白馬岳から朝日岳

コース難易度
中級
  • 2泊3日
  • 7時間20分
  • 11.1km

コースガイド

雪倉岳、朝日岳は、共に白馬連峰から北に続く稜線上にあり、北アルプスの最北部にあたる。白馬岳近辺の華やかさはないが、それだけに静かな山旅を望む人には好まれる。山容はおおらかで雄大であり、穏やかで好展望の尾根歩きが堪能できる。小桜ヶ原のような湿地帯もあって、清冽な水に恵まれる。高山植物も豊富で、白馬岳近辺とは違った花々を楽しめる。
テクニック度
山行日数
2泊3日
歩行時間
7時間20分
歩行距離
11.1km
最大高低差
水場
トイレ
 白馬岳から朝日岳への縦走は、静かに花や山旅を楽しみながら歩く、魅力あるコースのひとつ。しかし、距離のあるコースなので、体調は万全を期して行きましょう。
 白馬山頂で展望を楽しんだら、三国境に向かって出発します。馬ノ背と呼ばれる狭い尾根道を越えてザラ道を下ると、三国境に到着です。左側のガレた斜面は、コマクサの群生地になっています。もちろん、立ち入ることはできません。前方には、これから向かう雪倉、朝日と続く雄大な山並みが広がっています。
 登山者の大部分が白馬大池方面に向かうのを見送って、左のザクザクの斜面をトラバース気味に下ります。やがて、ハイマツ帯の広い尾根を鉢ヶ岳の鞍郡に向かいますが、途中鉱山道への分岐を右に見ます。このあたりから、主稜線にはまったく見られないミヤママツムシソウの紫色の大きな花が、たくさん見られるようになります。
 鉢ヶ岳の東斜面の巻き道を行きますが、この斜面も大きなお花畑です。振り返ると、小蓮華山に向かう稜線を歩く人影が、豆粒のように見えます。小さな沢を渡り、ザラ道のゆるい斜面を下ると、ブロック囲いの、小さな雪倉岳避難小屋に到着です。
 雪倉岳は、ここからジグザグに尾根道を登ることになりますが、下から見上げたほどのこともなく、山頂に着くことができます。広い、ゆったりとした山頂で、振り返れば、白馬岳や旭岳が印象的です。また目前には、朝日岳が大きく広がっています。
 山頂からはゆるい下りのザラ道の斜面を行きます。ガスで視界の悪い時は、慎重にルートを見定めましょう。道は稜線の右側に入り、滑りやすい岩尾根を下ると広いコルに出ます。ここから左に急なジグザグ道を一気に下ったところがツバメ平で、小さな沢が流れています。
 縦走路は赤男山の巻き道に入ります。燕岩の不気味な岩崩れの下を横切り樹林帯を抜けると、水量豊富な沢に出ます。小桜ヶ原の入口で、木道ができています。小桜ヶ原の湿原には、ハクサンコザクラ、チングルマが咲き乱れ、ニホンカモシカを見ることもできます。
 木道をしばらく歩くと、水平道の分岐に到着するので、朝日岳へは、樹林帯の中を直登します。しばらく登ると、コバイケイソウの群生する草原に出ます。再び道は樹林帯に入りますが、すぐ明るい尾根に飛び出ます。チングルマやニッコウキスゲの咲き乱れる草原をのんびり歩き、朝日岳の山頂に到着です。山頂は、ハイマツが点在し花が咲く、丘のような広いところなのでしばし休憩していきましょう。朝日小屋へは、西に稜線を40分ほどです。
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