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検索結果851件中  701-720件
  • 長者ヶ岳から天子ヶ岳

    長者ヶ岳から天子ヶ岳

    休暇村富士行きのバスを田貫湖南バス停で下車し、バス停の丁字を右に折れて舗装道を進みます。途中からは左に並行するサイクリング道に移るのもよいでしょう。湖岸に出て右手の坂道を上がると長者ヶ岳登山口です。植林帯の急登から始まり、これが緩んで休暇村分岐に出ます。尾根はこの先で左方向へカーブし、美しい広葉樹林を抜けて長者ヶ岳山頂に達します。東面が開けた山頂からは日本最高点、剣ヶ峰から深く切れ込む大沢崩が印象的です。山頂からは主稜線を西へたどります。鞍部で東海自然歩道を右に分け、ツツジが多い岩まじりのヤセ尾根を登り返します。ゆるゆると山頂台地を進んだ先に、木々に囲まれて天子ヶ岳山頂があります。一段下ると休憩にも適した広場状となっています。西側に小祠が祀られ、東側には富士山展望地があります。山頂からは広場状を突っ切り、緩やかな左カーブを描いて東側斜面に移ります。露岩まじりの急下降から、桜並木のスロープをへて林道を横断します。天子ヶ岳登山口で舗装道に降り立ち、立石の交差点をへて白糸滝バス停を目指します。
    休暇村富士行きのバスを田貫湖南バス停で下車し、バス停の丁字を右に折れて舗装道を進みます。途中からは左に並行するサイクリング道に移るのもよいでしょう。湖岸に出て右手の坂道を上がると長者ヶ岳登山口です。植林帯の急登から始まり、これが緩んで休暇村分岐に出ます。尾根はこの先で左方向へカーブし、美しい広葉樹林を抜けて長者ヶ岳山頂に達します。東面が開けた山頂からは日本最高点、剣ヶ峰から深く切れ込む大沢崩が印象的です。山頂からは主稜線を西へたどります。鞍部で東海自然歩道を右に分け、ツツジが多い岩まじりのヤセ尾根を登り返します。ゆるゆると山頂台地を進んだ先に、木々に囲まれて天子ヶ岳山頂があります。一段下ると休憩にも適した広場状となっています。西側に小祠が祀られ、東側には富士山展望地があります。山頂からは広場状を突っ切り、緩やかな左カーブを描いて東側斜面に移ります。露岩まじりの急下降から、桜並木のスロープをへて林道を横断します。天子ヶ岳登山口で舗装道に降り立ち、立石の交差点をへて白糸滝バス停を目指します。
  • 十里木高原から越前岳~黒岳

    十里木高原から越前岳~黒岳

    富士駅発のバスで十里木高原下車。御殿場駅からバスの場合は十里木で下車し、徒歩約10分で十里木高原です。両路線ともに登山に使えるバス便が限られます。登山口となる十里木高原バス停前にはトイレや駐車場があり、見上げるとカヤトの斜面に階段状の登路が延びています。これをひと登りで十里木高原展望台。ついで2つの中継塔を過ぎ、三角点が置かれた馬ノ背見晴台に達します。目前に迫る富士山南面は、宝永火口の巨大な窪みに目を引かれます。左手には南アルプス南部の高峰や安倍川東山稜が続きます。登山道は馬ノ背見晴台の先で顕著に傾斜を強めます。露岩まじりの雨裂状など、やや荒れた感のある急登です。「平坦地」標識が立つ展望地をへて勢子辻からの道を合せ、山頂への最後の登りとなります。ブナやミズナラなどの樹林が美しく、ツツジも多い所です。登り着いた越前岳山頂では、南側に駿河湾の大展望が加わります。富士山側(北側)は木々に遮られ、山頂部のみ顔を出します。 山頂からは東へ延びる尾根をたどります。富士見台からの富士山は、かつて五十銭紙幣の図案に採用された景観です。富士見台からは急峻な下りに変わります。位牌岳へ続く主稜線を望む北白ガレンのガレ場をかすめ、鋸岳展望台をへて尾根が平坦となれば富士見峠です。天候と時間が許せば黒岳を往復しましょう。富士見峠から短い急登を登り切った所で直角に右へ折れ、緩やかな鞍部をへて雑木が美しい斜面をたどれば黒岳です。山頂台地の北側からは富士山、南側からは箱根方面が望見されます。黒岳から富士見峠に戻り、山神社へと下ります。急峻かつ足元が悪い箇所もあるので慎重に下りましょう。山神社入口で大沢沿いの舗装道に降り立ちます。左へたどった国道上が愛鷹登山口バス停です。
    富士駅発のバスで十里木高原下車。御殿場駅からバスの場合は十里木で下車し、徒歩約10分で十里木高原です。両路線ともに登山に使えるバス便が限られます。登山口となる十里木高原バス停前にはトイレや駐車場があり、見上げるとカヤトの斜面に階段状の登路が延びています。これをひと登りで十里木高原展望台。ついで2つの中継塔を過ぎ、三角点が置かれた馬ノ背見晴台に達します。目前に迫る富士山南面は、宝永火口の巨大な窪みに目を引かれます。左手には南アルプス南部の高峰や安倍川東山稜が続きます。登山道は馬ノ背見晴台の先で顕著に傾斜を強めます。露岩まじりの雨裂状など、やや荒れた感のある急登です。「平坦地」標識が立つ展望地をへて勢子辻からの道を合せ、山頂への最後の登りとなります。ブナやミズナラなどの樹林が美しく、ツツジも多い所です。登り着いた越前岳山頂では、南側に駿河湾の大展望が加わります。富士山側(北側)は木々に遮られ、山頂部のみ顔を出します。 山頂からは東へ延びる尾根をたどります。富士見台からの富士山は、かつて五十銭紙幣の図案に採用された景観です。富士見台からは急峻な下りに変わります。位牌岳へ続く主稜線を望む北白ガレンのガレ場をかすめ、鋸岳展望台をへて尾根が平坦となれば富士見峠です。天候と時間が許せば黒岳を往復しましょう。富士見峠から短い急登を登り切った所で直角に右へ折れ、緩やかな鞍部をへて雑木が美しい斜面をたどれば黒岳です。山頂台地の北側からは富士山、南側からは箱根方面が望見されます。黒岳から富士見峠に戻り、山神社へと下ります。急峻かつ足元が悪い箇所もあるので慎重に下りましょう。山神社入口で大沢沿いの舗装道に降り立ちます。左へたどった国道上が愛鷹登山口バス停です。
  • しらびそ峠から尾高山・奥茶臼山へ

    しらびそ峠から尾高山・奥茶臼山へ

    南アルプス主脈の三伏峠から兎岳間を歩くと、西側の山並が非常に気になりますが、その一番高い山が奥茶臼山です。コースは標高差約650mのアップダウンのある尾根道で、途中視界が効かないので、焦らずに歩くのがポイントです。 しらびそ峠に車を停め、展望台から大沢岳・兎岳間の壁の様な展望を楽しみます。登山口から綺麗な植林帯を登ってしばらく行くと、下草と古木の雰囲気のある森になります。前尾高山の手前にはビューポイントが2箇所あります。以降、前尾高山を含めて4つのピークを踏むアップダウンが連続します。尾高山からは踏み跡が薄く、中級コースです。岩本山の先ではルートが蛇行しており、帰路は特に注意してください。奥茶臼山の手前で樹林が薄くなり、立ち枯れの先の原っぱから見る荒川岳から赤石岳への稜線が印象的です。奥茶臼山山頂は展望はなく、前茶臼山側に下った伐採地から荒川岳方面の展望が開けます。
    南アルプス主脈の三伏峠から兎岳間を歩くと、西側の山並が非常に気になりますが、その一番高い山が奥茶臼山です。コースは標高差約650mのアップダウンのある尾根道で、途中視界が効かないので、焦らずに歩くのがポイントです。 しらびそ峠に車を停め、展望台から大沢岳・兎岳間の壁の様な展望を楽しみます。登山口から綺麗な植林帯を登ってしばらく行くと、下草と古木の雰囲気のある森になります。前尾高山の手前にはビューポイントが2箇所あります。以降、前尾高山を含めて4つのピークを踏むアップダウンが連続します。尾高山からは踏み跡が薄く、中級コースです。岩本山の先ではルートが蛇行しており、帰路は特に注意してください。奥茶臼山の手前で樹林が薄くなり、立ち枯れの先の原っぱから見る荒川岳から赤石岳への稜線が印象的です。奥茶臼山山頂は展望はなく、前茶臼山側に下った伐採地から荒川岳方面の展望が開けます。
  • 新田から山伏周遊

    新田から山伏周遊

    山伏は東に笹原と安倍奥の山々を前景とした美しい富士山の姿、北西に光岳から笊ヶ岳までの南アルプス南部の山々の眺望が広がる300名山です。またブナの新緑、初夏のヤナギラン、秋の全山黄葉と四季折々に草木を楽しめる山です。山頂に立つには、県民の森を車で抜け百畳峠からアタックする簡単な方法もありますが、山伏の素晴らしさを満喫するには安倍川側からの入山がベストです。 バスなら新田バス停、車なら大谷崩分岐点、または5分程先の河原の駐車場からスタートします。林道を行き、山伏登山口から西日影沢右岸をモノレールとともに歩き、渡渉して左岸に渡ります。植林帯、ワサビ田跡を抜け渡渉して、今にも転がり出しそうな大岩の麓に到着します。沢に絡んで登った後、水場から先は峠までザレた道がしばらく続くので、注意してください。蓬峠は休憩に最適な雰囲気のある場所です。ひと息入れながら森林浴を楽しみましょう。峠から山伏小屋分岐までは蓬尾根に絡みながら登って行きます。登山道は、途中から部分的に狭い所や急峻な所、滑りやすい所があるので注意してください。危険箇所にはロープがあります。大汗をかいた後登山道が平坦になれば、山伏小屋への分岐点です。朽ちた階段状の登山道を登り笹原に出ると山頂部で、初夏にはヤナギランの群生が広がっています。山頂手前で右に折れると、富士山の最高のビューポイントで、その素晴らしさは筆舌に尽くし難いほどです。山伏山頂は広く、笹原の先からは南アルプス南部の大パノラマが広がります。 新窪乗越へは幅広い尾根筋を行きます。途中尾根筋を乗り換える所があるので、ルートに注意してください。大平沢ノ頭から新窪乗越間は部分的に急峻になっているので、足元に注意して下さい。新窪乗越からは足元が不安定な砂礫の急斜面につけられたジグザグ道を下ります。落石が大変多く、細心の注意が必要です。扇の要で小休止し、幅広い土砂の涸沢を横断すれば注意箇所の通過は終わり、大谷嶺登山口に出ます。幸田文の文学碑を見て、林道を下り大谷崩分岐点、新田バス停に戻ります。 ※時間に余裕があれば大谷嶺へ足をのばします。大谷崩の縁の危険な歩行や急登が連続しますが、大谷嶺の山頂からの荒涼とした大谷崩の両側に広がる安倍奥連山に囲まれた安倍川流域の展望は、他の山で見る事のできない独特の景観です。なお水場のある山伏小屋に泊まれば、安倍奥の静かな一夜をじっくり味わうことができます。
    山伏は東に笹原と安倍奥の山々を前景とした美しい富士山の姿、北西に光岳から笊ヶ岳までの南アルプス南部の山々の眺望が広がる300名山です。またブナの新緑、初夏のヤナギラン、秋の全山黄葉と四季折々に草木を楽しめる山です。山頂に立つには、県民の森を車で抜け百畳峠からアタックする簡単な方法もありますが、山伏の素晴らしさを満喫するには安倍川側からの入山がベストです。 バスなら新田バス停、車なら大谷崩分岐点、または5分程先の河原の駐車場からスタートします。林道を行き、山伏登山口から西日影沢右岸をモノレールとともに歩き、渡渉して左岸に渡ります。植林帯、ワサビ田跡を抜け渡渉して、今にも転がり出しそうな大岩の麓に到着します。沢に絡んで登った後、水場から先は峠までザレた道がしばらく続くので、注意してください。蓬峠は休憩に最適な雰囲気のある場所です。ひと息入れながら森林浴を楽しみましょう。峠から山伏小屋分岐までは蓬尾根に絡みながら登って行きます。登山道は、途中から部分的に狭い所や急峻な所、滑りやすい所があるので注意してください。危険箇所にはロープがあります。大汗をかいた後登山道が平坦になれば、山伏小屋への分岐点です。朽ちた階段状の登山道を登り笹原に出ると山頂部で、初夏にはヤナギランの群生が広がっています。山頂手前で右に折れると、富士山の最高のビューポイントで、その素晴らしさは筆舌に尽くし難いほどです。山伏山頂は広く、笹原の先からは南アルプス南部の大パノラマが広がります。 新窪乗越へは幅広い尾根筋を行きます。途中尾根筋を乗り換える所があるので、ルートに注意してください。大平沢ノ頭から新窪乗越間は部分的に急峻になっているので、足元に注意して下さい。新窪乗越からは足元が不安定な砂礫の急斜面につけられたジグザグ道を下ります。落石が大変多く、細心の注意が必要です。扇の要で小休止し、幅広い土砂の涸沢を横断すれば注意箇所の通過は終わり、大谷嶺登山口に出ます。幸田文の文学碑を見て、林道を下り大谷崩分岐点、新田バス停に戻ります。 ※時間に余裕があれば大谷嶺へ足をのばします。大谷崩の縁の危険な歩行や急登が連続しますが、大谷嶺の山頂からの荒涼とした大谷崩の両側に広がる安倍奥連山に囲まれた安倍川流域の展望は、他の山で見る事のできない独特の景観です。なお水場のある山伏小屋に泊まれば、安倍奥の静かな一夜をじっくり味わうことができます。
  • 梅ヶ島温泉から八紘嶺へ

    梅ヶ島温泉から八紘嶺へ

    八紘嶺は安倍奥最深部の山でありながら、安倍街道の新静岡IC付近から安倍川の上流にその山並みを確認できます。中腹の八紘嶺登山口まで車が通れた時は、比較的アプローチが楽でしたが、現在は林道が通行止めになっており、梅ヶ島温泉がスタート地点となります。 梅ヶ島温泉から中腹の八紘嶺登山口までは、間伐展示林の中を行きます。登山口駐車場からそのまま直登し、稜線に出るとすぐに崩壊が進む富士見台になります。ここから八紘嶺山頂部まではヤセ尾根なので、注意が必要です。急登が終わると右に富士山の展望箇所があります。危険箇所にはロープのサポートがあり安心です。八紘嶺山頂は樹木が茂って展望がききませんが、縦走路を先に少し下るとツツジの茂る美しいトンネルがあります。
    八紘嶺は安倍奥最深部の山でありながら、安倍街道の新静岡IC付近から安倍川の上流にその山並みを確認できます。中腹の八紘嶺登山口まで車が通れた時は、比較的アプローチが楽でしたが、現在は林道が通行止めになっており、梅ヶ島温泉がスタート地点となります。 梅ヶ島温泉から中腹の八紘嶺登山口までは、間伐展示林の中を行きます。登山口駐車場からそのまま直登し、稜線に出るとすぐに崩壊が進む富士見台になります。ここから八紘嶺山頂部まではヤセ尾根なので、注意が必要です。急登が終わると右に富士山の展望箇所があります。危険箇所にはロープのサポートがあり安心です。八紘嶺山頂は樹木が茂って展望がききませんが、縦走路を先に少し下るとツツジの茂る美しいトンネルがあります。
  • 真先峠から十枚山へ

    真先峠から十枚山へ

    十枚山へは中の段から行くのが直登ルートですが、真先峠からの岩岳、下十枚山を経て尾根をたどるコースでは、展望と季節の花や紅葉をゆったりと楽しめます。山葵栽培発祥の地・有東木を車で抜け、真先(正木)峠登山口から歩き出します。峠の先に地蔵峠・青笹山への登山口があります。祠がある地蔵峠まで上がったら、以降は尾根道を歩きます。稜線にはモミの木や落葉松、ブナなどの大木、サラサドウダンやシロヤシオなどのツツジ類があります。5月中旬から6月初めにかけてはシロヤシオツツジが見頃です。ササの低い開けた場所からは、西は大無間山など深南部や南アルプス主部の山並み、東は樹々の間から富士山が見られます。特に、下十枚山頂から十枚峠へ少し下れば、光岳から北岳まで見られる好展望地です。十枚山山頂からは下十枚山や、静岡市と太平洋の展望があります。帰りは往路を戻ります。
    十枚山へは中の段から行くのが直登ルートですが、真先峠からの岩岳、下十枚山を経て尾根をたどるコースでは、展望と季節の花や紅葉をゆったりと楽しめます。山葵栽培発祥の地・有東木を車で抜け、真先(正木)峠登山口から歩き出します。峠の先に地蔵峠・青笹山への登山口があります。祠がある地蔵峠まで上がったら、以降は尾根道を歩きます。稜線にはモミの木や落葉松、ブナなどの大木、サラサドウダンやシロヤシオなどのツツジ類があります。5月中旬から6月初めにかけてはシロヤシオツツジが見頃です。ササの低い開けた場所からは、西は大無間山など深南部や南アルプス主部の山並み、東は樹々の間から富士山が見られます。特に、下十枚山頂から十枚峠へ少し下れば、光岳から北岳まで見られる好展望地です。十枚山山頂からは下十枚山や、静岡市と太平洋の展望があります。帰りは往路を戻ります。
  • 梅ヶ島温泉からバラの段へ

    梅ヶ島温泉からバラの段へ

    梅ヶ島温泉からバラの段に登り、下りにかつての交易路をたどる周回コースです。八紘嶺登山口までは梅ヶ島温泉から八紘嶺へ(コースガイド)を参照してください。八紘嶺登山口から約25分の八紘嶺と安倍峠の分岐を右折します。植林帯を過ぎた先の尾根道は、初夏はシロヤシオツツジの花、秋にはブナやカエデ、ツツジの紅葉が美しいところです。石仏がたたずむ安倍峠にはオオイタヤメイゲツの純林が広がります。バラの段まではやや傾斜がきつく、特にバラの段山頂直下はロープがあり、下りでは注意が必要です。バラの段山頂は正面に富士山がそびえ、眼下には富士川と身延町が広がっています。下山時、安倍峠からは逆川沿いにかつて金を運んだ、駿府と甲州を結んだ古道をたどります。沢沿いに踏み跡とテープを追い、細い流れを右左に渡ります。車道に出てから10分程で八紘嶺登山口に着きます。往路と同じ道を梅ヶ島温泉まで戻ります。
    梅ヶ島温泉からバラの段に登り、下りにかつての交易路をたどる周回コースです。八紘嶺登山口までは梅ヶ島温泉から八紘嶺へ(コースガイド)を参照してください。八紘嶺登山口から約25分の八紘嶺と安倍峠の分岐を右折します。植林帯を過ぎた先の尾根道は、初夏はシロヤシオツツジの花、秋にはブナやカエデ、ツツジの紅葉が美しいところです。石仏がたたずむ安倍峠にはオオイタヤメイゲツの純林が広がります。バラの段まではやや傾斜がきつく、特にバラの段山頂直下はロープがあり、下りでは注意が必要です。バラの段山頂は正面に富士山がそびえ、眼下には富士川と身延町が広がっています。下山時、安倍峠からは逆川沿いにかつて金を運んだ、駿府と甲州を結んだ古道をたどります。沢沿いに踏み跡とテープを追い、細い流れを右左に渡ります。車道に出てから10分程で八紘嶺登山口に着きます。往路と同じ道を梅ヶ島温泉まで戻ります。
  • 静岡県民の森から笹山へ

    静岡県民の森から笹山へ

    静岡県県民の森は県政100年を記念して整備された、自然に親しむ総合レクリエーション施設です。笹山への尾根道は標識なども整備され、初心者も安心して歩けるコースです。 スタートは県民の森センターの先、大無間山と南アルプス南部の大パノラマの広がる展望所。アツラ沢ノ頭はいきなりの登り坂ですが、以降は起状の少ない尾根道が続きます。左にレクリエーション広場を見て、なだらかにピークを越えると井川峠です。この先は登山道がやや不明瞭で、急な小さなピークを越えると、再びゆったりした樹木の豊かな尾根になります。途中右に登山道から離れガレの上端に立つと富士山と安倍奥東山稜の大パノラマが広がります。その先は落葉時期は登山道が不明瞭になります。笹山へは短い非常に急な登りで、山頂付近からは左に井川湖、後ろには富士山の展望があります。帰路は林道を戻ります。
    静岡県県民の森は県政100年を記念して整備された、自然に親しむ総合レクリエーション施設です。笹山への尾根道は標識なども整備され、初心者も安心して歩けるコースです。 スタートは県民の森センターの先、大無間山と南アルプス南部の大パノラマの広がる展望所。アツラ沢ノ頭はいきなりの登り坂ですが、以降は起状の少ない尾根道が続きます。左にレクリエーション広場を見て、なだらかにピークを越えると井川峠です。この先は登山道がやや不明瞭で、急な小さなピークを越えると、再びゆったりした樹木の豊かな尾根になります。途中右に登山道から離れガレの上端に立つと富士山と安倍奥東山稜の大パノラマが広がります。その先は落葉時期は登山道が不明瞭になります。笹山へは短い非常に急な登りで、山頂付近からは左に井川湖、後ろには富士山の展望があります。帰路は林道を戻ります。
  • 田代から大無間山P1へ

    田代から大無間山P1へ

    大無間山は山の大きさ、奥深さ、そして登山のハードさにおいて南アルプス深南部屈指です。かつては井川湖畔田代より入山し、小無間山を越えて大無間山に登るのが一般的でしたが、現在小無間尾根の鋸歯の崩壊が激しく、ナイフリッジ状になっていて、また地盤が脆く日々崩壊が進んでおり非常に危険な状態になっています。 田代集落から林道田代線を車で3分ほど上がった、諏訪神社の登山者用臨時駐車場からスタート、参道の鳥居を過ぎると登山道入り口があります。雷段を通って、小ピークを越えてP4の小無間小屋までは、一般の登山道と変わりません。P4から大無間山の山頂を仰ぎ見ます。その先登山道は一変し、かすかな踏み跡をたどり岩をよじ登るようになります。さらに先のP1と小無間山山頂間のコルでは、登山道が激しく崩壊し通行不能になっていますのでP1から往路を戻ります。
    大無間山は山の大きさ、奥深さ、そして登山のハードさにおいて南アルプス深南部屈指です。かつては井川湖畔田代より入山し、小無間山を越えて大無間山に登るのが一般的でしたが、現在小無間尾根の鋸歯の崩壊が激しく、ナイフリッジ状になっていて、また地盤が脆く日々崩壊が進んでおり非常に危険な状態になっています。 田代集落から林道田代線を車で3分ほど上がった、諏訪神社の登山者用臨時駐車場からスタート、参道の鳥居を過ぎると登山道入り口があります。雷段を通って、小ピークを越えてP4の小無間小屋までは、一般の登山道と変わりません。P4から大無間山の山頂を仰ぎ見ます。その先登山道は一変し、かすかな踏み跡をたどり岩をよじ登るようになります。さらに先のP1と小無間山山頂間のコルでは、登山道が激しく崩壊し通行不能になっていますのでP1から往路を戻ります。
  • 戸中山林道から黒法師岳へ

    戸中山林道から黒法師岳へ

    黒法師岳、またそれと対峙する丸盆岳は、比較的アプローチが良くペアにして登られる深南部のエッセンスが詰まった名山です。 戸中山林道入口ゲートから約6km勾配のある林道を歩きます。登山口から等高尾根下降点までは標高差約900mの直線的な登りです。最初の急登は、標高差250mの小石の混じる滑りやすい道です。ヤレヤレ平を過ぎ、ガレの縁を通り、木の根をつかんでよじ登るアルバイトを3時間続けると、ひょっこり等高尾根下降点の稜線に出ます。今までの樹林帯と全く違った開放的な笹原です。周囲は5月下旬から6月上旬シロヤシオの花園になります。右方向に深い笹原をかき分け、最後にガレ場の縁を登り黒法師岳山頂に至ります。時間に余裕があれば丸盆岳に登り、聖岳・光岳の眺望、黒法師岳の美しい姿を楽しみましょう。また南にあるバラ谷の頭は深南部随一の展望の山です。
    黒法師岳、またそれと対峙する丸盆岳は、比較的アプローチが良くペアにして登られる深南部のエッセンスが詰まった名山です。 戸中山林道入口ゲートから約6km勾配のある林道を歩きます。登山口から等高尾根下降点までは標高差約900mの直線的な登りです。最初の急登は、標高差250mの小石の混じる滑りやすい道です。ヤレヤレ平を過ぎ、ガレの縁を通り、木の根をつかんでよじ登るアルバイトを3時間続けると、ひょっこり等高尾根下降点の稜線に出ます。今までの樹林帯と全く違った開放的な笹原です。周囲は5月下旬から6月上旬シロヤシオの花園になります。右方向に深い笹原をかき分け、最後にガレ場の縁を登り黒法師岳山頂に至ります。時間に余裕があれば丸盆岳に登り、聖岳・光岳の眺望、黒法師岳の美しい姿を楽しみましょう。また南にあるバラ谷の頭は深南部随一の展望の山です。
  • 山犬段から高塚山へ

    山犬段から高塚山へ

    山犬段への林道は2024年現在通行止めのため、入山時に可否を確認してください。林道通行止の場合は、三ッ星天文台から大札山経由の長い稜線歩きになり、山犬段に一泊が必要です。山犬段から蕎麦粒山へのゆったりした登りは、太いブナが林立する静かな道。蕎麦粒山の山頂では眼前に大札山、そして富士山から伊豆半島へかけての遠望を楽しみます。 三ッ合山山頂までは、シロヤシオの大群生が随所に見られ、5月末から6月初旬にかけての開花時期は、この世の楽園とも言えるほどの美しい世界が広がります。また三ッ合山山頂部にはオオイタヤメイゲツの大木が見られ、新緑や黄葉時期は素晴らしい雰囲気を醸し出しています。高塚山はバイケイソウが群生する静かな山頂です。蕎麦粒山から山犬段への下りは、灌木も無くどこでも歩けてしまうのでルートに注意してください。なお、山犬段は静岡の自然100選です。
    山犬段への林道は2024年現在通行止めのため、入山時に可否を確認してください。林道通行止の場合は、三ッ星天文台から大札山経由の長い稜線歩きになり、山犬段に一泊が必要です。山犬段から蕎麦粒山へのゆったりした登りは、太いブナが林立する静かな道。蕎麦粒山の山頂では眼前に大札山、そして富士山から伊豆半島へかけての遠望を楽しみます。 三ッ合山山頂までは、シロヤシオの大群生が随所に見られ、5月末から6月初旬にかけての開花時期は、この世の楽園とも言えるほどの美しい世界が広がります。また三ッ合山山頂部にはオオイタヤメイゲツの大木が見られ、新緑や黄葉時期は素晴らしい雰囲気を醸し出しています。高塚山はバイケイソウが群生する静かな山頂です。蕎麦粒山から山犬段への下りは、灌木も無くどこでも歩けてしまうのでルートに注意してください。なお、山犬段は静岡の自然100選です。
  • 寸又峡温泉から沢口山周遊

    寸又峡温泉から沢口山周遊

    寸又峡温泉バス停の先にある茶屋の裏を行くと、沢口山の日向山コース登山口になります。稜線部は所々右側が切り立った岩場の縁で、また急登箇所があるので注意が必要です。2箇所ある展望所、イワカガミの群生、そして太い針葉樹の森を楽しみます。 富士見平の先にある鹿のヌタ場には、周囲6.5mもあるミズナラの大木が、あたかも沢口山の主のように根を張っています(2019年ナラ枯れに遭い、枝が落ちてしまいました)。沢口山山頂では朝日岳や南アルプス南部の大展望が待っています。 山頂からルートに注意し右折して富士見平に戻り、猿並平コースを下ると長島ダム方向の展望が、さらに下ると左に寸又川を囲む深南部の山々を望む素晴らしい展望箇所があります。以降尾根を忠実に下り、送電鉄塔の先標高700m付近で尾根を離れて折り返し水平道を行くと、寸又峡の温泉街の中程に出ます。
    寸又峡温泉バス停の先にある茶屋の裏を行くと、沢口山の日向山コース登山口になります。稜線部は所々右側が切り立った岩場の縁で、また急登箇所があるので注意が必要です。2箇所ある展望所、イワカガミの群生、そして太い針葉樹の森を楽しみます。 富士見平の先にある鹿のヌタ場には、周囲6.5mもあるミズナラの大木が、あたかも沢口山の主のように根を張っています(2019年ナラ枯れに遭い、枝が落ちてしまいました)。沢口山山頂では朝日岳や南アルプス南部の大展望が待っています。 山頂からルートに注意し右折して富士見平に戻り、猿並平コースを下ると長島ダム方向の展望が、さらに下ると左に寸又川を囲む深南部の山々を望む素晴らしい展望箇所があります。以降尾根を忠実に下り、送電鉄塔の先標高700m付近で尾根を離れて折り返し水平道を行くと、寸又峡の温泉街の中程に出ます。
  • 権現山から蓬莱山

    権現山から蓬莱山

    まずは栗原から蓬莱山のコースを紹介する。JR和邇駅から栗原まではバスで行き、そこから西に進んで妙道会の分岐まで行く。分岐は右に進み、そのまま舗装道を詰める。徐々に傾斜がきつくなり、ひと汗かくころ霊仙山口に着く。ここから山道に入り、しばらくまっすぐ行くと左に折れて、砂防ダム工事用の林道に出る。山道や左に折れる箇所には道標がある。さらに行くと旧林道終点。まっすぐ進むと新しくできた林道が権現山への急坂手前まで通じているが、未舗装でかなりの傾斜のため、車の通行は不可能。 寸断された旧登山道を横目に見ながら新しい道を登る。途中T字路になっている箇所は、北へ進む。ズコノバンから少し進むと林道終点の広場となり、いよいよ急斜面へ。岩や木株でつらい坂だが、ここを越えれば頂上である。湖西南部が一望でき、権現山から蓬莱山へは二、三の登りがあるものの概ね快適な稜線歩きとなる。 霊仙山を登るコースは霊仙山口からさらに舗装道を電波塔まで詰める。電波塔のすぐ手前、山手側に灌木に覆われた目立たない道がある。細い道だが、そこを入って行くと植林地帯になる。かなりの急斜面だが、そこを登り詰めたところが霊仙山である。ここからは広葉樹林が広がり、景色も一変して面白い。
    まずは栗原から蓬莱山のコースを紹介する。JR和邇駅から栗原まではバスで行き、そこから西に進んで妙道会の分岐まで行く。分岐は右に進み、そのまま舗装道を詰める。徐々に傾斜がきつくなり、ひと汗かくころ霊仙山口に着く。ここから山道に入り、しばらくまっすぐ行くと左に折れて、砂防ダム工事用の林道に出る。山道や左に折れる箇所には道標がある。さらに行くと旧林道終点。まっすぐ進むと新しくできた林道が権現山への急坂手前まで通じているが、未舗装でかなりの傾斜のため、車の通行は不可能。 寸断された旧登山道を横目に見ながら新しい道を登る。途中T字路になっている箇所は、北へ進む。ズコノバンから少し進むと林道終点の広場となり、いよいよ急斜面へ。岩や木株でつらい坂だが、ここを越えれば頂上である。湖西南部が一望でき、権現山から蓬莱山へは二、三の登りがあるものの概ね快適な稜線歩きとなる。 霊仙山を登るコースは霊仙山口からさらに舗装道を電波塔まで詰める。電波塔のすぐ手前、山手側に灌木に覆われた目立たない道がある。細い道だが、そこを入って行くと植林地帯になる。かなりの急斜面だが、そこを登り詰めたところが霊仙山である。ここからは広葉樹林が広がり、景色も一変して面白い。
  • 権現山から蓬莱山

    権現山から蓬莱山

    まずは栗原から蓬莱山のコースを紹介する。JR和邇駅から栗原まではバスで行き、そこから西に進んで妙道会の分岐まで行く。分岐は右に進み、そのまま舗装道を詰める。徐々に傾斜がきつくなり、ひと汗かくころ霊仙山口に着く。ここから山道に入り、しばらくまっすぐ行くと左に折れて、砂防ダム工事用の林道に出る。山道や左に折れる箇所には道標がある。さらに行くと旧林道終点。まっすぐ進むと新しくできた林道が権現山への急坂手前まで通じているが、未舗装でかなりの傾斜のため、車の通行は不可能。 寸断された旧登山道を横目に見ながら新しい道を登る。途中T字路になっている箇所は、北へ進む。ズコノバンから少し進むと林道終点の広場となり、いよいよ急斜面へ。岩や木株でつらい坂だが、ここを越えれば頂上である。湖西南部が一望でき、権現山から蓬莱山へは二、三の登りがあるものの概ね快適な稜線歩きとなる。 霊仙山を登るコースは霊仙山口からさらに舗装道を電波塔まで詰める。電波塔のすぐ手前、山手側に灌木に覆われた目立たない道がある。細い道だが、そこを入って行くと植林地帯になる。かなりの急斜面だが、そこを登り詰めたところが霊仙山である。ここからは広葉樹林が広がり、景色も一変して面白い。
    まずは栗原から蓬莱山のコースを紹介する。JR和邇駅から栗原まではバスで行き、そこから西に進んで妙道会の分岐まで行く。分岐は右に進み、そのまま舗装道を詰める。徐々に傾斜がきつくなり、ひと汗かくころ霊仙山口に着く。ここから山道に入り、しばらくまっすぐ行くと左に折れて、砂防ダム工事用の林道に出る。山道や左に折れる箇所には道標がある。さらに行くと旧林道終点。まっすぐ進むと新しくできた林道が権現山への急坂手前まで通じているが、未舗装でかなりの傾斜のため、車の通行は不可能。 寸断された旧登山道を横目に見ながら新しい道を登る。途中T字路になっている箇所は、北へ進む。ズコノバンから少し進むと林道終点の広場となり、いよいよ急斜面へ。岩や木株でつらい坂だが、ここを越えれば頂上である。湖西南部が一望でき、権現山から蓬莱山へは二、三の登りがあるものの概ね快適な稜線歩きとなる。 霊仙山を登るコースは霊仙山口からさらに舗装道を電波塔まで詰める。電波塔のすぐ手前、山手側に灌木に覆われた目立たない道がある。細い道だが、そこを入って行くと植林地帯になる。かなりの急斜面だが、そこを登り詰めたところが霊仙山である。ここからは広葉樹林が広がり、景色も一変して面白い。
  • 葛川坂下から蓬莱山

    葛川坂下から蓬莱山

    国道367号の坂下トンネルを越えたところに下坂下バス停がある。下坂下から延びる旧道を安曇川に沿って南に戻り、集落の南端、道が西に曲がる手前で左下の道に入る。橋を渡ってすぐ左手に、川沿いを上るサカ谷登山道の入口がある。目立たぬ入口なので要注意、そのまま右に進めば近畿自然歩道となってしまう。 さて、入口から堰堤をいくつか越えると、渡渉点がある。対岸に渡り、道標を過ぎると、やがて急坂になる。このジグザグ道を登り、尾根を横切り、さらに進んで広い広葉樹林帯の緩斜面となり、ついで杉の植林の急斜面となる。谷状の急斜面を登り、尾根に出ると、坂はゆるやかになる。あとは少しずつ登って高度を稼ぐ。しばらくシダの草原の中を歩くと蓬莱山頂も見えてくる。稜線を下って左に曲がれば小女郎ヶ池の湿原である。 池のほとりには小女郎池伝説の看板があるので、それを読んでから小女郎峠に向かう。小女郎峠南の小高いピークは眺めも良く休憩によいだろう。峠から蓬莱山までは少しあるが快適な稜線の道で、がんばって登れば30分程度で頂上である。頂上はスキー場のリフト降り場になっており、半円形の展望デッキもあり、琵琶湖の眺めも最高である。
    国道367号の坂下トンネルを越えたところに下坂下バス停がある。下坂下から延びる旧道を安曇川に沿って南に戻り、集落の南端、道が西に曲がる手前で左下の道に入る。橋を渡ってすぐ左手に、川沿いを上るサカ谷登山道の入口がある。目立たぬ入口なので要注意、そのまま右に進めば近畿自然歩道となってしまう。 さて、入口から堰堤をいくつか越えると、渡渉点がある。対岸に渡り、道標を過ぎると、やがて急坂になる。このジグザグ道を登り、尾根を横切り、さらに進んで広い広葉樹林帯の緩斜面となり、ついで杉の植林の急斜面となる。谷状の急斜面を登り、尾根に出ると、坂はゆるやかになる。あとは少しずつ登って高度を稼ぐ。しばらくシダの草原の中を歩くと蓬莱山頂も見えてくる。稜線を下って左に曲がれば小女郎ヶ池の湿原である。 池のほとりには小女郎池伝説の看板があるので、それを読んでから小女郎峠に向かう。小女郎峠南の小高いピークは眺めも良く休憩によいだろう。峠から蓬莱山までは少しあるが快適な稜線の道で、がんばって登れば30分程度で頂上である。頂上はスキー場のリフト降り場になっており、半円形の展望デッキもあり、琵琶湖の眺めも最高である。
  • キタダカ道から蓬莱山

    キタダカ道から蓬莱山

    JR志賀駅から国道161号を過ぎ、木戸の樹下神社前に行く。左右どちらからでも登れるが、ここは左を行くとしよう。新しい住宅地を過ぎ、湖西道路のトンネルをくぐると道路下の舗装道であるが、南側山手に林道の入口がある。これは、びわ湖バレイの駐車場につづく道で、300mほど上ると右への分かれ道がある。この道は広いが勾配がきつい。盤所橋からの道との合流点を過ぎ、この林道を詰めたところが大きな堰堤で、ここを高巻くと昔からの登山道となる。 谷から尾根近くの天狗杉まではつづら折れが幾度となく繰り返される。天狗杉はひときわ大きな杉の木で休憩によい。ここを過ぎると道は狭くなる。花崗岩が見え隠れし、南の展望を得た後、道が北斜面に巻き込むとクロトノハゲが現れる。クロトノハゲは花崗岩とそのザレ場である。なお、ここから木戸峠への道は崩落が多く通行止のため地図から削除した。 クロトノハゲからはさらにもうひと息打見山に向かって進み、平坦部から左にトラバースしてロープウェイ下をくぐり抜ける。この辺りから琵琶湖の展望が広がってくる。天命水から打見山頂上はすぐ、頂上から少し下ると笹平である。蓬莱山へは笹平からゲレンデの端を登る。なお、打見山には琵琶湖を一望できる「びわ湖テラス」がつくられた。
    JR志賀駅から国道161号を過ぎ、木戸の樹下神社前に行く。左右どちらからでも登れるが、ここは左を行くとしよう。新しい住宅地を過ぎ、湖西道路のトンネルをくぐると道路下の舗装道であるが、南側山手に林道の入口がある。これは、びわ湖バレイの駐車場につづく道で、300mほど上ると右への分かれ道がある。この道は広いが勾配がきつい。盤所橋からの道との合流点を過ぎ、この林道を詰めたところが大きな堰堤で、ここを高巻くと昔からの登山道となる。 谷から尾根近くの天狗杉まではつづら折れが幾度となく繰り返される。天狗杉はひときわ大きな杉の木で休憩によい。ここを過ぎると道は狭くなる。花崗岩が見え隠れし、南の展望を得た後、道が北斜面に巻き込むとクロトノハゲが現れる。クロトノハゲは花崗岩とそのザレ場である。なお、ここから木戸峠への道は崩落が多く通行止のため地図から削除した。 クロトノハゲからはさらにもうひと息打見山に向かって進み、平坦部から左にトラバースしてロープウェイ下をくぐり抜ける。この辺りから琵琶湖の展望が広がってくる。天命水から打見山頂上はすぐ、頂上から少し下ると笹平である。蓬莱山へは笹平からゲレンデの端を登る。なお、打見山には琵琶湖を一望できる「びわ湖テラス」がつくられた。
  • 白滝谷から蓬莱山

    白滝谷から蓬莱山

    坊村から地主神社の横を通って明王谷の林道に入る。ただし、林道へは車は立入禁止。また、近年林道で大規模な壁面崩落があった。通行には十分注意のこと。途中、三の滝に立ち寄るのもよい。約1時間で牛コバ、そこから登山道に入る。ほどなく谷べりの道となる。ここ数年の豪雨で道は荒れ、危険箇所も増えているが、大岩や小滝を楽しみながら上っていくと、ジグザグの急登にさしかかる。ここを越えてしばらく行けば夫婦滝入口への広場となる。ここから夫婦滝までは約5分である。また、ここは白滝山コースとの分岐にもなっている。ここを過ぎると谷の様子は少し穏やかになる。ゆるやかな流れや淵を横目に橋を渡ると、周りはびわ湖バレイの散策コースの風情となり、広い汁谷に着く。最後はスキーコースの急な斜面を登って蓬莱山頂に至る。夫婦滝より上は人工物が多く趣にかけるが、それまでは比良の中で最も身近に渓流美を味わえるコースではなかろうか。なお、びわ湖バレイからくる場合、このコースは決して安易な道ではないので観光気分で下りないこと。とくに夫婦滝より下部は崩壊している箇所も多く、足元をしっかりさせておかないと危険である。 なお、白滝山から長池方面を巡るコースも捨てがたい。道がわかりにくいので上級者向けとなるが、白滝山からの池めぐりや長池から汁谷へのルートも趣がある。
    坊村から地主神社の横を通って明王谷の林道に入る。ただし、林道へは車は立入禁止。また、近年林道で大規模な壁面崩落があった。通行には十分注意のこと。途中、三の滝に立ち寄るのもよい。約1時間で牛コバ、そこから登山道に入る。ほどなく谷べりの道となる。ここ数年の豪雨で道は荒れ、危険箇所も増えているが、大岩や小滝を楽しみながら上っていくと、ジグザグの急登にさしかかる。ここを越えてしばらく行けば夫婦滝入口への広場となる。ここから夫婦滝までは約5分である。また、ここは白滝山コースとの分岐にもなっている。ここを過ぎると谷の様子は少し穏やかになる。ゆるやかな流れや淵を横目に橋を渡ると、周りはびわ湖バレイの散策コースの風情となり、広い汁谷に着く。最後はスキーコースの急な斜面を登って蓬莱山頂に至る。夫婦滝より上は人工物が多く趣にかけるが、それまでは比良の中で最も身近に渓流美を味わえるコースではなかろうか。なお、びわ湖バレイからくる場合、このコースは決して安易な道ではないので観光気分で下りないこと。とくに夫婦滝より下部は崩壊している箇所も多く、足元をしっかりさせておかないと危険である。 なお、白滝山から長池方面を巡るコースも捨てがたい。道がわかりにくいので上級者向けとなるが、白滝山からの池めぐりや長池から汁谷へのルートも趣がある。
  • イン谷から武奈ヶ岳

    イン谷から武奈ヶ岳

    琵琶湖側から武奈ヶ岳へ登るコースはいくつかあるが、正面谷とダケ道のコースを紹介しよう。上記のタイムは正面谷からコヤマノ岳を経由して武奈ヶ岳に至るコースである。ただし、正面谷は利用者が多いものの、途中の青ガレと呼ばれるガレ場や金糞峠手前の急登は険しく危険だ。また、青ガレまでの道は斜面の崩壊が進み、危険な状況になっている。十分注意してほしい。 正面谷へはイン谷口をまっすぐ西に林道を上がる。園地や堰堤を過ぎると大山口だが、ここもまっすぐ進む。カーブは曲がらず、そのまま川沿いの登山道に入る。なお進み、左に登ると旧道に合流する。やがて小さな堰の下流で渡渉して青ガレに取り付く。ガレ場では左端が通路、登りきってから水平道を経て金糞峠への急登となる。ヨキトウゲ谷は一転、中古生層の落ち着いた谷筋である。中峠まで行き、ササとブナがきれいなコヤマノ岳に向かう。ここから武奈ヶ岳は目と鼻の先である。 ダケ道コースは大山口から入り、八雲ヶ原を経て武奈ヶ岳に至る。ダケ道は、関係者の努力で整備され歩きやすくなった。カモシカ台で一息つき、さらに登り、荒々しい神璽谷を見下ろしながら進むと北比良峠に出る。そこから八雲ヶ原に下ったら、武奈ヶ岳までは1時間強である。
    琵琶湖側から武奈ヶ岳へ登るコースはいくつかあるが、正面谷とダケ道のコースを紹介しよう。上記のタイムは正面谷からコヤマノ岳を経由して武奈ヶ岳に至るコースである。ただし、正面谷は利用者が多いものの、途中の青ガレと呼ばれるガレ場や金糞峠手前の急登は険しく危険だ。また、青ガレまでの道は斜面の崩壊が進み、危険な状況になっている。十分注意してほしい。 正面谷へはイン谷口をまっすぐ西に林道を上がる。園地や堰堤を過ぎると大山口だが、ここもまっすぐ進む。カーブは曲がらず、そのまま川沿いの登山道に入る。なお進み、左に登ると旧道に合流する。やがて小さな堰の下流で渡渉して青ガレに取り付く。ガレ場では左端が通路、登りきってから水平道を経て金糞峠への急登となる。ヨキトウゲ谷は一転、中古生層の落ち着いた谷筋である。中峠まで行き、ササとブナがきれいなコヤマノ岳に向かう。ここから武奈ヶ岳は目と鼻の先である。 ダケ道コースは大山口から入り、八雲ヶ原を経て武奈ヶ岳に至る。ダケ道は、関係者の努力で整備され歩きやすくなった。カモシカ台で一息つき、さらに登り、荒々しい神璽谷を見下ろしながら進むと北比良峠に出る。そこから八雲ヶ原に下ったら、武奈ヶ岳までは1時間強である。
  • イン谷から武奈ヶ岳

    イン谷から武奈ヶ岳

    琵琶湖側から武奈ヶ岳へ登るコースはいくつかあるが、正面谷とダケ道のコースを紹介しよう。上記のタイムは正面谷からコヤマノ岳を経由して武奈ヶ岳に至るコースである。ただし、正面谷は利用者が多いものの、途中の青ガレと呼ばれるガレ場や金糞峠手前の急登は険しく危険だ。また、青ガレまでの道は斜面の崩壊が進み、危険な状況になっている。十分注意してほしい。 正面谷へはイン谷口をまっすぐ西に林道を上がる。園地や堰堤を過ぎると大山口だが、ここもまっすぐ進む。カーブは曲がらず、そのまま川沿いの登山道に入る。なお進み、左に登ると旧道に合流する。やがて小さな堰の下流で渡渉して青ガレに取り付く。ガレ場では左端が通路、登りきってから水平道を経て金糞峠への急登となる。ヨキトウゲ谷は一転、中古生層の落ち着いた谷筋である。中峠まで行き、ササとブナがきれいなコヤマノ岳に向かう。ここから武奈ヶ岳は目と鼻の先である。 ダケ道コースは大山口から入り、八雲ヶ原を経て武奈ヶ岳に至る。ダケ道は、関係者の努力で整備され歩きやすくなった。カモシカ台で一息つき、さらに登り、荒々しい神璽谷を見下ろしながら進むと北比良峠に出る。そこから八雲ヶ原に下ったら、武奈ヶ岳までは1時間強である。
    琵琶湖側から武奈ヶ岳へ登るコースはいくつかあるが、正面谷とダケ道のコースを紹介しよう。上記のタイムは正面谷からコヤマノ岳を経由して武奈ヶ岳に至るコースである。ただし、正面谷は利用者が多いものの、途中の青ガレと呼ばれるガレ場や金糞峠手前の急登は険しく危険だ。また、青ガレまでの道は斜面の崩壊が進み、危険な状況になっている。十分注意してほしい。 正面谷へはイン谷口をまっすぐ西に林道を上がる。園地や堰堤を過ぎると大山口だが、ここもまっすぐ進む。カーブは曲がらず、そのまま川沿いの登山道に入る。なお進み、左に登ると旧道に合流する。やがて小さな堰の下流で渡渉して青ガレに取り付く。ガレ場では左端が通路、登りきってから水平道を経て金糞峠への急登となる。ヨキトウゲ谷は一転、中古生層の落ち着いた谷筋である。中峠まで行き、ササとブナがきれいなコヤマノ岳に向かう。ここから武奈ヶ岳は目と鼻の先である。 ダケ道コースは大山口から入り、八雲ヶ原を経て武奈ヶ岳に至る。ダケ道は、関係者の努力で整備され歩きやすくなった。カモシカ台で一息つき、さらに登り、荒々しい神璽谷を見下ろしながら進むと北比良峠に出る。そこから八雲ヶ原に下ったら、武奈ヶ岳までは1時間強である。
  • 葛川坊村から武奈ヶ岳

    葛川坊村から武奈ヶ岳

    まずは西南稜コースを紹介する。このコースは始めが急であるが、そこをがんばれば西南稜の快適な稜線歩きが楽しめる。 坊村でバスを降りたら地主神社前に行き、明王院の橋を渡り院内に入る。そのまま進むと登山道である。まずは植林の急なジグザグ道を登る。標高600mを越えると広葉樹林に変わり、道は明るくなって幾分気分も和らぐが、相変わらず坂は急だ。標高800mを過ぎるころから、坂はゆるやかになる。ここからもうひと息登ると御殿山。御殿山からは西南稜から武奈ヶ岳方面が一望できる。この西南稜は快適な稜線で、蓬莱山方面の眺めも良い。武奈ヶ岳山頂は360度パノラマで景色は最高である。 もうひとつ、坊村から牛コバ、小川新道を経て武奈ヶ岳に至るコースを紹介する。牛コバまでは林道である。終点の手前にある道標地点から奥ノ深谷方面に入る。初めはつづら折れのきつい坂である。続くトラバース道は幅狭く、なお倒木や崩落で危険箇所が多い。深谷(現在、渡渉はロープのみ)も注意して渡る。しばらくで小川新道の道標がある。道標を左折して注意して踏み跡をたどり、北東方向へ進み、その先の谷筋に取り付く。ここから急な岩場状の谷を詰める。月見岩で道が落ち着くが、ここまでは難所である。上部はブナの美林が続き、中峠に通じる。
    まずは西南稜コースを紹介する。このコースは始めが急であるが、そこをがんばれば西南稜の快適な稜線歩きが楽しめる。 坊村でバスを降りたら地主神社前に行き、明王院の橋を渡り院内に入る。そのまま進むと登山道である。まずは植林の急なジグザグ道を登る。標高600mを越えると広葉樹林に変わり、道は明るくなって幾分気分も和らぐが、相変わらず坂は急だ。標高800mを過ぎるころから、坂はゆるやかになる。ここからもうひと息登ると御殿山。御殿山からは西南稜から武奈ヶ岳方面が一望できる。この西南稜は快適な稜線で、蓬莱山方面の眺めも良い。武奈ヶ岳山頂は360度パノラマで景色は最高である。 もうひとつ、坊村から牛コバ、小川新道を経て武奈ヶ岳に至るコースを紹介する。牛コバまでは林道である。終点の手前にある道標地点から奥ノ深谷方面に入る。初めはつづら折れのきつい坂である。続くトラバース道は幅狭く、なお倒木や崩落で危険箇所が多い。深谷(現在、渡渉はロープのみ)も注意して渡る。しばらくで小川新道の道標がある。道標を左折して注意して踏み跡をたどり、北東方向へ進み、その先の谷筋に取り付く。ここから急な岩場状の谷を詰める。月見岩で道が落ち着くが、ここまでは難所である。上部はブナの美林が続き、中峠に通じる。