野峠に戻ることができます。 -
求菩提山から犬ヶ岳
- 日帰り
- 4時間25分
求菩提山から犬ヶ岳
- 日帰り
- 4時間25分
求菩提山に登る道は複数ありますが、求菩提資料館前バス停から阿弥陀窟を経て山頂に至るルートを紹介します。 岩岳川沿いに上流へ150mほど進み、右手の登山口の指導標に従って階段を上り、植林に入ります。急坂を登り40分ほどで阿弥陀窟に到着します。右に進むと中宮から鬼の鐙の石段を経て上宮に着きます。また、左に進むと5つの窟を巡って胎蔵界護摩壇跡に出て、尾根道を登り山頂に向かいます。 縦走は護摩壇跡をスタートし、杉林の尾根を進み、虎の宿跡、杉の宿跡を通過します。これからは自然林の尾根となり、小さな起伏を交えた快適な縦走路が続きます。経読林道に2回出合い、斜面を登ると一の岳に達します。ここで野峠から来た道と合流します。一の岳の小高い山頂からは、このコースで数少ない眺望が得られ、英彦山の全容も見ることができます。南側に狭い階段を下ると大竿峠に出て、恐渕へ下る道が分かれます。峠から階段を上がると、やがてブナ林に囲まれた二の岳に着き、さらにゆるい登りを続けると犬ヶ岳(カメの尾)に到達します。求菩提山に登る道は複数ありますが、求菩提資料館前バス停から阿弥陀窟を経て山頂に至るルートを紹介します。 岩岳川沿いに上流へ150mほど進み、右手の登山口の指導標に従って階段を上り、植林に入ります。急坂を登り40分ほどで阿弥陀窟に到着します。右に進むと中宮から鬼の鐙の石段を経て上宮に着きます。また、左に進むと5つの窟を巡って胎蔵界護摩壇跡に出て、尾根道を登り山頂に向かいます。 縦走は護摩壇跡をスタートし、杉林の尾根を進み、虎の宿跡、杉の宿跡を通過します。これからは自然林の尾根となり、小さな起伏を交えた快適な縦走路が続きます。経読林道に2回出合い、斜面を登ると一の岳に達します。ここで野峠から来た道と合流します。一の岳の小高い山頂からは、このコースで数少ない眺望が得られ、英彦山の全容も見ることができます。南側に狭い階段を下ると大竿峠に出て、恐渕へ下る道が分かれます。峠から階段を上がると、やがてブナ林に囲まれた二の岳に着き、さらにゆるい登りを続けると犬ヶ岳(カメの尾)に到達します。 -
秋月キャンプ場跡から古処山
- 日帰り
- 2時間10分
秋月キャンプ場跡から古処山
- 日帰り
- 2時間10分
甘木駅から野鳥行きバスで終点下車後、車道を進み、古処山への案内標識に従って車道を横切り、古処山入口バス停(夏期のみ運行)に出ます。ここが実質上の登山口で、野鳥川沿いに登るとほどなく対岸に秋月キャンプ場跡を見ることができます。これから中流域にかけて、近年の大雨により斜面の崩壊が発生しており、山側斜面の観察をして、落石や倒木に注意を払いたいところです。この道は九州自然歩道にも重なっており、秋月から古処山、馬見山を通り、小石原に抜けることができます。 石畳や石段の名残を残す道をたどり、川を渡ると古処林道終点の駐車場に出ます。ここが5合目で、石積の道を登ると牛巌があり、その先でモミジ谷のコースが右に分かれます。 谷筋を登る道は、大量の倒木に塞がれており、三角杉付近から大きく左に巻いて行きます。斜面をトラバース気味に進むと水舟に着きます。水舟は尾根の直下に設けられた古い水場で、旱魃にも涸れることはないと伝えられています。 これまで谷沿いに来た道は、山頂に繋がる尾根に沿ってカエデやケヤキの林の中を斜上して行きます。ジグザグ道で尾根に上がると、石灰岩の露頭の間を縫って山頂の広場に飛び出します。巨石群が取り囲む広場には、白山権現の祠があり、岩の上から四周を見渡すことができます。 6合目で分かれるモミジ谷コースは、流れを渡って尾根を登り、城址(曲輪)に着きますが、尾根の取付きが崩壊しているため、急斜面になっているので注意が必要です。古処山頂に向かって登ると、水舟の上部から来た道が左から合流し、ツゲ原生林がここから東側斜面に広がっています。案内に従い歩道を進むと、見事なツゲ林を通り縦走路に出て、左(西)へ向かい、「大将隠しの分岐」を経て古処山頂に達します。甘木駅から野鳥行きバスで終点下車後、車道を進み、古処山への案内標識に従って車道を横切り、古処山入口バス停(夏期のみ運行)に出ます。ここが実質上の登山口で、野鳥川沿いに登るとほどなく対岸に秋月キャンプ場跡を見ることができます。これから中流域にかけて、近年の大雨により斜面の崩壊が発生しており、山側斜面の観察をして、落石や倒木に注意を払いたいところです。この道は九州自然歩道にも重なっており、秋月から古処山、馬見山を通り、小石原に抜けることができます。 石畳や石段の名残を残す道をたどり、川を渡ると古処林道終点の駐車場に出ます。ここが5合目で、石積の道を登ると牛巌があり、その先でモミジ谷のコースが右に分かれます。 谷筋を登る道は、大量の倒木に塞がれており、三角杉付近から大きく左に巻いて行きます。斜面をトラバース気味に進むと水舟に着きます。水舟は尾根の直下に設けられた古い水場で、旱魃にも涸れることはないと伝えられています。 これまで谷沿いに来た道は、山頂に繋がる尾根に沿ってカエデやケヤキの林の中を斜上して行きます。ジグザグ道で尾根に上がると、石灰岩の露頭の間を縫って山頂の広場に飛び出します。巨石群が取り囲む広場には、白山権現の祠があり、岩の上から四周を見渡すことができます。 6合目で分かれるモミジ谷コースは、流れを渡って尾根を登り、城址(曲輪)に着きますが、尾根の取付きが崩壊しているため、急斜面になっているので注意が必要です。古処山頂に向かって登ると、水舟の上部から来た道が左から合流し、ツゲ原生林がここから東側斜面に広がっています。案内に従い歩道を進むと、見事なツゲ林を通り縦走路に出て、左(西)へ向かい、「大将隠しの分岐」を経て古処山頂に達します。 -
潭空庵から旧秋月街道を経て古処山
- 日帰り
- 2時間15分
潭空庵から旧秋月街道を経て古処山
- 日帰り
- 2時間15分
野鳥から古処山登山口に入らずまっすぐ行くと、だんごあんバス停(夏期のみ運行)の先に旧秋月街道の入口があります。細い道はまもなく橋を渡り、潭空庵の前を抜けて行くと国道322号に出合います。 入口に「旧秋月街道」の表示板があるところで、道路を横切って杉林の谷に沿って登ると、旧街道の名残の石畳の坂道が続きます。谷が広がって治水施設の建物の下で流れを渡り、斜面を登ると旧道に出て、右に行き国道に出ます。なお、旧道では秋月街道が八丁越まで延びており、遠回りになることがあります。 国道を左に八丁越方向に10分歩くと、右手に尾根に取り付く登山口の表示があります。桧林を急登して15分で林道を渡り、右斜面から尾根に出ると、あとは尾根伝いに林の中を進みます。やがて尾根が広くなり、左から古処山キャンプ村からの道が合流します。急坂を登ると、左に石仏が並ぶ道となり、馬攻め場の広場に出ます。これから石灰岩の間を縫って登ると、10分ほどで山頂広場に着きます。野鳥から古処山登山口に入らずまっすぐ行くと、だんごあんバス停(夏期のみ運行)の先に旧秋月街道の入口があります。細い道はまもなく橋を渡り、潭空庵の前を抜けて行くと国道322号に出合います。 入口に「旧秋月街道」の表示板があるところで、道路を横切って杉林の谷に沿って登ると、旧街道の名残の石畳の坂道が続きます。谷が広がって治水施設の建物の下で流れを渡り、斜面を登ると旧道に出て、右に行き国道に出ます。なお、旧道では秋月街道が八丁越まで延びており、遠回りになることがあります。 国道を左に八丁越方向に10分歩くと、右手に尾根に取り付く登山口の表示があります。桧林を急登して15分で林道を渡り、右斜面から尾根に出ると、あとは尾根伝いに林の中を進みます。やがて尾根が広くなり、左から古処山キャンプ村からの道が合流します。急坂を登ると、左に石仏が並ぶ道となり、馬攻め場の広場に出ます。これから石灰岩の間を縫って登ると、10分ほどで山頂広場に着きます。 -
古処山キャンプ村から古処山
- 日帰り
- 1時間35分
古処山キャンプ村から古処山
- 日帰り
- 1時間35分
嘉麻市側からは古処山キャンプ村「遊人の杜」(休業中)が拠点となるので、車かタクシーを利用します。 キャンプ村を西側に出て林道を進み、10分で流れを渡り右に曲がるところが登山口になります。杉林に入ると、左に小橋がありますが、これは奥の院経由で古処山に向かう道です。 右の道は手入れされた杉林を抜けて狭い林道に出ます。これを少し登ると左に道が入り、杉林の尾根を横切って西側の涸谷に出ます。忠実に谷をたどり、10分で作業道を横切り、階段を上がると右の尾根に出ます。ここで秋月街道コースから来た登山道と合流し、頂上まで15分で着きます。 奥の院コースは急登が続く健脚向きです。登山口で小橋を渡り、左に進んで流れに出ます。長野、千手からの道と合流する尾根の末端が登り口です。いきなり急登で始まり、顕著な尾根なので道を誤ることはありませんが、落ち葉や木の根が多いので、しっかりと踏みしめて登ります。 中ほどでヤセ尾根となり、古処山が木々の間から見上げる高さにあります。やがて尾根は広い斜面に吸収され、ルートがわかりにくくなりますが、踏み跡とテープを追って登ります。奥の院は岩壁がスッパリと割れたところです。ルートは岩の間をクサリや標識で丹念にたどり、大将隠しを経て稜線に出ます。分岐から西(右)に向かって古処山頂に行きます。嘉麻市側からは古処山キャンプ村「遊人の杜」(休業中)が拠点となるので、車かタクシーを利用します。 キャンプ村を西側に出て林道を進み、10分で流れを渡り右に曲がるところが登山口になります。杉林に入ると、左に小橋がありますが、これは奥の院経由で古処山に向かう道です。 右の道は手入れされた杉林を抜けて狭い林道に出ます。これを少し登ると左に道が入り、杉林の尾根を横切って西側の涸谷に出ます。忠実に谷をたどり、10分で作業道を横切り、階段を上がると右の尾根に出ます。ここで秋月街道コースから来た登山道と合流し、頂上まで15分で着きます。 奥の院コースは急登が続く健脚向きです。登山口で小橋を渡り、左に進んで流れに出ます。長野、千手からの道と合流する尾根の末端が登り口です。いきなり急登で始まり、顕著な尾根なので道を誤ることはありませんが、落ち葉や木の根が多いので、しっかりと踏みしめて登ります。 中ほどでヤセ尾根となり、古処山が木々の間から見上げる高さにあります。やがて尾根は広い斜面に吸収され、ルートがわかりにくくなりますが、踏み跡とテープを追って登ります。奥の院は岩壁がスッパリと割れたところです。ルートは岩の間をクサリや標識で丹念にたどり、大将隠しを経て稜線に出ます。分岐から西(右)に向かって古処山頂に行きます。 -
古処山キャンプ村から古処山
- 日帰り
- 1時間30分
古処山キャンプ村から古処山
- 日帰り
- 1時間30分
嘉麻市側からは古処山キャンプ村「遊人の杜」(休業中)が拠点となるので、車かタクシーを利用します。 キャンプ村を西側に出て林道を進み、10分で流れを渡り右に曲がるところが登山口になります。杉林に入ると、左に小橋がありますが、これは奥の院経由で古処山に向かう道です。 右の道は手入れされた杉林を抜けて狭い林道に出ます。これを少し登ると左に道が入り、杉林の尾根を横切って西側の涸谷に出ます。忠実に谷をたどり、10分で作業道を横切り、階段を上がると右の尾根に出ます。ここで秋月街道コースから来た登山道と合流し、頂上まで15分で着きます。 奥の院コースは急登が続く健脚向きです。登山口で小橋を渡り、左に進んで流れに出ます。長野、千手からの道と合流する尾根の末端が登り口です。いきなり急登で始まり、顕著な尾根なので道を誤ることはありませんが、落ち葉や木の根が多いため、しっかりと踏みしめて登ります。 中ほどでヤセ尾根となり、古処山が木々の間から見上げる高さにあります。やがて尾根は広い斜面に吸収され、ルートがわかりにくくなりますが、踏み跡とテープを追って登ります。奥の院は岩壁がスッパリと割れたところです。ルートは岩の間をクサリや標識で丹念にたどり、大将隠しを経て稜線に出ます。分岐から西(右)に向かって古処山頂に行きます。嘉麻市側からは古処山キャンプ村「遊人の杜」(休業中)が拠点となるので、車かタクシーを利用します。 キャンプ村を西側に出て林道を進み、10分で流れを渡り右に曲がるところが登山口になります。杉林に入ると、左に小橋がありますが、これは奥の院経由で古処山に向かう道です。 右の道は手入れされた杉林を抜けて狭い林道に出ます。これを少し登ると左に道が入り、杉林の尾根を横切って西側の涸谷に出ます。忠実に谷をたどり、10分で作業道を横切り、階段を上がると右の尾根に出ます。ここで秋月街道コースから来た登山道と合流し、頂上まで15分で着きます。 奥の院コースは急登が続く健脚向きです。登山口で小橋を渡り、左に進んで流れに出ます。長野、千手からの道と合流する尾根の末端が登り口です。いきなり急登で始まり、顕著な尾根なので道を誤ることはありませんが、落ち葉や木の根が多いため、しっかりと踏みしめて登ります。 中ほどでヤセ尾根となり、古処山が木々の間から見上げる高さにあります。やがて尾根は広い斜面に吸収され、ルートがわかりにくくなりますが、踏み跡とテープを追って登ります。奥の院は岩壁がスッパリと割れたところです。ルートは岩の間をクサリや標識で丹念にたどり、大将隠しを経て稜線に出ます。分岐から西(右)に向かって古処山頂に行きます。 -
古処山・屏山・馬見山縦走
- 日帰り
- 4時間35分
古処山・屏山・馬見山縦走
- 日帰り
- 4時間35分
古処山の山頂広場からハシゴで登り上がったところより縦走が始まります。石灰岩の露頭の間を縫って東に進み、大将隠しの分岐から右に下って広い尾根になります。ゆるく下り、コルの手前でツゲ原生林の道が右に分かれます。コルから階段を登り、美しい林間の道を行きます。この縦走路は九州自然歩道にも重なり、整備された道は屏山までゆるやかに続き、山頂からは北側の筑豊、福智山の眺望が得られます。 急な階段で下り、美林の尾根をたどってピーク(地元により江川岳の呼称が採用されることとなった)から左に折れ、680mの宇土浦越に下ります。右は鮎帰から江川ダム、左は宮小路に行きます。 これから10分ほど急な登りとなり、小刻みな登りが連続して馬見山に至ります。山頂付近で北へ馬見山道が分かれ、御神所岩を経て馬見キャンプ場、宮小路へ下ります。 馬見山から小石原民芸村までは6kmと長く、起伏が少なく広い尾根です。馬見山付近はアブラチャンの見事な林があり、縦走路の右側は植林、左に自然林が続きます。 広い尾根は3.5km地点で東に折れ、尾根は狭くなり次第に高度を下げ、林道を横切り、伐採地を通って嘉麻峠近くに下ります。小石原まで行き、バスでJR大行司駅へ、また杷木まで行くと、大分道の高速バスが利用できます。古処山の山頂広場からハシゴで登り上がったところより縦走が始まります。石灰岩の露頭の間を縫って東に進み、大将隠しの分岐から右に下って広い尾根になります。ゆるく下り、コルの手前でツゲ原生林の道が右に分かれます。コルから階段を登り、美しい林間の道を行きます。この縦走路は九州自然歩道にも重なり、整備された道は屏山までゆるやかに続き、山頂からは北側の筑豊、福智山の眺望が得られます。 急な階段で下り、美林の尾根をたどってピーク(地元により江川岳の呼称が採用されることとなった)から左に折れ、680mの宇土浦越に下ります。右は鮎帰から江川ダム、左は宮小路に行きます。 これから10分ほど急な登りとなり、小刻みな登りが連続して馬見山に至ります。山頂付近で北へ馬見山道が分かれ、御神所岩を経て馬見キャンプ場、宮小路へ下ります。 馬見山から小石原民芸村までは6kmと長く、起伏が少なく広い尾根です。馬見山付近はアブラチャンの見事な林があり、縦走路の右側は植林、左に自然林が続きます。 広い尾根は3.5km地点で東に折れ、尾根は狭くなり次第に高度を下げ、林道を横切り、伐採地を通って嘉麻峠近くに下ります。小石原まで行き、バスでJR大行司駅へ、また杷木まで行くと、大分道の高速バスが利用できます。 -
椎原峠から脊振山
- 日帰り
- 2時間55分
椎原峠から脊振山
- 日帰り
- 2時間55分
西鉄バス椎原行きは、地下鉄七隈線の野芥駅からバスを利用し、早良営業所まで行って乗り継ぐことになります。終点の椎原で下車後、集落を抜けて椎原川に沿って登ります。 辻橋を渡り500m進むと林道が分岐しますが、直進し、杉林を抜けて橋を渡り、舗装された広域林道に出ます。これを横切ったところが車谷の入口で、主稜縦走路の矢筈峠に向かう谷沿いの登山ルートが左に分かれます。椎原峠は林道を300m進んで左にカーブする地点が事実上の登山口です。正面の登山路をたどり、すぐに右に分岐する細い道を見送り、流れを渡って植林地を登ると林道に出ます。これを横切り、山腹を伝うように続き、左下に見下ろしていた谷が徐々に近づきます。スッポリと土が洗われたような岩岸を過ぎると、流れは穏やかになり広い谷に出ます。道は二つに分かれ、左の尾根が椎原峠への道です。落ち葉の積もった道を伝うと明るい草地の峠に着きます。 椎原峠から脊振山までの4.3kmは、大きな登りもなく、美しい稜線を歩きます。ミヤコザサの林床にカシやミズナラの林はこの山地の特徴であり、脊振山に近づくとブナの木が増えてきます。ところどころに展望台があり、巨石を配置したような唐人の舞からは、福岡市街が遠望できます。測候所近くで舗装道に出て自衛隊道路を横切り、ブナ林を登ると石段となり、脊振神社の建つ山頂に着きます。 脊振山から椎原へ下るのは、往路を戻って矢筈峠から車谷を下るか、自衛隊道路を下り、途中から九電反射板を経て板屋峠から荒谷集落を通って行くことになります。西鉄バス椎原行きは、地下鉄七隈線の野芥駅からバスを利用し、早良営業所まで行って乗り継ぐことになります。終点の椎原で下車後、集落を抜けて椎原川に沿って登ります。 辻橋を渡り500m進むと林道が分岐しますが、直進し、杉林を抜けて橋を渡り、舗装された広域林道に出ます。これを横切ったところが車谷の入口で、主稜縦走路の矢筈峠に向かう谷沿いの登山ルートが左に分かれます。椎原峠は林道を300m進んで左にカーブする地点が事実上の登山口です。正面の登山路をたどり、すぐに右に分岐する細い道を見送り、流れを渡って植林地を登ると林道に出ます。これを横切り、山腹を伝うように続き、左下に見下ろしていた谷が徐々に近づきます。スッポリと土が洗われたような岩岸を過ぎると、流れは穏やかになり広い谷に出ます。道は二つに分かれ、左の尾根が椎原峠への道です。落ち葉の積もった道を伝うと明るい草地の峠に着きます。 椎原峠から脊振山までの4.3kmは、大きな登りもなく、美しい稜線を歩きます。ミヤコザサの林床にカシやミズナラの林はこの山地の特徴であり、脊振山に近づくとブナの木が増えてきます。ところどころに展望台があり、巨石を配置したような唐人の舞からは、福岡市街が遠望できます。測候所近くで舗装道に出て自衛隊道路を横切り、ブナ林を登ると石段となり、脊振神社の建つ山頂に着きます。 脊振山から椎原へ下るのは、往路を戻って矢筈峠から車谷を下るか、自衛隊道路を下り、途中から九電反射板を経て板屋峠から荒谷集落を通って行くことになります。 -
椎原峠から金山
- 日帰り
- 2時間15分
椎原峠から金山
- 日帰り
- 2時間15分
椎原峠から北西方向に延びる稜線は、猟師岩山から小爪峠を経て金山に連なり、高度を落として三瀬峠に下ります。縦走路は九州自然歩道にもあたり、金山までの4.6kmは起伏に富んだコースです。 鬼ヶ鼻岩は椎原峠からゆるい登りで20分ほどで到達します。突端からは椎原の谷を俯瞰し、彼方に福岡市街を望む広大な眺望が広がる、希少な展望台です。鬼ヶ鼻岩の分岐に戻り、樹林の中を急登して尾根に上がり、岩が積み重なった尾根をたどると猟師岩山に着きます。三角点(893.3m)があり、ここからおよそ100mの高度を下ると小爪峠に着きます。峠はススキに覆われ、いかにも峠らしい風情が広がります。東に下れば湯の野に、縦走路を50m進んだところに井手野に下る道が分岐しています。 縦走路は金山に向けて高度を高めていきます。ヤブツバキの多い林を登り、900m地点に上がると稜線は広くなります。ここから金山にかけては自然林の美しさが際立ち、特にブナ林の多い場所では四季の変化を感じることができます。金山山頂からの眺望は南側に限られますが、北山ダムを隔てて天山(佐賀県)が大きくそびえています。 金山の手前で九州自然歩道は左に分かれ、山中脚気地蔵に下ります。稜線から一段下ったゆるやかな谷間には、にじみ出るように細い水の流れが生まれる光景が広がります。 九州自然歩道から分かれて縦走路をたどると、城ノ山(4等三角点)を経て三ツ瀬峠に続きます。椎原峠から北西方向に延びる稜線は、猟師岩山から小爪峠を経て金山に連なり、高度を落として三瀬峠に下ります。縦走路は九州自然歩道にもあたり、金山までの4.6kmは起伏に富んだコースです。 鬼ヶ鼻岩は椎原峠からゆるい登りで20分ほどで到達します。突端からは椎原の谷を俯瞰し、彼方に福岡市街を望む広大な眺望が広がる、希少な展望台です。鬼ヶ鼻岩の分岐に戻り、樹林の中を急登して尾根に上がり、岩が積み重なった尾根をたどると猟師岩山に着きます。三角点(893.3m)があり、ここからおよそ100mの高度を下ると小爪峠に着きます。峠はススキに覆われ、いかにも峠らしい風情が広がります。東に下れば湯の野に、縦走路を50m進んだところに井手野に下る道が分岐しています。 縦走路は金山に向けて高度を高めていきます。ヤブツバキの多い林を登り、900m地点に上がると稜線は広くなります。ここから金山にかけては自然林の美しさが際立ち、特にブナ林の多い場所では四季の変化を感じることができます。金山山頂からの眺望は南側に限られますが、北山ダムを隔てて天山(佐賀県)が大きくそびえています。 金山の手前で九州自然歩道は左に分かれ、山中脚気地蔵に下ります。稜線から一段下ったゆるやかな谷間には、にじみ出るように細い水の流れが生まれる光景が広がります。 九州自然歩道から分かれて縦走路をたどると、城ノ山(4等三角点)を経て三ツ瀬峠に続きます。 -
花乱の滝から金山
- 日帰り
- 2時間50分
花乱の滝から金山
- 日帰り
- 2時間50分
福岡市営地下鉄七隈線の野芥駅から早良営業所でバスから乗合タクシーに乗り継ぎ、上石釜で下車します。花乱橋の手前から車止めのある道を右に入り、橋を渡って標識のある三差路に出ます。花乱の滝は国道から約1.5kmのところにあり、夏には涼を求めて訪れる人も多く、林道から降りて滝つぼの縁に行けます。 林道をたどると徐々に流れから外れ、左に道が分岐したら直進し、新設された林道を横切ると終点の広場に出ます。登山道はその広場から始まり、シダの多い杉林の道を行きますが、やがて鉄の橋を渡り水際に出ます。滝川谷を忠実にたどり、滝やナメ、淵など渓流の姿が楽しめますが、数度の渡渉があり、増水時には注意を要します。 ほぼ南に向け直線状に延びてきた谷は標高730mあたりで東に折れます。ここでアゴ坂峠への道が分岐します。本流はさらに金山山頂に向かって延びています。登山道は右岸にあり、急な登りで滝の上に出て左岸に渡ります。この先は広くゆるい谷となり、やがて水流が消え、急な斜面を登ると千石の郷から来た道と合流します。コルに出てブナの間を縫って登ると金山山頂に着きます。 また、陽光台バス停で下車し、湧水千石の郷まで行き、建物の横から林道を坊主ヶ滝方面に進むと登山口があります。杉林の中を登って林道を横切り、尾根を上がります。九電巡視路と分かれ、坊主川側の斜面を行き、標高600m辺りで広くなった谷の流れに出合います。右へ辿ると尾根に上がり、山頂に至ります。福岡市営地下鉄七隈線の野芥駅から早良営業所でバスから乗合タクシーに乗り継ぎ、上石釜で下車します。花乱橋の手前から車止めのある道を右に入り、橋を渡って標識のある三差路に出ます。花乱の滝は国道から約1.5kmのところにあり、夏には涼を求めて訪れる人も多く、林道から降りて滝つぼの縁に行けます。 林道をたどると徐々に流れから外れ、左に道が分岐したら直進し、新設された林道を横切ると終点の広場に出ます。登山道はその広場から始まり、シダの多い杉林の道を行きますが、やがて鉄の橋を渡り水際に出ます。滝川谷を忠実にたどり、滝やナメ、淵など渓流の姿が楽しめますが、数度の渡渉があり、増水時には注意を要します。 ほぼ南に向け直線状に延びてきた谷は標高730mあたりで東に折れます。ここでアゴ坂峠への道が分岐します。本流はさらに金山山頂に向かって延びています。登山道は右岸にあり、急な登りで滝の上に出て左岸に渡ります。この先は広くゆるい谷となり、やがて水流が消え、急な斜面を登ると千石の郷から来た道と合流します。コルに出てブナの間を縫って登ると金山山頂に着きます。 また、陽光台バス停で下車し、湧水千石の郷まで行き、建物の横から林道を坊主ヶ滝方面に進むと登山口があります。杉林の中を登って林道を横切り、尾根を上がります。九電巡視路と分かれ、坊主川側の斜面を行き、標高600m辺りで広くなった谷の流れに出合います。右へ辿ると尾根に上がり、山頂に至ります。 -
坂本峠から蛤岳を経て脊振山
- 日帰り
- 2時間40分
坂本峠から蛤岳を経て脊振山
- 日帰り
- 2時間40分
那珂川市から佐賀県吉野ヶ里町をつなぐ国道385号の坂本峠を起点にして脊振山に至るルートは九州自然歩道の一部で、登山道の整備状況もよく、興味深いルートです。坂本峠は、市ノ瀬から南畑ダムを経由し五ヶ山ダム右岸から旧道をたどります。スタートは自然歩道の標識で階段を上がり、杉の植林の中の広い道を行くと高圧電線をくぐります。すぐにピークを越え林道に出て、少し進んで尾根を登ります。この先はゆるい起伏を繰り返して行きますが、稜線の林道が風情を壊しています。734mピークを越えると永山林道に出ます。これを横切り蛤水道沿いの道を行きます。1620年代に築造された蛤水道は、尾根を越えて佐賀側に導水する仕掛けが珍しいです。橋を渡り10分も登って蛤岳山頂に到着します。山頂付近に名前の由来の巨石があります。 山頂を下り自然林の美しい林を行き、細い流れを渡り伐採地の縁を通ります。脊振山から延びている稜線の中腹をトラバースするあたりでは佐賀側の眺望が開けます。稜線上のアンテナなどの施設用の道や階段を横切り、美しいササのなかを下って小川を渡ると、斜面に継ぎ足したような木道が延々と続いて毘沙門堂の前に出ます。そこから石段を登って駐車場に出て、道路から山頂の神社に上がります。坂本峠から脊振山まで8.2kmの長駆コースです。 また、九州自然歩道は坂本峠から北東に向かい、七曲峠を経て九千部山に続いています。那珂川市から佐賀県吉野ヶ里町をつなぐ国道385号の坂本峠を起点にして脊振山に至るルートは九州自然歩道の一部で、登山道の整備状況もよく、興味深いルートです。坂本峠は、市ノ瀬から南畑ダムを経由し五ヶ山ダム右岸から旧道をたどります。スタートは自然歩道の標識で階段を上がり、杉の植林の中の広い道を行くと高圧電線をくぐります。すぐにピークを越え林道に出て、少し進んで尾根を登ります。この先はゆるい起伏を繰り返して行きますが、稜線の林道が風情を壊しています。734mピークを越えると永山林道に出ます。これを横切り蛤水道沿いの道を行きます。1620年代に築造された蛤水道は、尾根を越えて佐賀側に導水する仕掛けが珍しいです。橋を渡り10分も登って蛤岳山頂に到着します。山頂付近に名前の由来の巨石があります。 山頂を下り自然林の美しい林を行き、細い流れを渡り伐採地の縁を通ります。脊振山から延びている稜線の中腹をトラバースするあたりでは佐賀側の眺望が開けます。稜線上のアンテナなどの施設用の道や階段を横切り、美しいササのなかを下って小川を渡ると、斜面に継ぎ足したような木道が延々と続いて毘沙門堂の前に出ます。そこから石段を登って駐車場に出て、道路から山頂の神社に上がります。坂本峠から脊振山まで8.2kmの長駆コースです。 また、九州自然歩道は坂本峠から北東に向かい、七曲峠を経て九千部山に続いています。 -
野河内から井原山
- 日帰り
- 2時間20分
野河内から井原山
- 日帰り
- 2時間20分
曲渕から野河内まで進み、水無鍾乳洞方面の林道へ向かいます。野河内橋を渡り、すぐに野河内渓谷の道と分かれ、野河内の急流地帯を高巻いて上流に上がり、盆地状の水無に入ります。かつてそこに集落があり、登山者が立ち寄り井原山へ向かったという道の一部が復活され、一帯にキツネノカミソリ群生が見出されました。林道は水無橋で瑞梅寺からの林道に出会い、その後駐車場に到着します(鍾乳洞は対岸です)。 木橋を渡り、流れに沿って30分進むと谷は狭まり、突き当たりの尾根に取り付くことになります。この間、七月初旬にはオオキツネノカミソリの群落が見られます。急な斜面を15分登ってゆるくなると稜線に出て、西に進むと高原状の山頂に到着します。曲渕から野河内まで進み、水無鍾乳洞方面の林道へ向かいます。野河内橋を渡り、すぐに野河内渓谷の道と分かれ、野河内の急流地帯を高巻いて上流に上がり、盆地状の水無に入ります。かつてそこに集落があり、登山者が立ち寄り井原山へ向かったという道の一部が復活され、一帯にキツネノカミソリ群生が見出されました。林道は水無橋で瑞梅寺からの林道に出会い、その後駐車場に到着します(鍾乳洞は対岸です)。 木橋を渡り、流れに沿って30分進むと谷は狭まり、突き当たりの尾根に取り付くことになります。この間、七月初旬にはオオキツネノカミソリの群落が見られます。急な斜面を15分登ってゆるくなると稜線に出て、西に進むと高原状の山頂に到着します。 -
瑞梅寺から井原山
- 日帰り
- 2時間20分
瑞梅寺から井原山
- 日帰り
- 2時間20分
瑞梅寺方面からは井原山自然歩道が整備されています。井原山入口バス停で下車し、すぐ先で瑞梅寺山の家、洗谷方面の道が右に分かれます。奇徳橋から右に自然歩道案内標識に従い、林道を15分進むと、大きく右に曲がる地点から谷を渡り、右岸へ進みます。新設された林道を横切り、さらに2度本流を渡るとアンノ滝に到着します。滝の手前から左岸に渡り、なお谷を詰めると、右岸から尾根に向けてジグザグの登りが始まります。尾根に上がると傾斜はゆるくなり、自然林を通って稜線上に出ます。広い尾根を東へ5分進むと頂上に到着します。瑞梅寺方面からは井原山自然歩道が整備されています。井原山入口バス停で下車し、すぐ先で瑞梅寺山の家、洗谷方面の道が右に分かれます。奇徳橋から右に自然歩道案内標識に従い、林道を15分進むと、大きく右に曲がる地点から谷を渡り、右岸へ進みます。新設された林道を横切り、さらに2度本流を渡るとアンノ滝に到着します。滝の手前から左岸に渡り、なお谷を詰めると、右岸から尾根に向けてジグザグの登りが始まります。尾根に上がると傾斜はゆるくなり、自然林を通って稜線上に出ます。広い尾根を東へ5分進むと頂上に到着します。 -
雷山観音から雷山
- 日帰り
- 1時間35分
雷山観音から雷山
- 日帰り
- 1時間35分
JR筑前前原駅から糸島市コミュニティバスで雷山観音前終点で下車し、千如寺まで歩きます。手前の川沿いの道に「雷山自然歩道」の標識があり、これが入口となります。コンクリート舗装の道が民家の間を通り、最後の民家の上を回ってフェンス沿いに進むと杉林の中に導かれます。セメントが剥離した路をたどり、未舗装の林道を横切ってひとしきり登ります。次の林道に出て、道脇の防火水槽の横から登山道に入ります。流れに沿って登り、やがて渡れば林道(支線)終点の広場が見えます。目の前には、二段の清賀の滝が美しく広がります。 滝の正面で橋を渡り、急登して狭い尾根に上がりこむと、木の根張りがあらわになった道が延びています。やがて林に入ると道は尾根の右側を巻いて進み、空谷を横切り、また尾根を巻いて行きます。きれいに手入れされた杉林に入ると、3つの祠がたたずむ上宮に到着します。小ぶりながら端正な石造りの祠は、重厚で厳かな雰囲気を漂わせています。 上宮から広い尾根をゆるやかにジグザグで登り、展望台の岩を左に巻くと石の祠があり、再び尾根に出てブナやカエデの林から狭いササの道を抜けると山頂に飛び出します。広い草地に巨石が点在する山頂は、遮るもののない開放感に満ちた場所です。西に下ればスキー場跡の草原が広がり、東には井原山へ向かう広い道が延びています。JR筑前前原駅から糸島市コミュニティバスで雷山観音前終点で下車し、千如寺まで歩きます。手前の川沿いの道に「雷山自然歩道」の標識があり、これが入口となります。コンクリート舗装の道が民家の間を通り、最後の民家の上を回ってフェンス沿いに進むと杉林の中に導かれます。セメントが剥離した路をたどり、未舗装の林道を横切ってひとしきり登ります。次の林道に出て、道脇の防火水槽の横から登山道に入ります。流れに沿って登り、やがて渡れば林道(支線)終点の広場が見えます。目の前には、二段の清賀の滝が美しく広がります。 滝の正面で橋を渡り、急登して狭い尾根に上がりこむと、木の根張りがあらわになった道が延びています。やがて林に入ると道は尾根の右側を巻いて進み、空谷を横切り、また尾根を巻いて行きます。きれいに手入れされた杉林に入ると、3つの祠がたたずむ上宮に到着します。小ぶりながら端正な石造りの祠は、重厚で厳かな雰囲気を漂わせています。 上宮から広い尾根をゆるやかにジグザグで登り、展望台の岩を左に巻くと石の祠があり、再び尾根に出てブナやカエデの林から狭いササの道を抜けると山頂に飛び出します。広い草地に巨石が点在する山頂は、遮るもののない開放感に満ちた場所です。西に下ればスキー場跡の草原が広がり、東には井原山へ向かう広い道が延びています。