【東京都】の登山コースガイド

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岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
27件
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検索結果27件中  21-27件
  • 陣馬高原下から陣馬山へ

    陣馬高原下から陣馬山へ

    高尾駅北口からバスに乗って終点の陣馬高原下バス停で下車します。ここには、トイレもあります。和田峠を示す道標に従って右に橋を渡り案下川に沿って舗装された道を登り始めます。狭い陣馬街道は時折車が通るので、注意して下さい。人家が無くなり左に林道南郷線の橋を分けるとすぐに登山道入口となります。 登山道は沢を右岸に渡り、しばらく沢に沿って進んで左の小さな沢に入ります。この沢が急になり始めるところから右の小尾根上に上がって、この尾根を忠実に登っていきます。薄暗い檜林から右の大きい尾根をあわせると右側が広葉樹林となり、気分の良い尾根をいきます。やがて尾根を行く道から右に入り、山腹をほぼ水平に進んで和田峠から山腹を巻いてくる道に合流します。左に進むとすぐ左に昔「陣馬山の家」のあった広場があります。さらにひと登りで白馬像が目立つ陣馬山山頂に到着します。 山頂からの展望は360度さえぎる物もなく、大菩薩連嶺、奥多摩、丹沢山地まで申し分ありません。冬の空気の澄んだ時には、南アルプスや都心方面のビル群まで見ることができます。「藤野町十五名山」「かながわの景勝50景」などの石碑なども建っていて開放的な雰囲気です。また、山頂には茶店もあり軽食や飲み物を売っています。 下山は少々長いですが傾斜の緩い一ノ尾尾根を下ります。茶店の脇から一度急に下ると、傾斜が緩んで幅広い尾根歩きとなります。右に和田への道を2回分けますが、和田バス停へは2つ目の分岐の方が近くなります。 尾根は緩く左に曲がるようになり、右に藤野北小前バス停への道を分けていったん急に下って傾斜が緩むと右に上沢井への分岐となります。さらに下ると左側が開けて畑が現れると車道となります。人家も現れて舗装された道を下ると県道に出ます。右に170mのカーブの所にトイレがあります。 県道を左に進むとわずかで陣馬登山口バス停です。ちょうど良い時間のバスがなければ、藤野駅まで30分ほどなので歩いてもよいでしょう。
    高尾駅北口からバスに乗って終点の陣馬高原下バス停で下車します。ここには、トイレもあります。和田峠を示す道標に従って右に橋を渡り案下川に沿って舗装された道を登り始めます。狭い陣馬街道は時折車が通るので、注意して下さい。人家が無くなり左に林道南郷線の橋を分けるとすぐに登山道入口となります。 登山道は沢を右岸に渡り、しばらく沢に沿って進んで左の小さな沢に入ります。この沢が急になり始めるところから右の小尾根上に上がって、この尾根を忠実に登っていきます。薄暗い檜林から右の大きい尾根をあわせると右側が広葉樹林となり、気分の良い尾根をいきます。やがて尾根を行く道から右に入り、山腹をほぼ水平に進んで和田峠から山腹を巻いてくる道に合流します。左に進むとすぐ左に昔「陣馬山の家」のあった広場があります。さらにひと登りで白馬像が目立つ陣馬山山頂に到着します。 山頂からの展望は360度さえぎる物もなく、大菩薩連嶺、奥多摩、丹沢山地まで申し分ありません。冬の空気の澄んだ時には、南アルプスや都心方面のビル群まで見ることができます。「藤野町十五名山」「かながわの景勝50景」などの石碑なども建っていて開放的な雰囲気です。また、山頂には茶店もあり軽食や飲み物を売っています。 下山は少々長いですが傾斜の緩い一ノ尾尾根を下ります。茶店の脇から一度急に下ると、傾斜が緩んで幅広い尾根歩きとなります。右に和田への道を2回分けますが、和田バス停へは2つ目の分岐の方が近くなります。 尾根は緩く左に曲がるようになり、右に藤野北小前バス停への道を分けていったん急に下って傾斜が緩むと右に上沢井への分岐となります。さらに下ると左側が開けて畑が現れると車道となります。人家も現れて舗装された道を下ると県道に出ます。右に170mのカーブの所にトイレがあります。 県道を左に進むとわずかで陣馬登山口バス停です。ちょうど良い時間のバスがなければ、藤野駅まで30分ほどなので歩いてもよいでしょう。
  • 生藤山から醍醐峠へ

    生藤山から醍醐峠へ

    和田バス停から上流に向かい、「やさか茶屋」の手前で佐野川を渡って車道を鎌沢集落へ向けて登り始めます。斜面に作られた茶畑が青々と美しい曲線を描いています。連行沢に沿って車道を登って行くと右側に10台程停められる駐車場があります。さらに車道を行くと急に左折して沢から離れて急な車道を登るようになります。やがて東に開けた登里の集落に着きます。鎌沢休憩舎とトイレがあるので、陣馬山の大きな姿を見ながら休憩します。だいぶ車道で登ってきたことが分かります。 すぐに生藤山・三国山登山口の石標があり山道となります。斜めに登って行くと尾根上で左に上岩方面への道を分けて傾斜の緩い尾根を進んでいきます。桜並木があり、4月下旬の頃には花を愛でながらの登りになります。軍刀利神社を過ぎて平坦な尾根を行くと佐野川峠に着き、石楯尾神社前バス停からの道を合わせます。登り続けるとやがてベンチなどがある平坦地に着きます。富士山を遠くに眺められ、休憩に良い場所です。右に尾根を離れて2~3分で、日本武尊伝説の残る甘草水があります。水は出ていますが飲用には適しません。 尾根を登り続けると軍刀利神社の奥の院へ下る道を分けます。さらに登ると、右に生藤山への巻き道を分けて、甲州、武州、相州の三国の境の三国山に着きます。ここは西の扇山や権現山の方向が開けて気持ちの良い場所。ゆっくり休憩したら右に下って先ほど分かれた巻き道を合わせて、すぐに生藤山の北を巻く道を分けて尾根を急登すると生藤山に着きます。2等三角点がポツンとある山頂からは、南西北向にわずかに展望があります。 東に向かって岩のある急な尾根を下り、山頂を巻いてきた道を合わせて北側を巻く所で左に矢沢林道へ下る踏み跡を分けます。右に巻き道を分けて再び登り返すと茅丸のピークに着きます。さらに東に向かって気持ちの良い広葉樹の幅広い尾根を進んで行くと連行峰です。左に柏木野への峠道が下っています。幅広い尾根道を快適に下り、途中の山の神から右に和田への道を分けて大蔵里山から登り返します。さらにひとつピークを越えて醍醐丸に着きます。醍醐丸からは左に市道山への道が分かれます。右に曲がって下ると平坦な醍醐峠に出ます。 右の斜面から下って沢沿いの道となり、和田浄水場の脇から陣馬街道に出ます。車道を下り、和田集落のたたずまいなど見ながら和田バス停に戻ります。
    和田バス停から上流に向かい、「やさか茶屋」の手前で佐野川を渡って車道を鎌沢集落へ向けて登り始めます。斜面に作られた茶畑が青々と美しい曲線を描いています。連行沢に沿って車道を登って行くと右側に10台程停められる駐車場があります。さらに車道を行くと急に左折して沢から離れて急な車道を登るようになります。やがて東に開けた登里の集落に着きます。鎌沢休憩舎とトイレがあるので、陣馬山の大きな姿を見ながら休憩します。だいぶ車道で登ってきたことが分かります。 すぐに生藤山・三国山登山口の石標があり山道となります。斜めに登って行くと尾根上で左に上岩方面への道を分けて傾斜の緩い尾根を進んでいきます。桜並木があり、4月下旬の頃には花を愛でながらの登りになります。軍刀利神社を過ぎて平坦な尾根を行くと佐野川峠に着き、石楯尾神社前バス停からの道を合わせます。登り続けるとやがてベンチなどがある平坦地に着きます。富士山を遠くに眺められ、休憩に良い場所です。右に尾根を離れて2~3分で、日本武尊伝説の残る甘草水があります。水は出ていますが飲用には適しません。 尾根を登り続けると軍刀利神社の奥の院へ下る道を分けます。さらに登ると、右に生藤山への巻き道を分けて、甲州、武州、相州の三国の境の三国山に着きます。ここは西の扇山や権現山の方向が開けて気持ちの良い場所。ゆっくり休憩したら右に下って先ほど分かれた巻き道を合わせて、すぐに生藤山の北を巻く道を分けて尾根を急登すると生藤山に着きます。2等三角点がポツンとある山頂からは、南西北向にわずかに展望があります。 東に向かって岩のある急な尾根を下り、山頂を巻いてきた道を合わせて北側を巻く所で左に矢沢林道へ下る踏み跡を分けます。右に巻き道を分けて再び登り返すと茅丸のピークに着きます。さらに東に向かって気持ちの良い広葉樹の幅広い尾根を進んで行くと連行峰です。左に柏木野への峠道が下っています。幅広い尾根道を快適に下り、途中の山の神から右に和田への道を分けて大蔵里山から登り返します。さらにひとつピークを越えて醍醐丸に着きます。醍醐丸からは左に市道山への道が分かれます。右に曲がって下ると平坦な醍醐峠に出ます。 右の斜面から下って沢沿いの道となり、和田浄水場の脇から陣馬街道に出ます。車道を下り、和田集落のたたずまいなど見ながら和田バス停に戻ります。
  • 白谷沢から棒ノ折山へ

    白谷沢から棒ノ折山へ

    ノーラ名栗・さわらびの湯バス停から名栗湖に向かい、ダムの堰堤を渡り湖畔を10分ほどで白谷橋、橋を渡った先が登山口です。 「関東ふれあいの道」として整備された登山道は高度を上げながらしばらく植林の中を進み、やがて急斜面を横切るように露岩を超えると白谷沢が合わさります。そこは「藤懸ノ滝」の落ち口。沢を渡り返しながら渓谷を抜けて行く本コースの核心部に入ります。春には芽吹きの緑と岩のコントラスト、秋には紅葉も加わり連続して変化する渓谷美に目を奪われます。一方、沢筋を行くため滑りやすいので、雨天の増水時には特に注意が必要です。 両岸の岩壁が切り立った渓谷・ゴルジュを抜けると右奥に三段の連続した滝が落ちています。険しい地形ですがここは左手の階段状の岩場を登ります。そして、徐々に見えてくるのが「天狗ノ滝」です。ふたつ目のゴルジュの先には、この沢最大の「白孔雀ノ滝」が飛沫を上げて落ちています。登山道から滝の全容を見ることはできませんが、振り返れば、抜け出たばかりのゴルジュの全く異なる景観に思わず足が止まります。クサリのある岩場を登りきると、水量も少なくなり沢沿いの道はまもなく終わります。林道に出てベンチでひと休みです。 林道跨いで急坂を登り切ると道は一変し、なだらかに山腹を巻いて滝ノ平尾根上の十字路にある岩茸石へ出ます。正面の南東に下る道は、湯基入の名栗温泉を経て名栗川橋バス停へと至る道です。 そそり立つ大岩・岩茸石を背に木段混じりの急坂を登りきると、都県境界の道をあわせて権次入峠の小平地に立ちます。 この先は幅広の尾根道となります。多くの登山者が訪れる人気の山の宿命でしょうか、土が削られてしまい滑りやすくなっている箇所もあります。山頂へ最後のひと登りです。奥多摩側のルートと道を合わせ、棒ノ折山の広い山頂に着きます。ベンチや東屋、展望図板があり、多くの登山者で賑わいます。とくに北方の大持山や武甲山、伊豆ヶ岳などの山々、冬季には榛名山、赤城山、日光連山が望めますが、年々展望が悪くなっています。 下山は岩茸石まで戻り、大岩を左から回り込んで滝ノ平尾根を下ります。途中で林道を3回横切りますが、標識もあり迷うことはありません。地上に露出した木の根が多く滑りやすいため注意して下りましょう。里に降り、民家の脇を抜けて左に坂道を登るとノーラ名栗・さわらびの湯バス停に出ます。バスの待ち時間にさわらびの湯で汗を流すのも良いでしょう。
    ノーラ名栗・さわらびの湯バス停から名栗湖に向かい、ダムの堰堤を渡り湖畔を10分ほどで白谷橋、橋を渡った先が登山口です。 「関東ふれあいの道」として整備された登山道は高度を上げながらしばらく植林の中を進み、やがて急斜面を横切るように露岩を超えると白谷沢が合わさります。そこは「藤懸ノ滝」の落ち口。沢を渡り返しながら渓谷を抜けて行く本コースの核心部に入ります。春には芽吹きの緑と岩のコントラスト、秋には紅葉も加わり連続して変化する渓谷美に目を奪われます。一方、沢筋を行くため滑りやすいので、雨天の増水時には特に注意が必要です。 両岸の岩壁が切り立った渓谷・ゴルジュを抜けると右奥に三段の連続した滝が落ちています。険しい地形ですがここは左手の階段状の岩場を登ります。そして、徐々に見えてくるのが「天狗ノ滝」です。ふたつ目のゴルジュの先には、この沢最大の「白孔雀ノ滝」が飛沫を上げて落ちています。登山道から滝の全容を見ることはできませんが、振り返れば、抜け出たばかりのゴルジュの全く異なる景観に思わず足が止まります。クサリのある岩場を登りきると、水量も少なくなり沢沿いの道はまもなく終わります。林道に出てベンチでひと休みです。 林道跨いで急坂を登り切ると道は一変し、なだらかに山腹を巻いて滝ノ平尾根上の十字路にある岩茸石へ出ます。正面の南東に下る道は、湯基入の名栗温泉を経て名栗川橋バス停へと至る道です。 そそり立つ大岩・岩茸石を背に木段混じりの急坂を登りきると、都県境界の道をあわせて権次入峠の小平地に立ちます。 この先は幅広の尾根道となります。多くの登山者が訪れる人気の山の宿命でしょうか、土が削られてしまい滑りやすくなっている箇所もあります。山頂へ最後のひと登りです。奥多摩側のルートと道を合わせ、棒ノ折山の広い山頂に着きます。ベンチや東屋、展望図板があり、多くの登山者で賑わいます。とくに北方の大持山や武甲山、伊豆ヶ岳などの山々、冬季には榛名山、赤城山、日光連山が望めますが、年々展望が悪くなっています。 下山は岩茸石まで戻り、大岩を左から回り込んで滝ノ平尾根を下ります。途中で林道を3回横切りますが、標識もあり迷うことはありません。地上に露出した木の根が多く滑りやすいため注意して下りましょう。里に降り、民家の脇を抜けて左に坂道を登るとノーラ名栗・さわらびの湯バス停に出ます。バスの待ち時間にさわらびの湯で汗を流すのも良いでしょう。
  • 鴨沢から雲取山へ

    鴨沢から雲取山へ

    鴨沢バス停からスタート。すぐ上に廃校となった学校跡地があります。この裏手の道を登りきったカーブより山道に入ります。樹林を抜けると舗装された小袖林道に出ます。右側は丹波山村営登山者駐車場になっていて、ここまでマイカーで来ることも出来ます。すぐ先で左へ所畑と杉奈久保への2本の林道を分けます。直進してまもなく左上へ登山道が始まります。 ここから登山道は尾根の東側を緩やかに登っていきます。かつての耕作地や廃屋を過ぎると、やがて展望の効かない杉の植林帯に入ります。しばらく辿ると水場を通過しますが、うっかりすると通り過ぎてしまうほど目立たない所です。やがて尾根上に出て小広く明るくなった所が堂所と呼ばれる地点です。アセビの木が目立つ所です。ここからは尾根の直下を左右に巻き、再び尾根上に出た所が、マムシ岩と呼ばれる石灰岩の露出した地点です。ここより急な登りが始まります。片倉谷源頭の橋を渡ると登りも一段落し、緩やかに七ッ石山の南斜面を巻いてブナ坂に至ります。カラマツ林の広々した尾根上です。なお七ッ石小屋経由の場合は橋の手前分岐から右(東)へと登っていきます。 ブナ坂から縦走路を左(北西)へ向かい、防火帯の尾根を登り下りすると中央にヘリポートがある広々した五十人平に着きます。そのすぐ先が奥多摩小屋跡です。天候が良ければ富士山、大菩薩の眺めが素晴らしいでしょう。幕営指定地からは除外されています。小雲取山の急登を終えると、右に野陣尾根の富田新道が分岐しています。小雲取山から平坦な尾根上をたどると行く手に雲取山の山頂が見えてきます。避難小屋の赤い屋根が目印です。鞍部に至ると右手に雲取山の東を巻いて雲取山荘に至る道が分岐します。広がる展望を楽しみながらまっすぐ尾根上の急登をたどり、登りきると避難小屋と簡易トイレのある雲取山山頂の一角です。山梨百名山の標柱がありますが、三角点は北へやや進んだ所にあります。東は奥多摩の山々と関東平野、南には富士山、西には奥秩父の山々と南アルプスを望むことができます。 山頂から北へ針葉樹林の中を下ると20分程で雲取山荘に降り立ちます。翌日は再び山頂を経て、往路を鴨沢バス停へ下ります。
    鴨沢バス停からスタート。すぐ上に廃校となった学校跡地があります。この裏手の道を登りきったカーブより山道に入ります。樹林を抜けると舗装された小袖林道に出ます。右側は丹波山村営登山者駐車場になっていて、ここまでマイカーで来ることも出来ます。すぐ先で左へ所畑と杉奈久保への2本の林道を分けます。直進してまもなく左上へ登山道が始まります。 ここから登山道は尾根の東側を緩やかに登っていきます。かつての耕作地や廃屋を過ぎると、やがて展望の効かない杉の植林帯に入ります。しばらく辿ると水場を通過しますが、うっかりすると通り過ぎてしまうほど目立たない所です。やがて尾根上に出て小広く明るくなった所が堂所と呼ばれる地点です。アセビの木が目立つ所です。ここからは尾根の直下を左右に巻き、再び尾根上に出た所が、マムシ岩と呼ばれる石灰岩の露出した地点です。ここより急な登りが始まります。片倉谷源頭の橋を渡ると登りも一段落し、緩やかに七ッ石山の南斜面を巻いてブナ坂に至ります。カラマツ林の広々した尾根上です。なお七ッ石小屋経由の場合は橋の手前分岐から右(東)へと登っていきます。 ブナ坂から縦走路を左(北西)へ向かい、防火帯の尾根を登り下りすると中央にヘリポートがある広々した五十人平に着きます。そのすぐ先が奥多摩小屋跡です。天候が良ければ富士山、大菩薩の眺めが素晴らしいでしょう。幕営指定地からは除外されています。小雲取山の急登を終えると、右に野陣尾根の富田新道が分岐しています。小雲取山から平坦な尾根上をたどると行く手に雲取山の山頂が見えてきます。避難小屋の赤い屋根が目印です。鞍部に至ると右手に雲取山の東を巻いて雲取山荘に至る道が分岐します。広がる展望を楽しみながらまっすぐ尾根上の急登をたどり、登りきると避難小屋と簡易トイレのある雲取山山頂の一角です。山梨百名山の標柱がありますが、三角点は北へやや進んだ所にあります。東は奥多摩の山々と関東平野、南には富士山、西には奥秩父の山々と南アルプスを望むことができます。 山頂から北へ針葉樹林の中を下ると20分程で雲取山荘に降り立ちます。翌日は再び山頂を経て、往路を鴨沢バス停へ下ります。
  • 三峯神社から雲取山へ

    三峯神社から雲取山へ

    西武秩父駅からバスを利用して三峯神社へ。バス終点の三峰山頂駐車場から階段を上がるとビジターセンター前に出ます。右折してすぐ先から登山道に入ることができます。一方、左折して坂を上がった所には、博物館とその先に三峯神社があります。雲取山方面は食堂・土産物屋前から南へたどり、山道に入ると、鳥居のある登山口です。さらに進んで左手に白い鳥居の妙法ヶ岳分岐を分けます。再び妙法ヶ岳の分岐を分け、窯跡の残る炭焼平に着きます。なおも登った地蔵峠には赤い前掛けが似合うお地蔵様が立っています。霧藻ヶ峰を越えると休憩所があり、和名倉山など北西の展望が素晴らしい休憩ポイントです。 ここを下りきったお清平から、本コース中、最もきつい前白岩ヘの登りが始まります。所々に露岩があり、スリップに気をつけましょう。見返り地蔵を越え、やっとの思いで登りついた前白岩の肩は、展望も良くほっとひと息。さらにひと踏ん張りで前白岩を越え、わずかに下ると現在は使われていない白岩小屋(廃屋)です。すぐ上で展望のない白岩山に出ますが、昔はこのピークと次の芋ノ木ドッケをあわせて白岩山と呼んでいました。この白岩山と、妙法ヶ岳、雲取山の三山を総して「三峰」といわれています。 白岩山から下ると左手に都県境尾根(長沢背稜)への道を分け、芋ノ木ドッケの北西面を巻く道になります。この付近はツガの原生林が素晴らしく、原始からの息吹が漂うような雰囲気です。やがて芋ノ木ドッケ山頂からの道と合流し下りきったところが大ダワです。ここから雲取山荘まで、雲取ヒュッテ(閉鎖中)経由の男坂と東側のやや巻き道である女坂に分かれますが、緩やかな女坂へ。登り切ると雲取山荘です。 雲取山荘から原生林の中を30分ほどの急登で、雲取山山頂です。天気が良ければ南に富士山の絶景が広がります。 下りは南東方向へ広い石尾根を降ります。防火帯の草原を小雲取山、奥多摩小屋跡、ブナ坂と進み、七ッ石小屋下を経て鴨沢バス停への長い道を下ります。(下りコースの詳細は鴨沢から雲取山へ(コースガイド)を参照してください)
    西武秩父駅からバスを利用して三峯神社へ。バス終点の三峰山頂駐車場から階段を上がるとビジターセンター前に出ます。右折してすぐ先から登山道に入ることができます。一方、左折して坂を上がった所には、博物館とその先に三峯神社があります。雲取山方面は食堂・土産物屋前から南へたどり、山道に入ると、鳥居のある登山口です。さらに進んで左手に白い鳥居の妙法ヶ岳分岐を分けます。再び妙法ヶ岳の分岐を分け、窯跡の残る炭焼平に着きます。なおも登った地蔵峠には赤い前掛けが似合うお地蔵様が立っています。霧藻ヶ峰を越えると休憩所があり、和名倉山など北西の展望が素晴らしい休憩ポイントです。 ここを下りきったお清平から、本コース中、最もきつい前白岩ヘの登りが始まります。所々に露岩があり、スリップに気をつけましょう。見返り地蔵を越え、やっとの思いで登りついた前白岩の肩は、展望も良くほっとひと息。さらにひと踏ん張りで前白岩を越え、わずかに下ると現在は使われていない白岩小屋(廃屋)です。すぐ上で展望のない白岩山に出ますが、昔はこのピークと次の芋ノ木ドッケをあわせて白岩山と呼んでいました。この白岩山と、妙法ヶ岳、雲取山の三山を総して「三峰」といわれています。 白岩山から下ると左手に都県境尾根(長沢背稜)への道を分け、芋ノ木ドッケの北西面を巻く道になります。この付近はツガの原生林が素晴らしく、原始からの息吹が漂うような雰囲気です。やがて芋ノ木ドッケ山頂からの道と合流し下りきったところが大ダワです。ここから雲取山荘まで、雲取ヒュッテ(閉鎖中)経由の男坂と東側のやや巻き道である女坂に分かれますが、緩やかな女坂へ。登り切ると雲取山荘です。 雲取山荘から原生林の中を30分ほどの急登で、雲取山山頂です。天気が良ければ南に富士山の絶景が広がります。 下りは南東方向へ広い石尾根を降ります。防火帯の草原を小雲取山、奥多摩小屋跡、ブナ坂と進み、七ッ石小屋下を経て鴨沢バス停への長い道を下ります。(下りコースの詳細は鴨沢から雲取山へ(コースガイド)を参照してください)
  • 三条の湯から雲取山へ

    三条の湯から雲取山へ

    JR奥多摩駅から丹波山村役場行きのバスに乗りお祭バス停で下車。そのまま丹波方面へ進むと、すぐに後山林道の分岐になります。入ってしばらくは樹林下の道で展望もありませんが、やがて広葉樹の自然林になると後山川の渓谷を楽しむ眺めになります。新緑、紅葉時期は特に素晴らしい眺めです。 長い林道歩きを終えると、林道終点から登山道に入ります。小さな橋で青岩谷を渡り、よく整備された道を緩やかに登っていきます。「やまなしの森林百選」にも選ばれた見事な広葉樹林が続きます。やがて対岸高みに見える立派な建物が三条の湯です。三条の湯は鹿の湯ともいわれ、その昔、傷ついた鹿がこの鉱泉に浸かっているのを猟師が見つけたことが開湯のきっかけと伝えられます。沸かし湯ですが山小屋で入浴できるのはありがたく、長い林道歩きの疲れも癒されることでしょう。 2日目は、小屋の前より谷沿い急斜面の道を進み、三条沢を渡り水無尾根の登りが始まります。三条の湯を樹間から見下ろす急な登りは、冬場にはアイスバーンとなりアイゼンが欲しくなる箇所です。特に下降時は要注意です。 少し先で青岩鍾乳洞への道を右に分けると傾斜はゆるくなり、所々石炭岩の露岩が混じる広葉樹林の尾根を巻きながら登っていきます。三条の湯から1時間ほどで見晴らしの良い尾根上に出ます。西に飛龍山がよく見えます。この先で尾根を離れ斜面を東に向かうと「迂回路」の表示があり、北へジグザグの登りとなります。土砂崩壊を避けて造られた新しい道です。尾根上に出て南側に下ると露岩の尾根から斜面の道になり、やがてカラマツ林の平坦な道になります。ほどなく三条ダルミに出ます。三条ダルミで左(西)に向かっている道は、奥秩父主脈縦走路を飛龍山方面に行く道で、雲取山へは東の尾根上を登ります。 尾根を山頂へと登り始めると、すぐ左手に雲取山荘への西面の巻き道が分岐します。やがて道は急登となり、息を弾ませながら、ひとがんばりで避難小屋のある雲取山山頂の一角に飛び出します。山梨百名山の標柱がありますが、三角点のある山頂は、少し北へ登った所にあります。 下山は、石尾根からブナ坂を経て、鴨沢バス停に下ります。(下りコースの詳細は鴨沢から雲取山へ(コースガイド)を参照してください)
    JR奥多摩駅から丹波山村役場行きのバスに乗りお祭バス停で下車。そのまま丹波方面へ進むと、すぐに後山林道の分岐になります。入ってしばらくは樹林下の道で展望もありませんが、やがて広葉樹の自然林になると後山川の渓谷を楽しむ眺めになります。新緑、紅葉時期は特に素晴らしい眺めです。 長い林道歩きを終えると、林道終点から登山道に入ります。小さな橋で青岩谷を渡り、よく整備された道を緩やかに登っていきます。「やまなしの森林百選」にも選ばれた見事な広葉樹林が続きます。やがて対岸高みに見える立派な建物が三条の湯です。三条の湯は鹿の湯ともいわれ、その昔、傷ついた鹿がこの鉱泉に浸かっているのを猟師が見つけたことが開湯のきっかけと伝えられます。沸かし湯ですが山小屋で入浴できるのはありがたく、長い林道歩きの疲れも癒されることでしょう。 2日目は、小屋の前より谷沿い急斜面の道を進み、三条沢を渡り水無尾根の登りが始まります。三条の湯を樹間から見下ろす急な登りは、冬場にはアイスバーンとなりアイゼンが欲しくなる箇所です。特に下降時は要注意です。 少し先で青岩鍾乳洞への道を右に分けると傾斜はゆるくなり、所々石炭岩の露岩が混じる広葉樹林の尾根を巻きながら登っていきます。三条の湯から1時間ほどで見晴らしの良い尾根上に出ます。西に飛龍山がよく見えます。この先で尾根を離れ斜面を東に向かうと「迂回路」の表示があり、北へジグザグの登りとなります。土砂崩壊を避けて造られた新しい道です。尾根上に出て南側に下ると露岩の尾根から斜面の道になり、やがてカラマツ林の平坦な道になります。ほどなく三条ダルミに出ます。三条ダルミで左(西)に向かっている道は、奥秩父主脈縦走路を飛龍山方面に行く道で、雲取山へは東の尾根上を登ります。 尾根を山頂へと登り始めると、すぐ左手に雲取山荘への西面の巻き道が分岐します。やがて道は急登となり、息を弾ませながら、ひとがんばりで避難小屋のある雲取山山頂の一角に飛び出します。山梨百名山の標柱がありますが、三角点のある山頂は、少し北へ登った所にあります。 下山は、石尾根からブナ坂を経て、鴨沢バス停に下ります。(下りコースの詳細は鴨沢から雲取山へ(コースガイド)を参照してください)
  • 雲取山から甲武信ヶ岳へ

    雲取山から甲武信ヶ岳へ

    1日目は鴨沢から雲取山まで、詳細は鴨沢から雲取山へ(コースガイド)を参照してください。 2日目は雲取山から笠取小屋へ。雲取山山頂から急坂を南西に下りきった三条ダルミで、三条の湯からの道を合わせます。右手尾根上の主脈縦走路を行くと、広々とした草原の狼平に着きます。尾根上を緩やかに登り、所々木製の桟道を踏んで三ッ山を巻くと、北天のタル。ここから飛龍山の東面を巻き小祠のある飛竜権現に着きます。飛龍山山頂へは右手斜面のやや不明瞭な踏み跡を往復します。 飛竜権現から直進するとすぐ左手に好展望の禿岩があるのでぜひ立ち寄りましょう。原生林の中を下り、岩清水を過ぎると大常木山との鞍部の大ダルで、ここから大常木山と竜喰山の南面を巻いて将監峠に着きます。すぐ下に将監小屋があります。山ノ神土で道が3本に分かれます。右は和名倉山、左は南面の巻き道ですが、尾根通しに行く中央の道を登り、展望のない唐松尾山に着きます。やがて水干と笠取山への分岐に出て、尾根に上がり、狭い笠取山山頂を踏んで、急坂を下ります。この先カラマツの植林と展望の開ける気持ちの良い道を歩けば、こぢんまりした笠取小屋に到着です。 3日目は笠取小屋から雁峠分岐まで登り返し、草原の道から林の中を下って雁峠へ。このあたりは、7月にはレンゲツツジが美しい所です。燕山から古礼山を過ぎるまでは、原生林の尾根の概ね北側を巻き気味に歩きます。雁坂小屋への道を分けて鞍部より少し登り返すと日本三大峠の1つ、展望の良い雁坂峠です。さらに雁坂嶺から縞枯れの樹林を過ぎ、再び急坂を登りきると破風山。風化した花崗岩塊とツガの灌木が相まって、日本庭園とも呼べる所です。急坂を下りきると、鞍部に破風山避難小屋が建っています。ここから最後の辛い登りを上りきった分岐から木賊山北面の巻き道を進むと、15分ほどでようやく甲武信小屋です。 4日目の最終日は、小屋から甲武信ヶ岳を往復します。晴れていれば富士山、南アルプスの眺めが素晴らしい山頂です。展望を満喫したら、木賊山を経て戸渡尾根を下ります。次第にツガの原生林帯の下りになります。1869m峰肩の分岐をまっすぐ南の徳ちゃん新道へ。道はシャクナゲのトンネルとなり6月の開花期には素晴らしいところです。急斜面の道を下り、周囲がカラマツ林になると新道入口に降り立ち、広い道を30分で西沢渓谷入口バス停です。
    1日目は鴨沢から雲取山まで、詳細は鴨沢から雲取山へ(コースガイド)を参照してください。 2日目は雲取山から笠取小屋へ。雲取山山頂から急坂を南西に下りきった三条ダルミで、三条の湯からの道を合わせます。右手尾根上の主脈縦走路を行くと、広々とした草原の狼平に着きます。尾根上を緩やかに登り、所々木製の桟道を踏んで三ッ山を巻くと、北天のタル。ここから飛龍山の東面を巻き小祠のある飛竜権現に着きます。飛龍山山頂へは右手斜面のやや不明瞭な踏み跡を往復します。 飛竜権現から直進するとすぐ左手に好展望の禿岩があるのでぜひ立ち寄りましょう。原生林の中を下り、岩清水を過ぎると大常木山との鞍部の大ダルで、ここから大常木山と竜喰山の南面を巻いて将監峠に着きます。すぐ下に将監小屋があります。山ノ神土で道が3本に分かれます。右は和名倉山、左は南面の巻き道ですが、尾根通しに行く中央の道を登り、展望のない唐松尾山に着きます。やがて水干と笠取山への分岐に出て、尾根に上がり、狭い笠取山山頂を踏んで、急坂を下ります。この先カラマツの植林と展望の開ける気持ちの良い道を歩けば、こぢんまりした笠取小屋に到着です。 3日目は笠取小屋から雁峠分岐まで登り返し、草原の道から林の中を下って雁峠へ。このあたりは、7月にはレンゲツツジが美しい所です。燕山から古礼山を過ぎるまでは、原生林の尾根の概ね北側を巻き気味に歩きます。雁坂小屋への道を分けて鞍部より少し登り返すと日本三大峠の1つ、展望の良い雁坂峠です。さらに雁坂嶺から縞枯れの樹林を過ぎ、再び急坂を登りきると破風山。風化した花崗岩塊とツガの灌木が相まって、日本庭園とも呼べる所です。急坂を下りきると、鞍部に破風山避難小屋が建っています。ここから最後の辛い登りを上りきった分岐から木賊山北面の巻き道を進むと、15分ほどでようやく甲武信小屋です。 4日目の最終日は、小屋から甲武信ヶ岳を往復します。晴れていれば富士山、南アルプスの眺めが素晴らしい山頂です。展望を満喫したら、木賊山を経て戸渡尾根を下ります。次第にツガの原生林帯の下りになります。1869m峰肩の分岐をまっすぐ南の徳ちゃん新道へ。道はシャクナゲのトンネルとなり6月の開花期には素晴らしいところです。急斜面の道を下り、周囲がカラマツ林になると新道入口に降り立ち、広い道を30分で西沢渓谷入口バス停です。